2022年12月26日月曜日

来年もよろしくおねがいします。


今年は『今バリアしてたもん』発売できてよかった。
聴いてくれた皆様ありがとうございます。
まだ未聴の方は上の動画からどうぞ。
お気に召すまま。

2022年12月21日水曜日

Billy Tibbals、パワー・ポップ界の新星です。


12/30に出るデビュー・シングル。
英ロンドン出身、70年代後期風パワー・ポップをやるために米LAへ引っ越してきた(勝手な予想です)ビリー・ティバルス君。
Uni Boys(→YouTube)のメンバーが参加していて、
レーベルも同じCuration Records。
こりゃいいぞ。オススメ。

2022年12月18日日曜日

CLAMB、新世代のビザール・プログレ?


動画キャプションに「Boston Experimental Krautrock Band」と書いてあったが、
何だよそれ。
でも、面白い。
個人的にはジャーマン風味よりビル・ブラッフォード(ブルーフォード)のシンセ変拍子名曲「Hell's Bells」(→YouTube)を思い出したけど。
あれをぐっとキッチュにして足元をぐらぐらにした様相だ。
メンバーは全員髭もじゃのトリオ。昨年発表されたデビュー作からの新MVです。

2022年12月17日土曜日

故Neal Casalのクリスマス・ソング。


この曲は知らなかった。
1998年のコンピレーション『A Christmas To Remember』に発表されていたという楽曲。
本日突然YouTubeでオフィシャル・リリックビデオが出てきて知った次第。
クレジットを見ると、名盤1st人脈で録音されているのだが、
これが涙を誘うやばいくらい素晴らしい逸品。
クリスマスが大好きな12歳の女の子「コーラ・ジョーンズ」の悲劇が歌われる。
(これはニールの実体験で、検索すればこの事件もすぐに見つけられます)

「9月のある日、コーラは自転車に乗ってでかけた
 ママや兄弟に手を振って、歩道に止まってみんなに「愛してる」と言った
 だけど、誰も彼女が家に帰らないことを知らなかった」

その後、穏やかな曲調のまま殺人があったことが歌われる。
舞台はアメリカ北部ウィスコンシン州の森林に囲まれた田舎。
ラストはこう締めくくられる。

「コーラ・ジョーンズは短い生涯のあいだ僕らを幸せにしてくれた
  彼女はちょっとした笑顔で世界ぜんぶを明るくしてくれた
  今年のクリスマスはコーラとその家族を思っている
  いつの日か彼らに平穏が訪れますように」

2022年12月12日月曜日

June McDoom、来年デビュー・アルバムは来るのか。


米ニューヨークの新人SSWジューン・マクドゥーム。
家系のルーツはジャマイカにあるらしいが、ジョーン・バエズやジュディー・シルに影響を受けたらしい。
上記曲は今年夏に出たデビュー曲。秋にもEPが出ていて、
どの曲も尖ったサウンドメイクが施されていて耳を引く。
協力しているのは同じくNYのSSWエヴァン・ライト(Evan Wright→YouTube)。
海外ブロガーの反応はいまいちのようだが、
ハイプとは無縁な濃厚な空気を醸し出しているので、扱いにくいのかもしれない。
来年あたり、傑作デビュー・アルバムに期待できそう。

2022年12月10日土曜日

Mary Middlefield、期待のフォーク新人。


スイス出身の新人SSW。
変則チューニング・アコギの幽玄な響きに、率直な歌詞が乗っている。
そのまま伝統的なフォークに収まることもできたであろうが、
次第にビートを帯びてくるところが聴きどころか。
デビュー・アルバムは来年に予定されているそう。

