2017年10月29日日曜日
コートニー・バーネット×カート・ヴァイル
Courtney Barnett & Kurt Vile
最近コラボ作を出した二人のライブ。
これがとてもいい動画で、ずっと楽しく観れていられる。
なんだろうね。調子っぱずれなのに、絶妙にカッコ良い。
ドラマーがジャネット・ワイス(スリーター・キニー)ってのも大きいが、
ルーズでチューニングが甘くても、本髄をぎゅっと掴んでいる佇まい。
日本人には出せないこの自然体な「これでよし」感が、実に堂々としている。
アルバム同様ラストの「Untogether」がやっぱりいいな。
2017年10月25日水曜日
自分史上ダントツ1位の謎CD、あらわる。
CDやLPを買いだして30年以上になるが、先日、自分史上一番“奇妙”な体験をした。
Spotifyでペスカード・ラビオーゾの名盤『Artaud』を流していた時に、
耳慣れない感覚があったので、調べようと思って自分のCDと聴き比べたら、
確かにSpotifyと内容が違っていたのだ。
これはおかしい、と思いYouTubeでも検索して聴いてみたが、
どうやら僕の持っているCDの方が間違っているようだった。
なんと、僕は今まで中身の違うものを名盤だと思って聴いていたのだった!
(20年も。しかも、結構それを気に入っていた。)
具体的に書くと1〜5曲目まで違う音楽が収録されていて、
6曲目以降は正しく収録されている。
型番は「Microfon C-61」made in CANADAで、
バイトしていたヴァージン・メガストア池袋店で90年代中盤に買ったと記憶している。
当時アルゼンチンのロック情報など皆無だったので、僕はこのCDが間違った内容のものだと知る由もなかった。受け入れるしかなかった。
A面B面の音楽性の変化は不思議だと思っていたが、
そういう趣向なのかな、と良き方に解釈していた。
ちなみにこの作品、アルゼンチンのローリング・ストーン誌が選ぶ「名盤100選」の第1位だそうである。おいおい。
言いたいことが山程あるぞ。
というわけで、詳しい情報はないものかとGoogleで調べまくったが、何も出てこない。
輸入盤ならディスクが入ってない、違うディスクが入っていたということは時々ある。
でも、この場合は違う。ジャケ、盤面の印刷まで合っていて、肝心の音楽だけ半分入れ替わっていたのだ。25年前の製造だが、何か情報があるはず。
しかし、何も見つからない。多分レーベルは不具合が見つかった後、出回ったものを回収して、製造をやり直し、同じ型番で発売を続けたのだろう。
もうどうすればいいのか分からない。
実のところ、現時点で知りたいのは、1〜5曲目のアーティストとアルバム名なのだ。
この「謎」が発生してからはアルゼンチン・ロックをSpotifyやYouTubeで片っ端から聴いている。
謎の「1〜5曲目」と出会いたいからだ。
本家の『Artaud』の方はもう聴ける。
名前を知っていればインターネット時代、造作もないことだ。
ただ謎の「1〜5曲目」はCDに残っている音しかない。
ラジオでかかることもなけりゃ、大勢に知られてもいない、ましてや言葉が全然分からない。
そんなわけで、僕はこのところSpotifyで70年代のアルゼンチン・ロックばかり漁って聴いている日々を送っています。
↓ B面しか聴いてなかった僕が言うのも何ですが、アシッド・フォーク好きは絶対の名盤です。
追記:1〜5曲目、判明しました。Nito Mestreの『20/10』(1981)という作品。すっきり!
2017年10月23日月曜日
2次先行発売、来ました。
2017年12月1日(金)
「DECEMBER'S CHILDREN EXTRA」
六本木VARIT.
