2014年12月30日火曜日

この年末、忙しい時に・・

インフルエンザにかかってしまいました。
薬もらって、療養中です。
よいお年を。

2014年12月29日月曜日

次回ライブは1/15(木)下北沢lete

2015年1月15日(木)
下北沢lete
開場19:00/開演20:00
前売り2000円/当日2300円(共に+1ドリンク)
いつものごとくアコギ弾き語りワンマンです。新しい気分でいきます。
2部に分けて90分以上にはなるかな。
予約はレテさんのHPにて(受付始まってます)。
みなさま、お越しを!

2014年12月27日土曜日

徳永憲、影響を受けた10枚

年末企画第2弾。
僕が音楽を作る上で多大な影響を受けた、と自覚しているアルバムとしての10枚。
勿論これだけで収まるわけじゃないので、あくまで象徴的なものとしてだが。

・Led Zeppelin 3 / Led Zeppelin
僕の変則チューニング好きは元を辿ればジミー・ペイジからの影響が大きい。
英国フォークに入れこんだのも、きっかけはここから。アコギの音がめちゃくちゃ良い。

・Exile On Main St. / The Rolling Stones
自分でプロデュースするアーティストが好きだ。ストーンズはその代表例。
作曲のフィーリングも自然と学ばせてもらった。真似たりしないので伝わりにくいだろうが。

・Something/Anything? / Todd Rundgren
トッドや10ccの可愛らしいアレンジは、聴きまくっているうちに体に染み付いてしまった気がする。コーラス・ワークも同様。明快で迷いがないのが良い。

・Everybody's In Show-Biz / The Kinks
この時代のキンクスの生楽器の取り入れ方には常に憧れがある。楽器の配置が理想的。
メロディー・センスも歌詞も最高で、何も言う事なし。

・Nebraska / Bruce Springsteen
カセットMTRの宅録という手段に衝撃を受ける。ブックレットに書いてあったTASCAM144という単語に異様に惹き付けられた。後年、その後継機を手に入れた時のときめきは忘れられない。

・Swoon / Prefab Sprout
ザ・スミスと共にじくじくした青春期を肯定させてもらい、色々とこじらせた。
久し振りに聴く時、ちゃんと今でも胸がざわざわとするか確認してしまう。

・One Way Home / Hooters
自分の音楽を決してオシャレに走らせたくない、その起点みたいなもの。80's後半、人気バンドがルーツ化する光景は真摯に映り、新鮮でした。MTVポップに対するカウンターだったんだけど、今はそんなに評価されていないような気がする。

・The La's / The La's
飽きないアルバムには不思議な魅力がある。分析しても答えが出ないもの。強いて言うなら、無心になることの尊さか。但し、それを意識した時点で、もう無心ではないのが難点。

・All Shook Down / The Replacements
歌の本質を学ばさせてもらった。サウンドの表層をなぞったり、分かり易くジャンルを意識した音を出したり、そういうミーハーなことが出来なくなった。融通は利かないかもしれないが、自分の音楽に融通利かせてどうする、と。

・One Foot In The Grave / Beck
どんなに地味な音を出していようが、僕は大切なものを感じられる、と勝手に確信させてもらっていた。僕の中のオルタナ魂は錨のようなもの。上げたり下げたりするけど、常に付いてくる。


やっぱり20代前半までに出会ったものが多い。
当時メタルやボサノバ、ジャズ、ブルース、テクノなんかも浴びるように聴いていたが、それらはあんまり反映されてない。
要は、元々あった自分の資質に共鳴する音楽に、自然と影響を受けたんだろう。
実のところ、自分がやってみたい音楽の理想はAC/DCかスティーリー・ダンなんだけど、
絶対にそうはならないもんな。
資質がまったく違うから。
趣味でやる分にはいいかもしれないけど、趣味じゃないからね、自分にとって音楽は。
以上。

2014年12月25日木曜日

徳永憲、影響を受けた10曲

子どもの頃に身に染み込んだ感覚、を否定するのは何となく忍びない。
新しいものを作っても、過去からの蓄積を踏まえたものでないと、何となく不誠実な感じがする。
こんにちは、徳永憲です。
というわけで、今回は過去を振り返ってみました(年末だし)。
ものすごく時代が出るので気恥ずかしいが、自分的には楽しいので書いてみたい。
影響を受けた10曲です。


・サウンド・オブ・サイレンス/サイモン&ガーファンクル
知らないうちに知ってた洋楽。鼻歌でよく歌ってました。両親がラジオ局勤務だったので、ラジオから耳に入っていたのかもしれない。ビートルズが初渡米した時期にリリースされた曲。にしては歌詞が先駆的過ぎる。ポール・サイモン、恐るべし。

・ウルトラマン・タロウ(OPテーマ)
ヒーロー・ソング不屈の名作。小さい頃しょっちゅう歌ってた。今の子供も普通に知っている大定番。歌詞が阿久悠だと知るのは大人になってから。

・妖怪にご用心(ドロロンえん魔くんEDテーマ)
小林亜星が作る流れるようなメロディからの影響は大きい。ガッチャマンもそう。
チェルシーのCMもそうだ。知らないうちに擦り込まれている。

・あしたのジョー(OPテーマ)
ボクシングに憧れる時期は誰にでもある。漫画も全部揃えた。歌詞が寺山修司だと知るのは大人になってから。

・今日もどこかでデビルマン(EDテーマ)
阿久悠/都倉俊一というピンクレディー楽曲の黄金コンビ。フォーク調は昔から何故か好きだった。漫画の方に衝撃を受けるのは小学5年生の頃だったか。

・フォトグラフ/デフ・レパード
洋楽を聴き始めた中学2年の時に驚いた。1番の中に4つも展開があることに。
しかも、その曲を友達がコピーバンドでやっていて、さらにスゲーってなる。

・ドリーム・ポリス/チープ・トリック
この世に完璧な曲があるんだ、と感動した思い出が。そういう記憶が新しいモノを作る原動力になる。チープ・トリックの曲はポップでもエッジの立たせ方が絶妙で、憧れた。

・リヴァー/ブルース・スプリングスティーン
中学生の時から全アルバムを聴きまくっていた。初来日も京都で父と観た。歌詞を書く姿勢は確実にスプリングスティーンからの影響が大。日本の音楽界にも絶大な影響をもたらした彼だが、僕にはそれらのシーンは全く響かず。それに端を発してか、以後、日本の音楽からのインプットが無くなる。

・ワゴン/ダイナソーJr.
大学生の頃。まさに衝撃。わけがわからないのに共感出来て、自分が見える感覚。それまでのインディー/パンク系は近寄り難いオーラを発するものが殆どだったが、彼らは違った。他のマサチューセッツ勢(ピクシーズ、レモンヘッズ、ギャラクシー500etc.)も同様で、ハマった。

・マティ・グローヴス/フェアポート・コンヴェンション
昔の民謡に一撃を入れられて今に至る。歌に勇気をもらう、という言い回しがあるが、
僕の場合、この残酷さに勇気をもらった。

2014年12月24日水曜日

ローラ・マーリングの新曲、来ました。



前作は極力贅肉を削ぎ落したストイックな作りだったが、
この新曲は幾分多彩なアレンジが聴き取れる。
エレキの音もあるな。
例によって一発録りっぽいヴァイブがあって(実際そうなのかな)、
アルバム全体への期待を抱かせる。
初期の軽やかさはもうないが、今はこの道を極めたいところなんだろう。
自分にしか出来ない表現を突き詰めていってくれるのはファンとしては嬉しい。
新作発売は来年3月。
まだまだ先じゃないか!

2014年12月23日火曜日

ソンゴイ・ブルース、登場。



西アフリカ、マリ共和国出身のロック・バンド。
当然、出身地からして民族色は押し出しているのだが、
欧米音楽からも大きく影響されているという。
これがとてもカッコイイ。
アフリカのサッカーに驚かされることがあるが、正にそんな感じ。
6/8反復とリズム・チェンジのタイム感が絶妙だ。ハマる。
英国のインディ・ロック系レーベルTransgressiveと契約したというのも頷ける。
ロック的な格好良さにレーベル側も興味を持ったのであろう。
上記PV曲が収録されるデビュー作にはヤー・ヤー・ヤーズのギタリスト、ニック・ジナーなども関わっているそう。デーモン・アルバーン、ブライアン・イーノら早耳にも既に絶賛されている彼ら、リリースは来年2月。注目です。

2014年12月22日月曜日

映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』予告編



「北斗の拳」の元ネタとしてお馴染み、マッドマックス。
メル・ギブソンはいないけど、これは楽しみだ。
予告編を見るかぎり2作目(傑作!)を拡大再現したような画が続くが、
それは正義でしょう。
ジョージ・ミラー監督、しばらく子ども向けの映画を撮っていたけど、
60歳にして突然暴走じじいになったのか。
ヒットしたら面白いことになりそう。

2014年12月21日日曜日

パンダ・ベアの新曲です。



アニマル・コレクティヴの才人、パンダ・ベアの来年1月に出る新譜より。
映像チーム、Encyclopedia Pictura(オフィシャル・サイト→こちら)制作PV。
CGをリアルに溶け込ませるのでなく、冷たく異物感を敢えて出している作品が多いが、
この曲もなんだか気持ち悪い。
イソギンチャクみたいな生物に飲み込まれているオジサン…。
損得勘定で生きていたら、見て見ぬフリをすること必定なシチュエーションだが、
ひどい孤独感がそうはさせない。
映像はひたすら美しい。
この世界、清潔なんだろうが、毒性はたっぷりありそう。恐ろしい。

2014年12月20日土曜日

ダン・ディーコンの新曲出ました。



才能の塊のような人なんだけど、ダン・ディーコン、やっぱり変わってます。
この曲、もう少し趣向を変えれば感動的な動画に仕立て上げることも可能なんだろうけど(メロディーもいいんだ)、むちゃくちゃなんです。
この動き出すイス見ても高田純次しか思い起こさない(古い)。
途中からダンサー出てくるけど、恐らくこんな仕事をやる為にダンサーを目指したわけではなかろう。
ダンサーの目の色を見れば、この演出でいいのか?という不安が奥底にあるのが分かる。
ま、それが面白いんだけど。
どこまで伝わるか、なんていちいち頓着しないダン・ディーコン、羨ましいです。

2014年12月18日木曜日

2014.12.17(水)at渋谷喫茶SMiLE

1.ソファ
2.お先に失礼
3.聞こえる 聞こえる
4.コートを召しませ
5.暖かなもの
6.眠りこんだ冬
7.本屋の少女に
(encore)
8.7(セブン)

ドラム中村さん、ベース吉川くんとのトリオ・バンド編成でのぞむ。
2014年最後のライブ。
小さな場所なりの配慮をしつつ徐々に気分が乗っていった。
エレキを弾くのはやっぱり楽しい。
来ていただいた皆様、ありがとうございました。

今年は停滞しているようで蠢動しているような、そんな年でした。
来年は躍動します。

2014年12月10日水曜日

来週の水曜は渋谷スマイルへ

2014年12月17日(水)
渋谷SMiLE
出演:徳永憲、アサダマオ、入江陽
開場19:00/開演19:30
チケット1500円(+1ドリンク)

いよいよ1週間後です。
今年のライブ納め。バンドでびしっと締めたいと思います。
メンバーはドラム中村さん、ベース吉川くんといういつものトリオ布陣。
なつかしめの曲もやりますよ。
出番はトリで21時ぐらい。
よろしく!