2022年12月9日金曜日

The Money War、豪州デュオ・ユニット。


Rainy Day Womenというバンドを解散させたあとにディラン・オリヴィエールが、
女性ベーシスト、カーメン・ペッパーと組んだインディー・ポップ・ユニット。
オーストラリアのパースを拠点に活動していて、アルバムを2枚発表済み。
ヴォーカルは男女交代制で、上記新曲はディランさん。
とてもいいのだが、難があるとするなら「貨幣戦争」というユニット名だな。
音楽性やカーメンさんのフォトジェニックぶりに合わないよなぁ。

YouTube:The Money War→こちら

2022年12月8日木曜日

Lucas Field、何か事情があるのだろう。


米国シアトルのSSWが10年前に出した『Conquest Of Happiness』という作品に、
上記デモトラックが追加され今月よりサブスク公開となっている。
メロウ・グルーヴで後半じわじわと盛り上がっていく良曲。
僕が知らなかっただけで、さぞかし人気のある人なんだろうと思って検索しても、
ほぼ情報はなし。本人からの発信も一切なし。
これだけの実力があっても世に出たくない事情がこの人にはきっとあるのだろう。

2022年11月30日水曜日

Dungeon of Skeletons、激甘パワー・ポップ。


海外ブログPowerpopholic(→こちら)で紹介されていた米ナッシュビルのバンド。
ソロ活動をしていたJustin Kline(→YouTube)が心機一転始めて、
今月1st『Patterns』がリリースとのこと。
ファウンテインズ・オブ・ウェインをさらに甘くしたような、
今が2000年だったら間違いなく国内盤も出ていたようなサウンドであります。

Bandcamp:Dungeon of Skeletons→こちら

2022年11月28日月曜日

Men of North Countryの爽やかな新曲。


ノーザン・ソウル/MODS好きのメンバーが集まったというイスラエルのバンド。
そういうプロフィールもあってか以前はAcid Jazzレーベルからリリースしていたようだが、
この新曲は普通にジャングリーなギターポップ。
方向性を変えたのだろうか。
久しぶりの3rdアルバムが来年5月に控えている模様。
1年前に出された「Titanic」(→YouTube)も小粋なポップさがあり、ナイス。

2022年11月25日金曜日

Anona、アシッド・フォーク好きは注目。


英国ブライトンのWax Machine(→過去の記事)の作品にも参加していたエラ・ラッセル嬢のソロ・プロジェクト。
来年1月に7曲入りEPを予定していて、そこからの先行曲。
Wax Machineのメンバーが全面バックアップしているようで、
雰囲気ばっちりのアシッド・フォークになってます。
ジャケもこれは狙ってますね。

Bandcamp:Anona→こちら

2022年11月23日水曜日

Hollow Handの新曲です。


英国ブライトンのサイケ・ポップ世捨て人SSW、Hollow Handが来年3月に新作を出すそう。
タイトルは『Your Own Adventure』。
クレジットによるとクリス・コーエン(→こちら)が関わっているようだ。
音は相変わらずフワフワとしていて、PVでも逍遥していて、
常に自分の世界を持っている感じ。
楽しみに待ちたい。

過去の記事→こちら こちら

2022年11月18日金曜日

Thin Lizzy 『 Live And Dangerous』DX盤!


amassさん(→こちら)によるとシン・リジィのライブ大名盤のデラックス8CDが出るとのこと。これはマストバイな案件です。発売は2023年1月。
国内盤情報は→UNIVERSAL HPへ。
この作品にはオーヴァーダブもされている、というのが専らの通説なのだが、
当然そういった修整の入ってない音源がいい音で多数収録されているのだろう。

シン・リジィの素晴らしさは上記曲でも十分伝わると思うが、
何と言っても特徴的なのが、醸し出される望郷感。
初めて来たのに懐かしく感じる土地って時々あるけど、
あのなんとも言えない「胸の熱くなる感覚」があるのだ。
聴けば聴くほどじわじわと愛着が積み重なっていく。
ちなみに同時発売の『ラスト・ライヴ』に関しては昔の記事へ→pentimento

