2018年7月31日火曜日

#6 女子 女子 女子



うとうとしてしまう
無防備な肩口 眠る

あくせくしてしまう
無駄を身につけて 惑う

流れるままに生き
流れるままに死ぬ

わくわくしてしまう
無頓着な足が はしゃぐ

流れるままに生き
流れるままに死ぬ

運命を変える人が 君を見てた
何かに引き寄せられて 君を見てた
最初で最後の刹那 君を見てた
今、通り過ぎてった

一生に一度の人が 君を見てた
何かを感じて立ち止まり 君を見てた
未来が開ける刹那 君を見てた
今、通り過ぎてった

追いかけろ!
女子 女子
女子 女子 女子

引きかえせ!
男子 男子
男子 男子 男子

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『ねじまき』(2013)のミックスはハイファイだったので、Spotifyとの相性がいいな。
この曲は当時も今もお気に入り。
「喪失」を様々な角度から捉えたアルバムの冒頭だというのも、いい位置。
出会えなかったという日常を歌う普遍的な1曲で、僕の色が全開に出てます。

2018年7月28日土曜日

ダープロ、復活(僕の中で)。



前作は1曲目が僕の趣味に全く合わず、これでセルフ・タイトル作かよと嘆き、
もうこのバンドともお別れかと思っていたが、今作の先行曲は良かった。
いやいや、でもインターバルは短いし、アルバム全体ではどうなってるかまだ不安だと思っていたが、大変良かったです。久々の傑作来ました。
サウンドの仕掛けは相変わらず過剰だが、
ちゃんとD・ロングストレスのいい歌が耳に届いてくる。
全体的にギターがバキバキに鳴ってるのもいい。
8曲目「What Is the Time」のソウルフルなアプローチも大好きだ。
考えてみりゃビョークと共演した『Mount Wittenberg Orca』(2011)も劇的につまらなかったし、このバンドは波があるんだな。
テンションも高く、陽性で、長く楽しめそうなアルバムだ。

日曜日にはフジロックのYouTube生配信があるらしいが、
リアルタイムで観れるかな。

2018年7月27日金曜日

ハニー・ハーズ、センスあります。



色々情報がありすぎて難儀だが、整理しながら書くと、
これはラフトレード発、英国ロンドン出身の11〜16歳の三姉妹が歌う、
トランプ大統領を非難する曲。
PULPの人がプロデュースしているが、変に「大人の入れ知恵」が入ってない作りですごくいいなと思ってしまった。
若者の音楽にとって「大人の入れ知恵」ほど悪いものはない。
それをちゃんと分かっている感じ。
曲もプリミティブで、毒されてなくて、こういうものは尊いのだ。
何も考えてないのか、ただの思いつきなのか、PVではダンスをしたり、ボクシングしたり、サブカルっぽい(例えばヴァージン・スーサイズ的な)見方をするっとかわす軽さもあって好印象。デビュー・アルバムが9月発売とのこと。

2018年7月23日月曜日

17歳ってまじか。



90年代のめっちゃクールだった時代のHIP HOPに影響を受けたとみられる英国ロンドンの若者のデビュー曲。
ありきたりなオートチューンなど出てこない、ひょろひょろした身のこなしで自分なりの自然な風采を打ち出しているのが実に良い。
ベッドルーム感が肝だと思うので、このまま世間に媚びないまま、このスタンスで次々に作品を発表してもらいたい。
PVも普通に生活感出ていて良いな。
フレッドペリーにラコステ、そしてにきび。

2018年7月18日水曜日

ザ・レモン・ツイッグスの新曲。



期待が募る音楽バカ兄弟の2ndより先行曲。
前に発表された曲(→こちら)もニルソンっぽくて素晴らしい出来だったが、
今度のも最高です。スタックリッジを彷彿させる優雅さがあるポップ。
9月に出るアルバムは人間として育てられたチンパンジーの成長物語、
というコンセプト・アルバムらしい。
どんな仕上がりになっているのかワクワクしてきます。

2018年7月16日月曜日

#5 だから僕は眠るのか



眠りの浅い彼女が言う
「寝つきの良い子は幸せになれる」
私はだから眠れない
だから私眠れない

眠りの深い僕は思う
「寝つきの良い子は幸せになれる」
僕はだから眠るのか
だから僕は眠るのか

彼女はまるで眠らない
空気に重みが伝わり落ち着くと
彼女はそこに浮いてしまう
パッチリ眼をあけたまま

彼女は僕を揺り起こす
「またあの夢を見てしまったの?」
そう僕は首を吊ってしまう
いつも僕は首を吊ってしまう

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デビュー作に収録されたDADGADフォークで、ダビーな要素もあり、
今とやりたいことは変わってないな。ただ、当時はこれを余興的にやっていた。
録音する前は「まぁ2分くらいで終わるでしょ」みたいな適当さで、
他の曲の余りテープに録音して、途中でテープが切れて終わらせてしまっている。
こういう曲が他人にはない個性だという自覚があったら、
名曲となる期待を込めて少なくとも10分の余裕は見ておいたのに。
20年後の今、その勿体無さを思ったりする。