喫茶SMiLE
東京都渋谷区宇田川町11-11柳光ビル本館3階
TEL:03-6416-3998

2014年12月4日木曜日

知ってる映画を数えてみる



映画の有名なシーンをモチーフにしたPV。
溌剌としたポップ・サウンドに乗って、画面がぐんぐん進む。
名物キャラクターや名シーンなれば、テンポが早くても瞬時に伝わってくる。
色合いが全く違うものでも明確なデザインを持つものなら、
ちゃんと目にインパクトを残していってくれる。

アーティストはVAGRANTからリリースされる新人クルーザー。
フィラデルフィア出身のアンディ・ステイツを中心としたポップ・バンド。
バンドと言えど、裏で打ち込みが鳴っていたであろう質感があり、
生演奏による一体感は重視されていない。
VAGRANTはかつてゲット・アップ・キッズなんかで隆盛したエモ系レーベルだったが、
現在は多様なインディ系へとシフトしている。
これも時代に則した音なんだろう。

2014年11月30日日曜日

テイラー・マクファーリン、かっこいい。



ボビー・マクファーリンの息子さんで、今年フライング・ロータスのBlainfeederからデビュー作(傑作!)を出したテイラー・マクファーリンのライブ。
ジャズとテクノの丁度中間、すごく自由な音。
理論武装した感じはなく、肩肘張らないリラックスさがあり、自然なソウルが滲み出ている。
歌もすごくうまいので(→こちら)、今後はそっちの方向も追求してもらうと最高だな。

2014年11月25日火曜日

ザ・ファイナル・カウントダウン



スウェーデンで撮影された大道芸動画。
観光客相手なのだろうか。
スウェーデンの有名な曲と言えば…という理由だけで演奏されたとしか思えない、
ヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」(→原曲)が変です。
脱力もので頬が緩む。
原曲への愛を微塵も感じさせないアプローチ、
独創的なグルーヴ(こっちへ近寄ってきます)、
ロシア民謡、クレズマーを彷彿とさせる哀愁、
そしてポツンと置かれた帽子の哀愁、
今日彼はいくら儲けたのでしょうか。

2014年11月22日土曜日

ジャケが動き出す。



少し前に話題になっていたPV。
絶対に許可取ってなさそうだが、有名ジャケが動き出す、というアイディア一発もの。
全画面表示にすると色々と細かいことをやっているのが分かって、さらに面白い。
「だから何なんだ」と言われたら何も言い返せないのが弱点であろうが、
笑って許せる人はどうぞ。
歌っているのはイスラエル人で、口で色んな音を出すアーティストみたい。

2014年11月21日金曜日

2014.11.20(木)at下北沢lete

<変則チューニング祭り again>
1.サンビーム        DGDGBD  
2.塹壕掘りロック  DGDGBD
3.ハッピーバースデイ DGDGBD
4.神に麻酔を        DGDGBD
5.目に映る明るい夜  EGDGBE
6.悲しみの君臨  EADF#BE  2capo
7.盗聴キノコ     CACFCD#
8.ダイヤに人を見る目はない  CACFCD#
9.いつも いつも        CACFCD#  3capo
10.だから存在して  CACFCD#
11.不良少女               CACFCD#  1capo


12.パイロット候補生    DADF#AD 
13.宮殿を隠す   DADF#AD  3capo
14.大航海時代       DADF#AD  1capo
15.あともう少しだけ静寂を(新曲)DADGAD 2capo
16.だから僕は眠るのか     DADGAD
17.本屋の少女に         EADEAE
18.いつまでも生きていたい EADEAE
19.アイヴィー          EADEAE
20.7(セブン)        EADEAE  2capo
21.氷の中の女          EADEAE  2capo
22.絵本のなかに   EADGAE
(encore)
23.ネヴァ・ギヴァ  EADGAE

2時間にできるだけ沢山つめこんだ。変則チューングの嵐。
すべて完璧にするのは難しいが、やれることはやりました。
インスト7は恐らく初披露。なつかしのチェルシーボロ時代の曲もやってみた。
今回の試み、実は練習中にまた新しい曲がいくつか生まれたので、
自分的には有意義なものだったと言えよう。
ここからまた何かが始まるのだ。
来ていただいた皆様、本当にありがとうございます。
今年のlete公演はこれにて終了。
次回は1/15(木)に決まってます。
またよろしくです。

2014年11月16日日曜日

映画『天才スピヴェット』



ジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作の公開が始まったようだ。
学生の時に『デリカテッセン』に衝撃を受けて以降、この人の作品は欠かさず観てます。
今回のも楽しみ。
予告編を見ると『ミックマック』で復活したギャグ路線でなく、
ドラマ性を重視した方向性のようだ。
『ロング・エンゲージメント』ほどシリアスではなさそうだが…。
何はともあれ、また良い映画を見させてもらったという充足感で満たしてくれることを期待する。
子役の表情がとてもいいなぁ。

オフィシャル・サイト→こちら

2014年11月11日火曜日

<変則チューニング祭り again>は来週の木曜日です。

2014年11月20日(木)
 <変則チューニング祭り again>
下北沢lete
開場19:00/開演20:00
前売り2000円/当日2300円(共に+1ドリンク)

さて、あと10日ほどに迫ってきました<変則チューニング祭り>。
今回は二度目ということで<again>です。
この後「新・」「続・」とか名前を変えてずるずる続くことは無いと思うので、
恐らくこれが最後。
伝説にすべく立ち向かうので、皆様ぜひぜひお見逃しなく!

選曲は前回から変化をつけつつ、定番曲も外さぬ感じで。
すごい集中力を要するので、今から気合いを入れていかねば。
もうレテさんのHPでチケット受付できるので、
観たい方はお早めにどうぞ。

2014年11月9日日曜日

スーパーおじいちゃんという称号



デニス・デ・ヤングですよ、皆さん。
STYX(スティックス)で70年代から活躍していたあのデニス・デ・ヤングさんです。
米国プログレの未来を背負わず、重い十字架を投げ捨て見事にポップ化し、
お茶の間でミスター・ロボットを踊ったあの人です。
日本では今世紀に入って以降、殆ど顧みられることのない人ですが、
アメリカでは根強い人気があるようなんです。

ルックスはイブニング・ショーのホストおじいちゃんみたいになってます。
しかし、ライブは盛り上がってます。
なんでかって、そりゃあ理由は簡単。
往年と変わらぬハイトーン・ヴォイスが艶やかなのに他なりません。
見た目とのギャップが激しくて笑っちゃうけど、これは凄い。
キーも落としていません。
いや、比べちゃ悪いけど、ロバート・プラントより年寄りなんだよ。
それなのにこの機敏な動きと、歌声のなめらかさ。
苗字が「ヤング」だなんて出来過ぎているぞ!
この人はまだまだ引退しそうにないですね。
“スーパーおじいちゃん”の称号は、デニスさんにあげることにしました。

先月新しいライブDVDが出たそうです(上の動画ではありません)。

2014年11月7日金曜日

晩秋にロバート・ワイアットを想う



ロック界の仙人、ロバート・ワイアットが活動を休止するようで…。
ちょっぴり淋しいニュースだった。
そんなタイミングで全キャリアを網羅した2枚組ベスト盤が出るそう。
仙人自ら選曲をしたらしいので、誰も文句は言えないところだろう。
が、マッチング・モールの「オー・キャロライン」は外れてるし、
キャリア的に超重要な『ロック・ボトム』からは1曲もない。
少し勿体無い気がする。
凡人にはその意図が分からないが、何らかの理由はあるのでしょう。

ということで、注目はコラボ曲を集めたDisc2か。
僕は持ってない曲が結構あったので、これだけでも興味あり。
でも、ベストと称するならベン・ワットとの曲や、ハットフィールド・アンド・ザ・ノースの「Calyx」とかもあるかなー、などとも思う。
いや、文句は言いませんが。

上に貼った曲は大名盤『オールド・ロッテンハット』より美メロが極上の1曲。
これは入っていて安心しました。
左翼路線まっしぐらの時期で、この頃の作品はすべてに於いて静かに鋭く、素晴らしい。

2014年11月3日月曜日

映画『6才のボクが、大人になるまで。』



あかん。これはめちゃくちゃ良さそうだ。
リチャード・リンクレイター監督が12年かけて完成させたという最新作。
予告編を見ると分かるが、出演する俳優陣がリアルに歳を重ねていっている。
毎年、夏の数日間だけ集まり、撮影を積み重ねていったらしい。
その「北の国から」的アプローチだけで泣けてきそう。

魂を揺さぶってくるビフォア3部作・シリーズといい、
この監督さん、時間軸そのものが持つ物語性に信念をかけてますね。
撮影を始めた当初から、ここまで見据えていたのか、
はたまた流動性ありきの進行だったのか知らないけど、
1本の映画に賭ける根性は見上げたものです。
『スクール・オブ・ロック』のような娯楽作も撮るけど、
実験的で型破りなところもある人なんだよなぁ。
観ます。

オフィシャル・サイト→こちら

2014年11月2日日曜日

2014.10.31(金) at三軒茶屋Come Together

<Come to HIGH BRIDGE's room right now! 019>
2014年10月31日(金)
出演:徳永憲、江口健

1.プリントドレス
2.ファーストフード(火曜日にはもう飽きた)
3.空を切る
4.ガールズ・フェスティバル
5.詩人
6.おあいにくさま
7.君ははぐれている
8.トンネル
9.オレンジ
10.暖かなもの
11.うつつを抜かしたとて
12.ネムノキ君

三茶にてハイ・ブリッジのイベント。
この日東京の街はハロウィン一色であったが、
僕のライブでは当然そういった浮ついたムードは一切無し。

久し振りとなるエレキギターでの弾き語り。
一音目から良い感触だったので、最後まで集中することができた。
来て頂いた皆様、ありがとうございます。

2014年10月29日水曜日

イアン・デューリー、久々に聴いて盛り上がる。



イアン・デューリーの9枚組ボックスが出るらしく、
さっき調べようと思ってGoogleで「ian dury」と入力したら、
関連検索ワードで「パラリンピック」と出てきて「誰かふざけてんのか!」と思ったが、
そうではなかった。
ロンドン・パラリンピックの開会式で、上に貼った「Spasticus Autisticus」が使われたらしい。
(古い話ですいません)
元々「国際障害者年」のテーマ・ソングを依頼されて作ったものの、歌詞が過激だったことから不採用となり、BBCでも放送禁止になった曲が、時を経てパラリンピックで披露された、ってな話題があったみたい。
彼が生きていたら(2000年にガンで亡くなった)どういう感想を持ったんだろう。
折角なんで訳詞を書いてみましょう。
一応前置きですが、イアン・デューリーは子供の頃ポリオに罹り、左半身が不自由になったロックンローラーです。自虐の中に生きるパワーがひしめいていて最高な歌詞なんですよ、これが。

 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症
 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症

 小便する時、ぴくつくぜ
 俺の胴体、謎だから

 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症
 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症

 何かかじれば、よだれ垂れるし
 走り書きすりゃ屁理屈垂れる

 健常者側の皆さん、こんにちは
 あんた方は俺の話が理解できないだろうな
 窓辺を通りがかる俺に幸せな視線を投げかけて
 身体だけを見て、俺の本には目もくれないだろう
 
 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症
 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症

 玉石につっかかったよ
 動揺してよろめいてるから
 起きろ!起きろ!上がって下がって!ああ! 

