2017年5月29日月曜日
もはや巨匠の域です。
定期的に紹介しているチャド・ヴァンガーレンの世界。
今回はフィラデルフィアの髭もじゃティモシー・ショウアルターのプロジェクトのPV。
やたらガレージーなトラックにのせて、またもや「狂気」が描かれていきます。
気持ち悪いクリーチャーがその発想はなかった、という変体を見せる。
極めてアメリカン。極めてドラッギー。
見えないものが見える人はすごい。
でも、チャドさん、定期的にこういった仕事をしているので、
多分普通にEメールでやり取りできるような、ちゃんとした人なんだと思います。
過去のエントリー→こちら
2017年5月26日金曜日
The The 新曲ぐっと来ます。
先日もエントリーしたザ・ザの続報。
いよいよ新曲PV来ました。
これが往年全盛期のマット・ジョンソン節が炸裂で、
やっぱりこれが彼の専売特許というか、王道パターンなんですね。
そして、それが当然の如く素晴らしい。
意識が高い余り同じことを繰り返したくなくて、
90年代中盤以降は『ハンキー・パンキー』とか『ネイキッド・セルフ』を作ったけど、
やっぱり変化球は変化球。
こういうズバッとストレートでこられると、ひれ伏してしまいます。
経年変化してない歌声に、じんわりこみ上げるエモーション。嘆息ものです。
ジョニー・マーを迎えたからには下手なことは出来ないという思いもあるだろう。
亡くなった弟さん(ジャケ担当)への弔いもあるだろう。
頼むからフル・アルバム出して欲しい。
2017年5月23日火曜日
TERRY ゆるくだらけて、ちょっとだけクール。
リズム感のなくなったトーキング・ヘッズみたいな音楽性が耳を引く。
オーストラリア発のインディー・バンド、来月リリースの2nd収録曲。
レーベルはイギリスで、この個性を面白がられているのだろう。
陽光の中、街をぶらぶら散策しているようなオージーっぽさが、
無防備、そして無欲でいいんです。
「ロックと時代」をじくじくと考えるような人には無縁な音だろうが、
今はロックが時代を背負い込まなくなって久しく、
その事実を体現したサウンドを、実はこういう人達が表現している、
とも言えるのではないでしょうか。
2017年5月19日金曜日
NOWNESSのお宅訪問
自殺したサウンドガーデンのクリス・コーネルは52歳だったそうだが、
こちらのステファン・メリットさん(マグネスティック・フィールズ)も52歳。
彼の家を訪ねた、私生活が垣間見れるファン必見の動画です。
言いたいことはいっぱいあるが、彼はロックスターじゃないし、
ずっと長生きしてくれそうな気がする。
今年3月に出た新作は50曲入りの5枚組。
1歳の時(1966年)から1年1曲50年分というコンセプト・アルバム。
すごい創作のパワーです。思いついても実際やれないよ、そんなの。
興味ある方は→Youtube : Magnestic Fields
Spotifyで気軽に聴けるけど、歌詞が知りたい方は国内盤も出てます。
2017年5月17日水曜日
サム・アミドンの新作です。
もう6作目ですか。サム・アミドン、今月新作が出ます。
初めて取り上げたのはここだから9年前です。
もう自分の中では好きなアーティストとして完全に定着しています。
なので、いつもの歌声があるだけで、幸せ。
この曲もふつうに良いです。
ただのフォークに落ち着かない、実験精神を呈する作風は不変。
ちょっとリズム・アプローチに変化を感じますが、
またじっくりアルバム聴かせてもらおう。
2017年5月15日月曜日
このタイトルコール、何度観ても笑う。
Youtubeで円谷のウルトラチャンネルを登録している徳永です。
ここ数日の連続配信で、また『ウルトラファイト』を堪能してました。
『ウルトラセブン』放映終了後、ヒットの出なかった円谷プロが低予算で作った5分番組。
しかし、これが予想外に子供達に受けて、
それが呼び水となって『帰ってきたウルトラマン』制作に至ったという。
内容はとてもひどい。やっつけ仕事感が半端ない。
出会ったという理由だけで、まずは勝負開始です。
汚れた着ぐるみ同士でよれよれになるまで戦う。
動きにキレはないが、プロレス中継スタイルのナレーションで、
なんとか場をつなぎとめている。
これが196話もあります!
2017年5月13日土曜日
フェニックス、4年振りの新作。
数日前に「ストリーミングの時代になってイントロが短くなった」という趣旨のRO69の記事があったのだが(→こちら)、本当に由々しき状況だ。
聴き手のニーズに合わせるのが正義という考えもあろうが、
それは結局は金儲けの為の情けない擦り寄りであり、
表現衝動としては歪んでいる、とは言えまいか。
わくわくさせるような緊張感のあるイントロを作り、
それが分からんアホは門前払いするような、強い心のある音楽を聴きたいものである。
別にストリーミングなんてされなくてもいいじゃん。
自分の音楽もそうあって欲しいが、売れてなくても素晴らしい音楽は大切にされるもんだよ。
というわけでフェニックスの新曲。
ちゃんと普通のイントロの長さで、安心しました。
もっとマーケティング的に追い込む(売れる)作りにも出来ただろうが、
そう振り切らないのが自分ってもんを持ってるフランス人らしい。
彼らなりの塩梅で整えられたポップソングだと思います。
2017年5月12日金曜日
Kieferのデビュー作、唯我独尊。
ざらついた音の波、そこにジャズ色あるクールなフレーズが絡まっていく。
打ち込みなのに、微妙なヨレ具合。
タイミングを外す気持ち悪さがそのうち気持ち良さに変わってくる。
これは20年前にはなかった感性で、おそらくフライング・ロータス辺りから影響されているんだろうな。
自由でルールに囚われていないキーファーさん、
これがデビュー作のようです。
レーベルはLeaving Recordsとのことで膝を打つ。
2017年5月9日火曜日
Moon Hoochの新曲です。
2017年5月7日日曜日
ソンゴイ・ブルースの2ndが楽しみ。
何度か取り上げてるアフリカのファンキー・ロックバンド、ソンゴイ・ブルース。
2ndの音源が出てきました。
アルバム・タイトルは『レジスタンス』。
欧米のバンドならハッタリ臭く響くところだろうが、
彼らの場合は凛とした佇まいに収まるんだから面白い。
ワクワクさせてくれる音は流石だし、
アルバムには何とイギー・ポップが参加しているらしいし、
これは早く聴きたいぞ。
2017年5月4日木曜日
パープル・レインの4枚組が出る。
早速予約しました。
これは楽しみ。
そして、ここが口火となり各アルバムもこういった形でリリースされることを望む。
しっかり本体がリマスターされるってのも大きいし、
未発表音源も寄せ集め編集盤に回されるより、
時代性がはっきり分かる形態の方が想像が膨らんで楽しいんだよな。
Spotifyで聴ける先行曲「Electric Intercourse」もいい感じです。
これは楽しみ。
そして、ここが口火となり各アルバムもこういった形でリリースされることを望む。
しっかり本体がリマスターされるってのも大きいし、
未発表音源も寄せ集め編集盤に回されるより、
時代性がはっきり分かる形態の方が想像が膨らんで楽しいんだよな。
Spotifyで聴ける先行曲「Electric Intercourse」もいい感じです。
登録:
投稿 (Atom)