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『今バリアしてたもん』
2025年3月9日日曜日
Justin Sconza、すっと差し出します、くせメロ好きに。
昨年末に紹介した(→
こちら
)ワンマン宅録SSW、Justin Sconzaが今週また新作アルバムを出していたのでピックアップ。その名も『Standards』。
自分の中でスタンダード化している何年か前に書いた楽曲を集めたものらしく、
今回もかわいいメロが随所で聴けます。
メジャーマイナー問わず、ひねくれメロが好きだという人におすすめです。
2025年3月6日木曜日
The Davenports、抱き合おう、知り合いのように。
Fountains Of Wayneのクリスのソロ・プロジェクトLook Parkにも帯同していたスコット・クラスのバンド、The Davenports。
今年出た7年振りの5th新作『You Could've Just Said That』からの新MV。
昔はパワー・ポップ傾向が強かったけど、今はすっかりアコースティック・ポップに。
自宅でほぼワンマンでじっくり作ったらしい。
ジュールス・シアーにも通じる素晴らしいソングライティングが楽しめます。
今は過去作品も手軽にサブスクで聴けるので、オススメしておきましょう。
The Davenports Official Site→
こちら
2025年3月5日水曜日
Jeremy Bradley Earl、ソロ宣言をする。
NYブルックリンのインディー・フォーク・バンドWoodsの一員、ジェレミー・アールがソロEP作品を出すそう。
Kevin MorbyやJohn Andrewsら巣立っていった仲間同様、
流石センスいいサウンドを出してくれてます。
甘くファジーなメロディーが時間軸を狂わすような淡いノイズに包まれて、
確信的に揺らいでおります。
Bandcamp:Jeremy Bradley Earl→
こちら
2025年2月28日金曜日
Sharp Pins、キャッチー・ローファイの新星。
マタドールからLifeguardというトリオ・バンドでリリースもしている米シカゴのカイ・スレイター君のソロ・ローファイ・ポップ・プロジェクト。
昨年リリースされた2nd『Radio DDR』に3曲を加えたデラックス盤が、
来月Kレコーズより再リリースとのこと。
上記MVはその3曲のうちのひとつ。
Lifeguardの方は比較的ハードコアな指向性があり、
こちらはソフト且つガチャガチャうるさいポップ系。
老舗レーベルがほっとけないピュアな感性を聞き逃しなく。
Bandcamp:Sharp Pins→
こちら
2025年2月25日火曜日
Roberta Flackさん亡くなる。
本日も追悼。
上記曲が本当に好きで、一時期何度も聴いていた。
ジミー・ウェッブ作曲で、ダニー・ハサウェイのアレンジ。
切実なる歌唱。本当に素晴らしいな。
安らかに。
2025年2月24日月曜日
Bill Fayさん亡くなる。
カルト的人気を誇る英国のシンガーソングライター、ビル・フェイ死去(amassさん)
このところ亡くなるミュージシャン多いですね。
さびしいです。
過去の記事→
こちら
こちら
2025年2月22日土曜日
Matt Pond PA、健在です。
数年前コロナの影響下でThe Natural Linesという新バンドを立ち上げてましたが、
今はもうMATT POND PAの看板に戻っていて、今月久しぶりのフル・アルバム新作をリリース。
そのアルバム・タイトルがいかにも含みがありそうな『The Ballad of the Natural Lines』。
本人曰く、これらの活動は地続きらしいですが、昨年は女性シンガーといくつかコラボ楽曲を突然発表したりと、かなり移り気で自由気儘です。意欲的とも言えます。
昔のようなメランコリックなメロディーは少なくなってきているけど、
新作充実してますよ。
Bandcamp:Matt Pond PA→
こちら
2025年2月20日木曜日
Muireann Bradley、伝統に新風を吹き込んで。
アイルランドの10代少女による米国戦前ブルース・カヴァー。
オリジナルはメンフィス・ミニー(ミニーさんはギターのみで歌ってない)。
レッド・ツェッペリンの大胆カヴァーでも有名。
今月末に2023年にリリースされたデビュー作(15歳の時に録音)が、
追加曲を含めて再リリースとのこと。
戦前ブルースの鬱屈した要素がきれいさっぱり消え、
むしろ爽やかなフォークになっているのが正直でいい感じだ。
そして、ギターめちゃくちゃうまい。
3曲目「Police Dog Blues」(→
YouTube
、名手ブラインド・ブレイク楽曲)のパキパキしたオブリガートの鳴りのいいこと。
前に紹介したノラ・ブラウン(→
過去の記事
)の時も思ったが、