開場18:30/開演19:00
前売り3000円/当日3500円(1ドリンク別)
出演:徳永憲、沖ちづる
▼2次先行(先着順)
10/24(火)18:00〜11/5(日)23:59
http://eplus.jp/dc17extra/
ライブ、久しぶりだけあって準備を入念にやってます。
選曲は新作からの曲は少なめになりそうかな。
残念がる人もいるかもしれないけど、今回の作品はあんまりライブを念頭に置いて作ってなかったので自然とそういうことになりそう。
20年のキャリアからまんべんなく選曲します。
ぜひぜひ、みなさま、お越しを!
「DECEMBER'S CHILDREN EXTRA」
六本木VARIT.
開場18:30/開演19:00
前売り3000円/当日3500円(1ドリンク別)
出演:徳永憲、沖ちづる
▼2次先行(先着順)
10/24(火)18:00〜11/5(日)23:59
http://eplus.jp/dc17extra/
ライブ、久しぶりだけあって準備を入念にやってます。
選曲は新作からの曲は少なめになりそうかな。
残念がる人もいるかもしれないけど、今回の作品はあんまりライブを念頭に置いて作ってなかったので自然とそういうことになりそう。
20年のキャリアからまんべんなく選曲します。
ぜひぜひ、みなさま、お越しを!
2017年10月17日火曜日
EMOに心焦がしたことがある人は必見
現在ロックがつまんない状況になり勢いがないことは至る所で書かれているので、
もう皆さんご存知だと思うが、局地的には “だからこその熱い現場” がある。
そのことがよく分かる10分動画。
「Emo Nite」という現在進行中のDJパーティー・ツアーのドキュメント動画で、
これがすっごくグッと来るのだ。
要するにエモのCDをかけてみんなで盛り上がるだけなんだが、
そこへ向かう人々の日常が淡々と描かれる前半から、名曲の大合唱と化す後半への流れが劇的に感傷的で、すごい。
フォール・アウト・ボーイ、マイ・ケミカル・ロマンスの楽曲の破壊力は断トツ。
ま、ここで何が起きようが、世界は変わらず進んでいくのだが、
EMOがこうやって地下でまだうごめいているのは素晴らしいことだと思う。
グランジではこうはならない。EMOだからこその「泣き」のドキュメントだ。
2017年10月13日金曜日
ライブ決まりました。
2017年12月1日(金)
「DECEMBER'S CHILDREN EXTRA」
六本木VARIT.
開場18:30/開演19:00
出演:徳永憲、沖ちづる
全自由 前売り¥3,000( 税込・ 整理番号付き・ドリンク代別)
チケット発売日2017年11月11日(土) 10:00
【オフィシャルHP先行】
受付期間: 10月13日(金)18:00〜10/16(月)23:59
受付URL: http://eplus.jp/dc17extra/
INFORMATION: SOGO TOKYO 03-3405-9999
【DECEMBER’S CHILDRENイベント公式サイト】 http://www.decemberschildren.jp
【DECEMBER’S CHILDRENイベント公式ツイッター】https://twitter.com/DEC__CHILDREN
お待たせしました。どんな場所かまったく知らないんですが、
弾き語りをしに行くことが決定。ひさびさの東京帰還です。
「DECEMBER'S CHILDREN EXTRA」
六本木VARIT.
