2011年4月29日金曜日

暮れゆく渋谷の屋上にて。


一昨日おいで下さった皆様、ありがとうございます。
どうだったでしょうか。
短い時間だったけど、僕はなかなか楽しめました。
イベント自体も見応えあって面白かったし。
各バンドのカラーがそれぞれユニークで飽くことがなかった。

写真は屋上緑化になっている会場ビル上の夕景。
リハの後、バンド・メンバーとぶらっと上がってみました。
次は明後日のレテ。
お楽しみに。


BGM:Not Music / Stereolab

2011年4月25日月曜日

水曜日と日曜日

ライブ、近づいてきた。
昨日は27日o-crestの最終リハ。
今回はドラム尾前ゆりこ、ベース吉川真吾というトリオ。
尾前さんは『ただ可憐なもの』でフルートを吹いてくれた岩下さんと、
同じバンドをやっている方。
岩下さんは今回産休で参加できなかったが、
そのかわりに(?)腕をまくって参加してくれます。
どんな演奏になるか楽しみだ。
出番は初っ端の19:00です。

1日leteは濃密な弾き語りになるでしょう。
出せるものは全部出せるよう集中だ。
新曲もやるかも。
(今新しいデモを録音していて、そういうモードになっている)
長い弾き語りライブはレコ発に向けて減るかもしれないので、
この機会に是非お越しを。
予約はleteのHPにて受付中です!


BGM:Fifth / Soft Machine

2011年4月21日木曜日

フェラ・クティの超絶BOX



先日amazonで買った(安い!)フェラ・クティBOXの物量が凄くて、嬉しい悲鳴をあげている。
膨大なオリジナル作を揃えられるCD26枚に、ドキュメンタリーDVDが1枚。
今までに買っていたタイトルは中途半端な状態だったので、これでスッキリした。
で、まだ聴いてなかった作品を聴きだしているのだが、
やっぱこれが滅茶苦茶カッコイイ。
平坦なリズムがある一点で発火し高揚していく様がたまらん。
反復ワンコードの破壊力、恐るべし。
フェラ御大の声は最高だし、ピッチのずれた楽器さえも計算づくのファンキー要素に聞こえてしまう。
いやぁ、たまらんな。
黒人音楽が好きな方にはマストでしょう。

とりあえず今は聳え立つ音源の山を目の前にして楽しい気分。
これらの音をすべて咀嚼するのは難しいかもしれないが…。
因みにボックスは縦13センチ位で割合コンパクトだった。
その中に背表紙なしの紙ジャケ27枚&ライナーノーツがびっしり入ってる。
箱を開けた時ニヤついてしまった。
一生もんです。

追記:
DVDですが、フェラの「Music Is The Weapon」「Teacher Don't Teach Me Nonsense」「Fela At The Berlin Jazz Festival」「Fela At Glastonbury」といった映像から各10分くらいずつを抜粋して、解説者のコメントを別撮りして再構成したもの。パソコンでしか観られません。

2011年4月16日土曜日

Cloud Nothings、現在進行中の青春



実はさっきまでライノによるRIDEのデビュー作20周年記念盤について書いていたんだけど、
思い切って削除した。
なんか後ろ向きな気分になってしまったので。
というわけで、今回はこのクラウド・ナッシングスについて書く。
こちらの方が俄然フレッシュだ。
なんせ中心メンバーのディラン・バラディ君は現在まだ19歳である。
(『ネヴァーマインド』年生まれ。同作が大好きらしい、両親の影響で。)

デビュー・フル・アルバムが今年出ている。
以前の音源では所謂ネオ・ローファイらしい音作りだったのだが、ここでは陽性な青春ポップが中心。
のっけからアップテンポでぐんぐん進んでいく。
ヴォーカルが明瞭になりポップ度もアップしている。
はっきり言ってこのスタイルの音楽はもう出尽くしているような気がするんだけど、
それでもやっぱりアーティストの気持ち次第では瑞々しく響かせることが出来る。
彼らの音を聴いていると、そんなことを思ってしまう。
最初は食傷気味かなと思っていても、そのうちじわじわと正直さが伝わって来るような感じ。
これはもうThe Db's以来連綿と続くアメリカ郊外発の伝統スタイルなのだと、僕は解釈している。
新しくとも何ともないけど、これでいいのだ。
ディラン君には、このまま知恵をつけることなく、どこまでも突っ走って行って欲しい。
国内盤は以前のシングル集『ターニング・オン』を併せた2枚組仕様。
お得な価格になってます。

