2022年8月28日日曜日

Freedy Johnston、今でも健在です。


初めて聴いたのは『Can You Fly』(1992)だったかな。
あの頃から地道にこつこつマイペースに音楽やってるイメージだった。
そういう人だから何十年も続けて来られたのか。
こちらの新曲、シンプルで実にいい。エイミー・マンとの共演。
7年振りの10th新作『Back on the Road to You』は来月リリースとのこと。

2022年8月27日土曜日

The Speedways、曇り空パワー・ポップ。


のっけからザ・キンクス「Tired Of Waiting For You」のリフを取ってつけてある、
英ノッティンガムのパワー・ポップ・バンドThe Speedwaysの新曲。
(アバ「SOS」のカヴァーにも「Shake Some Action」を取ってつけてた人達)
からっとアメリカンな開放感が無くとも、
このもっさりした空気感に味を感じます。
11月にニュー・アルバムを出すそう。

2022年8月26日金曜日

The Mary Wallopers、前髪が気になりますが…


新しいアイリッシュ・フォーク・バンド。
今秋デビュー・アルバムを発表するそうです。
上記曲はアイリッシュでは比較的有名なジグ。
徐々に熱くなっていって、髪型が変なのも忘れさせてくれます。

2022年8月25日木曜日

The Uplifting Bell Ends、有閑南半球サウンド。


豪シドニーの5人組フォーク・ロック・バンドの、
9月末に出る5th新作『Super Giant IV』より。
どうやら連作アルバムになっているようだが、
タイトル考えるの面倒なだけじゃないの?と疑わしい所あり。
そういう感じのレイジー・リラックス・サウンドです。
楽曲の構造はツェッペリンの3rdのようだが、もっと弛緩しとる。
まるでゆるゆるの休暇中に制作したかのようだ。
MVではゴルフしてますが、誰もが競い合ってないのです。

2022年8月24日水曜日

Stephen Becker、現代美術的な。


米NYブルックリンの新人SSW。
10月にアルバムが出るそうで、そこからのトラック。
リズム・アプローチに相当こだわりを持っているようで、
面白くなりそうな存在だ。
ふわふわしたメロディーがいびつなビートに融和していてつるっとなめらか。
MOMAの壁にかかってそうな佇まい。
ダープロ以降の正統派ブルックリンだと認定したいな。

2022年8月17日水曜日

The Who、邦題は「燃える女」


今月リリースされたピート・タウンゼントのトリビュート作品より( TOWER  HMV )。
『Odds and Sods』収録ナンバー(1968年録音、『トミー』の原型が垣間見れる)を、
米国ニュージャージー出身のThe Anderson Counsilが演奏したもの。
原曲より明快なパワーポップ・アレンジになっていて、爽快な仕上がり。
メンバーは普通のおじさん達だが、ベーシストのガイコツ衣装を見れば分かるように、
実に愛があります。

2022年8月16日火曜日

Kiwi Jr.、王道へたれポップへの道。


カナダのトロント発の4人組Kiwi Jr.。過去の記事→こちら
リリースされたばかりの3rd新作『CHOPPER』より。
開き直ったへたれっぷりに清々しささえ漂う、素晴らしき楽曲だと思う。
サビの「So long, farewell, Julie Andrews」は合唱したいフレーズだな。

ついでだから、蛇足ネタ。
同じくサビでジュリー・アンドリュースの名前が歌われる、
スクイーズの「Electric Trains」→こちら

2022年8月15日月曜日

The F16s、欧米からも注目されてます。


今年で結成10年だというインドの4人組バンド。
MVを観れば分かるが、なかなかにフザけていて、調子こいた人達です。
欧米の影響下にある楽曲も程良くポップに出来ていて、
音楽の世界地図は縮まっているんだなと認識せざるを得ない。
Spotifyでも普通に聴けるので、興味を持った方はどうぞ。

Bandcamp:The F16s→こちら

2022年8月13日土曜日

Dungen、毎度タイトルが読めません。


スウェーデンの母国語で歌うサイケ・バンド、久々の新曲。
ドラムが無駄にやかましく、ひとりで情緒を逸脱していてナイス。
新作はMexican Summerより10月予定とのこと。

過去の記事→こちら

2022年8月11日木曜日

Ev Bird、ガラは悪いが、洗練の道をゆく。


途中でラップが出てくるようなポップソングがみんなこんな感じに自由な発想だったらいいのにな。
STEREOGUM経由で知ったカナダ・モントリオールのアーティスト。
数年前までは「Everett Bird」名義で、もっと混沌としたサウンドを鳴らしていたようだが、
去年辺りから垢抜けた方向性(ルックス以外)に移行してきた。
レーベルはRoyal Mountainで、10月リリース。今後に期待。

2022年8月10日水曜日

Pavement、再々結成ライブです。


これはいいですね。
ボブが横からいらんことを連発する、ペイヴメントらしさ全開のライブ。
キーボードにWild Flagのレベッカ・コール(ジャネット・ワイス由縁の人脈)が加わっていたり、スパイラルが完全におっさん体型になっていたり、若干の違いがあるものの、基本的には何も変わらないペイヴメントの良さがばっちり出てる。
27曲あるので、暇な時にじっくり観よう。

2022年8月8日月曜日

The Mountain Goats、歩みは止めません。


今月、新作『Bleed Out』をMERGEよりリリースするマウンテン・ゴーツ。
毎年のようにアルバムを発表しているが、どれも趣向を変えてきていて尊敬する。
しかも、自然体。今度はエレキがガツンと鳴ってる作品になるのかな。
(ピッチフォークによると60〜80'sのアクション映画にインスパイアされた楽曲群らしい)
ま、この天然な歌声は、僕にとっては癒やしなので、何が来てもウェルカムです。

2022年8月6日土曜日

Maple Mars、青くはないが、これもパワーポップ。


米国LAのパワー・ポップ・バンドの先月リリースとなった10年振りの新作より。
Bandcamp→こちら
安定した演奏から伸びやかなフィーリングが滲み出ている。
アルバムにははっちゃけた曲やらサイケな曲まで色々あるが、
どれも分別ある大人の余裕が感じられる。
これもひとつの「等身大」ロックてことで。

2022年8月4日木曜日

Louis Coleの新曲です。


サンダーキャット、フライング・ロータス周辺が好きな人にはお馴染みのドラマー/SSWの新曲(プロフィールを知りたい方はこのLiveが最高です)。
絶妙なピッチの揺らぎが切なく響く新世代の「I'm Not In Love」的なバラードになっていて、
後半の転調の畳み掛けが名曲誕生のオーラを湛えている。
まだまだ進化していきそうな才能ですな。