2014年11月7日金曜日

晩秋にロバート・ワイアットを想う



ロック界の仙人、ロバート・ワイアットが活動を休止するようで…。
ちょっぴり淋しいニュースだった。
そんなタイミングで全キャリアを網羅した2枚組ベスト盤が出るそう。
仙人自ら選曲をしたらしいので、誰も文句は言えないところだろう。
が、マッチング・モールの「オー・キャロライン」は外れてるし、
キャリア的に超重要な『ロック・ボトム』からは1曲もない。
少し勿体無い気がする。
凡人にはその意図が分からないが、何らかの理由はあるのでしょう。

ということで、注目はコラボ曲を集めたDisc2か。
僕は持ってない曲が結構あったので、これだけでも興味あり。
でも、ベストと称するならベン・ワットとの曲や、ハットフィールド・アンド・ザ・ノースの「Calyx」とかもあるかなー、などとも思う。
いや、文句は言いませんが。

上に貼った曲は大名盤『オールド・ロッテンハット』より美メロが極上の1曲。
これは入っていて安心しました。
左翼路線まっしぐらの時期で、この頃の作品はすべてに於いて静かに鋭く、素晴らしい。