10代の女の子は(親の影響だろうが何だろうが)我が道を得たら、
こつこつひたすら練習するんだろうなぁ。
詳しくは→
UNIVERSAL MUSIC JAPAN
2025年2月17日月曜日
Grimson、今日セラピストを泣かせた。
米NY出身。ここ数年はヨーロッパにいたようだが、今はLA基盤というアーティストGrimsonの新曲。一昨年デビュー・アルバム『Climbing Up The Chimney』を出している。
やばい目つきで若干危なそうな雰囲気を醸すキャラクターのようだが、
メロディーのセンスがいいので、気になってます。
Bandcamp:Grimson→
こちら
2025年2月9日日曜日
ストリングスが好きなんです。
ストリングスを使った楽曲のプレイリストを作ってみた。
あまりにも長いリストになったので、ヨーロッパ圏に絞って。
好きな曲を中心に、時折有名曲も織り交ぜて。
メロトロン、サンプルは極力避けてるけど、絶対にあらず。
さて、これを聴きながら雪かきだ(それが本当の目的)。
ということで、皆様にもシェアします。
2025年2月6日木曜日
Echolalia、牧歌的フォーキー・サイケ。
以前にも紹介したスペンサー・カラムさん(→
こちら
)を含む米ナッシュビルの音楽集団エコラリア、今月出るセルフ・タイトル・アルバムより。
聴いてもらって分かるように、土着的な南部サウンドではなく、牧歌的なサイケ・フォーク。
何でもわざわざ英国ワイト島まで行って録音したものらしい。
スペンサーさんはロンドン出身なので、何らかの伝手があったのだろう。
めちゃくちゃ肌馴染みのいいヴィンテージ・サウンドで、アルバム全貌を聴くのが楽しみ。
Echolalia:Bandcamp→
こちら
2025年2月4日火曜日
Florentenes、マンチェスター・ティーンエイジャー。
英マンチェスターの4人組新人バンド、Florentenesの最新シングル。
どう見ても若いので、検索したらまだ10代なんだと(→
INDIE NATIVEさん
)。
アークティック・モンキーズのやぶれかぶれなデビュー時を思い出したよ。
ただ、彼らは若さにまかせてシンプルにギターをかき鳴らすだけのバンドじゃなく、
SquidやBlack Midiなど、新興キテレツ・ロックの洗礼もたっぷり浴びている感じで面白い。
アルバムはまだなので、これからさらに話題になっていきそうだ。
2025年2月1日土曜日
Bells Larsen、過去の自分とデュエット。
トロントのシンガーソングライター、4月に出る2ndアルバム『Blurring Time』からの先行曲。
3年前のデビュー作以降、男性ホルモンを打って声を低くしたらしく、
この曲は過去に自分が歌ったテイクとのデュエットという形になっている。
インスタを見たら手術で胸の切除もして、ベラという名前も封印し、今にいたっているようだ。
静謐で優しげな歌だけど、色んな覚悟は歌を通して伝わってきます。
Bells Larsen:Bandcamp→
こちら
2025年1月29日水曜日
あなたはどこまでAIに心を許せるか。
生成AIのテクノロジーでビートルズの動画を作っている作家さんの新作。
有名な写真を取り込み、そうであったのでないか、というこちらの想像を勝手に具象化してくれている。
楽曲の力に依るところも大きいが、これは良くも悪くもインパクトある映像だ。
ギターの運指は再現度ゼロだから、その程度の軽い気持ちで見ればいいのだろうが、
不意にジョンにニコッと微笑まれたり、母ジュリアとのカットがあったりと、
虚をつかれる場面もある。
こうやって比べてみると、酷評された「Now And Then」のMV(→
YouTube
)は、
当事者である分、過度な感傷をあえて抑制した作りだったのがよく分かる。
さて、これから技術はどこまで進み、
どこまで僕らの心をかき乱してくれるのでしょうか。
2025年1月28日火曜日
American Football、25周年記念盤として再び。
名盤1stの25周年アニバーサリー・ツアー来日公演(3月→
smash
)が既にソールドアウト、
と根強い人気を誇っているアメリカン・フットボール。
来月には15周年時のDX拡大版が新リマスター、新パッケージにてリリースされるらしい。
上記冒頭曲、いつ聴いても昔の青春の疼きが心臓をきゅっと甘噛みしてくるような感覚がある。
Polyvinyl Recordsの企画でのIron & Wineの渾身のカヴァーも良かったが(→
YouTube
)、やっぱり、この透徹とした空気感、凛乎たる佇まいは特別なものだと言わざるを得ない。
音楽って一種の魔法なんだ。そう思わせてくれます。
Bandcamp:American Football→
こちら
2025年1月27日月曜日
Dipsea Flower、新世代は知らぬ間に育っている。
米ボストン発、アリ・ローゼンバーグを中心としたバークリー音楽大学の学生フォーク・ロック・バンド。
