アーティストと政治との関わりを知らない若者が多いらしい。
無知すぎて可哀相なので、今回の企画を。
音楽は政治的なメッセージとは切り離せないのですよ。
まずは基本中の基本↓
反戦歌:ウィキペディア
Udiscovermusic:不朽の政治的アンセムとなった音楽たち
追悼・ネルソン・マンデラとポップ・ミュージック | THE MAINSTREAM
Candidというレーベル自体が政治的。マックス・ローチとその一味。
ノンポリでは出せない迫力で、歌詞などなくてもメッセージとして成立している。
反ナチスとは言え、ごりごりに右翼的。チャーチルの戦意高揚スピーチで始まる。
同じ年、左翼のスタイル・カウンシルは「Shout to the top!」(トップに物申せ)を発表。
「臆病者は尻込みし、裏切り者は冷笑するが、我々はここで「赤旗」を掲げ続ける」
この音楽の美しさはどこから来るのか。
ポル・ポトの暴走した共産主義をこけにする。ジェロ・ビアフラは無政府主義アナキスト。
軍事政権に楯突く信念のカリスマ。生きることイコール、政治に関わること。
それがアートの原動力になっている。
右翼がかっこよく見えたジャン・ジャック・バーネル。政治というよりファッションかもしれないが、この本気の音像は凄い。ネトウヨも楽器を手にしろ。見習え。
映画『ジョニーは戦場へ行った』の作者は赤狩りに遭い、映画界から追放。
原作本も反政府文学として絶版に。しかし、J・ヘッドフィールドは保守中道派。
「大韓航空機撃墜事件」を歌い外交問題に顔を突っ込む社会派ゲイリー・ムーア。
東西冷戦期。昔は広島について歌うアーティストも多かったよなぁ。
出席した公聴会(議題は検閲問題)の様子をそのまま曲にするザッパ。行動あるのみ。
権力に阿る人間は真のアーティストにはなれないのだ。
「平和と愛、理解し合うことの何がおかしいんだ?」左翼にとって座右の銘曲。
バカにする人もいるだろうが、それでも僕はUnderstandingの努力を惜しまないのだ。
ちなみに徳永の曲にも政治的なものありますよ。
ストレートには出てきてないけどね。