2016年10月30日日曜日

元THE WEAKERTHANS(ジ・ウィーカーザンズ)です。



久々にいいなぁと感心したPV。
我々が暮らす日々の営みが、煩わしさなどネガティブなことも含めて、
ポップなアニメーションに注入されている。
こういう掬い上げ方がオシャレだよなぁと思う。
監督はネイサン・ボーイ。この名前を記憶しておこう。

で、歌っているのはカナダのTHE WEAKERTHANS(ジ・ウィーカーザンズ)のジョン・K・サムソン。
もう40代になっているようで、今はこういうシンプルなフォーク・スタイルになっているようだ。少し寂しげなメロディーが秋っぽくてハマります。
2ndソロがこの秋出ます。

2016年10月29日土曜日

『MORE』収録の隠れた名曲



以前こちらでも書いたピンク・フロイドの話題。
ボックス発売が近づく中で、新たに作られたビデオが「Green Is The Colour」とのこと。
そこには当然メッセージがあると僕は踏む。
あまりに大きくなり過ぎたプログレ界の大御所というイメージを払拭したいのであろう。
コンセプチュアルに仕立て上げる前の原初のフロイドを感じてくれ、と。
地味で、普段はあまり取り上げられないマイナーな曲だけど、
この美メロがフロイドの核なんだよ、と主張しているかのようだ。
今回のボックスで作られたビデオは『モア』『ウマグマ』『雲の影』にひっそりと佇む、そういった曲ばかりだ。
ここを糸口にして、巨大なプログレの王様のイメージが少しでも緩和されればいいんじゃないでしょうか。
ま、ボックス自体は巨大だけどね。

※どさくさに紛れてポンペイの激安DVDも出ますよ。

2016年10月25日火曜日

どこから集めてきたのか。



LA出身、プリンストンというバンドのメンバーでもあるマット・キーヴェルの新曲。
そのPVがどこから集めてきたのやら、古い日本の映像ばかりで面白い。
60〜70年代ぐらいだろうか。
曲とのマッチングはほぼ無いに等しいし、構成も何もあったもんじゃないけど、
やけに魅力ある映像が続くので最後まで観ていられる。

楽曲はフォーク経由のインディー・ロック。
今月出た2ndアルバムにはボニー・プリンス・ビリーやフリート・フォクシーズのロビン・ペックノールドらが参加しています。
下記リンク先で聴けるので、お時間ある方はどうぞ。
オフィシャル・サイト→こちら

2016年10月23日日曜日

Surface to Air Missive、常人を置き去りにする爽やかポップ。



フェニックスのトマのような柔和な歌声が印象的なテイラー・ロス率いるバンド。
もうすぐ2ndアルバムが出るらしい。
デビュー作を以前紹介したので(→こちら)、憶えている人はいるかもしれない。
若干洗練されたような気もするが、この新曲もやはり普通のポップソングの法則からは随分離れていて、愉快。
こういう才能がもっと話題になって売れてくれればいいんだけど、
このご時世、既聴感あるポップしか売れないんだよねぇ。
ま、本人はそんなことどうでもよさそうだが。

2016年10月21日金曜日

Spotify、日本上陸。



Spotify、うちにも招待コードがメールされてきたので(ここで頼める)、
この1週間試しているのですが、これはやはり価値観を揺さぶられるインパクトです。
いち早く聴きたい新譜だけじゃなく、
上記のボウイBOX100曲超なんかも全部普通に無料で聴けてしまう。
スマホ・アプリだとシャッフル限定のようだが、パソコンだとそれもない。
これは本当にすごい。

しかし、こんなに簡単に聴けてよいものか。色々と考えてしまう。
Spotifyが最初の音楽体験だったりする若者に、今後どういう影響を与えていくのか。
いいこともあれば、悪いこともあろう。
ま、時代の流れだからしょうがないが、どちらにせよ、音楽そのものの価値が軽くなっていくことは避けがたいだろうな(なんせ無料だから)。
行く末は作り手側が送り出す音楽の質も軽くなるのでは、という杞憂もある。
数千円の金銭をアーティストとリスナーがやり取りしていた時代の音楽の方が、
「濃かったな」と言われないようにしないとな。

2016年10月20日木曜日

The So So Glos、帽子芸」やら「靴芸」やら



NYブルックリンのパンク・バンド、ソーソー・グロス。
新作のタイトルが『カミカゼ』とのことで、ちょっと頭悪そうですが、
こういうハチャメチャなPV込み込みで楽しそうではあります。
陽気なストリート・ダンサーが暴れまくるワンショットもの。


2016年10月16日日曜日

クラウデッド・ハウスも30周年か。



歴代のアルバムがデラックス盤で出直すそう。
上記PVは全英7位のヒット「Weather With You」。
僕はこの曲が入っている3rd『ウッドフェイス』(1991)が一番好き。
フィン兄弟が揃って絶妙なハーモニーをフィーチャーしまくる名盤だ。
他にも「It's Only Natural」「Fall At Your Feet」「Four Seasons In One Day」「How Will You Go」「She Goes On」などなど、グッド・メロディーの宝庫。
美メロ好きは絶対に外せない一枚です。
一時解散やドラマーの自殺、再びの活動停止など紆余曲折あったが、
この30周年に合わせてか、11月に地元オーストラリアで久々のライブをやるらしい。
来日は・・まぁもう無理だろうな(諦めてます)。


2016年10月14日金曜日

授賞スピーチでは是非歌ってほしい。



ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞。
数年前からそういう声があがってはいたが、現実のものになろうとは。
これは喜ばしいかぎり。
文学界には反発する人もいるようだが、才能と功績で言えば至極順当なものだと思う。
アカデミーのコメントは「偉大なアメリカの歌の伝統のなかで、新たな詩的表現を創造した」。
これはつまり60年代の画期的な歌詞の数々を指したものだろう。
そのルーツであるウディ・ガスリーらのフォーク、ビートニクも評価されたようで、
とても嬉しい気分です。

にしても、この秋に出るアイテムには絶大なプロモーションだろうなぁ。


2016年10月3日月曜日

死に損なう君よ(『サイレンサー』アウトテイク)

note:徳永憲
https://note.mu/tokunaga_ken

2004年発表『サイレンサー』録音時のもの。カセットでの弾き語り。
まだまだ良いヴァージョンが録れそうだと思っているうちに、
他の収録曲との兼ね合いからボツにしてしまった。
自殺未遂者を歌ったもので、暗すぎた。
でも、本人的には傑作だと思っている。
実際僕だけにしか書けない歌詞とメロディーだ。
もう歌わない曲なので、ここに蔵出しします。


※しばらく更新頻度減ると思います。
そのうち通常に戻ります。