2013年7月27日土曜日

アルーナジョージのデビュー作



Soundcloudでアルーナジョージのフル・デビュー作が限定公開(現在は終了)になったので、
早速聴いた。噂通りの高水準作で嬉しくなった。
既に聴いていたキラー・チューンの配置も良かったし、他の曲も同列にすっと耳に馴染んだ。
ジョージによる音作りは刺激がありつつも、決して歌メロを蹂躙するような愚行は犯さない。
あくまでアルーナ嬢の歌の可愛さを引き立てる役回り。
その歌も無駄な歌い込みはせずに、ひとつひとつのフレーズの発音に空気感を吹き込む感じ。
(米国R&Bシンガーだったら強引な力技で歌の上手さをエゴイスティックに打ち出すわけだが。)
とても耳に優しく、デザイン的。
ポップ/ロック界すべてを巻き込むような扇情さ(例:ビョーク)が加われば面白いかな、
と個人的には思っていたのだが、これは徹頭徹尾ポップな作品になったな。
聴いていると、それで正しい気がするので、まぁバッチリです。

通常は14曲。DX盤は19曲。国内盤は21曲収録。
待たせただけあるが、もう次はないってくらいの盛り沢山な内容。