2022年11月16日水曜日

Andy Shauf、新作『Norm』は来年2月。


突然発表されたアンディ・シャウフの新曲。
やっぱりいいですね。独特の稜線をもつメロディーはクセになります。
僕が死んだら君への愛は無駄になるのか、と歌う内容で、
PVには神とイエス・キリストが登場。アンディさんはそこの掃除夫をやってます。
虚脱感ある表情が陳腐なセットにマッチしてます。

過去の記事→こちら

2022年11月15日火曜日

Tropical Gothclub、元ワックスウィングスの人です。


パワー・ポップ好きには知られているだろうThe Waxwingsのディーン・フェルティータのソロ・プロジェクト。
バンド解散後は同郷のブレンダン・ベンソンとつるみ(Hello=Fireで共演→YouTube)、
その関係でジャック・ホワイトとも知り合い(The Dead Weatherに参加)、
その人脈からThird Man Recordsにて今月作品発表と相成った次第。
全然マークしてなかったけど、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの現メンバーでもあるんですね。大出世やん。
で、この「熱帯ゴス・クラブ」ですが、スピンオフ的活動なのか何なのか、
いつの間にかサイケ・ガレージに転身してます。
ポップな名残はちょっとだけあるかな?

2022年11月14日月曜日

Squeezeの新曲「Food for Thought」


今月発表された6曲入り新EPより。
グレン・ティルブルックとクリス・ディフォードのソングライティングは昔から大好きなのだが、相変わらず打ち出し方、見せ方は下手だなぁと思う。
職人気質の弱点ですな。いい曲書いてりゃ本人たちはそこで納得してる感がある。
今回のEPも過去曲、ライブなどゴタ混ぜな内容で、整然としたコンセプトが見られない。
新曲+ボーナストラックという感じだ。
例えばロキシー・ミュージックやU2なんかは改めて各アルバムのジャケットを見れば、
その時代時代のサウンドが頭の中に流れてくるんだけど、
そういう演出の感性が彼らには足りないんだよなぁ。
ま、デビュー・アルバムのジャケがあれだから、出直しようがないし、
ファンにとってはもうその辺は織り込み済みではあるんだけど。

2022年11月10日木曜日

The Milk Carton Kids、心洗われる新曲。


米カリフォルニアの男性フォーク・デュオ、ミルク・カートン・キッズの新曲。
来年新作が出るみたいで、そこからの先行カット。
最後の方のハーモニーの盛り上がりまでしっかりと聴かせてくれる。
いつの間にかAntiからは離れたようだけど、
実力十分だから何も問題ないでしょう。

2022年11月8日火曜日

Gabriel Bernini、等身大フォーキー・ギターポップ。


米国マサチューセッツ出身(現在はLA在住)、27歳のSSWの新曲。
父親が有名なレコーディング・エンジニアのダニー・ベルニーニで、音楽一家だったのかな、
以前はLuxDeluxeやDeer Tickで鍵盤を弾いていたらしいが、
ソロ活動ではギターを持って歌っている模様。
詳しくは知らないが、上記曲のゆるいビッグスターみたいなニュアンスが気に入りました。
風呂敷を広げない身の丈にあったミックスも含め、慎ましさを感じます。
去年も作品を出しているので、気になる方はサブスクへどうぞ。

2022年11月6日日曜日

Sloan、充実の最新作より。


カナダの人気ロック・バンド、スローンの最新作『Steady』、
往年の人気作に近い作風で評判いいっすね。
メンバー4人変わることなく、ここまで続けているだけあって、
安定のクオリティーを誇っております。まさにステディ。
上記はパトリックが歌うアルバム中盤の1曲。PVが出てきました。
この清涼感ある声があるとないのとでは大違い。
スローンの武器ですね。
また来日してくれないかなぁ。