 こつこつ貯めた小銭をブリキ缶に分けてくれないか
 で、俺みたいじゃなくて良かった、と神様に感謝しなよ
 長いあいだずっと俺は暗礁で苦しんでる
 全ての成り行きを俺は受け入れなきゃならない

 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症
 俺は痙性麻痺だ、俺は痙性麻痺だ
 俺は痙性麻痺で自閉症・・・

2014年10月24日金曜日

来週金曜日は三茶へ

2014年10月31日(金)
<Come to HIGH BRIDGE's room right now! 019>
三軒茶屋Come Together
出演:徳永憲、江村健
開場19:30/開演20:00
料金:2500円(+1ドリンク500円)

エレキの弾き語りが来週にせまってきました。
1時間だと結構たくさん曲をやれるので、ただ今何をやろうか考え中。
エレキの響きを大切に感じて、1曲1曲気合い入れてのぞみたい。
いいライブになりそうなんで、
みなさん、是非是非お越しを!

追記:出番は2つめです。

2014年10月23日木曜日

ウィルコも結成20周年ですか。



ウィルコのデビュー作『AM』(1995)は米国より9ヶ月遅れで日本盤が出た。
当時の洋楽シーンは比較的活況していたから、余計に僕はそのタイムラグにやきもきしていたもんです。
友達に「オアシスだぁ?ウィルコ聴こう、ウィルコ」とか言ってたなぁ。
そんな彼らも今や実力通りに生き残り、すっかり人気バンドとして定着している様子。
色々あったが、結成20周年めでたい。
そんなムードなのか、もうすぐ2枚組ベストと4枚組レア音源ボックスが出るそう。
詳しくは→amassさんの記事へ。

選曲は初期に思い込みの激しい僕のようなタチの悪いファンにも優しい感じ。
ベスト盤1曲目が「I Must Be High」ってだけで許しますよ(偉そうだ)。
「Pick Up The Change」「Should've Been In Love」が入ってたら尚良しだったけど。
レア・ボックスの方もそそる内容。
さっきアマゾン覗いたら安かったので早速予約してしまいました。

上に貼り付けた動画は1997年3月カナダのスキー場でのライブ。
2nd『ビーイング・ゼア』が出た後で、これは当時ブートビデオで売ってました。
「Casino Queen」とか滅茶苦茶カッコ良かった記憶があるのだが、その映像はYoutubeでは見つからなかった。誰か発掘求む(他力本願)。
鍵盤弾いているのは『ヤンキー〜』途中で追い出され、その後死んじゃったジェイ・ベネットさんです。あらためて合掌。

2014年10月22日水曜日

『レックレス』も30周年ですか。



先般、USインディー界ではマーク・コズレックがウォー・オン・ドラッグスをディスりまくったことが大いに話題になってたのですが(フェスでの音被りが原因)、
その際、相手をけなす為に挙げられた名前がジョン・クーガー、ブルース・スプリングスティーン、ドン・ヘンリー(イーグルス)、ジョン・フォガティ(CCR)、フリートウッド・マック、ダイア・ストレイツらであった。
要するに、お前らはそれぐらい前時代的でダサい、と。
名前を挙げられた人達はとんだとばっちりを受けたわけですが…。

そこで名前すら挙げてもらえなかったブライアン・アダムス、
彼の1984年の名盤『レックレス』の30周年記念盤が出ます。
僕は大好きですよ。良い曲が多いってことだけでなく、歌いっぷりが気持ちよく、
人を惹きつけるチャーミングさも尋常じゃない。
アレンジのツボの押さえ方など聴き所も多く、よく聴いたもんだ。
上記PV「サムバディ」はサビのさりげない転調がたまらんし、
簡単そうなギター・リフは16ビート・カッティングができないメタラーには弾けなかったりするんだよな(今時そんなヤツいないか)。
今回のデラックス盤は、リマスター本編&未発表曲、当時のBBCライブ音源、PV集、ブルーレイ・オーディオの4枚組だそうです。

ちなみに冒頭のマーク・コズレックの一件ですが、
僕は元々アティチュードだけでその音楽を全否定する奴が嫌いなので、残念な話だった。
結構いるんだよなぁ。
「俺は分かってる」オーラをびんびんに出し、嫌いなジャンルを揶揄する輩が。
そっちの方がダサいと僕なんかは思うのだが。
ま、それが原因でマーク・コズレックを嫌いにはなりませんが…。
彼の音楽は求心力が高いが、彼のこういった過激さがあってこそ、なのかもしれない。

2014年10月17日金曜日

世界を股にかける。



このマルケタ・イルグロヴァさん、
あの名作映画『once ダブリンの街角で』(2007)の女主人公を演じた歌い手さんだ。
この曲は彼女の2ndソロ『MUNA』に収録されている。

スパニッシュなリズムに英国民謡っぽいメロディーが絡み、
荘厳なピアノにうら寂しいバンジョーが重なってくる。
間奏部分ではアラビックな音階が出てきて、もう何でもあり。
でも、ゴチャゴチャした感じはない。
表現の深みとスケール感は以前より増している。

PVは彼女の故国であるチェコで撮られたそう。
景色は寒々しいが、とても美しい。
彼女は現在はアイスランド在住とのこと。世界を股にかけてます。
プライベートでは去年出産を経験したらしい。
まだ26歳、様々な土地で色んなものを吸収し、さらに表現の域を広げていきそうな予感。


2014年10月15日水曜日

荒療治

数週間前から左手の人差し指に水泡ができ、それがめっぽう痛かった。
そのうちに治まるだろうと踏んでいたのだが、今週になってもまだ痛みが引く気配がなく。
仕方がないので、今日遂に皮膚科に行ってきた。

医者はベテランのおじいさん先生。
先生は虫眼鏡でしばらく僕の指を凝視して、言った。
「これはウィルス性のイボですね」
何それ?と思ったが、すかさず「治りますか?」と訊いたら、
自然治癒する場合もあるし、大きくなる場合もある、とのこと。
つける薬はなく、焼いて死滅させるだけだと言う。
その時点でものすごく嫌な予感がしたのだが、
「やりますか?」と訊かれた時、僕は反射的に「はい」と答えていた。
もう病院にいるのだ。ためらうこともない。
すると先生、再度確認するように「痛いですよ」と言う。
そこには「やめてもいいんですよ」というニュアンスが混じっていた。
何を言うのか。40を越えて「じゃあ、やめます」とは言えない。
僕は覚悟を決めて「お願いします」と言った。

気づけば背後から看護師が、
グツグツグツと音を立てる銀色のポットのようなものを持って現れた。
(説明はされなかったけど、多分ドライアイスが入っていたのだろう)→注1
おじいさん先生はそこに柄の長い綿棒をつけ入れた後、
僕の指の患部に綿棒をじゅーっと強く押し当てた。煙りが出た。
指には丸い真っ白な痕が残る。
それが5回ほど入念に繰り返された。
実はその最中の痛みはそうでもなかったのである。
水泡のため指の皮が厚くなっていたからであろうか。
処置はそれで終わり。
僕は少し拍子抜けしたぐらいの気持ちだった。

しかし、病院を出てからだ。ジンジンと刺すような痛みが出てきた。
脈打つように痛みが満ち満ちてくる。
言ってみりゃ、これはヤケドと同じである。
どうせならヤケドの薬を塗ってくれればいいようなものを、
これはあくまでイボの治療なので、そういう処置はしてもらえなかった。

とりあえずこれで様子を見て、
また1週間後に経過を見せに行くことになっている。
おじいさん先生曰く、治ってなかったら再度この荒療治を繰り返すそうである。
頼むから、これですんなり治って欲しい。

注1:液体窒素です。

2014年10月9日木曜日

ロケーションが素晴らしい。



出てくる看板の文字を検索してみたら、どうもイギリス南東部カンタベリー付近のよう。
いいなぁ。
部屋を出る時に用意したアイテムを全部失う内向的な青年、というストーリーもいい感じ。
ダブリンのDJコーマックさんの今月出る新作より。
ターンテーブルを操りながらビッグバンドを率いる才人、とのこと。
「トレインスポッティング」で有名な作家アーヴァイン・ウェルシュが朗読で参加している。

2014年10月7日火曜日

皆既月食がもうすぐ。



明日10/8の皆既月食が楽しみ。
月が地球の影にすっぽり入り赤い満月になるのは午後7時半頃から。
スーパームーンに近い時期だし、これは見ておかなければ。

上の動画は月にちなんで。
宇宙とはサイケなり。

2014年10月2日木曜日

2014.10.1(水)at下北沢440

<サカモト生誕祭>
2014年10月1日(水)
出演:ELEKIBASS、HARCO、Sundayカミデ(ワンダフルボーイズ/天才バンド)、徳永憲

1.イカロスの気絶(新曲)
2.魂を救うだろう
3.さよならの日々
4.マテリアル・イシュー
5.今夜君に会えるといい
6.(そういや僕らは)アンドロイド(新曲)

毎年恒例のワイキキ・オーナー、サカモト君の生誕祭に今年はトリオ・バンドで出演。
去年からぼちぼちやり出した新曲1、6をメインに据えての半時間。
イベントもいい感じに盛り上がり、僕もエレキベースのステージに呼ばれたりと、
楽しませてもらいました。
観に来ていただいた皆様、ありがとうございます!
また機会があればバンドでやりますよ。

2014年9月28日日曜日

映画『Northern Soul』



昔、僕がCD屋で働いていた頃、英国発のノーザン・ソウル・コンピがいくつも出ていて、
キャプション書く為にチェックしているうちに、すっかりハマってしまったことがある。
モータウンの亜流、と一言で済ませられない隠れた名曲を沢山知れたものだ。
(ちなみにノーザン・ソウルとはアメリカ南部のサザン・ソウルに対しての言葉ではなく、イギリス北部で好まれたソウルという意味らしい)

現在でもイギリスではその人気は安定したもんなんだろう。
コンピは相変わらず新装されているし、ずばり『ノーザン・ソウル』という映画も出てきた。
監督はファッション系の写真家として知られているエレイン・コンスタンチン。
オシャレ業界方面からのアプローチなんですね。成程。
いい青春映画になっていることを期待。
サントラにも注目です→一部聴けます

2014年9月25日木曜日

来週の水曜はもう10月です。

2014年10月1日(水)
下北沢440
"サカモト生誕祭"
open/start 18:30/19:00
add/day ¥2,500 / ¥3,000 +1drink600yen
出演:
ELEKIBASS
HARCO
Sundayカミデ(ワンダフルボーイズ/天才バンド)
徳永憲

来週は久々のバンドでのライブ!
今から楽しみ。出番は1つめです。
エレキベースのライブにもゲスト出演予定あり。
弾き語りとは違うアクティブなステージにしよう。
お楽しみに!