D     4     4 5     4 5     2 4     0 2     2 7     5     0
A     0        0        0        0        0        0     0     0
G     4        4        3        2        2        7     5     6
D     0        0        0        0        0        0     0     0
A
D     0

2018年7月11日水曜日

#4 今夜君に会えるといい



今夜会えるといい
僕は君に連絡をして返事を待つ
夏が終わるんだ
今年もなんだか早く過ぎて行くんだね
背伸びをしたらば気持ちのいい夜風が吹いたよ

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
今夜君に会えるといい

信じられるかい?
今日は会社のクーラーが故障したんだよ
何処にいるんだい?
今僕は君の存在を感じられない
背伸びをしたらば気持ちのいい夜風は吹くけど

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
今夜君に会えるといい

シャキッと立つ夕刊
夜が降りてくる
サヨナラ前年比 新しい缶コーヒー
留守電と疎外感
夜が降りてくる

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
・・・
今夜君に会えるといい

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このアルバムは低予算で作ったので色々と直したい所があるんだけど、
聴き返すとそういう部分にこそ愛着が残っているような気もするから不思議だ。
この曲の打ち込みもチープなんだけど、曲後半には何故かまとまっている。
僕のミックスは業界ルールを大きく無視していて大胆だ。
友達のデモを聴かせてもらって「おおっ」と思うその感覚に近い。
ギターは3弦だけ半音落として、下記のように弾いている。

2      2
2      2
0      4  2
1      2
2      2

2018年7月9日月曜日

#3 星は揺れる



明け方近く 星は揺れる
まるで一晩中起きていた誰かに
さよなら、と手を振るよう
明け方近く 星は揺れると消えてゆくんだ

前転しそうなマンションの中で
きっと都会がいくつも目を覚ます
銀河における僕のいる位置で
きっとそのうち毎日が目を覚ます

明け方近く 雲は溶ける
小鳥が横切って何かを伝えると
雲はゆっくりと溶ける

香水は甘い箒星のよう
きっとこの胸は張り裂けている
銀河における僕のいる位置で
きっとこの胸は張り裂けている

明け方近く 星は揺れる
まるで一晩中起きていた誰かに
さよなら、と手を振るよう
明け方近く 星は揺れると消えてゆくから
星は消えてゆくから
星は消えてゆくから

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明け方によく見える星と言えば金星だな。
秋っぽい感じが出ていると自分では思う。
コード進行は変態だが、メロディーは綺麗でこれも僕らしい曲かな。
レギュラー・チューニングで弾けます。

0   3   3   0    3        0   0   3   3
1   3   2   1    2   3   0   1   1   0
2   4   3   2    3   2   1   2   2   0
2             2         3   2   2   0   0
0   2   1   0    1   2   2   0        2
                               0             3

2018年7月4日水曜日

リチャード・スウィフトが亡くなる。



病気だというニュースが最近流れていたが、
まさかこんなにも早く亡くなるとは。享年41歳。
このブログではよくプロデューサーとして名前を出した憶えが…。
まだまだ活躍できたと思うのに、残念だ。

2018年7月1日日曜日

#2 ブレーキ痕



朝のカーブに目に飛びこんだ
真新しい鮮やかなブレーキ痕
昨日の夜に誰かがなすった
血の気が引いたようなブレーキ痕
僕は地面スレスレ
今目覚めたところ

見て見ぬふりを 多分即死だ
この世にしがみついたブレーキ痕
迷いに迷ったハンドルの跡に
君の顔を思い浮かべたよ ブレーキ痕
僕は地面スレスレ
でたらめでメチャクチャ

今日も僕は嘘をつく 君を守る為
この世はまともで おかしなことなどない
紙一重のところで生かされているわけでもない

君と僕とは長い付き合い
二人はいつも手を繋いでいる
どうして上手くやっていけそうなのか
言えないから呪いをかけてるのさ
朝のカーブに目に飛びこんだ
黒く長い憐れなブレーキ痕
君の笑顔を僕は思い浮かべたんだ
訝かしむ自分にも呪いをかけてやれ
それは地面スレスレ
でたらめでメチャクチャ

今日も僕は嘘をつく 君を守る為
この世はまともで おかしなことなどない
紙一重のところで生かされているわけでもない

ギリギリのところで生かされているわけでもない

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道路でブレーキ痕を見ると、今でもふと口づさんでしまう曲。
オルタナ魂が強く出てるけど、それだけの曲にしたくなくて、
ソフトな面も主張しつつの、絶妙な徳永節になったと思う。
1サビ後のリフで不協和音が出てるけど、僕が一発録音の際、
出してるミスです。直せないのでそのまま使ってます。
オルタナ魂なんで、そこんところは多目に見よう。