2024年7月26日金曜日

Daisy Rickman、2024年、幽玄サイケ・フォークの極北。


DiscogsでThe Decemberistsのコリン・メロイがおすすめ5選をやっていて(→こちら)、
そこで知った英国コーンウォール州の女性SSW。
英語じゃなくコーンウォール語で歌われているらしく、
全然言葉の意味は分からないが、
なんとなくフォークの核心に迫った歌世界がどどーんと広がっている気がする。
VUのジョン・ケイルみたいなアプローチのチェロ通奏にはサイケ臭がぷんぷん。
どうやら楽器は彼女が全部ワンマンで録音しているみたいだ。すごい。
気になる方は彼女のYouTubeチャンネルでのカヴァー歴も見てみましょう。
その選曲にきっと膝を打つはず。

Bandcamp:Daisy Rickman→こちら

2024年7月24日水曜日

Bruce Springsteen、『ボーン・イン・ザ・ U.S.A.』40周年日本独自企画盤


僕の人生のベストライブ体験は、父親と観に行った1985年4月のブルース初来日の京都公演だ。
何を隠そうそれが洋楽ライブ初体験で、僕はまだ中学生だった。
(HIGH HOPES:京都公演の記事→こちら、デイヴ・マーシュ著「グローリー・デイズ」P317参照)
それを越えるインパクトは今後訪れることはないだろうなと思う。
なんせ初ライブが全盛期絶好調のブルースさんだ。数日は放心状態でしたよ。

ということで、この素晴らしき日本独自企画(→Sony MusicHIGH HOPES)。
これは絶対に買わなければならない。ありがとう、ソニーさん。
上記曲は収録予定の「Bobby Jean」。
男の友情ソング史上ナンバー1と呼ばれる(僕が呼んだ)名曲。
当然京都でもやってくれた。その光景を今でも鮮明に憶えている。
最後の「Good luck、Goodbye」が泣けるんだよなぁ。

参考までに・・・
過去の記事:徳永憲、影響を受けた10曲→こちら

2024年7月22日月曜日

Major Murphy、夏はけだるいねぇ。


3年振りに取り上げるメジャー・マーフィー(→過去の記事)。
メンバーに変動があって、トリオ・バンドになってます。
先週に新作3rd『Fallout』が出ていて、上記MVはそこからのリード曲。
基本まったり路線ですが(アルバムには変化球的なインストもあり)、
好きな人には通じるヴィンテージ・USインディー・ポップネスを充してます。

Bandcamp:Major Murphy→こちら

2024年7月18日木曜日

Bette Smith、枠いっぱいのアフロを。


米ニューヨーク・ブルックリン育ちのソウル・シンガーの、
先週リリースとなった3rd新作『Goodthing』のタイトル・トラック。
ハードロック・リフ意匠を効果的に配して、陽気にかましてくれます。

Bandcamp:Bette Smith→こちら

2024年7月15日月曜日

Clairo、自己流スウィート・ソウル。


米アトランタ生まれボストン育ちの現在25歳、クレイロの評判のいい3rd新作『Charm』。
期待を込めて聴きましたが、その期待を上回ってくる出来の良さでした。
バックにSharon Jones & The Dap-Kings絡みのミュージシャンを起用しつつも、レトロ・ソウルっぽさを前面には押し出さない独自の世界を展開してくれている。
ちゃんとベッドルーム感が残っていて、パーソナルな楽曲の成り立ちが尊重されている。
アルバムの構成もいいし(特に後半)、これはしばらく聴き込めそうだ。
ところでクレイロさん、今回で初めての国内盤リリースというのは驚いた。
とっくに1st、2ndも出てると思ってた。

Bandcamp:Clairo→こちら

2024年7月14日日曜日

The Get Up Kids、名盤2ndが25周年ということで。


『Something to Write Home About』(1999、Vagrant)みんな大好きですね。
2009年に10周年デラックス再発が出ていたが、
今夏にはPolyvinyl Recordsより25周年デラックス版が出るそうで、
冒頭曲が初MV化&公開となってます。
(同時にデモ・ヴァージョンも公開→こちら
YouTubeのコメント欄は昔を懐かしむファンの声で大賑わいだ。
Google翻訳で読んでたら「私のクソ青春!」というのがあって笑ってしまった。
雑な翻訳だからこそ伝わるものがあるのな。

ピンポンダッシュをしたガキがそのまま大人になったようなマットの歌声、
バンドの向こう見ずな疾走感、切実なメロディーはいつ聴いてもインパクト大。
若い世代にこそ再発見してほしいアルバムです。

5年前の記事→こちら

2024年7月12日金曜日

The Junipers、ふにゃけてとろける。


英国レスターのまどろみサイケ・ポップ5人組、The Junipersの久々の新曲。
近々リリースとなる8年振りの4thアルバム『Imaginary Friends』からの先行曲とのこと。
このブランクの間にメンバーはYellow Pegsというアシッド・フォークなプロジェクトをやっていたり(→YouTube)、昨年このブログでも紹介したPortable Radio(→こちら)に参加していたりしたようだ。Shindig! Magazine(→こちら)の情報より。
気に入った方はサブスクで色々とディグできるので、是非。

Bandcamp:The Junipers→こちら