前売りチケットの予約取り置きは→こちら
公演日、会場、お名前、枚数が明記されていれば、それだけでOKですよ。

2014年9月18日木曜日

ストーンズ祭り、今年も開催。



大御所アーティストのクリスマス商戦向けのリイシュー事業、
近年はもう恒例となってる感があるけど、ストーンズは今年もぐいぐい攻めてきました。
10月には1981年のハンプトン・コロシアム(『スティル・ライフ』と同じツアー)、
11月には1975年のLAフォーラム(『ラブ・ユー・ライブ』と同じツアー)の、
映像を初パッケージ化。どちらもお宝級。

ハンプトンは既にRolling Stones Archiveで音源ダウンロード公開されていたキース・リチャーズ38歳の誕生日公演で、アンコール時に乱入してきたファンをテレキャスで殴る、という伝説シーンがあることで有名。上の動画を観るとミックスが違うような気が…。
LAフォーラムの方はRolling Stones Archiveとは別日なので別音源&映像となる。
いやぁ、すごい。この頃にやってる「Get Off Of My Cloud」のミック&キースの超テキトーなサビが大好きな僕としては、それをクリアな映像で観られるなんて、と既に興奮気味。

そういや、キース・リチャーズがソロ3rdを完成させている、というニュースが今月あったけど、
こうもストーンズ関連のリリースが続くと(ワールド・ツアーもまだ続く)、なかなか出すタイミングが難しそうだ。 ファンにとっては財布と相談の日々が続きそうです。

2014年9月14日日曜日

マンガみたいな青アザ。



最近またドアーズをよく聴いている。
YouTubeで動画も見ていて、昨日は上の「タッチ・ミー」を何度も観てしまった。
ギタリストのロビー・クリーガーが書いた1968年の大ヒット曲で、
その当時に出演したテレビ番組の映像。
これが興味深いのだ。
周りで演奏しているプロの演奏おじさん部隊もいい味出してるのだが、
それより作曲者のロビーさんの目にアザがあるのに注目。
時々見えます。

調べてみたら、どうもジム・モリスンと喧嘩して殴られた痕らしい。
メイクで隠そうとするスタッフを拒絶してそのまま出演したそう。
そう思ってみると「俺は別にどうってことねーよ」的な素振りをしているように見えなくもない。
何があったんだろうね。
ちなみにこの「タッチ・ミー」、最初は「ヒット・ミー」(殴ってくれ)というタイトルだったそう。
シャレになってなかったロビーさんでした。

今年出た『R-Evolution』というDVDに収録されているそうです。

2014年9月12日金曜日

この顔で、実はまだ39歳です。



ショーン・ロウさんの本質はこのライブ動画でよく分かる。
米国ルーツ・ミュージックの魅力にどっぷり憑かれたシンガー・ソングライター。
そんな人がANTI-レーベルに作らされたのが上のPV。
これがなんか面白いんだよなぁ。
遊園地で所在無さげにビデオ・シューティングに付き合ってる感じが何とも。
明らかに似合わないメリーゴーラウンドに乗せられてるけど、
拒否をしてないのが笑える。
夜になると、多少ノリが良くなってくるのも◎。

ま、オッサンに見えて実はまだ若いので、
想像するにこれはオフビートなギャグなんでしょう。
ニュー・アルバムが今週出たようです。

2014年9月9日火曜日

スマホ、二本足でたつ。



サンフランシスコの夫婦デュオPeaking Lightsの新曲。
どことなくザ・ウェイトレスの珍名曲「I Know What Boys Like」(→こちら
を思い起こさせる投げ遣りな歌声が良い。
時代は違えど、アメリカの白人女性シンガーには時々こういう気怠い人がいて、和ませてくれる。
PVもなかなか面白い。
スマホに支配されてる人、ちらほら見るもんねぇ。
この曲が入るニュー・アルバムは10月に出るそうだ。

2014年9月5日金曜日

2014.9.4(木)at下北沢lete

<変則チューニング祭り>
1.いつも いつも     CACFCD# 3capo 
2.ダイヤに人を見る目はない  CACFCD#
3.不良少女               CACFCD# 1capo
4.だから存在して  CACFCD#  
5.ボート                  CACFCD#
6.世界のはずれ       CGCGCE  2capo
7.イカロスの気絶(新曲)      CGCGCE
8.女子 女子 女子   CGCGCE
9.サンビーム  DGDGBD
10.ハッピーバースデイ DGDGBD

11.宮殿を隠す   DADF#AD 3capo
12.船乗りウー    DADF#AD 
13.大航海時代    DADF#AD
14.Indian summer(ドアーズのカヴァー)DADGAD
15.だから僕は眠るのか     DADGAD
16.あともう少しだけ静寂を(新曲)DADGAD 2capo
17.本屋の少女に         EADEAE
18.口封じ      EADEAE
19.アイヴィー           EADEAE
20.いつまでも生きていたい EADEAE 
(encore)
21.7(セブン)          EADEAE  2capo

事前の告知通り、変則チューニング曲だけをやり倒す企画。
せっかくなので、上にチューニングも書いておきました。
お客さん、貴重なものを観れたと思います。
11、12はチェルシーボロ用に作った曲。
14はドアーズの隠れた名曲をここぞとばかりにカヴァー(昔からやりたかったのだ)。
新曲は7、16。16は初披露です。

個人的にとても楽しい企画だったのだが、
MCで調査をしたら観ている側も好評だったようなので、
急遽次回のレテも<変則チューニング祭り>でいくことを決めました。
今回時間の都合でできなかった曲など、やらせてもらいます。
乞うご期待!

2014年9月3日水曜日

お知らせ

今後、徳永憲official websiteのトップページは
http://tokunagaken.blogspot.jp/
で、お願いいたします。
もうすぐOCNがHPサービスを停止するらしいので。
諸々のコンテンツの整理もしなきゃならんな…。
ぼちぼちやっていきます。

明日はレテ・ワンマンです。
みなさま、お待ちしてます。

2014年8月29日金曜日

10月ライブ・スケジュール

2014年10月1日(水)
下北沢440
"サカモト生誕祭"
open/start 18:30/19:00
add/day ¥2,500 / ¥3,000 +1drink600yen
出演:
ELEKIBASS
HARCO
Sundayカミデ(ワンダフルボーイズ/天才バンド)
徳永憲
来週のレテ・ワンマンに続いてのライブは毎年恒例イベント。
徳永は満を持してバンドで出ます。乞うご期待。
前売りチケットの予約取り置きは→こちら
公演日、会場、お名前、枚数が明記されていれば、それだけでOKです。


2014年10月31日(金)
三軒茶屋Come Together
詳細未定
出演:徳永憲、他
多分エレキの弾き語りで出ます。久し振り。
前売りチケットの予約取り置きは→こちら
公演日、会場、お名前、枚数が明記されていれば、それだけでOKです。

2014年8月27日水曜日

Jさんと僕。



J・マスシスのソロ2作目が発売された。
僕は「その時」が来れば必ず買うつもり。
「その時」とは、Jさんのフィーリングと僕の波長がフィッティングする時。
いつもそうだとは限らない。いつやって来るかな。
昔はダイナソーJrがリリースされたら速攻買って聴きまくる僕がいたのだが、
今や時代はいくつも回り、自分も歳を重ね、そういうモードだけではいられなくなった。
人間、なかなか同じじゃいられないのだ。
しかし、Jさんは何にも変わらない。
多少アコースティックなソロ活動だが、リリシズムは不変(前作も素晴らしかった)。
気分があっちこっちへ変わっていくのは聴き手の方である。
Jさんは課外活動を色々と楽しみつつも、いつも自分らしい音楽に帰結して、
数年毎に作品をスッとハンカチ落としのように置いていく。

というわけで僕は待っている。
「その時」がやってくるのを。
自分のうしろにハンカチが置かれて、一周回ってきたJさんにトンと肩を叩かれるのを。
その時きっと、新たに触れるJさんの音楽が胸にストンと落ちることだろう。


2014年8月21日木曜日

2週間後の木曜日はレテです。

2014年9月4日(木)
下北沢lete
開場19:00/開演20:00
前売り2000円/当日2300円(共に+1ドリンク)
※予約はレテさんのHPにて受付中です。

2ヶ月振りのleteワンマン。
今回もアコギ1本、がっつり弾き語りやらせてもらいます。
蔵出し新曲やろうかな、とか色々と考えを巡らせてます。
みなさま、是非レテで予約を。

追記:8/24
おし。決めた。9/4は「変則チューニング祭り」だ。
今ふたたび自分の中で盛り上がっているので。
「ボート」「女子 女子 女子」とか色々とやっていこう。
去年の暮れラストワルツで初披露した新曲「イカロスの気絶」の弾き語りヴァージョンにも挑戦してみようかな。
曲間のチューニング待ち時間が長くなること必至だが、
そこんところはご了承くださいませ。
よろしくですー。

2014年8月15日金曜日

ベンジャミン・ブッカーのデビュー作。



前回のエントリーに続いての黒人シンガー、ベンジャミン・ブッカー。
ニューオーリンズ出身だけど、英国ラフトレードが目をつけデビューに到った。
今月デビュー・アルバムがリリース予定。
音楽性はお聴きの通り明白で、ガレージ色の強いロックンロール。
その声がしゃがれまくっていてカッコイイ。
すでにジャック・ホワイトに気に入られたりしていて、注目度は高い。
楽曲の質がもう少し高けりゃ最高なんだが、
「ガン・クラブ、ブラインド・ウィリー・ジョンソン、T・レックスに影響を受けた」と
表明するスタンスは貴重だし、応援したくなる。

2014年8月11日月曜日

ベン・ロンクル・ソウルの新作。



レトロ趣味を臆面もなく爆発させるフランス出身のソウルシンガー。
4年振りの2ndアルバムが今月末に出るそう。
1stはホワイト・ストライプスのカヴァー(→こちら)が入っていて少し話題になってたけど、
あの曲よりモダン色が更に減退してるな。
いよいよモロ60'sな世界になってて、好きな人はニンマリでしょう。
ヴィンテージ・トラブルやアラバマ・シェイクスが人気な昨今、
JC・ブルックスやシャロン・ジョーンズもまだまだ頑張ってるし、
この手の音楽が盛り上がっていくと嬉しいな。

2014年8月4日月曜日

2014年8月3日(日)at渋谷喫茶SMiLE

2014年8月3日(日)渋谷喫茶SMiLE
出演:河合耕平、徳永憲

1.わんわん吠えている
2.クスクス
3.北へ行こう
4.エヴリー
5.トンネル
6.アンサンブルー
7.パーソナル・ノー
8.魂を救うだろう
9.今夜君に会えるといい
10.大航海時代

渋谷のオープンテラス化している飲み屋をすり抜け、
雑居ビルの3階へ上っていくと在る喫茶SMiLE。
居抜き感満載だけど、隠れ家っぽい音楽スペースで楽しめました。
そこで河合耕平くんとの対バン。
僕は弾き語りで10曲。様々なメロディーを紡ぐ。
9は急遽河合くんのリクエスト(ありがとう)でやりました。

久し振りに来たけど、真夏の夜、週末の渋谷はけたたましかった。

2014年7月30日水曜日

スプーンの新作がもうすぐ



いつのまにか大物感が漂うバンドになった気がするスプーン。
その昔マタドールから登場したときはペイヴメント・フォロワー的な扱いだったのに。
すごい進化だ。
4年振りのニュー・アルバムの発売は8月予定。
レーベルはSt.ヴィンセント、RHYE、カット/コピー、リトル・ドラゴン等がいるロマ・ヴィスタ(インタースコープやワーナーを渡り歩いたA&Rが一昨年興したレーベル)。
そんなわけで心機一転、今回はデイヴ・フリッドマン、ジョー・チッカレリなど初めて外部プロデューサーを迎い入れて制作されているそうだ。
今まで模索してきた独自の音響アプローチがグレードアップしていることが予想される。
安泰のMERGEを離れ、次なるステップを踏み出すスプーン、
やる気満々の模様。

先行曲はすでにいくつか出てきていて、それぞれに良い。
上のPVは怪獣映画風。
Voのブリット・ダニエルが荒らされた街を車で敗走する。
後半に姿を現す怪獣は、あいつらなんです。あいつら。
なかなかの暴れっぷりに笑ってしまうナイスなビデオです。

2014年7月27日日曜日

来週日曜は喫茶SMiLEへ

2014年8月3日(日)
渋谷喫茶SMiLE
出演:徳永憲、河合耕平
開場19:00/開演20:00
チケット2000円(+1ドリンク)

初めてのお店なのでどんな感じになるか、楽しみにしてます。
アコギ弾き語りで10曲近くはできるかな。
特に前売り予約などはないようですね。
ビシッと決められるよう準備していきます。
よろしくです。

2014年7月24日木曜日

ヴァシュティ・バニヤンの新曲、来た。



復活した前作『ルックアフタリング』が2005年。
ということは9年振りか。
ヴァシュティさんの新曲が発表されました。
これが全ファンを歓喜させること間違いなしの、英国の森情緒たっぷりの逸品。
ああ、たまらん。
来年で70歳になるとは思えない、汚れなき朝露の如き歌である。
10月にニュー・アルバム出るそうです!