2022年11月2日水曜日

more*、アルバム・デビューはまだです。


ポルトガル・ザ・マンやグループラブと繋がりのあったドラマー、ケイン・リチェットと、
俳優でレッドカーペットも歩くマルコム・マクレーのデュオ。
そういった経歴もあってかレーベルはWARNERで、お金をかけて制作されているようだが、
大した露出もなく、EPをぽつぽつ出すだけで様子を見ている感じ。
野心があれば大きな舞台にも立てそうな存在なのに、そういう気はなさそうだ。
というわけで「セレブの趣味」的要素を感じないでもないが、
ツボを押さえた良いソングライティングをしているのは事実。

2022年10月30日日曜日

The Beatles、リボルバーはやっぱ面白い。


ザ・ビートルズの『Revolver (Super Deluxe)』企画。
一番好きな時期なので楽しみにしてました。
新ステレオ・ミックスは違いを探ろうとする自分が邪魔して、そこまでのめり込めず。
でも、セッションズはやっぱり面白かった。
いい音でこれを聴けるとは楽し過ぎます。
「Rain」のテープスピード下げ前の通常スピードVer.とか、上記のストリングス・アレンジとか。
細部まで演奏のニュアンスに耳を傾けたくなります。

2022年10月26日水曜日

Colony Houseの、直訳すると「内陸サーフ・ロック」


アメリカ南部の4人組ロック・バンド、コロニー・ハウス。
来年リリース予定の4th『The Cannonballers』からの先行曲です。
これがすかっとキャッチーで馬鹿馬鹿しくて最高。
こういうバンドに一発当ててもらいたいなぁ。

2022年10月21日金曜日

Frank Zappa、これも買います。


連続ザッパ投稿です。
年末に出るという『ワカ/ジャワカ』と『グランド・ワズー』期のボックス。
上記先行公開曲の生々しさにテンション上がりました。
この感じで「Big Swifty」や「Eat That Question」のアウトテイクが聴けるとは。嬉しいぞ。
ライブ演奏は今までに出た『Imaginary Diseases』『Little Dots』『Wazoo』あたりと被りは無さそうだ。よしよし。
国内盤は→こちら

2022年10月17日月曜日

Frank Zappa、1975年のユーゴスラビア発掘ライブ。


最近フランク・ザッパの発掘音源には追いつけてなかったけど(サブスクだけで済ませがち)、
先週リリースされたこの『Zappa'75: Zagreb/Ljubljana』はいいなぁ。
是非ともフィジカルで手元に置いてじっくり堪能したい。

メンバーはこの3ヶ月後に行われた来日公演に近い。
まだ手探り状態な感じもあるが、その分自由度が高く、ザッパ自身のギターが奮起している。
ソロのスタイルが70年代後半から爛熟していくザッパさんですが、
その過程が垣間見れるように思う。
粗さもあるけど、フレーズの随所にお宝が隠されていますな。

2022年10月14日金曜日

Seth Avettの新作カヴァー・アルバム。


グレッグ・ブラウンという米国アイオワ州のSSW。
全然知らなかったのでWikipediaで情報を得たのだが、
50年以上活動している人みたい。
そのソングライティングを気に入って来月カヴァー作をリリースするのが、
アヴェット・ブラザーズのセスさんです。
原曲は→YouTube
愛するパートナーにコーヒーを淹れてあげるだけの歌なのだが、
素直で屈託のないタッチに惹かれるんだろうな。

2022年10月13日木曜日

Rachael & Vilrayの新曲です。


ノンサッチ所属のアコースティック・ソウル・バンド、Lake Street Diveのレイチェル嬢が本格的なオールドタイム・スタイルで歌う男女ジャズ・デュオ・プロジェクト、Rachael & Vilray。
2019年発表のデビュー作は僕も話題に釣られて聴いてました。
2ndとなる新作が来年出るらしいです。
新作と言っても当然タイムワープしてきたような音楽なので、
上記先行曲のように全く新しい感覚はない。でも、そこがいいのです。
楽曲はオリジナル中心、ギターのヴィルレイさんが書いてます。

