2011年11月30日水曜日

Wolfgang's Vault


Listen to more Bob Dylan & The Band at Wolfgang's Vault.


デッド好きなら有名なサイト、Wolfgang's Vault(→こちら
伝説の興業主ビル・グレアムの遺産を公開してあるところ。
様々な貴重な音源&動画が有料ダウンロード、無料ストリーミング出来る。
スマートフォンの無料アプリまである。
今そこに、ストーンズのブート解禁の流れを経て、再びハマり中。
こんなん聴いてたら一日何時間あっても足らへんわ。
そして、(いつも思うのだが)こんなに簡単に手に入るようじゃ、いけない気がするのは僕だけだろうか。
昔の必死さを思うと虚しくなるぞ。
ネット時代恐るべし。

上の貼り付け音源は1974年のボブ・ディラン&ザ・バンド。
同時期にはライブ盤『Before The Flood』があるが、あれより断然生々しい音でたまらん。
ロビー・ロバートソンのギターが乱暴で最高だ。

2011年11月26日土曜日

Abandoned



デヴィッド・アルトベリ監督(→こちら)による「Abandoned(放棄された、の意)」というフィルム。
曲はヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oが歌う「Mammas Don't Let Your Babies Grow Up To Be Cowboys」。ウィリー・ネルソンが歌っていた曲のカヴァーらしい。
曲調は全然違うけど、映画『かいじゅうたちのいるところ』の世界観と地続きな感じ。
少年達が真夜中、廃屋へ探検に出かける、というのが導入部。
しかし、その後意外な展開へと進んでいく。

途中画面にテロップが出るが、この作品はアメリカの農業問題を扱っている。
TPPで日本も騒ぎになっているが、アメリカの小規模農家も大変なのだということが、これで分かる。
どこの国でもいつも虐げられるのは末端の人達なのだ。
悲しくてインパクトが残る、良質なビデオです。

2011年11月20日日曜日

The Brussels Affair / The Rolling Stones


勝手に2年後に出してくるだろうと予想していた(40周年だから)、
ストーンズの超有名ブートレグ『ブリュッセル・アフェアー』が突然オフィシャル発売された。

Rolling Stones Archive

録音はアンディ・ジョンズ、そしてボブ・クリアマウンテンによるニュー・ミックス。
史上最強の1973年のヨーロッパ・ツアー音源だ。
噂によると別テイクらしいが(当日2回公演している)気になる。
サワリ部分はサイト上で試聴できます。
ダウンロードはMP3かFLACで比較的安価でできる。
のだが、僕は断然パッケージ派なので、CDもそのうち出して欲しいところ。
どうなんだろう。
内容の素晴らしさについては、もう完全にお墨付きでしょう。
粗野で狂暴なのに祝祭的。完全無欠のカッコ良さ。
この時期のブートは僕も大学生の頃から愛聴してた。
特にミック・テイラーのギターには痺れまくっていたなぁ。

自分用にブート音源はっつけておこうかな。

いやぁ、それにしてもストーンズは「祭り」をずっと続ける気らしい。
嬉しい。

2011年11月19日土曜日

11/18lete終了。

更新できなくてすいませんでした。
昨日観に来ていただいた皆様、ありがとうございます。
セットリストは近いうちにあげておきます。
12月も集中力高めて挑んでいきたいと思ってるんで、
また是非お越しをー。

BGM:Collapsing / Amon Duul

2011年11月7日月曜日

来週の金曜日はlete

来週18日、下北沢leteでのライブが近づいてきました。
カムバックする古澤ひかりとのツーマン。
秋に見合った王道路線&新曲でいきましょう。
チケット予約はleteのHPにて(→こちら)。
お楽しみに。

2011年11月18日(金)
下北沢lete
出演:徳永憲、古澤ひかり
開場:19:00/開演:20:00
前売:2300円/当日:2600円(共に+1ドリンク)

2011年11月6日日曜日

Real Estateの2nd『Days』



リアル・エステートは何だか心を許せてしまう存在だ。
先月dominoから2ndアルバムがリリースされた。
耽溺するまではいかないけれど、素直にその甘さとまどろみに歩幅を合わせたい気分になる。
Monchicon!さん(→こちら)の記事にはフィーリーズやジョナサン・リッチマンらの名前が上がっていたが、もしかしたらそういった系譜であるから肌に合うのかもしれない。
ポワーンとしたリヴァーブに包まれている所為もあって、
最近流行りのバンドっぽく捉えられる向きもあるようだが、新しいブームの波は感じさせない。
寧ろ懐かしさ、そしてある種の諦念を感じさせる。
青春真っ只中の倦怠が鳴っていて、それがギターポップの体裁に収まっている様に。

ま、そういう所が心許せるのかな。
初期のシー・アンド・ケイクを思い起こさせる清冽さもあったりして好きだ。
気になった方はどうぞ。
まだホステスの特設サイトで全曲試聴をやってます(→こちら)、
国内盤はボーナス2曲つき。

2011年11月4日金曜日

久々に三面怪人でも見よう。

GyaO!でやっているウルトラマン特集(→こちら)。
ソフトバンクのCMが五月蝿いが、なかなか楽しめる。
毎週金曜日更新で、今日からダダ(第28話)が観れることになった。
もう何度も観ているが、強いのか弱いのかさっぱり分からないダダはやっぱりシュールで面白い。
時代を感じさせる大雑把な展開もあるにはあるが、
それより美しいデザイン、手作りの味わいなどに感銘を受けることの方が多い。

ゴモラで出てくる大阪城(第26、27話)も改めて見るとスゴイ。
今のテレビ界であれを作る根性は絶対にない。
今は怪獣をちょん切ったりするシーンも放映できないへっぴり腰で、
爆発なんかもCGで合成するようになってしまった。
それでは映像に魂が入っていかないんだよなぁ。
迫力だって損なわれるし、記憶にも残らない。

結局は『ウルトラマン』はこのクオリティーを毎週維持することが難しくなって、
大ヒットしているのにも関わらず39回で終了してしまうのだが、
その心意気は45年たった今でもギラリと光っている。
存在感は別格だ。

蛇足であるが、ヌーヴェルヴァーグに影響を受け、斬新なカメラワークや演出でその名を轟かせている実相寺昭雄監督の作品で、今現在GyaO!で観れるのは第22~23話。
テレスドンにジャミラ、何れも傑作中の傑作。
観たことない人は是非どうぞ。