2025年3月28日金曜日

MJ Lenderman、This Is Loreleiと共演カヴァー。


This Is Loreleiが昨年発表したアルバム『Box for Buddy, Box for Star』のデラックス盤が出るらしく、そこに収録されているMJレンダーマンをリードVoに迎えた再録共演ヴァージョン。
原曲は(→YouTube)はオートチューンを使っていて、その時点で自分のアンテナにはひっかかってなかった。今回初めて知った。
で、上記再録ヴァージョン。これが最高の出来。こういう寂寥感ある孤独な歌を淡々と歌って様になる歌い手になると、もう何歌っても良く聞こえます。
Wednesdayは最近脱退したらしいので、今後この歌を聴ける機会は増えていくだろう。
以下、ぐっと来た歌詞の訳を。

「スティーリー・ダンを歌った
 風吹く中「Shake it!」と叫んだ
 そうさ、負け犬は勝つことはない
 僕は負け犬さ、これまでもこれからも

 今日、あなたの愛を失った
 さびしい夏の風の中
 自分の夢の中で夢を見ていた
 そう、最大の敵はやはり自分自身なのさ」

MJ lenderman:過去の記事→こちら
Babylon Sisters / Steely Dan→YouTube
This Is Lorelei:Bandcamp→こちら

2025年3月24日月曜日

The Milk Carton Kids & Madison Cunningham、とろけます。


「AEA N28」というステレオ・リボン・マイクを1本立てて、
その周りでミルク・カートン・キッズとM・カニンガムが歌っている動画。
これがヘッドフォンで聴いているとめちゃくちゃ気持ち良くて、
さすが最新の高級マイクは違うと思いました。
42万円もするそうです。
YouTube音質でこの温かみを出してくるので納得ですが。
とにかくこのハーモニーは最高。

過去の記事:
The Milk Carton Kids→こちら
Madison Cunningham→こちら

2025年3月22日土曜日

Tom Misch、じんわり来て、最後にギターソロ。


トム・ミッシュの新曲。
今までとがらりと趣向を変え、70年代的なクラシック・ロックの響きになってます。
そういうモードに入ったらしい。
で、共作者に選んでいるのがマット・マルチーズ(過去の記事→こちら)。
目の付け所が良すぎます。
MVに出てくる観客の老人(Old Man)は実のお父さんだそう。
じわっと来ますね。

2025年3月19日水曜日

Sam Grassie、英国フォーク好きに。


YouTubeチャンネルを見るとバート・ヤンシュ、デイヴィー・グレアム、ウィズ・ジョーンズらのカヴァーを披露している、完全にその筋のギタリストの新曲。
マリのブルースを融合しているそうだが、確かにイントロがそれっぽい。
グラスゴー/スコットランド出身。
現在はロンドンのフォーク集団ブロードサイド・ハックスに在籍しているそう。
ブリティッシュ・フォークの伝統は脈々と受け継がれております。

Bandcamp:Sam Grassie→こちら

2025年3月16日日曜日

The Pale Fountains、未発表音源含む。


チェリー・レッドから5月にペイル・ファウンテインズの4枚組『The Complete Virgin Years』が出るらしく、早速HMVで予約してみた(詳しくは→Cherry Red Records)。
ジャケがそっけない気もするけど、箱やら装丁ブックのつかない簡素なリイシューなので、
まぁ許容範囲。むしろ音を楽しみにしたい。
上記は2ndにひっそり入ってる名曲。青春ですなぁ。

2025年3月10日月曜日

Bob Dylan、1963年のカーネギー・ホール。


映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』、アカデミー賞は逃したけど、
盛り上がってますね。
そんなわけで便乗企画。
個人的に大好きな1963年のCarnegie Hallのライブをまとめたプレイリストを作ってみました(22歳のディランの声がハスキーで良いのと、録音の具合が好きなのだ)。
この日演奏されたのは19曲。SETLISTは→Bob Dylan Official Websiteへ。
Spotifyで公開されてないのは「Blowin' in the Wind」「Percy's Song」「Seven Curses」「Walls of Red Wing」「Talkin' World War III Blues」「Don't Think Twice, It's All Right」「Only a Pawn in Their Game」の7曲。それらは2013年に出た50周年記念限定アナログBOXでしか聴けない。
それも著作権切れを防ぐために出されたものなので、既にリリースされていた音源は含まない不完全なものだった(僕も未入手です)。
いつかは完全版でのCD企画を期待したい。

ちなみにこの翌年にはブートレッグ・シリーズの『Live 1964 (Concert At Philharmonic Hall)』がありまして、そちらも名演です。が、ちとギターのチューニングが甘いのが惜しくて、声がカエル傾向にあるので1963年とは印象が変わります(声の張りは強くなってる)。
ま、基本的にディランの60年代の録音物はほぼすべて求心力が尋常でなく素晴らしいので、そういう変化も含めて楽しめます。僕も一生聴き続けるだろう。

さて、そんなディランですが、もうすぐ84歳。
現在もネヴァーエンディング・ツアー続行中というから、恐れ入ります。
今年のライブ開始は3/25からで米国をくまなく回るようです(→Official Website:Tour)。

2025年3月9日日曜日

Justin Sconza、すっと差し出します、くせメロ好きに。


昨年末に紹介した(→こちら)ワンマン宅録SSW、Justin Sconzaが今週また新作アルバムを出していたのでピックアップ。その名も『Standards』。
自分の中でスタンダード化している何年か前に書いた楽曲を集めたものらしく、
今回もかわいいメロが随所で聴けます。
メジャーマイナー問わず、ひねくれメロが好きだという人におすすめです。