2018年7月16日月曜日

#5 だから僕は眠るのか



眠りの浅い彼女が言う
「寝つきの良い子は幸せになれる」
私はだから眠れない
だから私眠れない

眠りの深い僕は思う
「寝つきの良い子は幸せになれる」
僕はだから眠るのか
だから僕は眠るのか

彼女はまるで眠らない
空気に重みが伝わり落ち着くと
彼女はそこに浮いてしまう
パッチリ眼をあけたまま

彼女は僕を揺り起こす
「またあの夢を見てしまったの?」
そう僕は首を吊ってしまう
いつも僕は首を吊ってしまう

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デビュー作に収録されたDADGADフォークで、ダビーな要素もあり、
今とやりたいことは変わってないな。ただ、当時はこれを余興的にやっていた。
録音する前は「まぁ2分くらいで終わるでしょ」みたいな適当さで、
他の曲の余りテープに録音して、途中でテープが切れて終わらせてしまっている。
こういう曲が他人にはない個性だという自覚があったら、
名曲となる期待を込めて少なくとも10分の余裕は見ておいたのに。
20年後の今、その勿体無さを思ったりする。


D     4     4 5     4 5     2 4     0 2     2 7     5     0
A     0        0        0        0        0        0     0     0
G     4        4        3        2        2        7     5     6
D     0        0        0        0        0        0     0     0
A
D     0

2018年7月11日水曜日

#4 今夜君に会えるといい



今夜会えるといい
僕は君に連絡をして返事を待つ
夏が終わるんだ
今年もなんだか早く過ぎて行くんだね
背伸びをしたらば気持ちのいい夜風が吹いたよ

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
今夜君に会えるといい

信じられるかい?
今日は会社のクーラーが故障したんだよ
何処にいるんだい?
今僕は君の存在を感じられない
背伸びをしたらば気持ちのいい夜風は吹くけど

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
今夜君に会えるといい

シャキッと立つ夕刊
夜が降りてくる
サヨナラ前年比 新しい缶コーヒー
留守電と疎外感
夜が降りてくる

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
・・・
今夜君に会えるといい

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このアルバムは低予算で作ったので色々と直したい所があるんだけど、
聴き返すとそういう部分にこそ愛着が残っているような気もするから不思議だ。
この曲の打ち込みもチープなんだけど、曲後半には何故かまとまっている。
僕のミックスは業界ルールを大きく無視していて大胆だ。
友達のデモを聴かせてもらって「おおっ」と思うその感覚に近い。
ギターは3弦だけ半音落として、下記のように弾いている。

2      2
2      2
0      4  2
1      2
2      2

2018年7月9日月曜日

#3 星は揺れる



明け方近く 星は揺れる
まるで一晩中起きていた誰かに
さよなら、と手を振るよう
明け方近く 星は揺れると消えてゆくんだ

前転しそうなマンションの中で
きっと都会がいくつも目を覚ます
銀河における僕のいる位置で
きっとそのうち毎日が目を覚ます

明け方近く 雲は溶ける
小鳥が横切って何かを伝えると
雲はゆっくりと溶ける

香水は甘い箒星のよう
きっとこの胸は張り裂けている
銀河における僕のいる位置で
きっとこの胸は張り裂けている

明け方近く 星は揺れる
まるで一晩中起きていた誰かに
さよなら、と手を振るよう
明け方近く 星は揺れると消えてゆくから
星は消えてゆくから
星は消えてゆくから

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明け方によく見える星と言えば金星だな。
秋っぽい感じが出ていると自分では思う。
コード進行は変態だが、メロディーは綺麗でこれも僕らしい曲かな。
レギュラー・チューニングで弾けます。

0   3   3   0    3        0   0   3   3
1   3   2   1    2   3   0   1   1   0
2   4   3   2    3   2   1   2   2   0
2             2         3   2   2   0   0
0   2   1   0    1   2   2   0        2
                               0             3

2018年7月4日水曜日

リチャード・スウィフトが亡くなる。



病気だというニュースが最近流れていたが、
まさかこんなにも早く亡くなるとは。享年41歳。
このブログではよくプロデューサーとして名前を出した憶えが…。
まだまだ活躍できたと思うのに、残念だ。

