2018年10月26日金曜日

ブルース傑作をあらためて聴く⑥



これを最初に聴いた時は本当にたまげたもんです。
ワンコードの呪術の如きブルース。異様な空気が特別な録音に封じ込まれている。
歌詞の内容は借金取りに追われ(?)家の中でびくびくしてるだけなのだが、
この緊張感は何だ。凄いとしか言いようがない。
録音は1951年(昭和26年)。ハウリン・ウルフは41歳で、これがデビュー作。
兵役があったのでデビューが遅れたようだが、この最初の一撃だけで全部をひっくり返せてます。
芸能色が強まっていく60年代以降も勿論良いけど、僕はやっぱりこれです。

今回のブルース・シリーズ①〜⑥、まだシカゴ・ブルースをさらっている段階だが、
いつまで続けるんだ。今自分に問いかけてます。