2013年1月29日火曜日

Bonoboの新曲、いいです。

 

ニンジャ・チューンより、才人サイモン・グリーンのプロジェクト、Bonoboの最新PV。
その昔、コールドカットがループする映像で面白いことをやっていたのを思い出した。
連綿とその精神は受け継がれているということか。
制作したのは英国のアーティスト、スィリアック。
以前紹介したこちらのPVと同じ人だ。
まぁ、どれもこれも尋常でない作品ばかり作る人で、
軽妙なパラノイアっぷりが横溢しまくってる。
嫌いじゃないです。

この曲が収録される新作アルバムは4月に出るそう。
他の曲も早く聴きたいな。

2013年1月27日日曜日

気になる新作映画

自分のメモ用に。気になる新作映画のトレイラー。

ミシェル・ゴンドリー『L'Ecume des Jours』
うたかたの日々byボリス・ヴィアンのリメイクらしく、本格的にフランスに向き合ったのか。
その気合いだけで期待値アップだ。主演は『アメリ』のオドレイ・トトゥ。

レオス・カラックス『Holy Motors』
ドニ・ラヴァンと組んだ新作というだけで異様に心が騒ぐが、それが通じるのも、
ある世代までなのかな。日本でも4月よりユーロスペースで遂に公開がはじまる。

テレンス・マリック『TO THE WONDER』
意外にも早いペースでの新作。ラブストーリーという触れ込みだけで、興味が沸く。
賛否両論だった『ツリー・オブ・ライフ』(僕は大好き)に通じる映像美に早くもテンション上がる。

コーエン兄弟『Inside Llewyn Davis』
60年代初めのNYグリニッチ・ヴィレッジのフォーク・シーンが題材になっているらしい。
それだけで飛びつかざるを得ない。凍てつくような空気感と青春っぽさが意外で、良さげ。

ペドロ・アルモドバル『I'm So Excited』
ポインター・シスターズのヒット曲をモロ使いしてます。巨匠でありながら、この軽さ。
話はまったく分からんが、説明不要のゲイ・ムードはビシバシ感じました。

ウォルター・サレス『On The Road』
ジャック・ケルアック「路上」ですよ。それを『セントラル・ステーション』『モーターサイクル・ダイアリーズ』を撮った監督さんが描く。主演は『コントロール』でⅠ・カーティスだったサム・ライリー。

デヴィッド・フィンチャー『House Of Cards』
これは動画配信会社によるドラマ作品。主演ケヴィン・スペイシーで、政治サスペンス全13回。
豪華だな。この洗練された、明るくない画面は実にフィンチャーっぽい。観れるかな。

2013年1月24日木曜日

2/8(金)は下北沢leteへ。

あと2週間ぐらいで、下北沢leteワンマンです。
年始1発目のライブ。
ようやっと始動です。
今回もたっぷり時間があるので、
色々とやってみようと思ってます。
前回リクエストされていた「ボート」もあるし、
3月発売の新譜からも何曲か披露できるよう、
ただいま下準備に取りかかり中です。
ご期待ください。
前売りチケットはleteのHPで予約できます(→こちら
みなさま、是非ともお越しを!


BGM:Into Your Ears / Pete Dello And Friends

2013年1月19日土曜日

Foxygen 名盤来るか。

 

柔和なサイケ・ポップに低体温なVoが絡んで、
こういうの、ネオアコ好きにはたまらんです。
米国西海岸のフォキシジェンという22歳のデュオ・グループ。
去年JAGJAGUWARから手始めのLPを出していたらしい。
そして、今月フル・デビュー作をリリース。
上記の曲はそこに収録されている。
PVも既にいくつかあるので、興味持った方は是非チェックを。

60’sの肌触りを体現出来ちゃっていて、
アルバム・タイトルで『私達は平和と魔法の21世紀大使』と宣言する確信犯。
ヘタレっぽく見えるけど、ナメんじゃねーぞ、と言ってるよう。
レーベル・サイトでは映画監督ウェス・アンダーソンの名が持ち出されていたけど、
確かにそれも納得の才能だ。
レトロだけど、息づかいそのものを甦らせているような感覚が似ている。
プロデュースはSSWのリチャード・スウィフトで、
録音は彼のオレゴン州にあるホーム・スタジオにて行われている。
現在、ピッチフォーク(→こちら)で全曲試聴やっているが、
これは名盤の予感がするぞ。

2013年1月17日木曜日

マシュー・E・ホワイトのデビュー作

 

2010年代のアル・クーパーとでも呼びたい個性。
ヴァージニア出身の髭もじゃシンガー・ソングライター、マシュー・E・ホワイト。
去年米国インディから出たデビュー作が高評価を受け、
今年英国ドミノから再リリースされる運びとなったそう。
洗練されたソウルフルなアレンジに、
ドノヴァンやグリフ・リース似の声でボソボソ歌うヴォーカル。
とってもいなたい風情です。
これはじわじわ来る。
音楽的素養がしっかりしているからだろうが、
土台が安定していて安心して聴ける。
そして、長尺なゴスペル風大作もあったりするのに、
飄々としていて、ライトな感覚なのがいい。
面白い存在だ。
例えば現在のベックのように背負うものがないので、
観念的にならないし、あまり深く考えずに自由に羽根を伸ばしている感じだ。
髭面だけど、まだ若いんだろうな、きっと。

