2019年5月31日金曜日

ケヴィン・ヴィカルヴィを知る。



Disk Unionの記事で知った(→こちら)アーティスト。
肩書が「オブスキュア・アコースティック・フォーク・サイケ・プログ・シンガー・ソングライター」って長過ぎだ。盛り込みたいの分かるけど。

70年代の隠れた米国マサチューセッツのアーティストだけど、上記曲はなぜだか1990年前後のサイケっぽいUKバンドを思い出した。ベースのフレーズがグルーヴィーだからか。
マザー・アースの2nd辺りのサウンドが憧憬対象としてそうな。
「Old Richard」という曲は初期スティーリー・ダンみたいだと言われているそうで、
なるほど3rd辺りの雰囲気に非常に近い。
他のアルバム収録曲もYoutubeやSpotifyで聴けるので、好きそうな方はどうぞ。

2019年5月30日木曜日

Bibioの新PV。



先月にリリースされた『Ribbons』より。
この曲はソウル的なグルーヴが主体になってるけど、
アルバム全体的には英国フォークっぽいノスタルジックな空気が満載で、
まどろんだ淡いアルペジオが幾重にも連らなっていきます。
休日の午前中なんかに聴いていたら溶けてしまう。
読書と紅茶にぴったり合う音楽。

2019年5月29日水曜日

コールマイン・レコーズ、注目です。



始まって数秒で、そのフェラ・クティっぽさにニンマリしてしまった。
LAの6人組インスト・バンド。
少しアヴェレージ・ホワイト・バンドっぽい洗練さもある。
只今アルバムを鋭意制作中とのことで、楽しみに待ちたい。
で、そんな彼らが所属するオハイオ州発のColemine Records。
僕も今年に入ってから意識するようになったのだが、こういった古き良きソウル趣味のアーティストを集めているようで、アナログ・レコードを出すということにも拘りを持っているよう。
↓のグループの曲も良かった。ミーターズとかあの時代の音を再現している。

2019年5月26日日曜日

「異名・同曲」の世界

「きらきら星」と「ABCの歌」の関係性は面白い。ということでしょーもない企画を。

Catch A Wave / The Beach Boys(1963)
Side Walk Surfin' / Jan & Dean(1964)
曲はブライアン・ウィルソン。歌詞が両者違うというパターン。

I Want To Go Home / Johnny Cash(1959)
Sloop John B / The Beach Boys(1966)
元々はバハマ民謡。タイトルが派生し過ぎて沢山ある模様。

Asiatic Raes / Sonny Rollins(1957)
Lotus Blossom / Kenny Dorham(1959)
ケニー・ゴーハム作。自信作なので格好良い曲名に変えたった、っていうことだろうか。
昔のジャズ、ブルースには異名同曲が多数あり。

Tighten Up / Archie Bell & the Drells(1968)
Loosen Up / Nazz(1971)
ナッズがふざけてカヴァー。タイトルが “タイト” から “ルーズ” に。

Soulful Strut / Young-Holt Unlimited(1968)
Am I The Same Girl / Barbara Acklin(1969)
歌を抜いたインスト版の方が先にリリースされ大ヒットしてしまう。
元歌がパチモンに聞こえてしまう、これは悲劇だ。

Morning Glory / Tim Buckley(1967)
Hobo / Linda Ronstadt(1968)
同じ曲。なぜわざわざ変えようとするのか謎。リンダさんはジュディ・シルのカヴァーでもやらかしている。

Farewell,Farewell / Fairport Convention(1969)
Willy O' Winsbury / Pentangle(1972)
元はスコットランド民謡。フェアポートの方はリチャード・トンプソンが歌詞を書き換えている。

Masters of War / Bob Dylan(1962)
Nottamun Town / Fairport Convention(1969)
英国トラッドの歌詞をディランが書き換え。初期ディランはこのパターンが散見される。
ストーン・ローゼズ「エリザベス・マイ・ディア」なんかもあったな。

Yes I Will / The Hollies(1965)
I'll Be True To You / The Monkees(1966)
ジェリー・ゴフィン&ラス・タイトルマン作。先に発表したのはホリーズ。モンキーズがタイトルを変えてきたのは対抗心からか。