Myspace→こちら

2011年4月12日火曜日

更新しました。

ライブ情報を色々とアップしました。
皆様、是非チェックを。
レコ発ワンマンは6月で決定です!
よしっ。

近いところでは今月の27日。
カルマセーキのイベントにゲスト出演。
短めのセットだが、勿論全力で挑みます。
新しいトリオ編成で、リハも順調に進行中。
優しげな曲がいい感じでした。

5/1は下北沢leteでの仕切り直しライブ。
先月に予約していただいた皆様、
誠に申し訳ございませんが、
チケ予約の方も仕切り直しになっていますので、
その段よろしくお願いいたします。
内容は2部構成でがっつり弾き語り。
吉川君のウッドベース参加もあり。

大震災の影響がまだまだあるかと思いますが、
がんばっていきます。


BGM:Voodoo / D'angelo

2011年4月9日土曜日

顔に泣き笑いの年輪が。



今年62歳にしてデビューを飾ったソウル・シンガー、チャールズ・ブラッドリーのパフォーマンス。
60年代からタイプスリップして来たみたいな、どてらい顔つきとファッションだが、
れっきとした現代です。

プロフィールはbmrさんの方へ→こちら

これが泣ける。後半は鳥肌もの。
地道に何十年も歌い続けてきた、本物の喉が聴ける。
その一発の咆哮に宿る様々な感情に気圧されてしまう。
これは単なる芸能としてソウルを歌っている歌声とは絶対に違う。
満たされない思いがとぐろを巻いて噴き出ているのが、実にいい。
ニューヨークを拠点にしているらしいが、音は往年のサザン・ソウルっぽい。
バックの白人メンバー達はマッスル・ショールズを目指している風だ。
話によるとチャールズさんは普段はずっと料理人として生計を立てていたらしいが、
この際、その料理も食べたいと思わせる歌声なのである。
激マズだったら面白いが、きっと美味いに違いない。

Myspace→こちら

狙いまくった古臭いサウンドに、ヒップホップ以降の編集感覚も取り入れられている。
人脈が繋がっているシャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングスも ↓ に載せておこう。


2011年4月8日金曜日

ゲンスブールと女たち



5月に日本でも公開になるセルジュ・ゲンスブールの映画。

オフィシャル・サイト→こちら

ドキュメンタリーではなく、ちゃんと役者が演じている。
予告編を見ると、ゲンスブールと言うよりMr.ビーンという気がしないでもないが…。
これは笑っていいものなのか?
まぁ、しかし、これでまた少しでもゲンスブール界隈が盛り上がってくれると嬉しい。
若い人には先ずお洒落な『スローガン』(1968)あたりをレンタルで借りて観てもらって、
御大の本物の異物感を堪能してもらいたいところ。
(映画的には大したことないけど、セルジュ&ジェーンの存在感がやっぱり凄い)

ついでなので、下に好きな曲でも。
このご時世に来日してくれたジェーン・バーキンに最大の敬意を込めて。
いつ聴いてもアレンジが絶妙で、聴き飽きない名曲だ。


69はエロな年/ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール(1969)


2011年4月2日土曜日

J・マスシスが心強い




以前のブログで紹介したことのあるBlack Moldのビデオ(→こちら)。
これを制作したチャド・ヴァンガーレンさんが、なんとJ・マスシスの新作PV制作に抜擢。
この曲は本格的なソロ・アルバムとしては初となるアルバムからのリード・トラックで、
バンド・オブ・ホーセズの人がコーラスをつけている。

アルバムはすごく良い出来だ。
柔和なアコースティック・サウンドが最高に眠たげで素敵。
楽曲に新機軸はないものの、当然こういう牧歌的雰囲気に「泣き節」がマッチしている。
ぼうっと聴きながら欠伸でも浮かべていたい。
そう言えば(PVにも勢揃いしている)変な生き物がまたアルバム・ジャケにいる。
可哀相なこいつらが「ぼくら」だということは以前にも書いた(→こちら)。
Jさん、良い意味でまったく変わっていないのだ。
世の中どんどん変わっていくが、この変わらなさには寧ろ心強さを感じる僕です。
国内盤はボーナス2曲入ってます。


100,000年後の安全



秋に公開予定だったデンマーク発のドキュメンタリー映画が本日4/2より緊急公開になる。
公平な立場で制作されているのかどうかは知らないけれど、
これは僕らが今必要としている情報だということは間違いないと思う。
ちなみに僕は原発には反対です。
そのせいで不自由な生活になっても一向に構わないという立場。

オフィシャル・サイト→こちら
渋谷アップリンク→こちら