2018年10月30日火曜日

ブルース傑作をあらためて聴く⑦



ライトニン・ホプキンスははずせません。
この曲は名盤『Mojo Hand』(1960録音)期のえげつない逸品。
男と不貞ばかりする女を殺すからショットガン持って来い、という野蛮な内容。
ドラムとのデュオ態勢で、音はスッカスカ。でも、それだけにブルースの本髄を突く。
途中のギター・ソロが最高に素晴らしい。
僕はB.B.キング〜E・クラプトンへ連なるギター・リック系ブルースにあんまり興味を持ってないのだが、それはこういう味のある煮染めたギリギリの表現の方が好きだからだろう。エンタメの力は劣るが、本物の匂いがぷんぷんする。必要以上のテクは要らない。1秒後何が起こっているか分からない、この行き当たりばったりなフィーリングが一番大事。