2014年7月23日水曜日

黒田硫黄の新連載「アップルシード α」


正直なところ「コミカライズ?」と若干の不安はあったんだけど、
読んでビックリ。さすがのクオリティーでした。
しっかり黒田硫黄の世界になっているし、
描かれるガジェットひとつひとつに匠の仕事っぷりを感じた。
そして、何よりもっともっと読みたくなった。
今後の展開に期待したい。
気は早いが、単行本が待ち遠しい!

2014年7月22日火曜日

この夏のサマー・アンセム



みなさんはもう聴かれましたか。
やっぱ素晴らしいです。
話によるとわずか数日で完成させているそうで。
この音沙汰のなかった数年間は何だったのか、と。
そんな極端なところが小島さんらしいです。
(「悲しみの君臨」への参加はそれだけに嬉しかったです)

演奏は新機軸がありつつ、ぐっとシンプルに。
まだ余裕ある感じなのに、真髄がぐいぐい迫ってくる。
ミニ・アルバム全部いいので、オススメです。
英国とブラジルの鬱っぽさが融合しているタイトル曲は、白眉だ。

オフィシャル・サイト→こちら


2014年7月17日木曜日

The Killing Of Seven Nation Army



マッシュアップ職人・マーク・ヴィドラーさん(→こちら
の新作が12曲アップされてました。
個人的にはこのエコバニ×ホワイト・ストライプスが斬新で気に入った。
原曲はこれこれ
両者とはまた別のダンス・ミュージックの世界になっているので。

音楽が好き過ぎて、アーティストへの敬意や倫理観をすっ飛ばし、
アナーキーなポップ表現へと到ってしまうこのマッシュアップ。
僕は大好きなジャンルです。
他にも楽しい仕上がりが幾つかあるので、お好きな方はどうぞ。

2014年7月10日木曜日

これは生で観たい。



NPRのTiny Desk Concertは好きで、いつもよく見てる。
最近アップされた上記動画も良かった。
ブルックリン発の新人バンドで、去年デビュー作が出ているようだ。
アバンギャルドの心得もあるサックス・デュオ+ドラムス。
固定観念を打ち崩す目の覚めるようなアンサンブルだ。
3人ともニュースクール大学ジャズ&コンテンポラリー・ミュージック科出身らしいが、
頭でっかちでなく、踊れる音楽になっているのが楽しい。
地下鉄や路上でのバスキングで鍛えられたんだろう、
厚い肉感が目の前に迫ってくるようで圧倒的。
さらに多彩なビートが加わってきたら最高だろうな。

オフィシャル・サイト(試聴あり)→こちら

2014年7月4日金曜日

2014.7.3(木)at下北沢lete

1.ビルの屋上
2.コーラの秘密
3.聞こえる 聞こえる
4.マイ・サンダー
5.お先に失礼
6.絵本のなかに(新曲)
7.さよならの日々
8.星は揺れる
9.アンサンブルー(新曲)
10.80年代

11.神に麻酔を
12.サンビーム
13.ハッピーバースデイ
14.目に映る明るい夜
15.肩車の思い出がまた肩車をつくる
16.僕らはこれじゃ終われない
17.今夜も暴走族の音
18.ただ可憐なもの
19.ネムノキ君
20.メタルが好きだ(新曲)
(encore)
21.おあいにくさま

いつものようにいい雰囲気でのlete公演。
今回は変えたばかりの弦がギャンギャン鳴り過ぎていたので、
大半の曲をピックを使わず指で弾いた。
ピックを使ってしっかり弾くのとは違う柔らかさ、親密さがあったんじゃないでしょうか。
家で弾いている感じに近いのかな。
レテの空気感とも溶け合っていた。
選曲も無理なくスムーズだったし、いいライブになった。
来ていただいた皆様、ありがとうございます。

そして終演後、次回のワンマンも決定。
9/4(木)です。
是非スケジュール帳にチェックを!

2014年7月1日火曜日

裸族vs人間



裸族狩りをする人間たちの銃から飛び出すのは「服」。
裸族、いやがって逃げまくってます。
面白い。
単純だけど、色んなメタファーも隠されている。
このPVを作ったのはDANIELS。
今までに何度か紹介したことがある、才気走った2人組。
以前の記事は→こちら
このまま過激に業界を暴れ回って欲しいですな。

音楽やってるのはJoywaveというアメリカの新人バンド。
曲によってガラリと印象が変わるので、何とも…。
イイとこ取りがうまく行ってないのか、大人達の方針に振り回されているのか、
よくわからないけど、いざとなれば裸族ライブをやればいい。

2014年6月25日水曜日

来週の木曜はレテ。

2014年7月3日(木)
下北沢lete
出演:徳永憲
開場19:00/開演20:00
前売り2000円/当日2300円(共に+1ドリンク)

今年ももう半分終わりそうなこの頃ですが、
皆様ご機嫌いかがでしょうか。
サッカー・ワールドカップで日本は敗退したけど、
レテさんでの弾き語りワンマンがもうすぐなんで、ヨロシクです。
終わって「無念」とか「残念」とか言わないよう頑張ります。

今は選曲を考え中。前回ライブと被りが少ない感じかな?
じっくりしっとり、かつ自由な気風で。
また新曲もやる予定です。
予約はレテさんのHPにて簡単にできるので、
みなさま是非、来週木曜は下北沢の方へいらっしゃって下さい。
よろしくです。

2014年6月19日木曜日

ゴーストタウンと少年



4月に出ていたイールズの新譜より。通算11枚目らしい。
そんなに出してたのか。半分くらいしか持ってないな。
試聴してゴリゴリっぽい音やエレクトロ系の音が出てきた時は買う気がしなくて、
いつのまにか中途半端な付き合いになってるんだな。
今回のアルバムは自分の本名をタイトルに持って来ていて、内省的なコンセプトのよう。
音は優しげで柔らかい。
イギリスでは前評判が良く、久々にチャートにも入ったらしいが、
日本では果たしてどれだけ売れているんだろうか。謎だな。

2014年6月18日水曜日

OK GOの新作PVお披露目。



もはや新しくて面白いPVを作り続けていくことが、
生き残る絶対条件みたいになってきているOK GO。
4年振りのニューアルバム(10月発売)からの先行曲もアイディアたっぷりで,
見応えある出来映えです。
今回はトリックアートっぽい長回しだな。
そして、毎度の如く、曲が耳に残らない!
でも、それでもいいのだ、彼らの場合。
もしかしたら現在のOK GOは新しいPVを作るために音楽を作っているのかもしれない。

2014年6月12日木曜日

Plastikman名義の新作、来た。



いつまでやるのか分からないが、リッチー・ホウティンが公開した新作試聴。
11年振りの作品で、NYのグッゲンハイム美術館で行われたライブの実況盤。
すべて新曲で、思索を促すような示唆に満ちた音。
いつものように無駄な要素は何もなく、ピシッと緊張感が貫かれている。
やっぱりいいですな。

2014年6月8日日曜日

続・ライブ情報

8月にもライブ決まったのでお知らせ。

2014年8月3日(日)
渋谷SMiLE
出演:徳永憲、河合耕平
開場19:00/開演20:00
チケット2000円(+1ドリンク)
東京都渋谷区宇田川町11-11柳光ビル本館3階
TEL:03-6416-3998
渋谷・宇田川町、東急ハンズの向こう側。初めての場所だな。
2マンです。前売りないので、取り置きの受付はしませんが、
みなさまスケジュール帳に一筆のほど、よろしくです。

2014年6月7日土曜日

森の妖精、あらわる。



フランス出身のフランソワ・マリーを中心としたインディ・ポップ・バンドの新PV。
かぶと虫、忍者が活躍する荒唐無稽な作り。
肩肘に力の入ったロックとは真逆のゆるさ加減が愉しい。
英語と仏語が入り交じった歌も面白い。
アルバムはドミノより3月に出ているみたいです。

2014年6月6日金曜日

投げるな危険。



カナダのトロントから出てきた新人パンク・バンド、グレイズ。
寒々しいビルの上からマーシャルを放り投げてます。
爆発力がある清く短い疾走曲で、こういうの好きです。
タイトルはフガジのギター、ガイ・ピチョトーです。
好きなんだろうな。
一緒にツアーを回っているらしいクラウド・ナッシングスはS・アルビニ詣でをしてたし、
J・マスシスは色々とゲスト参加要請あるみたいだし、
最近この手の若手バンドからの80〜90年代オルタナ愛が散見されます。
デビュー・アルバムは来月頭のリリース予定。

2014年6月3日火曜日

孤立(Marooned)



ピンク・フロイドの『対』が20周年ということで豪華なリイシューがなされるよう。
それを機に制作された新しいビデオクリップがなかなか良かった。
監督はデザイン・チーム、ヒプノシスのオーブリー・パウエル。
欧米人が抱いているフロイドのドラッギーなイメージをうまく取り入れている。
サイケとは宇宙なのだ。
映像に見入りながらデヴィッド・ギルモアの名人級ギターを堪能したい。

新装版『対』はジャケットが黒くなっている。
これを見て僕はシド・バレットの『オペル』を思い出した。
邪推だと思うけど、もしかしたらそういう意図も隠されているのか。

オフィシャル・サイト→こちら

2014年5月30日金曜日

次回ライブは7/3(木)

2014年7月3日(木)
下北沢lete
開場19:00/開演20:00
前売り2000円/当日2300円(共に+1ドリンク)
※予約はレテさんのHPにて約1ヶ月前より始まります。
(追記:予約始まりました。)

いつもながらのスローペースですいません。
みなさま、是非是非お越しを。

2014年5月29日木曜日

とりあえず、炎



俳優ライアン・ゴズリングが初監督した『Lost River』の予告編。
出品した今年のカンヌ国際映画祭では批評家にボロクソ貶されたらしい。
出世作『ドライヴ』はカンヌで評判になったので相性は良さそうかと思いきや、
そんなに甘くない世界なんだろう。
でも、僕的にはデヴィッド・リンチへの憧憬に満ちたこの世界観は嫌いじゃないです。
日本公開はあるのか。

2014年5月23日金曜日

『リアリティのダンス』予告編



アレハンドロ・ホドロフスキー監督(85歳)23年振りの作品の予告編。
最初の血糊ジャパーで『エル・トポ』の狂気を思い起こさせるが、
それ以降は血腥さはそれほどでもなくて、やや安堵。
自身の少年時代を描いた作品ということで、
どういった禅問答が繰り広げられるのか楽しみだ。

