2017年7月30日日曜日

坊や、ロバート・プラント好きでしょ。



まだアルバムを出していないデトロイト郊外出身の若手バンド。
4人中3人が兄弟で、キングス・オブ・レオンに近いパターン。
ひとつ屋根の下で育ったので、音楽の趣味が同じになるのだ。
きっと幼い頃から父親にレッド・ツェッペリンを聴かされたのであろう。
自宅ガレージで練習してたら自然にこういう音になりました、という風情です。
ノリが軽くてスナック菓子っぽいが、悩みがなさそうで、憎めません。
レーベルはユニバーサル系の大メジャー。
フル・アルバムも追々出てくるのだろうが、周りにロック・バンドがいないので誰も売り方分からないんじゃないか、とお節介ながら心配になります。

2017年7月27日木曜日

Superfoodの2ndに注目です。



更新少なくなってしまった。
体調が良くなかったせいか、最近あまりいいなーと思える音楽もなく。
新人ものもチェックしてるけど、どうもテンプレートに嵌め込んだような没個性な曲が多いんだよな。テンションが上っていかない。
若者には常に業界を転覆させるような気持ちで音楽を作って欲しいのだが。

ま、そんな中注目しているのがスーパーフード。
英国バーミンガム出身で2ndが9月に出る。
デビュー作はジャケットは覚えているが、曲が頭に残っていなかったので、
改めてチェックしてみたが、全然サウンドが違った。
どうも、その後バンドが瓦解し、デュオ体制になったことで才能が開花したようだ。
とってもイギリス的なハイブリッド感覚があって、ゴリラズに近いが、
D・アルバーンの鼻の効き方よりも、S・ライダーのそれに近い印象。
他の先行曲もどれも良いので、ヒットの予感あります。

2017年7月18日火曜日

映画『ベイビー・ドライバー』



音楽好きのあいだで話題となっている映画『ベイビー・ドライバー』。
オフィシャル・サイト→こちら
太っ腹にも冒頭6分が公開されているというので観たら、最高でした。
監督はエドガー・ライト。
個人的には『スコット・ピルグリム〜』で印象深い人ですが、流石の手腕です。
ジョンスペにスバル、圧巻の掴み。です。
サントラ曲目を見たら、他にも楽しそうな曲がいっぱい。
予想通りS&Gの「ベイビー・ドライバー」も収録されてました。
来月公開予定。

2017年7月11日火曜日

これからも音楽の聴き方を更新していきたい



いきなり動画4つも貼ってすいません。
昔はStatus Quoってなんでそんなに人気あるのか(母国イギリスだけですが)分からなかったのだが、ある時「聴きどころ」が分かって、それ以来好きになったという話です。

上の4曲、すべてイントロのためのイントロがあるのです。
脈絡がないと言えば乱暴だが、無駄なもんが最初に付いている。
だが、それは言わば「じらし」のお時間で、すべては定番のチャック・ベリー・スタイルのロックンロール・リフのための、お約束なのだ。
テクノの4つ打ちキックが出て来る前の「じらし」と同じ構造。
これが分かると、彼らのふにゃふにゃした歌や、のっぺりしたサビの意味も自ずと分かる。
つまり、クオーの楽曲のクライマックスは、世間で言うところのサビではなく、
イントロの王道リフが出て来る、その瞬間なのです。
ステイタス・クオーを愛するイギリス人は、労働した後ビールを手に持ち、
その瞬間を待っているのである。

それを発見した時、僕は音楽を捉える尺度は柔軟にしとかなきゃいかんなぁと思った。
好きなもんは好き、嫌いなもんは嫌い、という自分だけの尺度で音楽を計るのは大変結構なのだが、その尺度をいつでも変えるよ、という度量を持ち併せていたい。
そう思ったわけです。

YouTube:Status Quo→こちら

2017年7月5日水曜日

Hollow Hand 気に入りました。



所在無さげに淡色のメロディーが流転する不思議な1曲。
今はロンドンをベースに活動するブライトン出身バンドの新曲。
知らなかった人達なので、昨年発表された作品をバンドキャンプで聴いてみたら、
自分にはストライクで、今はすっかり気に入っている次第(→bandcamp)。
イギリスのくぐもった空気感に、CSN&Yっぽいハーモニーが絡んでくる。
メンバーの自宅スタジオでアナログにこだわり丁寧に制作しているようだ。
10年前くらいのミッドレイクに通じる質感もあるな。
今までカセットとデジタルでしかリリースされていなく、新曲の方も7インチのみ。
小規模展開でも、クオリティーは高し。

2017年7月3日月曜日

ジュディ・ダイブル、久しぶりに名前をきいた。



スペアミントのメンバーであり、ポール・ウェラーのバンドも手伝いつつ、
ACID JAZZよりソロ作もリリースしているアンディ・ルイスさん。
彼がジュディ・ダイブルと出会いデュオ作を出すに至ったとのこと。
フェアポート・コンベンションのデビュー作(1968)で歌い、結成前夜のキング・クリムゾンに携わり、トレイダー・ホーンを結成してすぐに家庭に入った、あのジュディさんです。
今はもう68歳だそうで、ここ十年くらい活動を再開していたそう。
知らんかった。
今の歌声は悪くないです。「英国の深い森」感をしっかり湛えています。
オフィシャル・サイト→こちら