2024年11月19日火曜日

Twisted Teens、遂にサブスク解禁!!


今年の春頃に海外ブロガーの間で一部話題になっていた米ニューオーリンズのTwisted Teensが、
今月からSpotifyにあがってて「おっ」とさっき腰を浮かしたので早速紹介。
ガレージーで、ルーツィーで、オルタナな音が好きな人は必聴です。
音像のポイントはジャケにも写ってるペダルスティールで、
絶妙に脱力感があってユニーク。やさぐれたヴォーカルも絶品だ。
曲間も詰まってるし、32分があっという間。
後半「Sea Of Love」のカヴァー(オリジナル→YouTube)をアクセントとして挟みつつの「Waiting For The Whip」の変態名曲っぷりもお聞き逃しなく。

Bandcamp:Twisted Teens→こちら

2024年11月17日日曜日

Lone Justice、語り継ぎたいバンド。


ローン・ジャスティスのデビューは僕が中学生の時。
深夜放送で「Sweet, Sweet Baby (I'm Falling)」のビデオを観て(→Youtube)、
こりゃすごいヒットになるぞと思ったのも束の間、
すぐにビルボード70位あたりで失速して非常に落胆したのを鮮明に憶えている。
ちょっと時代的に先鞭を切り過ぎていたのか。
ジョージア・サテライツのヒット後だったら、きっと受けが違っていたんだろうか。

ま、今となってはそんなことはどうでもよくて、
38年振りの新作『Viva Lone Justice』ですよ。
過去に録音されたマテリアルにオーヴァーダブなどが施されて、まとめられた作品。
ドラマーの死をきっかけに形にしたものらしい。
「Teenage Kicks」「I Will Always Love You」のカヴァーを同時にやれるなんて、
この人達ならでは、と膝を打ちました。

Bandcamp:Lone Justice→こちら

2024年11月14日木曜日

Bleu & Carly Paige、ビートリッシュな美メロ。


ELOのオマージュ・プロジェクトL.E.O.を引率した才人ブルウさんの新曲。
途中のリズム・チェンジが素敵です。
デュエットしてるのは同じくLAを拠点とする23歳SSWとのこと。
ブルウさん、バンドキャンプを覗いたら最近も幅広く色々なことをやっていて、
まだまだ健在そうです。見た目は完全におっさんになってるが(現在49歳)。

Bandcamp:Bleu→こちら

2024年11月13日水曜日

Ylayali、ノイズに侵食される恍惚。


パワー・ポップ・バンド2nd Grade(→過去の記事)のドラマー、フランシス・ライオンズのソロ・プロジェクト。
今まではノイズが乗ってるスローコアという佇まいであったのが、
今回はやり過ぎて、もう戻れない所までいっちゃってます。
でも、ノイズそのものに胆力があるので、どうにも聴いちゃいます。
忘れられない反復の妙もあり、これはもしかしたら名盤なのかも、と思わせてくれる。
ノイズの向こうで切ないもんが鳴ってんな、と思っていたら、
ノイズそのものが切なかったみたいな瞬間が多数。
上記1曲目「フランシス葬儀場」(すごいタイトル)の予測つかない展開をじっくり聴ける人は、是非アルバム全編をおすすめします。

Bandcamp:Ylayali→こちら

2024年11月11日月曜日

Blueboy、もうおしまいじゃないよ。


90年代当時は「Sea Horses」が突出して好きだった思い出がある(→Youtube)ブルーボーイ。
そのバンド名だけで尻穴がむず痒くなります。まさに青春です。
その彼らが今年復活。
亡くなったVoキースさんの後を受け、女性ジェマさんVoを完全メインにしたようで、
音楽性が若干シューゲイザー寄りになってます。
こうやって復活して次々に音を届けてくれると応援したくなりますね。
上記は今月出た新曲。フランス語で歌ってます。

Bandcamp:Blueboy→こちら

2024年11月8日金曜日

Willie Dowling、ビジュアルには目をつむって。


90年代のイギリスにザ・ワイルドハーツから派生したHoneycrackというバンドがいたのだが(メジャー流通あり→Youtube)、上記はそこのヴォーカリストの、今月出たソロ作品。
現在はザ・ワイルドハーツの現メンバーでもあるジョン・プールと二人の名前を掛け合わせたThe Dowling Pooleというグループをメインでやっているらしい。
ソロ活動ではジェフ・リンみたいな見た目で、ピアノを中心に据えて、昔のハードロックっぽさなど全くないポップロックをやっている。
ピアノ・ロック好きな方におすすめです。

Bandcamp:Willie Dowling→こちら

2024年10月27日日曜日

RIP Phil Lesh


僕の中でベーシストの概念を変えてくれた人。
対話するような演奏は、本当に飽きが来ないし、素晴らしいものだった。
上記名演、途中でジャムが「Tighten Up」へと変化していくのだが、
フィルさんの対応は実に自然でさりげなく、センス抜群だ。
大胆なプレイもしつつ、全体のバランスも司っているのも彼だった。
前にGrateful Deadのおすすめの聴き方を書いたが(→過去の記事)、
これからしばらく追悼でフィルさんだけに集中して耳を傾けていたい。
フィル・ゾーンに陣取った気分で。今はそんな心境だ。
幸い、音源は沢山残されている。
感謝しつつ、これからもずっと聴いていきたいと思う。