初めて知って1stも気になるという方はこちら→YouTube
Lake Street Diveもチェック→Tiny Desk Concert

2022年10月12日水曜日

Meg Bairdの新曲来ました。


来年1月に久々にソロ・アルバム『Furling』を出すとのこと。
上記は数時間前に公開された先行曲。
ゆらゆらとシンプルなグルーヴの中で漂うだけの楽曲だけど、
醸し出す雰囲気はやはり抜群。
ジャッキー・マクシー直系の歌声も相変わらず美しい。
この声にしてタイトルが「家までついてきてくれる?」とは蠱惑的過ぎる。
フォーク好きにはたまりません。

2022年10月6日木曜日

Sylvie、愛しき70'sの風


米国カリフォルニア出身、ベン・シュワブの新プロジェクト。今月出るデビュー作より。
過去に取り上げたエントリー:Golden Dazeの人です→こちら

何でも彼の父親がやっていたバンド、Mad Anthonyの日の目を見なかった録音物にインスパイアされたプロジェクトらしい。
で、今後はそのMad Anthonyのリリースも予定されているらしく、
こういう展開はレモン・ツイッグスと父ロニー・ダダリオを思わせてくれる。

ちなみに、上記曲のVoはマリーナ・アレンが担当している。
楽曲のイメージに合わせて歌い手さんを選んでいるようだ。
なんかジュディ・シルを彷彿とさせる、良曲です。
他の曲も聴いてみたい人はBandcamp:Sylvieへ(→こちら

2022年10月3日月曜日

久々にnote更新。「森で」(acappella ver.)


数日前に書いた「通販限定ExtraSet」ですが、
昨日確認したらソールドアウトになってました。
もう買えないと分かると何となくレア度が上がったような気がします。
皆様、ありがとうございます。
次作は当分ないと思うので、過去作品含めてまた聴き返してもらえると嬉しいです。
もう聴き込んでるよ、という方にはnoteに「森で」の分解ミックスを上げましたので、
そちらをどうぞ。

2022年10月2日日曜日

Space Equator、クロスオーヴァー・インドア・ポップ。


今月リリースになるSpace Equatorのセルフタイトル作より。
Bandcamp情報によると米国LA在住のブレンダン・フィリンガムのプロジェクト。
今まで発表した楽曲に共通するのは、サイケな揺らぎ。
細部にまで目の行き届いた上質なインドア・ポップ。

2022年10月1日土曜日

Asylums、ロック歌謡復権なるまで。


英国ロンドンの4人組ロックバンド、アサイラムズの新曲。
一線からは消えたが90年代から細々と続くブリット・ポップ的な歌謡で、いいですね。
プロデュースはマニック・ストリート・プリーチャーズやアイドルワイルドで知られるデイヴ・エリンガ。
ドキュメンタリーにもなった田舎の伝説的スタジオ、ロックフィールドで録音されたという4th新作『Signs of Life』は今月リリースとのことです。

2022年9月30日金曜日

Spoon、ダブ・リミックス盤が出るそうな。


今年2月に出たスプーンの最新作『Lucifer On The Sofa』のリミックス盤が11月にリリース予定。
エイドリアン・シャーウッドによるDUBもので『Lucifer On The Moon』というタイトル。
振り返ってみれば、SPOONは前からDUB的な音処理を多用していたので、
間違いなく似合うことだろう。
実際、上記先行曲は(原曲は→こちら)リズムギターを省いたあとの空間に、
ピアニカ的なハーモニカが加えられていたりと面白い仕上がり。
これは全曲期待できますね。

2022年9月28日水曜日

SeepeopleS、激しき瞑想。


米国メイン州ポートランド発、ウィル・ブラッドフォードのプロジェクト。
もう20年のキャリアがあるらしく、来月新作が出るそう。
アメリカの暗部をファンタジックに描いた映像と、
訴求力のある楽曲のマッチングがいい感じです。