全国の劇場情報は→オフィシャル・サイト

2014年5月19日月曜日

googleはギャグも一流


googleで「ロバート・フリップ」と検索したら、
なんか変な画像が混じっていた。
もしかしたら「ジミー・ペイジ」を検索したら野村義男が出てくるとか、
「ポール・サイモン」で岡村隆史とか、そういう仕組みかもしれない。

2014年5月15日木曜日

インディ・フォーク界の新星、アーク・アイリス



非常にクオリティーの高いフォーク作品を出し続けているThe Low Anthem。
肝心な所が地味渋すぎて、いまだブレイクには到ってないのだが、
そこから(業を煮やしたのか)いつの間にかジョシー・アダムス嬢が脱退していたようだ。
その彼女が新たに結成したバンドがこのアーク・アイリス。

んで、その新曲が素晴らしい。PVを観て購買即決。
ジャズと70’sブリティッシュ・フォークを融合させたような世界で、
なんとなくメロウ・キャンドルを彷彿させる瞬間があって感激もの。
アルバムの他の曲は、色々とアメリカンなものもある模様。早く聴きてー。
北米ではANTIからのリリース。
それ以外では(ロウ・アンセム由縁であろう)ベラ・ユニオンからのリリース。
CD付きアナログは限定みたいです。

2014年5月11日日曜日

エイミー・マンの新ユニットThe Both


(曲は0'55"から始まります)

PVを観るとだいぶんオバチャンになったエイミー・マンであるが、
このテッド・レオと組んだ新ユニットはなかなか溌剌としてイイ感じ。
近年の安定感ある貫禄路線を打ち消したくなったのか、
軽やかで風通しのいいシンプルなサウンドになっている。
ベースをぶりぶり弾く姿も懐かしい。いつ以来?
テッド・レオさんとのハーモニーも相性良くって気持ちいいぞ。
『スマイラーズ』や『チャーマー』も秀逸な作品だったけど、
ここらで気分転換というモードなんでしょう。

あと、どれだけオバチャンになったか確認する為に、
「愛のVOICES」(byティル・チューズデイ、1985)の頃の動画もリンクしておきましょう。
こちら
この頃は超絶美人で(尖ってますが…)、眩しすぎます。
当時、地上波深夜のMTVでもPVがかかりまくってました。

2014年5月10日土曜日

つけ麺は好きです


なかなかのインパクトだな。
ロッテリアと大勝軒のコラボ・バーガー。
(画像をクリックするとロッテリアのHPへ飛べます)
見た目もさることながら、何と言ってもこれは食べ方が分からない。
一生懸命考えてみたが、分からない。
(ちなみに割り箸もつくそうだ)
開発のドキュメンタリーをNHKプロフェッショナルとかでやって欲しいな。

数年後、伝説になってそうなハンバーガー。
5/20から販売だそうです。

2014年5月3日土曜日

「グランド・ブダペスト・ホテル」予告編



ウェス・アンダーソン監督最新作の予告編。
デザインされた画面が矢継ぎ早に出てきて、毎度のことながら嬉々としてしまう。
正直、近作にありがちなドタバタ劇的な部分はいらないんだけど(興行的に必要なのだろうか)、目には楽しい映画なのは間違いないだろう。
そして、ずらりと並ぶ豪華俳優陣の使い方も楽しみ。
前作のハーヴェイ・カイテル御大への仕打ちとか、面白かったしなぁ。
6月公開だそうです。

2014年5月1日木曜日

チャド・ヴァンガーレン、待望の新作。



今までもちょこちょこ取り上げている(→過去の記事)チャドさん。
知らない間に新作が出てました。
こういう変人を10年近くフォローし続けているサブポップはなんて偉いんだ。
そして、期待に違わずアニメがまたとち狂っていて最高なんです。
もちろん本人制作。
毎度思うが、どんな脳みそしてんだ。
曲もいい。買ってもしょっちゅうは聴かないんだが(内容は良いよ)、
今度のは何故だかいっぱい聴きそうな気がするので、
やっぱり買おうと思う。

過去のPV作品も(一部ですが)よかったらどうぞ。
Red Hot Drops(2006)
Flower Gardens(2006)
Molten Light(2008)
Peace On The Rise(2011)

2014年4月29日火曜日

映像作家マイケル・ランダンの新作



米国メディアから次なるブレイクを期待されているフロリダ出身の4人組ハンドレッド・ウォーターズ。
5月に出る2ndアルバムの先行曲。
曲自体はまぁまぁ驚くほどのものではない。
が、そのPVのクオリティーがものすごく高かったので紹介。
早速監督さんを調べたら、マイケル・ランガンという人。
オフィシャル・サイトもあったので覗いてみたら(→こちら)、
他の映像作品も総じて良質で感じ入った。
この美的センスとタイム感は素晴らしいの一言。
マイケル・ランガンさん、名前を覚えておこう。

2014年4月28日月曜日

雫落ちるS・キャリーの世界



今月JagjaguwarからリリースされたS・キャリーの2ndより。
ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンと同じ大学を出ていて、
彼の音楽性に惚れ込み、以後行動を共にしているドラマー。
自身で様々な楽器を演奏するソロ活動もやっているのだ。
で、そのクオリティーがボン・イヴェールにも負けていないところが凄い。
強烈な個性には欠けるのかもしれないけど、
底知れぬアメリカの音楽大国っぷり、その層の厚さを思い知らされる。

音楽性は静謐でナイーブ。
大自然への畏敬を表明するPVに象徴されているが、
人間界のしがらみを拒絶したかのような潔癖さがあって、
じんわり泣ける。
会って話したりすると普通の人なのだろうが、
こういう深層心理の核心に触れていくような表現ができるってのが音楽のいいところだな。
国内盤は6月の予定。
勿論ジャスティンも参加しています。

2014年4月25日金曜日

2014.4.25(金)at下北沢lete

1.ぎこちない歩き方
2.ソファ
3.アンサンブルー(新曲)
4.陽気なバラ
5.ポストに手紙
6.なんだか迷惑だ
7.詩人
8.日曜大工
9.暖かなもの
10.ローラーコースターに乗ろう

11.わんわん吠えている
12.起きたての耳には雨の音
13.アクロバット(未発表曲)
14.絵本のなかに(新曲)
15.メタルが好きだ(新曲)
16.目に映る明るい夜
17.君へと傾くから
18.悲しみの君臨
(encore)
19.大航海時代
20.看護婦のカーディガン

今年2度目のライブはお馴染みのレテさんにて。
14は初披露の新曲。冗談で作ったつもりが、
傑出した存在になりそうで今後が楽しみな曲。
いち早く披露できて良かった。
13は22年前に書いたモラトリアム全開青春曲。
こういうのも、たまにやりたい。
春のさわやかな空気の中、しんとした弾き語りの夜になりました。
来ていただいた皆様、ありがとうございます。
CDも沢山売れて嬉しかったです。
まだ在庫あるので、また持って行きますよ。

2014年4月22日火曜日

ネルス・クライン・シンガーズの新作試聴

WILCOでの怪演で有名なギタリスト、ネルス・クラインのソロ・プロジェクト。
nprでやってる新作5thアルバムの全曲試聴が良かったので紹介。
こちら
全編オルタナ・ジャズなインスト作品で、
かっちょえーっていう瞬間が幾度となく訪れる。
ドラムは今迄同様スコット・アメンドラ。
ベースはMr.Bungle経由でジョン・ゾーンらと交流のあるトレヴァー・ダン。
基本はこのトリオ演奏で、時々奥さんである本田ユカらのサポートが入る。
すごいメンバーです。
ネルスのプレイは好調。
いつものジャズマスターのガリッとした響きが実にロックしていて最高です。
本人のHPでは各曲解説をやっているので、
気になる方はどうぞ(→こちら)。

2014年4月20日日曜日

金曜日は下北沢leteです!

2014年4月25日(金)
下北沢lete
出演:徳永憲
開場19:00/開演20:00
前売2000円/当日2300円
(共に+1ドリンク)

「しげる」が出たら、のフレーズに負けてチョコパイを何箱も買い続けてるけど、
一向に当たる気配のない徳永憲です。
(→ロッテのチョコパイ

次の金曜日がもうすぐです。
チョコパイとコーヒーをお供にして、準備に余念なく過ごしてます。
新曲をいくつか入れるつもり、と以前書いたけど、
今は少し多すぎるかなと思ったり、まだ選曲は調整中。
でも、調子いいので、きっといいライブになるでしょう。
お楽しみに。

みなさま、久し振りのライブなんで是非是非お越しを!
チケット予約はレテさんのHPでできます。

2014年4月16日水曜日

Parquet Courtsがカッコイイ。



NYブルックリンのパンク・バンド、パーケイ・コーツの新曲。
タテノリだけどスポーティーな要素がなく、
脱力的なニュアンスも横溢、すごく好きなタイプだ。
このミニマルなビートはクセになるし、
何よりVUやCANにも通じるある種のアート・ポップな匂いがあるのが最高。
去年あたりから注目されていたけど、
これはさらに人気出てきそうな感じだな。
(僕には関係ないが)今年のフジロックでの来日も決まっている。
アルバムは6月発売予定で、良質なリリースが続くMom +Popレーベルより。
楽しみ。

2014年4月13日日曜日

春にして田園フォークを思い出す



ザ・メロディックというハードルの高い名前をつけた人達の新曲。
どんなもんじゃい、と思って聴いてみたら英国フォークの至宝、ヘロンっぽい曲で和めました。
全曲こういうタイプではないみたいだが、調べたらちゃんとイギリスのグループだったので納得。
近年のネオ・フォークの活況を後ろ盾にデビューしてきたのかな。
メンバーは男女混合4人組。デビュー・アルバムは去年11月に出ているそう。
でも、このビデオは曲のイメージに全然合わないので失敗だと思う。

2014年4月10日木曜日

これぞ奇跡のコラボ。



グラスゴーのエレポップ・バンド、チャーチズのファン制作ビデオ。
この曲聴いたことなかったのだが(ボーナス・トラックらしい)、
とてもいいじゃないっすか。
僕もこれを観てチャーチズのファンになってしまいそうだ。
往々にしてファン制作ビデオというのは、バンドの魅力を引き出していることがあるからなぁ。
侮れない。

筋肉バカ・オンパレードの能天気エアロビ映像。
これが逆にVoのローレン嬢の歌唱に諸行無常の響き、儚さを与えてくれている。
あどけなさの残る一生懸命な歌の尊さ、
それがチャーチズの魅力なんだ、とこのビデオは訴えかけているのである。

2014年4月9日水曜日

AKIRA × ドラえもん



Aleix Pitarchさん制作。
よく分からないが、面白い。

2014年4月3日木曜日

風船おにいさん



ANTIレーベルの紹介文ではヴァイオレント・ファムズ、ニュートラル・ミルク・ホテルが引き合いに出されているフォーク・ロック・バンド、セイントセネカ。
オハイオ州出身で中心人物はザック・リトル。
変な髪型、変な髭で、見るからに一癖ありそうな兄ちゃんだ。
メンバーはそれぞれ変わった楽器を使っているし、興味をそそられる。
シーンと隔絶したような風采だけど、決してそんなことはなく、
アーケイド・ファイアやベイルートなんかの影響も感じられる。
れっきとした現代っ子グループなんだと思う。
アルバムはエイプリル・フールに発売されています。
今なら全曲聴けるので、好きそうな方は是非。

2014年4月1日火曜日

デッド・ストックあります。


今月のleteでは初期のCDを持っていきます。
永らくライブ会場で売ってなかったけど、
デッドストックが見つかったので。
聴いてもらえる方が絶対にCDも幸せだ。
現在入手が難しいタイトルもあるので、
ゲットされたい方は是非、弾き語り観に来てくださいね。
世間の動きとは逆行して、消費税は下げて2%でいいっすよ。
むしろ値引きするよ。

2014年3月29日土曜日

予約始まりました。

2014年4月25日(金)
下北沢lete
出演:徳永憲
開場19:00/開演20:00
前売2000円/当日2300円 (共に+1ドリンク)

前売りチケットの予約はleteさんのHPにて。
自慢の新曲もいくつかやりたいし、
最近ふと思い出した懐かしい曲もやりたい。
極めてシンプルに、深く。
究極の弾き語りを目指します。

みなさん、是非!

