2019年4月29日月曜日

平成ナンバー1は「ワゴン」に決定(徳永調べ)



僕がたった今感じてることってのは
君が僕を助けてくれないかな、ってこと
どうするか分かんないかな

僕らみんなキチガイだから
糸口を見つけたヤツが周りの誰かを助けていくんだよ
ベイビー、なんで僕らはそうじゃないんだ
ベイビー、なんで僕らはそうじゃないんだ


「令和元年」。ふーんという感じだが、昭和93年と考えると、
随分遠いところまで来たなーと感じてしまう。
ということで、平成時代に自分に最も影響を与えたものは何だったか、
ベスト30ぐらいまでリストアップしてみたのだが、
結局、上記のベスト1だけで十分という気がしてきた。
ダイナソーJr.の「ワゴン」。
『ワゴン(6トラックス)』という国内盤を1991年1月に買った。
すでにギター弾いてたし、曲も作ってたけど、
リアルタイムで体験して、ここから潮目が変わった。
平成を代表する、我が心の1曲だな。

2019年4月24日水曜日

飛び出す絵本です。



カナダ出身で、本国ではそれなりに知られている4人組バンドHollerado。
(このPVで人気を博した→「AMERICANARAMA」(2010))
今度解散アルバムを出すらしく、そこからの先行MV。
手のこんだ飛び出す絵本形式で、素晴らしい出来映えです。
途中自分達のジャケットを1枚ずつ取り出したりして、
曲調も相まって、しんみりくるんだよな。
こういう予告解散って微妙にビジネスの匂いがするものだが、
そういう感じでもなさそうで、好感を抱いた。
(裏では色々あるのだろうが。)

2019年4月22日月曜日

Doug Tuttleでまったりしたい。



カントリー&サイケ・ポップな優しい音が心地好い。
米国東海岸ニューハンプシャー州出身のSSW/ギタリスト。
ソロ活動の前はMMOSS(モス?苔?)というバンドを率いていた。
知らなかったので、遡って色々と聴いてみたが、バリバリの60's風サイケ・バンドで、
面白かった。そこから、この解脱してきたような爽やかポップに変遷してきたのだな。
今回のリリースは西海岸のカセット販売で知られるBurger Records。
アルバムとしては4thソロとなり、タイトルは『Dream Road』。5月予定。

2019年4月18日木曜日

ジャムの気持ちよさは至高。



カイアス〜フー・マンチューと渡り歩いたドラマー、Brant Bjork。
彼のジャム作品が今月リリースされたので聴いたら、めっちゃカッコ良かった。
乾いた砂漠感、侘び寂びのファンク臭、そしてほのかなラテン風味。
Vo曲もあるが、基本はジャム・インスト。これはハマる。

ついでに彼のフー・マンチュー時代の激烈ドラムも貼っておこう。
Eatin' Dust / Fu Manchu (1999)
ストーナー・ロックの豪快さを体現しつつ、同年にソロ作デビュー(『Jalamanta』)もしていたのが面白い。
全然追えてなかったけど、これはマニー・マークの描くアメリカにも近くて、
好きな世界だ。遅まきながら掘っていきたい。

2019年4月16日火曜日

テレキネシスが化けてます。



米国シアトルの眼鏡男子マイケル・ベンジャミン・ラーナーの一人ユニット、Telekinesis。
先月出た5thアルバムがどういう理由か知らないが、妙にバンド感が出ていて、好みだった。
上記MVはアルバム冒頭のタイトル曲。
なかなかの名曲だと思っているが、どうでしょう。
先に公開されていたこの曲はパワー・ポップ・スタイルだったし、
他の曲も全体的に明快な作風で、風通しが良い感じ。
今回はセルフ・プロデュースらしいが、打ち込み主体だった個性を放棄して、
好きなように作った結果だろうか。メロディーも耳を引くものが多い。
MERGEとは、かれこれもう10年の付き合いになっているが、
この分だとまだ更に10年はいけそうですな。

2019年4月15日月曜日

Omniの新曲、いいですなー。



サブ・ポップって考えてみればすごく良いレーベル名だ。
世間に台頭する「ポップ」に対する「サブ」な存在として、
いつの時代にも対応できるし、実際この数十年その名に恥じぬ役割を果たしてきたと思う。
米国南部アトランタの3人組Omni、そのサブポップに移籍というニュース。
サブポップが認めた、というバイアスありで聴いて「ええやん」と膝を打つ自分は、
十分ずるい。
すっとぼけているけど、センスがいいのでポップに聞こえる、そんなポスト・パンクです。

2019年4月7日日曜日

Nucleusの6枚組BOX


今春、チェリー・レッドから出たニュークリアスの廉価6枚組BOX。
『Torrid Zone - The Vertigo Recordings 1970-1975』というタイトルにして、
イアン・カー名義も含めたヴァーティゴでの9作品が収録されているが、
作品によっては盤を跨いでいるので、そこはご注意を。
僕は旧盤を中途半端にしか揃えてなかったので、喜んで買いました。
音は90年代のCDと比べると確実に良くなってます。
平面から立体に。リヴァーブに自然な奥行きが戻っている感じ。
廉価なので、当然変形ジャケなどはないけど、ブックレットはしっかり厚みがあり、
クレジット記載も大丈夫。
英国ジャズ・ロック、これでしばらく楽しめるな。


アラン・ホールズワース参加。かっちょええ。

2019年4月1日月曜日

Taylor Knox、爽やかパワー・ポップです。



名前を検索してみても別人のプロサーファーばかりヒットしてしまう。
ややこしい。紹介するのはカナダ出身のミュージシャンで、5月に2ndが出るらしい。
聴いてもらえば分かるが、90'sパワー・ポップに通じるセンスがあって、
いいです。間奏が「Race For The Prize」っぽくなるのはご愛嬌。
ルックスもいいし、なんとなくこのポップさはROONEYに近い印象があるな。
プロデュースを手掛けるのはロブ・シュナッフ(エリオット・スミス、ガイデッド・バイ・ヴォイシズ、セイヴス・ザ・デイ、Dr.ドッグ、FIDLARなどなど)。
ということで、クオリティはバッチリでしょう。
過去曲はSpotifyでチェックできます。