2015年4月13日月曜日

全曲解説 その8

8.なぜか席が近くなる女の子

デモテープの頃から「すごい歌詞ですね・・」と周りで話題になってました。日々進んでいる現実の真剣さと、薮から棒のユーモアが表裏一体に進行していて、個人的にはとてもお気に入りだ(テクニックで書いたのではなく、自然に出てきたのを知ってるだけに)。
2011年作。前作『ねじまき』の曲作りの頃に出来ていたが、あちらの内容にはそぐわなかった。今回のアルバムにはマッチしていると思う。
アレンジはシンプル。当初、歌メロと対旋律になってる手の混んだギター・アレンジを用意していたが、結局それは使わなかった。面白いアイディアより普通のアレンジの方が歌詞が耳に入ってきたので。
間奏で鳴っている鍵盤は子供用のトイピアノ。間の抜けたトーンを美麗なストリングスと対比させてみました。