前作は1曲目が僕の趣味に全く合わず、これでセルフ・タイトル作かよと嘆き、
もうこのバンドともお別れかと思っていたが、今作の先行曲は良かった。
いやいや、でもインターバルは短いし、アルバム全体ではどうなってるかまだ不安だと思っていたが、大変良かったです。久々の傑作来ました。
サウンドの仕掛けは相変わらず過剰だが、
ちゃんとD・ロングストレスのいい歌が耳に届いてくる。
全体的にギターがバキバキに鳴ってるのもいい。
8曲目「What Is the Time」のソウルフルなアプローチも大好きだ。
考えてみりゃビョークと共演した『Mount Wittenberg Orca』(2011)も劇的につまらなかったし、このバンドは波があるんだな。
テンションも高く、陽性で、長く楽しめそうなアルバムだ。
日曜日にはフジロックのYouTube生配信があるらしいが、
リアルタイムで観れるかな。