2019年10月30日水曜日

ライトニング・シーズ、なつかしいな。



11月になんと初来日するらしいライトニング・シーズ。
サッカー・イングランド代表応援歌「Three Lions」が3度全英No.1になっていることで有名だが、僕の中では1990年前後に結構いた「打ち込みギターポップ勢」の象徴的存在という印象。イアン・ブロウディという名前は当時から一目置かれてましたな。
スザンナ・ホフス(元バングルス)の名カヴァー「All I Want」なんてのもあった。
今の耳で聴くと激甘で若干ださいのかもしれないが、当時の空気感を知る者からすると、
これはベッドルーム・ポップという位置付けだったんだな。
当時そういう言葉があったかどうかは覚えてないけど。

2019年10月29日火曜日

100人超による大名曲爆演。



3年前にレッドロックスにて行われたコロラド交響楽団との共演がリリースされるそう。
『The Soft Bulletin』がもう20周年だとよ。
レッド・ロックスと言えばU2のこちらが定番であるが(U2はここで白旗を上げてからアメリカで勝ち始めた)、このシチュエーションだとやはり映像が観たいところだ。
しかし、音だけで想像しても後半の盛り上がりはたまらないものがあります。

2019年10月27日日曜日

これをラブリーと言わずして。


Here We Go Transformation / Half-handed Cloud

スフィアン・スティーヴンスのレーベルより突如出されたMV。
フィンランドのヘルシンキ発、ジョン・リングホーファーさんのプロジェクトで、
この10年の音源をまとめたLPが11月にリリースされるらしい。
音も可愛いが、手作りビデオも可愛いです。

2019年10月24日木曜日

Sing Leafの新曲。



カナダのトロント出身、デヴィッド・コモの一人ユニット。
昨年アルバム『Shu Ra』を出しているようだが、そこには収録されていない新曲。
気持ち悪いPVでありますが、楽曲自体は最後にパパパ・コーラスまで出てきて和めます。

2019年10月19日土曜日

名前読めません問題、またも発生。



ジョニ・ミッチェルみたいなベレー帽をかぶってブリブリとベースを弾く女性。
ポーランド出身で、ジャズ畑で評価されている22歳若手らしいが、名前読めません。
彼女のYoutubeチャンネルではヴルフペックをカヴァーしているので、
今どきの感覚でジャズを楽しんでいるバカテクさんなんでしょうねー。
フレットレスじゃないのが逆に新鮮。

2019年10月18日金曜日

Rocketship 13年振りの新作。



13年振りとのことだが、前作は聴いてないので、20年以上振りに聴いたロケットシップ。
これがなかなかに良い。
ネオアコ/ギタポ好きを即死させるようなキラーチューンは少なくなってきているが、
随所でオタク心をくすぐるようなアレンジを放り込んで来ていて、
ザ・スミスやマイブラ、ステレオラブが交錯する「Broken Musicbox」とか、
かなり楽しめます。

2019年10月15日火曜日

ザ・マフスの新作がもうすぐ。



今月亡くなったキム・シャタック。悲しみの中、遺作が出ますね。
上記はその先行曲。闘病の事情を知ってしまうと胸に迫るものがある。
アルバムは、過去に書かれていながら発表できなかった自信作18曲が集められているという。
じっくり時間をかけて味わいたい。

Rolling Stoneの追悼記事


2019年10月14日月曜日

おじいちゃんブルースはありがたい。



ブラック・キーズのD・オーバックがプロデュースした72歳のブルースマン。
以前紹介したレオ・バド・ウェルチ(→こちら)と同じパターン。
米国南部ベントニア・ブルース・スタイルが持ち味らしく、
実際アルバム・タイトルはスキップ・ジェイムスの有名曲から頂いている。
上記動画曲を聴くかぎりスキップ・ジェイムスよりもレイドバックしてますね。
ワンコードで余裕綽々。時折切り込んでくるスライドのカッコいいこと。
ギター好きはアウトロのギター・ソロを是非聴いてほしい。
今週の金曜日からSpotifyでも聴けることでしょう。

