2025年2月28日金曜日

Sharp Pins、キャッチー・ローファイの新星。


マタドールからLifeguardというトリオ・バンドでリリースもしている米シカゴのカイ・スレイター君のソロ・ローファイ・ポップ・プロジェクト。
昨年リリースされた2nd『Radio DDR』に3曲を加えたデラックス盤が、
来月Kレコーズより再リリースとのこと。
上記MVはその3曲のうちのひとつ。
Lifeguardの方は比較的ハードコアな指向性があり、
こちらはソフト且つガチャガチャうるさいポップ系。
老舗レーベルがほっとけないピュアな感性を聞き逃しなく。

Bandcamp:Sharp Pins→こちら

2025年2月25日火曜日

Roberta Flackさん亡くなる。


本日も追悼。
上記曲が本当に好きで、一時期何度も聴いていた。
ジミー・ウェッブ作曲で、ダニー・ハサウェイのアレンジ。
切実なる歌唱。本当に素晴らしいな。
安らかに。

2025年2月22日土曜日

Matt Pond PA、健在です。


数年前コロナの影響下でThe Natural Linesという新バンドを立ち上げてましたが、
今はもうMATT POND PAの看板に戻っていて、今月久しぶりのフル・アルバム新作をリリース。
そのアルバム・タイトルがいかにも含みがありそうな『The Ballad of the Natural Lines』。
本人曰く、これらの活動は地続きらしいですが、昨年は女性シンガーといくつかコラボ楽曲を突然発表したりと、かなり移り気で自由気儘です。意欲的とも言えます。
昔のようなメランコリックなメロディーは少なくなってきているけど、
新作充実してますよ。

Bandcamp:Matt Pond PA→こちら

2025年2月20日木曜日

Muireann Bradley、伝統に新風を吹き込んで。


アイルランドの10代少女による米国戦前ブルース・カヴァー。
オリジナルはメンフィス・ミニー(ミニーさんはギターのみで歌ってない)。
レッド・ツェッペリンの大胆カヴァーでも有名。
今月末に2023年にリリースされたデビュー作(15歳の時に録音)が、
追加曲を含めて再リリースとのこと。
戦前ブルースの鬱屈した要素がきれいさっぱり消え、
むしろ爽やかなフォークになっているのが正直でいい感じだ。
そして、ギターめちゃくちゃうまい。
3曲目「Police Dog Blues」(→YouTube、名手ブラインド・ブレイク楽曲)のパキパキしたオブリガートの鳴りのいいこと。
前に紹介したノラ・ブラウン(→過去の記事)の時も思ったが、
10代の女の子は(親の影響だろうが何だろうが)我が道を得たら、
こつこつひたすら練習するんだろうなぁ。

詳しくは→UNIVERSAL MUSIC JAPAN

2025年2月17日月曜日

Grimson、今日セラピストを泣かせた。


米NY出身。ここ数年はヨーロッパにいたようだが、今はLA基盤というアーティストGrimsonの新曲。一昨年デビュー・アルバム『Climbing Up The Chimney』を出している。
やばい目つきで若干危なそうな雰囲気を醸すキャラクターのようだが、
メロディーのセンスがいいので、気になってます。

Bandcamp:Grimson→こちら

2025年2月9日日曜日

ストリングスが好きなんです。


ストリングスを使った楽曲のプレイリストを作ってみた。
あまりにも長いリストになったので、ヨーロッパ圏に絞って。
好きな曲を中心に、時折有名曲も織り交ぜて。
メロトロン、サンプルは極力避けてるけど、絶対にあらず。

さて、これを聴きながら雪かきだ(それが本当の目的)。
ということで、皆様にもシェアします。

2025年2月6日木曜日

Echolalia、牧歌的フォーキー・サイケ。


以前にも紹介したスペンサー・カラムさん(→こちら)を含む米ナッシュビルの音楽集団エコラリア、今月出るセルフ・タイトル・アルバムより。
聴いてもらって分かるように、土着的な南部サウンドではなく、牧歌的なサイケ・フォーク。
何でもわざわざ英国ワイト島まで行って録音したものらしい。
スペンサーさんはロンドン出身なので、何らかの伝手があったのだろう。
めちゃくちゃ肌馴染みのいいヴィンテージ・サウンドで、アルバム全貌を聴くのが楽しみ。

Echolalia:Bandcamp→こちら

2025年2月4日火曜日

Florentenes、マンチェスター・ティーンエイジャー。


英マンチェスターの4人組新人バンド、Florentenesの最新シングル。
どう見ても若いので、検索したらまだ10代なんだと(→INDIE NATIVEさん)。
アークティック・モンキーズのやぶれかぶれなデビュー時を思い出したよ。
ただ、彼らは若さにまかせてシンプルにギターをかき鳴らすだけのバンドじゃなく、
SquidやBlack Midiなど、新興キテレツ・ロックの洗礼もたっぷり浴びている感じで面白い。
アルバムはまだなので、これからさらに話題になっていきそうだ。

2025年2月1日土曜日

Bells Larsen、過去の自分とデュエット。


トロントのシンガーソングライター、4月に出る2ndアルバム『Blurring Time』からの先行曲。
3年前のデビュー作以降、男性ホルモンを打って声を低くしたらしく、
この曲は過去に自分が歌ったテイクとのデュエットという形になっている。
インスタを見たら手術で胸の切除もして、ベラという名前も封印し、今にいたっているようだ。
静謐で優しげな歌だけど、色んな覚悟は歌を通して伝わってきます。

Bells Larsen:Bandcamp→こちら