一昨日にMt.Joyの人気っぷりについて書いたが、偶然にもこのアリ君も心酔しているらしく、その影響を公言している。若い世代間でこうした「受け継がれ」があるのはいいよな。
アルバム・デビューに向けてただ今準備中らしいので、今後の展開に期待したい。
2025年1月25日土曜日
Adam Melchor & Mt. Joy、君の肩を頼りにしてもいいかな。
米ニュージャージー出身のアダム・メルチョルと、フィラデルフィア出身のフォーク・ロック・バンドMt.Joyが共演した新曲がいい感じ。
両者は現在共にLAを拠点としていて、かつてアダムさんがMt.Joyの前座をつとめていた頃にこの曲を一緒に書いたらしい。
Mt.Joyは昨年リリースされたライブを聴いた時、初っ端から観客が大合唱していてその人気の程を知った。日本にいるとその熱狂っぷりはあんまり伝わってこないよなぁ。
Bandcamp:Mt.Joy→
こちら
2025年1月23日木曜日
Ella Fitzgerald、発掘ライブ盤が出ます。
エラ・フィッツジェラルドの1967年発掘ライブ『The Moment of Truth: Ella at the Coliseum』が出るらしく、どんなもんかいな、と上記冒頭曲を聴いてみたら、激しく良くって、これは全編を聴くのが楽しみだ。
マルチトラックのテープからミックスしているので、
ホーン隊のニュアンスなんかも鮮やかに聴き取れる。
リリースは来月末にVERVEから。
ジャズ・ファンだけでなく、ポップス好きにも伝わればいいなぁ。
UNIVERSAL MUSIC JAPAN→
こちら
2025年1月20日月曜日
Galactic and Irma Thomas、ファンキーおばあちゃん。
アーマ・トーマスと言えば芸歴60年超のソウル・シンガー。
ローリング・ストーンズで有名な「Time Is On My Side」で知られ、今年御年83。
そんなレジェンドが同郷ニュー・オーリンズのギャラクティックと共演。
社会問題を取り上げた歌詞を歌いつつ、軽やかにグルーヴを生み出している姿が実にかっこいい。
4月にアルバム『Audience With the Queen』が出るそうだ。
2025年1月15日水曜日
Arcy Drive、ジョン・セバスチャン参加!
米NYロングアイランドの男女4人組インディー・バンドの新曲。
後半にラヴィン・スプーンフルの「デイドリーム」が歌われて、
「うわ、なんだこれ」と思って調べたら、実はジョン・セバスチャンがハーモニカ参加していて、さらに驚いた。
確かにこれは、彼のハーモニカの音色だ。
やばい。大好きだ、このセンス。
2025年1月11日土曜日
Greg Freeman、デビュー作が再リリース。
米バーモント州のSSW、グレッグ・フリーマン。
新たな契約先が決まり、2022年のデビュー・アルバム『I Looked Out』がボーナス2曲を加えて再発、そして初アナログ化されるとのこと。
基本的にはオルタナっぽいフォークの人だと思うけど、
上記のようにノイジーでへろへろなキャラクターが爆発する楽曲もあり、
感情が揺さぶられる。(↓の意訳は中盤辺り)
今年中には2ndも出るらしいので、期待しておこう。
「管制塔のど真ん中から外を見たら
君の飛行機が翼を広げ地面に影を作っていた
眼下に僕は呼びかけた
君は古い滑走路を横切って
無線で僕らの愛を知らしめて
危機的状況になった
荒っぽい着陸で握りしめた拳が神を見出した
そして今夜、雪が降る」
Bandcamp:Greg Freeman→
こちら
2025年1月7日火曜日
Gnome、60'sガレージへの偏愛。
I Like It (EP) Gnome
Add To Wantlistさん(→
こちら
)で知ったオーストラリア発ジェイ・ミラー君のロックンロール・プロジェクト。
ザ・キンクスばりのオープニングに、本気度マックスを示すMONOミックスで、
思わず笑っちゃいました。
最高ですな。音楽なんて自分が好きなことをやりゃあいいんです。
Bandcamp:Goblin Records→
こちら
2025年1月4日土曜日
PLAYLIST公開しました、第2弾。
https://open.spotify.com/playlist/5T7d2vnd1wBJojFQwOs529?si=5db6b834236a4f15
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
徳永自身による渾身のSpotifyプレイリスト第2弾です。
曲順は考えましたが、無料のシャッフル再生でもいいので是非是非どうぞ。
新作はまだまだデモ段階。引き続き長〜い準備中。
機運が向いてきたら必ずや、と思っております。
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