2019年10月13日日曜日

リチャード・ドーソン 底知れぬ才能。



前作がプログレ〜ブリティッシュ・フォークの現代版傑作で気に入っていたリチャード・ドーソン(→こちら)。
Hen Ogledd(→official)というバンドでの活動も挟みつつ出てきた新作が、またしても凄い。
先行曲の段階ではその変化に少し残念な思いもあったんだけど、
アルバム全体を聴くとやはり重厚感と迫真力があって、評価せざるを得なかった。
もともとブリティッシュ伝統な彼の渋い喉が好きなので、一旦受け入れれば傑作にしか聞こえなくなるという…我ながら勝手なもんだ。

2019年10月12日土曜日

BODEGA、ヘヴィー・ローテーション中。



パーケイ・コーツ絡みで知った米国NYの5人組(男2女3)BODEGA。
硬派でごりっとした1st(2018)を経て(『タイタニック』のジャック→こちら)、
今週に出てきた7曲入りEP新作が素晴らしい出来。
上のPV曲なんて、勝手にザ・フォール〜ペイヴメントの後継者だ、と位置づけたいくらい。他にもメロディーを打ち出した曲が多くなり、これは今後も期待できそうだ。
YouTubeで沢山観れるライブも、ほぼ全部いいんだよなぁ。

2019年10月11日金曜日

Omni、クールなアート・ロック。



半年前に書いた(→こちら)オムニの新作アルバムが11月に出るとのこと。
70年代のアナログ録音っぽい音像に刻まれた楽器の音が、まず良い。
建築途中の家みたいなアンサンブルも面白い。
普通ならここから壁や屋根を加えていくのだろうが、このバンドはそうしない。
骨組みだけで、向こう側まで見える空間を楽しんでいる。
完成した家より建築現場の方が見ていて飽きないが、その感覚に近いのか。

2019年10月10日木曜日

カリブー(+フォー・テット)の新曲。



カナダのカリブー。2010年の『Swim』は気に入ってよく聴いたが、
もう10年近くになるのか。
5年振りの新曲はあんまり「らしい」作風ではないけど、フォー・テットが手伝ったらしい。
確実にかっこいいじゃないすか。
そして、あのくぐもった優しい歌声は変わらず。
サンプルされているのは→こちら
今後もこういう路線で攻めてきて欲しいなぁ。

2019年10月7日月曜日

Matt Dorrien、おすすめです。



新作が出るVETIVERをチェックしていたら、同じレーベルのこのアーティストの新曲の方が気に入ってしまう。
どんな人かさっぱり分からないが、もっさりしたポール・マッカートニーみたいでじんわり効いてくる。
昨年出したこの曲もいいし、ピアノ系SSW好きは必ず聴いておきましょう。
Spotifyでも聴けるので、お気に入りに入れてあげて。

2019年10月3日木曜日

サム・アミドン、やっぱいいなぁ。



ハリー・スミスのアンソロジーと言えば、ジェフ・トゥイーディーも絶賛していた米国の戦前フォーク/ブルース選集。僕も6枚組リイシューCDボックス、持ってます。
サム・アミドンの新録EPはそのハリー・スミス・トリビュート。
自作曲のような緊張感は少ないが、じわじわくる詩情はさすが。
オリジナルのミシシッピ・ジョン・ハートのヴァージョンも是非(→こちら)。

↓過去に出た同傾向のトリビュート盤。

2019年10月2日水曜日

ペンダントって名前はどうよ。



アメリカ西海岸でNever Youngというバンドをやっていたクリストファー・ヤングが新たに立ち上げたソロ・プロジェクトらしい。
RIDEとマイブラを足したみたいなフェイク感がありつつも、
雰囲気だけじゃなく、ちゃんと曲を書こうとしているので最後まで聴けます。
11月にアルバムが出るそうです。