2013年1月15日火曜日

ジム・ジェイムスのソロ作。



前々回、前回と売れてる新人グループを紹介して、リヴァーブの音像云々と書いたのだが、
よくよく思い出してみると、90年代はどっちか言うとリヴァーブなんてダサいという風潮だった。
ブリット・ポップならいざ知らず、特にアメリカではそういう傾向が顕著だった。
しかし、どこかで風向きが変わったのだ。
変わったからこそ、昨今のリヴァーブ隆盛があるのであるが、その分岐点がどこだったかというと、
僕はマイ・モーニング・ジャケットの出世作『At Dawn』(2001)だと思う。
これを初めて聴いた時はショッキングだった。
「ええ?これで本当にOKなの?」と思った。
ストロークスが最新だと思っていた僕の耳には、そのリヴァーブはやり過ぎに聞こえたのだ。
でも、今聴き返すと、全然OKだ。
普通に聴ける。
これが俗に言う 「時代が追いついた」 だ。
アルバム・タイトルが 『夜明け』 だったなんて、出来過ぎているではないか。

マイ・モーニング・ジャケットはその後、本格的にブレイクすることになるが、
彼らは本当に時代を先取りした、自分なりの感覚を信じた、凄いバンドだったのである。
因みに彼らのリヴァーブは、農場のサイロを利用した天然リヴァーブだった。
その精神はちゃんと今のバンドの姿勢にも受け継がれている、と思う。
乱暴に言うと、9・11以降の現実を生きる若者にとっての、
安らぎの桃源郷を求める気持ちを受け止めるリヴァーブだ。
(米国シェール・オイル景気が程近い今、まもなく過去のものとなるだろうが)

そんなマイ・モーニング・ジャケットの中心人物、ジム・ジェイムスが今度ソロを出すそうだ。
上記PVはそこからの先行公開曲。
途中からダンス・ミュージックっぽいアレンジが出てきて、
「ええ?これで本当にOKなの?」と思う。
アウトロも色んな要素がゴタ混ぜで、摩訶不思議。
だけど、前述のようにこの人は自分を信じて音を出す人なのだ。
これでいいのだろう。
アルバム・タイトルを適当に訳すと『神の光とサウンドの領域』。
大きく出たな。

2013年1月12日土曜日

ヘイ!ヘイ!



前回ザ・ルミニアーズのことを書きながら、このアイスランド出身の6人組、
オブ・モンスターズ・アンド・メンのことも書かねば、と思ってました。
こちらも海外各国でのブレイクを受け、もうすぐ国内盤&初来日が実現する。
ザ・ルミニアーズとの共通項は他にもあって、
上記PVなのだが、この曲も「ヘイ!」と掛け声を上げているのだ。
そして、お決まりのリヴァーブ感に合唱スタイルの音像。
明らかにアーケイド・ファイア以降、という括りで説明出来るグループで、
彼らもまさに時代を掴んだ格好。
マムフォード&サンズのゴリ押しの説得力も取り入れていて、
もうこれが今受けるフォークだっ!
と、ヤケクソ気味に紹介したい気持ちになってきます。

でも、歌詞の世界が面白そうなので、実は国内盤待っていました。

2013年1月10日木曜日

ホォ!ヘイ!


The Lumineers - Ho Hey

全米シングル・チャートで半年以上チャート・イン、年末年始には第3位とになっている、
ザ・ルミニアーズの「Ho Hey」。
前にチェックした時は「ふーん」という程度の感想だったが、
やはりラジオでかかり続けているだけあって、段々とクセになってくるな。
コロラド出身で、飾らない簡素なフォーク・トリオという触れ込みなのだが、
ちゃんと「今っぽさ」があるから時代を掴んだ形になったのか。
音像はリヴァーブを纏った流行りのフォルムだし、
PVは抜け目なく多幸感が演出されている。
だけど、どこか天然な感じがそそるのだ。
憎めない兄ちゃん達だ。
インディ・フォークがこうやってじわじわ売れるアメリカ、侮れません。

国内盤は2月発売、4月には来日するそうです。

2013年1月8日火曜日

アトムス・フォー・ピースの新曲。



2月に出るアトムス・フォー・ピースのデビュー・アルバムより。
去年「Default」が先行公開された時にも思ったが、
フリーやジョーイ・ワロンカーが加わったというバンド感は薄く、
やっぱりこれはトム・ヨークのソロ2作目という位置付けっぽい。
レディオヘッドでは思い切って出来ないエレクトロ路線を真面目に追求している。
逆に言えば、バキバキのバンド作にしないことで、
レディオヘッドのアイデンティティーを守っている形なのか。
そのアプローチ、歌メロ、アートワークなど、新味が皆無なので、
ファン以外にどれだけアピールできるのか疑問だけど、
僕は当然アルバムの全貌を聴くのを心待ちにしている。

2013年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます

今年はアルバム出します。

タイトルは『ねじまき』
発売は2013年3月27日。
ジャケは再びの、黒田硫黄。

まだまだ先で、すいません。
でも、先行して動画や試聴など、出していきますんで、
皆様も少しずつ盛り上がっていってもらえたら幸いです。
自慢になりますが、内容めちゃくちゃいいです!
お楽しみに。

今年もよろしくお願いいたします!