2023年9月29日金曜日

Briana Corrigan、なつかしいぞ。


元ビューティフル・サウス、初代歌姫だったブリアナさんの最新シングル。
コケティッシュでありながら芯の強さを秘めた歌声は健在です。
比較として30年以上前の「Old Red Eyes Is Back」のB面に入ってた名曲「Diamonds」も貼っておきましょうか。この頃のビューティフル・サウスはシングルB面でM.G. Greavesの楽曲をよくカヴァーしてましたね。


Briana Corrigan:Bandcamp→こちら

2023年9月28日木曜日

Rustbelt、街を徘徊するズタボロの君。


これはじわじわ来ます。
タイトルは「何処へも行くところはないけど、今夜君はそこへ行く」。
歌詞では、まだ生きてるだけでラッキー、仕事を失って、階段で転んだetc.、と歌われている。
ヤバめの眼光をちらつかす「錆びついた工業地帯」と名乗るSSW。
Bandcampの自己紹介には「負け犬ポップ」と書いてました。
筋を通してきます。

2023年9月27日水曜日

Jenny Owen Youngs、夏の終わりに。


ジョッシュ・カウフマンが全面バックアップしているジェニー・オーウェン・ヤングスの新曲。
10年振りのフル・アルバム『Avalanche』が先週出たばかり。
無垢なメロディーと、穏やかに包み込むような歌が心に残る。
とてもいい内容なのでオススメです。

2023年9月24日日曜日

Blue Vervain、耽美ギタポです。


The Big Takeover(→こちら)で紹介されていて気になった。
米国ニュージャージー発、ジョン・カーンさんが中心となっているバンド。
Bandcamp(→こちら)をチェックしたら5年位前から作品を発表していて、
一貫して傷つきやすいメランコリックなギター・ポップをやっている。
女性的な歌声が特徴で、フリートウッド・マックの「Dreams」のカヴァーをやっていたが、
同じキーで歌ってました。

2023年9月23日土曜日

Lobby Boxer、センス拒否。


2016年に1枚フル・アルバムを出している米セントルイスの4人組バンドの新曲。
キャッチーなようでいて、余計なことを色々とやっていて損している感がある・・・
が、憎めない人達だ。
上記曲のBandcampではフィジカル音源は売ってないけど、トランクス(!)は売ってます。
そういうノリ。
サウスポーのフロントマン、ザック・フェンデルマンの歌いっぷりがいいので、
個人的には記憶に留めておきます。

2023年9月22日金曜日

Keep Dancing Inc、踊り続けるそうです。


フランスのパリ発のポップ・トリオ。
来年1月に出る2ndアルバムからの先行曲。
2020年に出ている1stアルバムはシンセ・ポップだったが(さっき聴いた)、
上記曲はギターのカッティングが効いていて好きでした。
自ら「踊り続ける株式会社」と名乗るだけあって、単純明快なスタンスだが、
今後ずっとこの名前を背負っていくのは大変だろうなと思ってしまった。

2023年9月21日木曜日

The Breedersのインパクト大な未発表曲


ブリーダーズの『ラスト・スプラッシュ』30年記念盤に収録されるという未発表曲。
「Divine Hammer」の別ヴァージョンで、「神聖なるマスキス」。
ということで、J・マスキスがフィーチャーされている。
ミックスは最近のような気もする。
このブリブリしたドライブ感はオリジナル以上だな。
両者のファンは必聴です。

2023年9月17日日曜日

Parquet、フランスの人力テクノ・バンド。


It’s Psychedelic Baby Magazine(→こちら)で知ったフランスのリヨン発、4つ打ちテクノをバンドの肉感で表現する5人組。
中心人物はソロ作品も発表しているドラマーのセブ・ブラン。
ライブの様子がYouTubeにあがっていたが、
フェスのキュレーターに注目されてもおかしくないような盛り上がりを見せていた。
扇情的でありながら享楽的なムードではなくストイック一徹だったので、
一般的な人気はどうかと思うが、ポストロック好きには響くのではないか。
10月にデビュー作『Sparkles & Mud』をリリース予定。
下記Bandcampではあと2曲聴けます。

Bandcamp→こちら

2023年9月14日木曜日

Kate Bollingerの新曲。


ダーティー・プロジェクターズのD・ロングストレスとがっつり組んだ新曲。
身の回りの自然音を取り込みつつ、独自のフォークスタイルを展開してくれます。
やっぱりいいですね。

Bandcamp→こちら
過去の記事→こちら

2023年9月8日金曜日

Acetone、再評価が進む。


2001年、中心人物リッチー・リーの自殺により幕を閉じた米LAのインディー・バンドの、
11枚組LP『I'm still waiting.』が11月に出るらしい。
タイトルはデビュー・アルバムの1曲目最初の歌詞より。
上記販促動画の楽曲は3rdからの「Germs」です。
どろっとした生々しいサウンドに幸薄そうなヴォーカル、
その対比に得難い魅力があります。

Bandcamp→こちら

2023年9月6日水曜日

The Rolling Stones、新曲来ました。


新曲発表までのじらしで「怒り」を煽るというプロモーション、
なかなか面白かった。
この新曲、めちゃくちゃいいですね。
ミック80歳、超人の域です。
ニュー・アルバム『Hackney Diamonds』楽しみに待つ。

詳しくは→UNIVERSAL MUSIC JAPAN

追記:2023.10.20
アルバム到着。各所で言われているように力のこもった傑作だった。
ミックもキースも、今まではチャーリーが叩けばストーンズの音になるという意識があったと思うが、それがなくなって(2曲には参加)ストーンズとしての新作を本格的に意識し直した感覚のあるアルバム。それを意識しているうちに、覇気、凄みが加わってきたのだろう。
芸歴は伊達じゃない。60年ハイブリッドしてきた集大成のように聞こえる。
プロデューサーのアンドリュー・ワットは素晴らしい仕事をしたな。
が、ひとつだけ彼に苦言を呈するなら、なんでミック・テイラー参加の提言をしないのか…
それに尽きる。

2023年9月4日月曜日

The Garment District、USインディー好きにはたまらん。


レディバグ・トランジスターに在籍していたジェニファー・バロンのプロジェクトで、
2ndとなる新作が今月出るそう。
で、そこに参加しているドラマーが元パパス・フリータスのシヴーカということで、
僕は大喜び。
上記曲は極彩色のサイケ・ポップでリードVoは男性ヴォーカルだが、
これはDan Koshute(→YouTube)というSSWが参加しているようだ。
元々はワンマン録音プロジェクトだったのが、
色んな人脈が広がって面白い作品になっていそうだ。

Bandcamp→こちら

2023年9月1日金曜日

Pleasure Forever、にぶく光って凶暴。


20年ほど前までSUB POPからアルバムをリリースしていたという(すいません。記憶にない)トリオ・バンドの復活ミニ・アルバムより。
フォーキーなアブストラクト・ヒップホップが基盤なんだろうが、
そこに絡んでくる不協和音やノイズがいちいち鋭角。
くすんでいるようでギラギラしているサウンドがかっこいい。
Bandcampのキャプションに参照バンドとしてアモン・デュールを挙げているぐらいの人達なんで、ここはもう現代プログレの範疇に入れてあげてもいいのでは。
過去作も一応サブスクで聴いたが、昔はゴシックなニュアンス強めでした。

Bandcamp→こちら