Each and Every Day / Manfred Mann(1966)
Day Time, Night Time / Simon Dupree and The Big Sound(1967)
M・ハグが書いたマンフレッド・マンのシングルB面をカヴァーした際に分かりやすいタイトルにしたのかな。

Hampstead Incident / Donovan(1967)
In The Night Time / Marianne Faithful(1967)
これも分かりやすいタイトルに変えてカヴァーした例。
彼女はバート・ヤンシュの「Courting Blues」もタイトル改変している。

Cadence And Cascade / King Crimson(1970)
Flight of the Ibis / McDonald and Giles(1971)
これは変則気味。キング・クリムゾンからイアン・マクドナルドが脱退した後、
それぞれが発表した曲。同じメロディーが時々出てくるのが面白い。

Torture Never Stops / Frank Zappa(1976)
Rat Tomago / Frank Zappa(1979)
ギター・ソロ部分を抜き出して別の題名をつけてある。ザッパはこのパターン多し。

1970 / The Stooges(1970)
I Feel Alright / The Damned(1977)
カヴァーだけど、時代にそぐわないのでタイトル変えたパターン。「ジャマイカン・イン・ニューヨーク」みたいなケースもあるな。ジュニア・マーヴィンの「ラスタ・ゲット・レディ」も。ティファニーが「アイ・ソー・ヒム・スタンディング・ゼア」を歌った時は冒涜だと思った。

Song For The Bearded Lady / Nucleus(1970)
Hazard Profile Part 1 / Soft Machine(1975)
メンバーが被ってるのでOKという解釈でしょう。同じリフを使いまわし。

I've Got To Get Away / John Holt & The Paragons(1969)
Man Next Door / Dennis Brown(1979)
カヴァーでタイトル変化型。マッシヴ・アタックも3rdで後者の曲名でカヴァーしてます。

Into The Lens / Yes(1980)
I Am a Camera / The Buggles(1981)
イエスを1枚限りで脱退したトレヴァー・ホーンが自曲をそのまま流用。

Kitty / Racey(1979)
Mickey / Tony Basil(1981)
これは有名ですな。マイク・チャップマン&ニッキー・チン作。
アルバムの中の1曲をキャッチーにリアレンジして大ヒット。

Mechanix / Megadeth(1985)
The Four Horsemen / Metallica(1983)
デビュー前のメタリカから脱退したデイヴ・ムステインが結成したバンドがメガデス。
両者のデビュー作に収録された異名同曲はつとに有名。

In Your Arms / Diana Ross(1982)
Hold Me / Teddy Pendergrass & Whitney Houston(1984)
理由は知らない。同じ曲。

Can You Tell / Ra Ra Riot(2008)
Can You Discover / Discovery(2009)
ラ・ラ・ライオットのメンバーの別プロジェクトで、同じ曲が使い回されたパターン。

他にもHIP HOPの替え歌っぽい感じ、ボサノヴァの英語版、などを挙げていったらキリがないんで、やめときます。まだ何かあるけど、思い出したら追記していこう。

2019年5月24日金曜日

クリス・ステイプルズの新曲。



クリス・ステイプルズの新曲がいい感じだった。
6月後半にBARSUKよりリリース予定だという5th(多分)アルバムより。
単純に良いメロディーに出会うことが少なくなって来ている昨今、
この素朴で淡き、ダブルで録られた「歌心」に惹かれた。
あっという間に終わってしまうのも、なんだか欲が無いなぁ。
そして、なんでこの曲調でシャドウ・ボクシングを頑張っちゃってるのか。意味不明。
ま、いいか。

2019年5月22日水曜日

元CANのマルコム・ムーニーの現在



物の本によればマルコム・ムーニーは精神を病んでCANを脱退、米国に帰国したらしいが、
2019年の現在、彼の健在な姿がYouTubeで気軽に観られるとは。
情報の少なかった時代からするとすごく飛躍した話だ。
ショーン・ヌーナンというNYニッティング・ファクトリー界隈のドラマーが率いるグループにマルコムさんは参加しているらしい。
YouTubeのページに書いてある解説文は全然意味が分からないけど、
CANのオリジナル・メンバーが相次いで没してしまっている今、
このよれまくった歌声はすごく貴重に思えてくる。

