2014年10月22日水曜日
『レックレス』も30周年ですか。
先般、USインディー界ではマーク・コズレックがウォー・オン・ドラッグスをディスりまくったことが大いに話題になってたのですが(フェスでの音被りが原因)、
その際、相手をけなす為に挙げられた名前がジョン・クーガー、ブルース・スプリングスティーン、ドン・ヘンリー(イーグルス)、ジョン・フォガティ(CCR)、フリートウッド・マック、ダイア・ストレイツらであった。
要するに、お前らはそれぐらい前時代的でダサい、と。
名前を挙げられた人達はとんだとばっちりを受けたわけですが…。
そこで名前すら挙げてもらえなかったブライアン・アダムス、
彼の1984年の名盤『レックレス』の30周年記念盤が出ます。
僕は大好きですよ。良い曲が多いってことだけでなく、歌いっぷりが気持ちよく、
人を惹きつけるチャーミングさも尋常じゃない。
アレンジのツボの押さえ方など聴き所も多く、よく聴いたもんだ。
上記PV「サムバディ」はサビのさりげない転調がたまらんし、
簡単そうなギター・リフは16ビート・カッティングができないメタラーには弾けなかったりするんだよな(今時そんなヤツいないか)。
今回のデラックス盤は、リマスター本編&未発表曲、当時のBBCライブ音源、PV集、ブルーレイ・オーディオの4枚組だそうです。
ちなみに冒頭のマーク・コズレックの一件ですが、
僕は元々アティチュードだけでその音楽を全否定する奴が嫌いなので、残念な話だった。
結構いるんだよなぁ。
「俺は分かってる」オーラをびんびんに出し、嫌いなジャンルを揶揄する輩が。
そっちの方がダサいと僕なんかは思うのだが。
ま、それが原因でマーク・コズレックを嫌いにはなりませんが…。
彼の音楽は求心力が高いが、彼のこういった過激さがあってこそ、なのかもしれない。