2025年9月27日土曜日

Danny Ayala、レモン・ツイッグス・ファミリー。


最近もTchotchkeの最新作(→YouTube)プロデュースで気炎を吐くThe Lemon Twigsのダダリオ兄弟ですが、こちらもどキャッチーなポップ・コラボレーション新曲。
ツアー・メンバーのダニー・アヤラさんの1stソロAL『Only Fools Love Again』は、昨日リリース。
discogsを見るとFernando Perdomo(→過去の記事)と作った別名義ソロもある模様。
(今作もフェルナンドさんは大部分で関わっている)
最高に笑顔になれるポップさです。

Bandcamp:Danny Ayala→こちら

2025年9月26日金曜日

Mouseatouille、途中からカラーになるのでお見逃しなく。


オーストラリアの大所帯9人組。
Black Country, New Roadの前座を務めて注目を集める中リリースされた5年振りのアルバムとのこと。
下地はローファイ・フォークな歌心、そこに多彩なアレンジが装飾されていく仲良しサークル的な世界。とげとげしい音でも、まったりのんびり響いているので、どの瞬間も心地好いが、
果たしてこんなに腑抜けていてもいいのかという疑問は残る。

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2025年9月25日木曜日

Sharp Pins、ニュー・アルバムは11月。


2月の記事→こちら

とびきり甘い60'sメロディーの新曲来てます。
色々とサポート活動をしながらも、しっかりソングライティングの純度は維持してます。
ローファイ・へなちょこポップ好きを裏切りません。
11月に出る新作『Balloon Balloon Balloon』期待しましょう。

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2025年9月24日水曜日

The Rolling Stones、S・ウィルソンとの相性は未知数。


ついこの前、ハーヴェイ・マンデルのアルバムをSpotifyで聴いていて、
ストーンズでの演奏、もっと残ってないのかなと思ってたところだった。
1976年の名盤『Black And Blue』のデラックス仕様が11月に出ます。
わくわくですね。クリスマス商戦、大物のリイシューが出まくりだ。
上記は未発表だったシャーリー&カンパニーのカヴァー(オリジナル→YouTube)。
いいですね、好きです。
『刺青の男』DX収録のジミー・リードのカヴァー未発表曲「Shame Shame Shame」(オリジナル→YouTube)とは同名異曲ということになります。
キースがそのタイトルやったら、こっちやろがい、と『Some Girls』録音時に演りたがった説に一票入れときます。

2025年9月21日日曜日

Seth Timbs、その才能枯れるはずもなく。


日本でも00年代初頭に国内盤が出て、それなりに話題になった米テネシー州出身のピアノ・ポップ・バンドFluid Ounces(→YouTube)のセスさんです。近年活動が活発化。
最新作『Idle Hands』は一昨日リリースされたばかり。
いい曲ばかりなので、ポップ好きは(日々忙しいであろうが)チェックされたし。

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2025年9月19日金曜日

Photo Ops、新作カヴァー・アルバム。


米LAのテリー・プライスのソロ・プロジェクトPhoto Ops(シャッター・チャンス)。
本日リリースの5枚目のアルバム『Opening Up To Strangers』はカヴァーを集めた作品。
色んな時代の楽曲が含まれていて、衒いなく80年代ヒットも散りばめられているのが良かった。
上記は1984年のフィル・コリンズの大名曲。メロディーの良さがずば抜けてます。
その他、スティーヴ・ウィンウッドの「Valerie」(→YouTube)もすごく良かったです。

過去の記事→こちら
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2025年9月15日月曜日

あなたはどこまでAIに心を許せるか。Part2

The Smiths - Heaven Knows I'm Miserable Now(AI Cover)

1月に書いた記事→こちら

さて、ザ・スミスのソウル・カヴァー風AI創作音源ですよ、皆さん。
どうですか?
かつてモリッシーは「多くの点で、未来はお先真っ暗だ」と言い放ったが、
こんなものが無料動画で拡散されるとは・・予言は当たってたのかもな。
でも、これが結構いいのが悔しい。

2025年9月13日土曜日

Algernon Cadwallader、どうして君は死ななければならなかったんだ?


米フィラデルフィアのEMO系バンド、14年ぶりの再結成アルバム『Trying Not to Have a Thought』が昨日リリースになったのだが、これがすごく良くてリピートしてます。
やぶれかぶれな青春感を永遠に継承していく意志が、あらゆる瞬間に満ち溢れている。
前も聴いたことある筈だが、こんなに良かったっけ?とびっくりしているぐらいだ。
キンセラ兄弟から受けた多大な影響が完全に血肉化されている。
その上で、ふつふつと湧き上がる感情を真正直に剥き出してくれている。
最高じゃないか。

Bandcamp:Algernon Cadwallader→こちら

2025年9月8日月曜日

Brògeal、ライブ絶対に楽しそう。


(7月に下書きのまま放置してました。UPしときます)
英スコットランド発、ダニエル・ハーキンスを中心とする5人組新人フォーク/パンク・バンド、ブロゲイル。
ジョー・ストラマーがポーグスに加入した時、おおっと腰を浮かした人にお勧めできそうなこの楽曲が10月に出るデビュー・アルバムのタイトル・トラック。
市井のパブの光景を描いたような内容で、こういう伝統が生き残っているのが嬉しい。
他の楽曲はギター・ロック的なものもあるので、興味のある方は是非チェックを。

Official Web Site→こちら

2025年9月4日木曜日

Neal Casal、悲しき手紙。


6年前に自殺してこの世を去った(→過去の記事)ニールさんの初期レア音源集『No One Above You (The Early Years 1991-1998)』がもうすぐ出るらしく、
心穏やかに聴けるのか、いささか心配。
以前にも取り上げた名曲「Cora Jones」(→過去の記事)も収録されている。
僕はこの人の歌が本当に好きだった。

Bandcamp:Neal Casal→こちら

2025年9月3日水曜日

The Nines、過ぎ去りし未来の残響。


過去の記事→こちら

5年くらい前、ソニーがビートルズDNAのキャンペーンをはっていた時、
このカナダ発のThe Ninesもちょっとだけ注目されました。
しかし、今やこの新作『Echoes of Past Future』、
サブスクにも上がっておらず、あんまり注目されていないようだ。
ばってん、手抜きなし!
上記のアルバム2曲目はエミット・ローズが乗り移っているのかと思った。
カセットMTR録音らしい。本当か? こんなにいい音で録れたかなー。
パワーポップ好きはジャケのセンスには目をつむって、楽しめるでしょう。

Bandcamp:The Nines→こちら

2025年9月2日火曜日

J.S. Mahlon、陶酔のファルセット。


米LAのシンガー・ソングライター、新作3rd『Still Here』より。
昨年もアルバム『Childhood』を出していて、僕はそれで知ったのだが、
今回はアコギのつまびきとジェントルな歌に焦点を当てているようだ。
ハードな側面はほぼ出てこない。
上記は先行曲ではない。こういういい曲を見つけると嬉しくなります。

Bandcamp:J.S. Mahlon→こちら