2010年7月26日月曜日

自意識過剰

昨日から自分のことをじっくり書こうと思ってパソコンに向かっているんだけど、
大した成果が上がらんもんだな。
こんなこと書いたら誰かが傷つくかも…とか、
誤解されてしまうかも…とか、
自慢話してると思われるかも…とか、
雑念ばかりが頭をよぎってしまう。
一向にはかどらない。
書きたいことは沢山あった筈なんだけど。
なかなかうまいこといかないもんだな。

しかし、これは僕の性格が「控えめで思慮深い」だからってことではないのだ。
それは重々承知している。
実はこれも一種の自意識過剰が引き起こした事態なのだ。
恐ろしや、恐ろしや。
何の引け目もなく堂々と自分の武勇伝を書いてしまえる人と、
結局は同じなのだ。
ザ・自意識過剰。
両者はただ防御の仕方が、ちと違うだけだ。
むしろ自分の内側すべてを曝け出す豪快な自伝を書ける人の方が、
ある意味、自意識を突き抜けた解脱状態で優位なのかもしれん。

そう言えば、数年前こんなことがあった。
今まで一切公表していないと思うが、僕はルービックキューブが好きだ。
ある日、古澤ひかりと喫茶店で打ち合わせをしていた時、
彼女がトイレで席を立ったその間に、
暇だから机の横の棚にあったルービックキューブを解いて、
帰ってきた彼女に見せたことがある。
その時、古澤ひかりは何と言ったか。
「ふーん」
それだけで終わり。
あの時は恥ずかしかった。
得意気になっている自分を見透かされているようで恐ろしかった。
普段、天然気質丸出しの古澤ひかりだから、ついつい僕も油断してしまったのだ。
ついつい自慢してしまった。

本当、自意識過剰はいつ何時も人を落ち込ませる。
でも、だからと言って簡単に放棄できるものではない。
人それぞれ、色々と守っておきたいものがある。
昨日から自分のことをじっくり書こうと思ってパソコンに向かっているんだけど、
まぁ、そういうわけで、あまり進んでいないのだ。
さて、これから何を書こうやら。


BGM:Texas Tornade / The Sir Douglas Band