2026年11月5日木曜日

Jesse Welles、宇宙の正義は旋風なり。


過去の記事→こちら

ほとんどラップ、トーキングスタイルなVoがざらつきまくる新曲。
とは言え、楽曲自体はYouTubeでの野外弾き語りで発表済みで、
ファンならこういうアレンジで来たかと思うのだろう。
歌っていることは当然の如く、社会的であり政治的。
殆どコラージュされた様相で、保守層から見れば意味不明にしか聞こえないだろう。
でも、フォークの本来の意義を知る者にとっては、そのギラギラとした苛烈な言葉のパンチから野心的なパッションを受け取れるはず。
これは、かつてのトピカル・ソングの現代版。
打ち込みにダサさはあっても(ラップを意識したのか)迸るものがあれば問題なし。
ジェシーさん、これからもざらついていってください。

2026年11月4日水曜日

Happy Garden、おいおい最高じゃないか。


英国ロンドンのジャズシーンから爽やかな新風、吹く。
まだアルバムを出していない6人組だが、これからの大きな飛躍が楽しみ。
何しろドラム、ベース、ギターの3人がめっぽう巧く、センス抜群。
小難しいことをやっているのに、軽やかで楽しそうだ。
フュージョンのようで、カンタベリー系のようで、パーティー感も顔を見せる。
上記ライブ動画はビートルズのカヴァー。
「Blackbird」のカヴァーと言えばケニー・ランキンがとどめをさすと思っていたが、
こういう崩したアプローチもあったか。
とりあえず気に入った輩はサブスクでHappy Gardenと検索して聴いてみましょう。

Bandcamp:Happy Garden→こちら

2026年11月1日日曜日

Stephen Steinbrink、プールと同化する。


米西海岸オークランドの天才肌SSW、3年振り通算10作目の最新アルバム『In a Split Mirror』からのMV。
丁寧に紡がれた音の一粒一粒のまばゆい発光がやさしい。
やはりいいな。
アルバムには奇妙な曲があったりするが、
それも含めて得難い才能だと感じる。

Bandcamp:Stephen Steinbrink→こちら

2026年10月26日月曜日

The Nerves、全貌が遂に(まだその先があった)!


編集盤『One Way Ticket』が出る時に書いた記事(→pentimento)

あれから18年経った今、ジャック・ホワイト主宰のThird Man Recordsから、
曲数が増えた決定版が新規リリースされました。
(注『One Way Ticket』を全て網羅はしてません)
謳い文句としてはオリジナルテープからのリマスター、ピーター・ケイスのライナー。
それに際して出てきたのが上記動画。めちゃくちゃ貴重です。
僕なんぞは、拝みながら観ましたよ。
ありがたや。

Third Man Recordsのニュース・リリース→こちら

2026年10月23日金曜日

Ugly、本日、遂にアルバムデビュー。

 

 <いつか来るであろうデビュー・アルバムに期待です>と書いたのは、
3年も前だった(過去の記事→こちら)。
と言うことで、今日彼らのデビュー・アルバム『The South Facade』がリリースになりました。
めでたい。で、まだ聞き始め途上なのだが、
この1曲目の時点から「これは凄くないか?」と色めき立っている。
ポストロックをまた先へ進めたぞ、牧歌的に。
素晴らしい。待った甲斐があった!

Bandcamp:Ugly→こちら

2026年10月22日木曜日

Bill Fox、ハレルヤ!もうすぐ帰るよ。


米オハイオで、同郷のガイデッド・バイ・ヴォイシズにも影響を与えたというインディー・バンドThe Miceで活動していたビル・フォックス。
ソロになり、隠遁時期がありつつも近年は復活しているようだ。
上記は今月出た新作『Random Press』より。
アルバム前半はくせのあるローファイな作風が続くのだが、
後半は上記動画の如きストレートな歌心が伝わってくる楽曲が連なっている。
7分に及ぶ「Story of You」は傑作だろう。

Bandcamp:Eleventh Hour Recording Company(レーベル)→こちら

2026年10月18日日曜日

Dermot Henry、期待の英国フォーク新人。


イギリス南西部ウィルトシャー出身の23歳フォーカー、ダーモント・ヘンリーのデビュー・アルバム『Bad Throw, Good Catch』が来月リリースされる。
既にジュールス・ホーランドのLATERにも出演している(→YouTube)ことから察するに、
注目の新人というところだろうか。
プロデュースはレイ・ラモンターニュ、ローラ・マーリング、ビッグ・シーフで知られるドム・モンクス。
最後の情けなくも力強い「I Love You」の連呼に期待を寄せざるをえない。