2018年7月1日日曜日

#2 ブレーキ痕



朝のカーブに目に飛びこんだ
真新しい鮮やかなブレーキ痕
昨日の夜に誰かがなすった
血の気が引いたようなブレーキ痕
僕は地面スレスレ
今目覚めたところ

見て見ぬふりを 多分即死だ
この世にしがみついたブレーキ痕
迷いに迷ったハンドルの跡に
君の顔を思い浮かべたよ ブレーキ痕
僕は地面スレスレ
でたらめでメチャクチャ

今日も僕は嘘をつく 君を守る為
この世はまともで おかしなことなどない
紙一重のところで生かされているわけでもない

君と僕とは長い付き合い
二人はいつも手を繋いでいる
どうして上手くやっていけそうなのか
言えないから呪いをかけてるのさ
朝のカーブに目に飛びこんだ
黒く長い憐れなブレーキ痕
君の笑顔を僕は思い浮かべたんだ
訝かしむ自分にも呪いをかけてやれ
それは地面スレスレ
でたらめでメチャクチャ

今日も僕は嘘をつく 君を守る為
この世はまともで おかしなことなどない
紙一重のところで生かされているわけでもない

ギリギリのところで生かされているわけでもない

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道路でブレーキ痕を見ると、今でもふと口づさんでしまう曲。
オルタナ魂が強く出てるけど、それだけの曲にしたくなくて、
ソフトな面も主張しつつの、絶妙な徳永節になったと思う。
1サビ後のリフで不協和音が出てるけど、僕が一発録音の際、
出してるミスです。直せないのでそのまま使ってます。
オルタナ魂なんで、そこんところは多目に見よう。

2018年6月28日木曜日

#1工業都市のため息




すごい話をマンガで読んだ
バスで帰る途中
頭の中にセリフが残る
わくわくしていた

子供や主婦もみんな疲れる
それが夕方さ
僕は笑える話をマンガで読んでいるところさ
おかしいんだよ

停留所に着き僕が降りると
少し バスは軽くなったみたい
そして走ってく 僕が降りると
少し バスは元気になった

冷えた路地裏 ポッケに手を入れ
紙切れをつかむ
なんとなくでも落ちこんでいた
マンガを忘れた
どうでもいいんだよ

停留所に着き僕が降りると
少し バスは軽くなったみたい
そして走ってく 僕が降りると
少し バスは元気になった

汚れた仕事着 鞄からはみだす
気にするもんか 誰のせいでもない
そうさ そうさ そうさ そうさ

停留所に着き僕が降りると
少し バスは軽くなったみたい
そして走ってく 僕が降りると
少し バスは元気になった

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Spotify開設記念でいくつか過去曲をピックアップしてみようかと思う。
リリース後に自分の曲を聴き返すことはほぼないのだが、
今回Spotifyチェックのために聴いていたら、いいなと思えるものがあったので。
当然歌詞は全曲いいんだけど(20年間で直す所ないな)、
サウンド作りやミックスは時期や状況に色々と影響を受けているので、
満足しないものもあったりする。
ま、そんな中で自分らしい世界観が表現できているんじゃないかな、
という曲をサルベージしたい。
「工業都市のため息」は諦念のまま後半盛り上がっていく様がぐっと来る。
演奏もミックスもいい感じ。
聴くべき人には届いてないのは押し出しの弱い僕のせいです。

追記:ギターはこんな感じ。レギュラーで弾けます。
7   5   5   5 
8   5   7   6
9   5   6   7
0   0   0   0

2018年6月22日金曜日

20周年企画 『LIVE2000 赤い赤いマフラー』発売


デビュー20周年となる8月に蔵出しライブのリリースが決定。
配信のみ。詳しくは専用サイトへ→こちら
熱き文章はCoaの山本さんが書いてくれてます。
1曲試聴もできます。シングルのカップリング曲「テーマソング」。

で、ポニーキャニオンの作品も含めストリーミングが本格的に始まります。
レーベルをまたがっているので、まだ整理してない所もあるけど、
おいおい直っていくでしょう。