2016年1月29日金曜日

元ベータ・バンドの人です。



元ベータ・バンドのスティーヴ・メイソン、
キング・ビスケット・タイムとしての活動までは知っていたが、
今はソロ名義での活動をやっているそうで、来月3rdが出るとのこと。
そこからの新曲です。
マイナー調から、だんだんファンタジックに開けていく。
70年代終盤のジェネシスっぽい淡いポップさが耳に残る。
才能の底力を感じさせます。

2016年1月26日火曜日

アスベスト・リノリウム(demo 1999)

徳永憲:note
https://note.mu/tokunaga_ken

以前にMySpaceで限定公開したこともあるレア曲。
公式音源リリースはなく、このデモのみ存在する。
ボツとなった理由は、00年代以降アスベストが社会問題化として大きく報道されて、
堂々と発表するのを躊躇われたから。
高度経済成長期の遺物、として象徴的に使った言葉だったが、
時代を歌うとこういうことも有り得るのだろう。
端的に書くと、団塊ジュニアの歌。20世紀終わりの。
昔の学校、公共施設のノスタルジックな質感と、競争にさらされた徒労感を綯い交ぜにしてます。

2016年1月25日月曜日

カラフルだけど、目に優しい。



なんとなく音の質感がフェニックスっぽいなと思っていたら、
同じパリ出身のアーティストだった。
鍵盤プレイヤーとして活動しつつ、2003年にデビューした人のようだ。
密室的ポップ・サウンドに70'sソウルの香りが絡む、魅力的なトラックです。
興味のある方は→こちら(soundcloud)

PVを制作したのはドリュー・タインデルさん。
他に手掛けた作品は→こちら
手描きとストップモーションの組み合わせ、
こだわりの彩りが目を引きます。

2016年1月21日木曜日

鉄道ジオラマに女子が立つ。



ピッチフォークがGoProと作った4K映像。
ギネス世界一の鉄道ジオラマの中に置き去りにされた新人フランキー・コスモスちゃん(21)が、訥々と歌ってます。
アルバム発売はまだまだ先らしいが、注目の存在というところか。
それもその筈、実はセレブリティーで、ケヴィン・クラインとフィービー・ケイツの娘。
兄も俳優で、一緒に『イカとクジラ』(2005)にも出ていたそうだ(観たけど、記憶にない)。

歌が上手くてもダメ、曲がキャッチー過ぎてもダメ、欲深さが見えてもダメ、
という微妙なタイトロープの上に立った素人っぽい個性でありながら、セレブ。
現在、米国インディー界は飽和状態の中ぼんやりと進んでいるが、
そんな空気によく合っています。

2016年1月18日月曜日

アンサンブルー(ザ・解体mix)

note:徳永憲
https://note.mu/tokunaga_ken

最新作『アンサンブルー』も忘れちゃいけないので、こちらを。
曲の骨格とも言えるリズム隊をずるっと全部抜いたMIX、2A部分より。
おもちゃを分解したような楽しさがあると思う。
これを聴いて、また正規版に戻るのも一興かと。

note、マニアックに自由に更新できるので、なかなかいいな。
自分に合ってると思うし、再生回数も毎日着実に増えているのが嬉しい。
みなさん、ありがとう。
暇があったらフォローやコメントもよろしくお願いします。

2016年1月16日土曜日

ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!



エミール・クストリッツァ監督作品がまとめて上映されるそう。
東京は来週、その後各地に回っていくようだ。
詳しくは→こちら
まだ未体験の方はこういう機会もなかなか無いと思うので、是非。
個人的なおすすめは『黒猫・白猫』かな。
公開当時、自分が観た回では上映後に拍手がわき起こり、スタンディング・オベーションとなったのを覚えている。
パワーをもらえる素晴らしい映画です。

2016年1月14日木曜日

歩道橋(1993 demo)

note更新しました。
https://note.mu/tokunaga_ken

へろへろだけど、これはギタポ名曲ですな(自分で言うな)。
録音したのは22歳で、デビュー5年前のデモ。歌詞も青い。
エレキギターなんて、直接ミキサー卓にラインinしてるから、ジャガイモみたいな音がしてるぞ。
自分的に思い出深いのは、この曲で初めて自分自身でドラムの打ち込みをしたこと。
ポニーキャニオンのA&Rディレクターに「使ってみ」と手渡されたBOSSのDR220Rだ。
なつかしい。歌やギターはともかく、ドラムが意外とちゃんとしてるんだよな。
この後、都内スタジオで本格的なデモを録音したが、輝きを持たせることができなかった。
もしそれがうまくいって、90年代の前半にデビューしていたなら、この曲は代表曲になっていたのかも。
しかし、数年後「ビルの屋上」を書き「歩道橋」から目線が上がった時点で、
この曲の役目はなくなりました。

誰かカバーしてくんないかな。
歌詞とコード譜、送りますよ。

2016年1月12日火曜日

デヴィッド・ボウイ、安らかに。



ボウイ・ショックです、本当に。
昨日の午前かきたてられるようにブログを書いたら、
その数時間後に訃報が流れているとは。何ということだ。
信じられなかった。
そして、去り際のカッコ良さ、鮮烈さが心にずっしり残る。
トニー・ヴィスコンティも言っていたが、死さえも自身のアートに取り込む。
センセーショナルでありながら、さらに深い知性を感じさせる。
両肩を掴まれ、目を見て揺さぶられているような感覚がする。
それがデヴィッド・ボウイのやり方なのだろう。

『Blackstar』しっかり聴き込みます。

2016年1月11日月曜日

傑作との噂を耳にして。



各所で絶賛されているデヴィッド・ボウイの新作。
僕も聴きたくなってきた。
数曲試聴したが、フリーキーなラッパが随所でけたたましく鳴り、
自由、且つ攻めの姿勢が大いに感じられた。
上記 PV曲は、THE THEの『MIND BOMB』を彷彿とさせるアプローチで、
(あの頃のマット・ジョンソンは凄かったのだ)
絶対的に好きな雰囲気です。
死の淵をさまよって復活したボウイ、69歳。
あらためてその「異能っぷり」に向き合いたい。

2016年1月9日土曜日

コートを召しませ(1998 demo)

note、好評みたいなので、投下を続けましょう。
2発目は『スワン』(2006)に収録された「コートを召しませ」のデモ。

https://note.mu/tokunaga_ken

1998年に自宅MTRカセットで録音したもの。
よく聴くと、Cメロの歌詞が全然違う。
物語にふくらみをもたせたくて、変更したのかな。
ギターは適当に弾いているので、逆に本番レコーディングでの再現が難しい。
ということで、この素朴なテイクならではの良さもあるのではないか、と。

楽しんでもらえるかな。
★スキ ボタンを押してもらえたら調子に乗ってどんどん投下しますよ。

2016年1月7日木曜日

あけましておめでとうございます

note:徳永憲
https://note.mu/tokunaga_ken

noteに過去のデモテープを上げてみました。
20年前のMTR録音で、まだデビュー前。
タイトルは「くらべてみよう」。
今後正式に録音するつもりはないけど、
気に入ってる曲です。
無料ですが、ダウンロードはできません。
いくらかコメントやら反応あるなら、
今後も続けてみようかなと思ってます。