2014年3月22日土曜日

Sokoがブレイクしました。



かれこれ4〜5年前になるだろうか。
前のブログで取り上げ(→こちら)心の片隅で気にしていたSokoが、
今頃になって米国ビルボード・チャートで8位のヒットを出しました。
この世は何が起こるか分からない。
(年齢制限のあるこのPVがきっかけらしい。監督はSoko自身)
やっぱり独特の雰囲気を持っているのは強い。
貼り付けた動画はその曲のライブだが、一触即発のピリッとした空気に痺れます。
シンプル極まりない歌だけど、そのきな臭い歌詞もあって、
不穏な魔力が渦巻いている感じ。
曲自体は2年前に発表済みだが、これを機に国内盤出ないかなー。

2014年3月20日木曜日

マラカス振って運転します。



マーク・ポリゼさんを中心とするフィラデルフィアのガレージ・サイケ・バンド、パーリング・ヒス。
彼らがツアー限定100本で売っていた自主制作カセット(録音は2004-2009)をDrag Cityが4月にLP化するらしく、その関係でアップされたPV。
位相もへったくれもないフィルターのかかり具合が実にMADだ。
去年、Drag Cityからはちゃんとしたスタジオ作『Water On Mars』を出しているので、
(下記リンク参照、ダイナソーJr.やカート・ヴァイルが好きな人にはオススメ)
現在良好な関係になっているんだろうな。

2014年3月19日水曜日

胸にでっかくOZZY



今日はランディー・ローズの命日なのだ。
毎年忘れたことはない。
上記の有名な動画、ランディを見守るオジーの微笑みがたまりません。
『Blizzard of Ozz』は僕のベスト・メタル・アルバムです。

2014年3月16日日曜日

6月はツェッペリン祭りと確定。



1st〜3rdの未発表音源つきのデラックス・リマスター盤が出ることのこと。
通常盤、未発表音源つき2枚組、ハイレゾ特典つき限定豪華ボックス、そしてアナログ。

詳しい曲目、仕様は→Super Deluxe Editon(海外リイシュー専門サイト)

前にジミー・ペイジが予告していたプロジェクトが遂に始まる。
ツェッペリンのオフィシャルYouTubeページもまた更新が再開した。
これからザワザワしていくだろうな。

2014年3月10日月曜日

カナダのBRYANと言えばアダムスなので。



アーティスト名をブライと略し活動するソロ・シンガー、Bry Webb。
…と思ったら、実はSub PopやArts&CraftsからのリリースもあったカナダのコンスタンティンズのVoの人でした。
ひっそりソロ活動をしていたのは全然知らなかった。
ハードなバンドの音とは違う静かな曲調でなかなか良さそう。
今度出るアルバムは2ndソロになるそう。
シャウトしていたしゃがれ声は穏やかになり、
ソフトなサイケ感の中に包まれていて実にいい雰囲気だ。
こういう「動→静」の落差があるアーティストは結構良いという統計が僕の中にはあるので、
期待しておこう。

2014年3月4日火曜日

次回ライブ、決定しました。

2014年4月25日(金)
下北沢lete
出演:徳永憲
開場19:00/開演20:00
前売2000円/当日2300円
(共に+1ドリンク)

半年ぶりになるのかな。
leteでの弾き語りワンマンが帰ってきます。
みなさま、スケジュール帳に今すぐチェックを。
予約はleteのHPにて約1ヶ月前より受付開始されます。
よろしくです。

2014年2月27日木曜日

今日は明るい新しい一日



トム・ブロッソーの最新作より。
ジャケットが60〜70年代のSSWリイシュー作みたいで、
音楽性もそんな感じなんだけど、間違いなく今年出た新作です。
メロディーはポール・サイモンに通じる甘美さ、
そして崇高な声質はロイ・オービソンのよう。
で、これが妙に誠実で、心に訴えかけてくるものがある。
プロデュースを買って出たのがニッケル・クリークのメンバーらしいが、
確かに同業者がひと肌脱いで応援したくなる歌い手さんだと思う。

出身は米国ノースダコタ州。カナダと隣接する北部地方。
歌声からもそれが如実に伝わってきて、
なんだか冬籠りにはピッタリな音楽に聞こえるよ。
全曲チェックされたい方は→Crossbill Records(レーベル・サイト)

2014年2月25日火曜日

サン・キル・ムーン、心にはりつく。



評判の高いサン・キル・ムーン( ≒ マーク・コズレック、元レッド・ハウス・ペインターズ)の最新6thアルバム。
どんな感じかな、とチェックしてみたところ、ものの1分ほどで購入決定。
しばらく聴かないうちに声に異様な凄みが出てきているんだな。
上の曲はアルバム1曲目で7分近くあるのだが、
その「ごっつい存在感」で長さなど忘れてしまう。

歌からはアメリカの中年オヤジが抱える重みのようなものがひしひしと伝わる。
そこにアルバム・タイトル(日本でも大ヒットした犬映画『ベンジー』(1974)より)、「俺はツェッペリンの『永遠の詩』を観た」という曲名(10分あります)、車窓から見える田舎の一瞬を切り取ったアナログな質感のジャケット、父母の歌など、
ノスタルジックな情景がいくつか交錯させてあるようだ。
その対比が胸にじくじく迫ってくる構図。せつない。
これはしっかりした対訳とじっくり向き合いたいなぁ。

サン・キル・ムーン、聴かずにおられようか。
旧譜も揃えていくかな。


2014年2月18日火曜日

セイント・ヴィンセントのセルフタイトル作がもうすぐ。

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先行曲を聴いた時点では(個人的には)そんなに盛り上がらなかったヴィンセント嬢の新作。
普通に今までの延長線上かな、と安易に判断してしまっていた。
でも、NPRの全曲試聴を聴いて俄然盛り上がった。
やっぱこの人、時代の最先端で才気走っとるわ。
ぐいぐい曲を畳み掛け、その度にぐんぐん説得力が帯びる構成。
特に後半にかけての流れはいいな。
セカンドラインっぽいリズムが炸裂する「Bring Me Your Loves」とか、
イントロだけで痺れるし、持っていかれる。
適度なポップさもあり、貫禄さえ感じられる内容だと思う。
アルバム、いい音でステレオでがっつり聴きたいぞ。

2014年2月13日木曜日

パテン、これはハマリそう。



今月末WARPからリリースされるパテンの新作より。
実にかっこいい。アルバム・ダイジェスト(→こちら)聴いても、すっごい好みだった。
音のレイヤーが丹念に織り込まれていく様と、
暴力的な音までもが抑制された温度に包まれている感じがとても好き。
狂っているようでいて平熱。
WARPの遺伝子を受け継ぎながらも、さらに多彩な形のチルアウトを目指しているのか。
マイブラ・フォロワー的なサイケ感があるのも注目。

2014年2月12日水曜日

2014.2.11(火、祝) “BITTER SWEET VALENTINE” at中目黒TRAVELER`S FACTORY

昨日のトラベラーズ・ファクトリーでのイベント、無事終了。
歌と演奏、お菓子とコーヒー、そして素敵な空間が一体となったイベントで、
参加出来てとても良かった。
山田くんとのセッションも楽しかったな。 

monoblog(ライブ・レポートあり。直リンク失礼!)こちら

サカモト氏は僕がカバー曲を歌う姿を観るのは初めてかも、と言ってた。
確かにレアかも。
やってみるとすごく新鮮な気持ちでウキウキしてしまったよ。
CDもちゃんと売れたし、美味しいものも頂けたし、
雑貨も買えたし、プレゼントなんかも貰ったりして、楽しい1日になりました。
来て頂いた皆様、ありがとうございます。

今後のライブ予定はないです。
でも、ぼちぼち調整中なので、春ぐらいには何かやると思います。
お楽しみに。それまでしばしお待ちを。
セットリスト書いておきます。


2014.211(火、祝)
“BITTER SWEET VALENTINE”
中目黒TRAVELER`S FACTORY
出演:山田稔明、徳永憲
SWEETS:桑原奈津子 COFFEE:福田利之

第1部
1.コートを召しませ
2.ガールズ・フェスティバル
3.宙イング・サヨナラ
4.本屋の少女に
5.いつまでも生きていたい
6.夢の中じゃ
7.聞こえる 聞こえる
8.気にしないで
※Wichita Lineman(R.E.Mのカバーのカバー)
※Way Away(Toad The Wet Sprocketのカバー)
1〜3は弾き語り、4〜8はwith吉川真吾(wood bass)
※は山田稔明×徳永憲(with吉川真吾)セッション

第2部
1.アンサンブルー(初披露の新曲)
2.途方もないから
3.ネムノキ君
4.夢の中じゃ
5.聞こえる 聞こえる
6.気にしないで
7.北へ行こう(新曲)
8.うつつを抜かしたとて
※Wichita Lineman(R.E.Mのカバーのカバー)
※Way Away(Toad The Wet Sprocketのカバー)
1〜3は弾き語り、4〜8はwith吉川真吾(wood bass)
※は山田稔明×徳永憲(with吉川真吾)セッション

2014年2月6日木曜日

いよいよ来週です。

追記:ソールドアウトになりました。
キャンセル待ちの受付は引き続き山田さんのHPへ。
当日券の有無は、当日TRAVELER`S FACTORYへ問い合わせてみて下さい。
予約して頂いた皆様、ありがとうございます!