開場18:30/開演19:00
出演:徳永憲、沖ちづる
全自由 前売り¥3,000( 税込・ 整理番号付き・ドリンク代別)
チケット発売日2017年11月11日(土) 10:00
【オフィシャルHP先行】
受付期間: 10月13日(金)18:00〜10/16(月)23:59
受付URL: http://eplus.jp/dc17extra/
INFORMATION: SOGO TOKYO 03-3405-9999
【DECEMBER’S CHILDRENイベント公式サイト】 http://www.decemberschildren.jp
【DECEMBER’S CHILDRENイベント公式ツイッター】https://twitter.com/DEC__CHILDREN
お待たせしました。どんな場所かまったく知らないんですが、
弾き語りをしに行くことが決定。ひさびさの東京帰還です。
2017年10月12日木曜日
エルボー、安定感あるなぁ。
むさっくるしいオッサン2人のデュエットだけど、実に良いじゃないすか。
エルボーと、そこにゲスト参加したジョン・グラント。
今年出たエルボーの新作に収録されていた曲の配信用新ヴァージョン。
地力でじわじわ盛り上がってくる様に引き込まれます。
そして、元のヴァージョンは→こちら
どちらもそれぞれの良さがあって、甲乙つけ難い。
2017年10月6日金曜日
Ian Duryの廉価ボックス
Demon/Edselが監修する『The Studio Albums Collection』。
オリジナル・スタジオ作8CDに、1980年までのシングル収録曲を集めたボーナス・ディスクがついてくる。ライブや遺作となった企画盤は入っていない。
紙ジャケは背表紙のない簡素タイプ。クレジットが載った12P冊子つき。
音は総じて良くなってます。うちにある旧盤はどれも80〜90年代に買ったものなので、
はっきりと違いが分かる。すきっとしてるのに、ふくよかさがある。
ただ音量を上げているだけではない。
『Mr.Love Pants』は出た1998年当時のコンプ感が減り、よりナチュラルな感じに。
この値段で買えるので、ファンキーな英国ロックが好きな人は手に入れるべし。
2017年10月5日木曜日
Ian Campbell Folk Groupのボックス
誰も喜ばないと思うが、時々書いている廉価ボックス・シリーズ。
昨年Sanctuary/Cherry Redが監修したイアン・キャンベル・フォーク・グループです。
1st〜6thを3枚のCDに収め、ボーナストラックを集めたもう1枚も加えて、
タイトルは『The Complete Transatlantic Recordings』。
詳細な36Pライナーノーツもいいし、音質も良く、全105曲どっぷり当時の英国フォークの空気感に浸れます。
紙ジャケは簡素で、表裏に2in1それぞれの表ジャケがデザインされている。
フェアポート・コンヴァンションに参加する迄のデイヴ・スウォーブリック、デイヴ・ペグの演奏を聴けるのも貴重だ。
昔探していても見つからなかった音楽がこんなにもいとも簡単にコンプリートできてしまうとは。しかも安いんだよ。
2017年10月4日水曜日
追悼:トム・ペティー
またロック界の重要人物が逝っちゃいましたね。残念。
僕は『Full Moon Fever』(1989)から『Into the Great Wide Open』(1991)あたりが一番好きな時期で、あのジェフ・リンのポップさを土着的ロックに取り込んだサウンドには憧れたもんです。今聴いても絶妙なブレンドで、あの時代の空気を作ってたなーと思います。その次にリック・ルービンと組んだのも彗眼で、リスペクトものでした。
あと1985年のライブ名盤『Pack Up the Plantation: Live!』も大好きで。
1曲目がいきなりザ・バーズのカヴァー「So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star」なんだけど、これがめちゃお気に入りで、大学のバンドでコピーした覚えが。
ボブ・ディランを初めて好きになったのも高校時代にトム・ペティーとのツアー映像をテレビで観てからだもんな。考えてみれば、ロック・クラシックとの媒介役としても重要な人だったよな、と思う。本当に色々お世話になった。
それがディランやロジャー・マッギンより早く逝くなんて…う〜む。
2017年10月3日火曜日
Dr.Johnの廉価ボックス
Dr.ジョンの今秋出た「The Atco Albums Collection」というEU製の安いボックスです。
デビューから7作目までAtcoレーベル時代をライノが監修してます。
箱に紙ジャケが7枚。当然輸入盤だからCDは裸状態です。
作りは『In The Right Place』が三面開きになってたり、
頑張ってる感じです。印刷された細かい字も一応読める。
ただし、ライナーノーツはなし。ま、音だけ楽しめよ、ということだろう。
今回のためにリマスターされたというクレジットはないけど、
僕が持ってる90年代の旧盤と聴き比べたら、
音は確実に良くなってます。左右の広がりが出て楽器の粒立ちがいい感じ。
初期7作がこの値段で一気に揃えられるとは、いい時代だ。
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