2015年4月11日土曜日

全曲解説 その6

6.あともう少しだけ静寂を

2013年作。DADGAD2capoで弾かれ、ブリティッシュ・トラッドを自分なりに昇華させた曲。
リハではリズム隊のノリを完成させるのに結構時間を使った。短い曲だけど、そこが決まらないと話にならないので。
歌詞は分かりにくいかもしれないが、分かり易くしたところで体をなくすような、そんな感じ。
具体的な事案を連ねつつ、そこに通底する抽象性を大事にしている。
自分の周りの風向きがわずかに変化する、その一瞬前の機微が描かれている、と僕自身は解釈しているのだが、どうでしょう。
レコーディングはリズム隊、ホーン隊、フルート、すべてがすんなりと短時間に済み、収まるべき所にぴたりと収まった感覚があった。