1部はもう受付終了してしまってますが、2部の方はまだ若干名いけるそうです。
今ならまだ間に合う。迷ってる方は是非。
今、僕の方は選曲を絞り込み中。
どっちかで初披露新曲をやるかもしれません。
そして、山田さんとのセッション曲も準備してるので、
そちらの方も練習中。どうなるか楽しみだ。
めっぽう寒い日が続いてますが、
ほっこり熱くなるようなライブを目指していこう。
男も女も大人も子供も、みなさんよろしくです。

“BITTER SWEET VALENTINE”
at TRAVELER`S FACTORY
LIVE:山田稔明 ✕ 徳永憲
SWEETS:桑原奈津子
COFFEE:福田利之

1部:14時〜16時 / 2部:17時〜19時(入れ替え制)
料金 4,000円(桑原奈津子さんのお菓子と、福田利之さんがいれるコーヒー付き)

シンガーソングライター山田稔明と徳永憲との交流をツイッターで見つけた料理研究家 桑原奈津子さんとイラストレーター 福田利之さんが「ふたりの共演がみたい」とつぶやいたことから実現したスペシャルライブ。バレンタインの季節なので、きっかけをつくった桑原さんにチョコレートのスイーツを、コーヒー好きイラストレーターの福田さんにはハンドドリップをお願いすることにしました。会場は過去2回の山田稔明ライブが大好評だった、中目黒のトラベラーズファクトリー。4人が贈る、甘くそしてちょっとほろ苦い休日の午後をお愉しみください。

予約は山田稔明(GOMES THE HITMAN)HPより受付
http://www.gomesthehitman.com/

中目黒 トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com
〒153-0051目黒区上目黒3-13-10 TEL 03-6412-7830(12:00-20:00:火曜日定休)

2014年2月4日火曜日

追悼 フィリップ・シーモア・ホフマン



大好きな俳優さんが亡くなった。
『カポーティ』『脳内ニューヨーク』といった主演作も大好きだけど、
 ↑ は僕が初めてこの役者さんを頭に印象づけたトッド・ソロンズ監督の『ハピネス』(1998)。
エア・サプライをバックにチークダンスを踊るシーン。
訃報を機に早速誰かがYouTubeにアップしてくれた。
分かるわ、その気持ち…。これは名シーンだよな。
ここへ到るまでの流れがあっての話だけど。

他にも『あの頃ペニー・レインと 』『パイレーツ・ロック など、
ロックにまつわる映画も色々あって思い出深い。
オーヴァードーズか。
彼の演技がもう観れないかと思うと、残念極まりない。


2014年2月2日日曜日

2013年 お気に入りアルバム

・Modern Vampires Of The City / Vampire Weekend
・Big Inner / Matthew E. White
・Once I Was An Eagle / Laura Marling
・Dream River / Bill Callahan
・Bright Sunny South / Sam Amidon
・Fidlar / Fidlar
・Wakin On A Pretty Daze / Kurt Vile
・Pale Green Ghosts / John Grant
・We Are The 21st Century Ambassadors Of Peace & Magic / Foxygen
・Regions Of Light & Sound Of God / Jim James

色々諸事情あって今頃になったけど、遅れ馳せながら書き留めておきます。
2013年の10枚。一番聴きまくっていたのはDUBの旧譜だったけど、まぁ、気にしない。
邦楽だったらトクマルシューゴさん(2012年か)山田稔明さん、などなど。
刺激を受けながら日々を過ごしております。
にしても…もっと昔みたいに外へ出なけりゃと思いつつ、
やっぱりずっと家に籠っていた2013年でした。

毎年恒例となっていたお気に入りアルバム、今回でお終いにします。
かわりに「お気に入りDUB名盤10傑」とか、
散発的に(そして自己満足的に)やっていこう。

過去の記事→こちら

2014年1月28日火曜日

おいしいチョコとコーヒー、そしてライブ。

あと2週間で山田さんとのツーマン。
選曲を色々練っているうちに、よし、と思い立ち、
今回は吉川君ウッドベースとのデュオで出演することに決めた。
全曲じゃないけど、会場がいい感じに響きそうなのでバッチリはまると思う。
イベント自体がスペシャルな感じなので、こちらも気合を入れねば。
珍しくカバーもやろうかなと考え中だけど(山田さんに倣って)、
それはまだ不確定。
用意しておくだけしておくか。
それにしても、桑原さんや福田さんのおもてなしや山田さんのライブ、
楽しみすぎる。
あと、トラベラーズ・ファクトリーは名前だけしか知らなかったので、
買い物もしてみたい。
中目黒なんて普段絶対に赴かない街だから、いい機会かな。

それ以降のライブの予定はありません。
みなさま、是非ご予約をよろしくー。

(追記・1部はソールドアウトになりました。)

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“BITTER SWEET VALENTINE”
at TRAVELER`S FACTORY
LIVE:山田稔明 ✕ 徳永憲
SWEETS:桑原奈津子
COFFEE:福田利之

1部:14時〜16時 / 2部:17時〜19時(入れ替え制)
料金 4,000円(桑原奈津子さんのお菓子と、福田利之さんがいれるコーヒー付き)

シンガーソングライター山田稔明と徳永憲との交流をツイッターで見つけた料理研究家 桑原奈津子さんとイラストレーター 福田利之さんが「ふたりの共演がみたい」とつぶやいたことから実現したスペシャルライブ。バレンタインの季節なので、きっかけをつくった桑原さんにチョコレートのスイーツを、コーヒー好きイラストレーターの福田さんにはハンドドリップをお願いすることにしました。会場は過去2回の山田稔明ライブが大好評だった、中目黒のトラベラーズファクトリー。4人が贈る、甘くそしてちょっとほろ苦い休日の午後をお愉しみください。

予約は山田稔明(GOMES THE HITMAN)HPより受付
http://www.gomesthehitman.com/

中目黒 トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com
〒153-0051目黒区上目黒3-13-10 TEL 03-6412-7830(12:00-20:00:火曜日定休)


2014年1月26日日曜日

Circa Wavesが今年波を起こす?



今週のNHK-FM「ワールド・ロック・ナウ」でかかっていて気に入った新人バンド。
(今は普通にネットから聴けるのが嬉しい→こちら
気合いの入ったシンプル極まりない演奏に、リバプール出身らしい母音の発音が乗ってくる。
ラーズ、コーラル、ズートンズら同郷の先輩バンドのような懐古的な趣味性はなく、
有無を言わせぬ弾けた勢いが全面に出ている。
でも、甘酸っぱいメロディーがふっと顔を出すのがポイント。
既に本国イギリスではハイプ的な盛り上がりが来ているそうだが、
それも理解出来るイキのいいバンドだ。
(英メディアもそろそろ仕掛けたバンドに爆発してもらいたいだろうな)
サーカ・ウェイヴス、果たしてブレイクするのだろうか。
今年デビュー・アルバム出すそうです。

2014年1月24日金曜日

姉妹のトリプル・ハーモニー。



ザ・ヘイデン・トリプレッツはジャズ・ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの三つ子娘3人で結成されたグループだ。
もうすぐライ・クーダーをプロデューサーに迎えたデビュー作がジャック・ホワイトのレーベルThird Manからリリースされる。
そのプロフィールを見ただけでウズウズしてくるが、
上の宣伝トレイラー動画を観たら、もう速攻で予約せずにはいられないだろう。
ぱっと聴いただけでも、これは間違いない。

因みにレイチェルとペトラは90年代にザット・ドッグやってました。
(その頃からコーラスはキレイだった)
その後、べックをはじめ色んなミュージシャンらと交流しつつ、
このアメリカーナな地点までやって来たようだ。
因みついでに…もう一人のタニヤはあの俳優ジャック・ブラックの奥さんです。
ファミリー・ツリーがとっても濃そうな家族です。

2014年1月23日木曜日

アウスゲイルのデビュー作。



ガーディアンでやっていた全曲試聴(→こちら)が良かったので紹介。
アイスランド出身の21歳、Ásgeir(アウスゲイル)のデビュー作。
とは言っても本国では既に人気者らしく、今回は英語版として再リリースという形らしい。
英語詞はジョン・グラントさんが担当している。
音楽性はボン・イヴェール影響下にあるオーガニックな現代フォーク。
露骨に売れ線を狙っている風ではなく、ナチュラルに大衆化されていて(?)、
こういう音楽が街で鳴っていたら普通に嬉しい、と僕は思った。
ボートラ付きの国内盤は今月末リリース。
初回版にはアイスランド版のダウンロード・コードもついてくるらしい。
そして、来月のホステスのイベントで早速の来日が。

オフィシャル・サイト→こちら

2014年1月20日月曜日

フォーテット、眼力強し。



フォーテットがたった10分で即興的に曲を作成する動画。
マイケル・ジャクソンのLP『スリラー』から適当にサンプルを抜き出し、
あれやこれやと手を加え、構成していく。
タイム・リミットに近づくほど集中していってるのが流石。
普通焦って「あーっ!」ってなるよな。
最後にプレイバックするんだけど、余裕でノってるし。
いつのまにそんなコピペしていたのか、芸の細かい抜き差しなどあって、
楽しませてくれる。
脳がフィジカルな動きをしているのが想像できて、
観ているこちらも熱くなってくる、ナイスな動画だ。

2014年1月19日日曜日

ベックの新作がもうすぐ



レコーディングのメンツが『シー・チェンジ』とほぼ同じ、
んでもって60〜70sの西海岸ロックと向き合っている、
という触れ込みが期待を持たせる新作『モーニング・フェーズ』。
2月終盤にリリースとのこと。
カヴァー企画やったり、譜面出したり、地味に12インチ出したりと、
活動は続けていたベックさんですが、今年は本腰入れるようだ。
過去の栄光を知る者にとっては、もっと派手なプロモを仕掛けてもいいように思うのだが、
アルバムの内容自体がそういう傾向ではないんだろうな。
アナログのカッティングを嬉々としてティーザーにする(Capitolのロゴが懐かしい感じ)。
そういうモードな作品みたいです。
同時進行のアルバムがもうひとつあるらしいので、
それも含めて、今後の動きに注目です。

オフィシャル・サイト→こちら

2014年1月9日木曜日

ワイキキ企画やってます

告知遅れましたが、ワイキキ・レコードがオフィシャルHPで、
「2013年のベスト5セレクト」という企画を開催中(直リンク)。
僕も参加してます。
そして、同時に5th『スワン』(2006)をフル試聴できるという
出血サービスも始まりました。
久し振りに聴いて、胸をキュンキュンさせようじゃないか!

2/11(火、祝)の予約も始まりました。
みなさま、ヨロシクでーす。

2014年1月8日水曜日

次回ライブはプレミアもの。急げ!

今年最初のライブが決定。
2部制で各回20名ずつ、限定人数のスペシャル企画です。
これはすごく楽しみ。
おいしいケーキとコーヒー。僕も大好きです。
予約は山田さんのサイト(下記)にて一括で受け付けます。
1/9の午前0時より受け付け開始。
山田さんのライブはチケット争奪戦があります。
徳永ファンも負けずに早めに予約しよう!


2014年2月11日(火・祝)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー

“BITTER SWEET VALENTINE”
at TRAVELER`S FACTORY
LIVE:山田稔明 ✕ 徳永憲
SWEETS:桑原奈津子
COFFEE:福田利之

1部:14時〜16時 / 2部:17時〜19時(入れ替え制)
料金 4,000円(桑原奈津子さんのお菓子と、福田利之さんがいれるコーヒー付き)

シンガーソングライター山田稔明と徳永憲との交流をツイッターで見つけた料理研究家 桑原奈津子さんとイラストレーター 福田利之さんが「ふたりの共演がみたい」とつぶやいたことから実現したスペシャルライブ。バレンタインの季節なので、きっかけをつくった桑原さんにチョコレートのスイーツを、コーヒー好きイラストレーターの福田さんにはハンドドリップをお願いすることにしました。会場は過去2回の山田稔明ライブが大好評だった、中目黒のトラベラーズファクトリー。4人が贈る、甘くそしてちょっとほろ苦い休日の午後をお愉しみください。

予約は山田稔明(GOMES THE HITMAN)HPより受付
http://www.gomesthehitman.com/

中目黒 トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com
〒153-0051目黒区上目黒3-13-10 TEL 03-6412-7830(12:00-20:00:火曜日定休)


2014年1月7日火曜日

父が亡くなった。

はじめは当惑したが、
今は葬儀もすませ、少しずつ整理できてきた。

自分の反骨精神は父から受け継いだものだと思っている。
それは僕の音楽表現の根幹となっている。
大きな存在を失ったことは確かだ。
でも、その受け継いだ精神だけは自分の中に力強くそびえているのを感じる。
これはとても大事なことだ。

厳しい面もある人だったが、僕の音楽活動は応援してくれていた。
感謝を胸に、また少しずつ前へ進んでいかなきゃな、と思う。