2014年12月25日木曜日

徳永憲、影響を受けた10曲

子どもの頃に身に染み込んだ感覚、を否定するのは何となく忍びない。
新しいものを作っても、過去からの蓄積を踏まえたものでないと、何となく不誠実な感じがする。
こんにちは、徳永憲です。
というわけで、今回は過去を振り返ってみました(年末だし)。
ものすごく時代が出るので気恥ずかしいが、自分的には楽しいので書いてみたい。
影響を受けた10曲です。


・サウンド・オブ・サイレンス/サイモン&ガーファンクル
知らないうちに知ってた洋楽。鼻歌でよく歌ってました。両親がラジオ局勤務だったので、ラジオから耳に入っていたのかもしれない。ビートルズが初渡米した時期にリリースされた曲。にしては歌詞が先駆的過ぎる。ポール・サイモン、恐るべし。

・ウルトラマン・タロウ(OPテーマ)
ヒーロー・ソング不屈の名作。小さい頃しょっちゅう歌ってた。今の子供も普通に知っている大定番。歌詞が阿久悠だと知るのは大人になってから。

・妖怪にご用心(ドロロンえん魔くんEDテーマ)
小林亜星が作る流れるようなメロディからの影響は大きい。ガッチャマンもそう。
チェルシーのCMもそうだ。知らないうちに擦り込まれている。

・あしたのジョー(OPテーマ)
ボクシングに憧れる時期は誰にでもある。漫画も全部揃えた。歌詞が寺山修司だと知るのは大人になってから。

・今日もどこかでデビルマン(EDテーマ)
阿久悠/都倉俊一というピンクレディー楽曲の黄金コンビ。フォーク調は昔から何故か好きだった。漫画の方に衝撃を受けるのは小学5年生の頃だったか。

・フォトグラフ/デフ・レパード
洋楽を聴き始めた中学2年の時に驚いた。1番の中に4つも展開があることに。
しかも、その曲を友達がコピーバンドでやっていて、さらにスゲーってなる。

・ドリーム・ポリス/チープ・トリック
この世に完璧な曲があるんだ、と感動した思い出が。そういう記憶が新しいモノを作る原動力になる。チープ・トリックの曲はポップでもエッジの立たせ方が絶妙で、憧れた。

・リヴァー/ブルース・スプリングスティーン
中学生の時から全アルバムを聴きまくっていた。初来日も京都で父と観た。歌詞を書く姿勢は確実にスプリングスティーンからの影響が大。日本の音楽界にも絶大な影響をもたらした彼だが、僕にはそれらのシーンは全く響かず。それに端を発してか、以後、日本の音楽からのインプットが無くなる。

・ワゴン/ダイナソーJr.
大学生の頃。まさに衝撃。わけがわからないのに共感出来て、自分が見える感覚。それまでのインディー/パンク系は近寄り難いオーラを発するものが殆どだったが、彼らは違った。他のマサチューセッツ勢(ピクシーズ、レモンヘッズ、ギャラクシー500etc.)も同様で、ハマった。

・マティ・グローヴス/フェアポート・コンヴェンション
昔の民謡に一撃を入れられて今に至る。歌に勇気をもらう、という言い回しがあるが、
僕の場合、この残酷さに勇気をもらった。