2019年5月20日月曜日

ブラック・ミディ、確かに注目株です。



話題になりつつある今年ラフ・トレードが売り出す新人バンド。
イギリスっぽいぶっきらぼうな歌唱とマス・ロック的な演奏のミスマッチが妙で、
次第にクセになりそうな面白さがある。
曲タイトルが「トーキング・ヘッズ」って。かましてきますね。
今後の展開を楽しみに待っていたい。

2019年5月16日木曜日

ジャーヴィス・コッカーの新曲。



パルプは現在活動休止中のジャーヴィス・コッカー(55歳)。
「JARV IS...」名義はソロ・ライブ用のミュージシャンで構成されているようだ。
その新曲がラフトレードから発表。上はそのリリック・ビデオ。
独特のセンスは衰えてませんね。

2019年5月13日月曜日

CD末期に気を吐く音楽バカ一代。



英国チェリー・レッド内レーベル、グレープフルーツが出している超マニアックなコンピCDをちょこちょこ買っているのだが、上記曲は『Come Join My Orchestra(The Britich Baroque Pop Sound 1967-1973)』という3枚組で初めて知った。
MuffinというグループのA New Generationのカヴァー「Smokey Blues Away」。
曲を書いたのは後年ロッド・スチュワートがカヴァーした「セイリング」で有名になるギャビン・サザーランド。
すごくいい。良すぎる。

敢えて書くが、Spotifyにはない。
曲名をネット検索してみたが、記述してある日本語ページも見当たらなかった。
それぐらいマイナーな曲だが、こういう拘り選曲CDで気を吐くレーベルのおかげで、
僕は出会えた。おまけにブックレットに細かく曲解説まで書いてある。
サブスクの時代と僕も認めているが、こういう音楽馬鹿の気概に触れると、
まだまだCDも捨てたもんじゃないと思えてくる。

追記:本当はあと数曲貼りたかったけど、そちらはYouTubeにもなかった。



2019年5月10日金曜日

ペネロープ・アイルズ、楽しみな存在です。



英国ブライトン出身の男女4人組新人バンド。
現在来日中のアンディ・シャウフにも通じるサイケ・ポップで好感触です。
調べたらUKっぽい曲調もあるようなので、
アルバムはどんな仕上がりになっているのか興味がある。
レーベルはベラ・ユニオン。
デビュー・アルバムは今夏7月頃の予定とのこと。

2019年5月7日火曜日

Papooz、甘ったるくねじれてます。



最近、古参ネタばっかりだったので、こちらを。
フランスの新進気鋭デュオ、パプーズ(気が抜ける名前だ)。
最近出た2nd、影と揺らぎがありつつもポップで素敵です。
まぁ、上記MV観れば分かってもらえると思うが、
ずるいまでの技法を駆使して、ポップ好きをくすぐってきます。
鍵盤メインなので、少しスパークス的な雰囲気も感じたり。
タヒチ80、フェニックスの系譜に続く、フレンチの有望株でしょう。
CD、アナログは高いけど、まずはサブスクでお試しを。

2019年5月4日土曜日

ニッキー・ホプキンス、大好きです。



ニッキー・ホプキンスのSpotifyプレイリストを作りました。
早逝してしまった凄腕セッション・ピアニスト。
絞りに絞って18曲。ストーンズは他にも「無情の世界」「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」「友を待つ」等々、いい曲があり過ぎる。
いつ聴いてもこのリリカルな響きはたまりませんなぁ。
シャッフルでいいので、是非どうぞ。

2019年5月1日水曜日

プリンスの威光は増すばかり。



「令和」最初に聴いた音楽はプリンスの『ラブセクシー』でした。
昭和やん、と自分で突っ込んだけど、最近プリンスばっか聴いてるので、仕方ない。
30年経ってもあのアルバムは発見が多いし、楽しめる。
このストリーミング時代に於いて、例の「アルバムで1曲」という主張も効いてきてるんだよなー。

そして、毎年出てくるリリースも楽しみ。
今度出る『オリジナルズ』もタイトルには違和感あるものの、いい企画だ。
早く聴かせてくれい。
ちなみに上記ビデオは全然関係ありません(2010年の『20TEN』収録曲)。
ただ好きなだけで貼りました。