2022年9月26日月曜日

Future Teensの新曲です。


過去の記事→こちら

今週リリースになった米国ボストンの4人組パワーポッパーの新作より。
男女voを擁する編成で、アルバムを聴いていると楽曲にヴァリエイションがあって、
なかなか楽しいです。

2022年9月22日木曜日

明日で『今バリアしてたもん』リリースから半年。


早いもんで、もう半年。
これから気候も変わって、感じ方や味わいが変化するかもしれないので、
また気が向いたら聴いてやってくださいな。

ワイキキのHPから買える「通販限定ExtraSet」は残少になってます。
買い逃していた人、今ならまだ間に合います。

2022年9月16日金曜日

Bill Callahan、寂寞の果てに。


途中より意識が分岐していく歌詞MV。
じっくり言葉を目で追っていくと、不思議な体験に巻き込まれる。
何もかもが安定貫禄の素晴らしさ。
奥底にある凄みを表面上は消して飄々としているのが、相変わらずいい。
10月リリースの新作『YTI⅃AƎЯ』は12曲入りで、LPは2枚組。
長尺な曲が含まれていそうで楽しみです。

2022年9月13日火曜日

Glen Phillips、また来日してくれないかなぁ。


11月にリリースされるニュー・アルバム『There Is So Much Here』より。
パンデミックでツアーに出れなかったものの、その静かな生活の中に小さな幸せを見つけた、的な作品のようだ(適当)。
それっていつもの路線と変わらないんじゃないかと思いますが。
基本、目線が優しいんです。
はじめてトードを聴いてもう30年以上経つが、いまだに瑞々しい創作を続けていてくれるのが嬉しい。

2022年9月9日金曜日

King Gizzard and the Lizard Wizard、怒涛のリリース攻勢。


誰か教えて下さい。
ここ数年で何作リリースしてるんですか、KGLWは。
今度彼らがまた3作品出すらしく(10月予定)、上記はそこからの曲。
これが10分あるんですが、なんせこの前は18分のモーレツ曲(→こちら)があったくらいなので、彼らにとっちゃ別段変わったことでもないんだろう。
で、今回も間違いないグルーヴを出してくれてます。
素晴らしい。
ライブ感重視で録音しているからだろうが、
「生」の息遣いがしっかりあって躍動感あるんですね。
新型コロナのパンデミックに端を発する怒涛の創作活動、まだまだ続くんだろうか。
いやはや。

オフィシャル・サイト→こちら
6年前の記事→こちら

2022年9月8日木曜日

Pixies、やっぱり面白い人達です。


「私はオリジナルの「You Really Got Me」の方が好きだが、
 彼女はヴァン・ヘイレンのヴァージョンに敬意を表すだろう・・・」
と、イントロにわざわざ語りを入れているのが笑える。
よく小説の序文で解釈が難解なものがあるが、ああいうニュアンスだろうか。

今月末に出る8th新作『Doggerel』より先行第3弾目。
びっくりするような出来ではないけど、キム・ディールっぽいコーラスもあって(パズさんです)やっぱり好きですねー。

新曲もやってる今年7月のフルライブ映像→YouTube
前作リリース時の記事→こちら

2022年9月5日月曜日

The Orchids、ネオアコ老人会。


英グラスゴーのインディー・シーンで、オレンジ・ジュースとTFCの間をつなぐ存在と云えば、
パステルズかヴァセリンズだろうが、このThe Orchidsもいました。
ベルセバのスチュアートも影響を受けたんじゃないかなぁ。
彼らは2004年に再結成してからゆるゆると活動しているようだが、
今月新作『Dreaming Kind』がリリースされ、上はそこからの先行曲。
見た目はほぼ老人会の寄り合いであるが、楽曲の世界に大きな変化はない。
さすがに青さはないけど、なぜか歌の音程が昔より安定しているので聴きやすいです。

Bandcamp→こちら

2022年9月2日金曜日

Peel Dream Magazine、ベッドルーム・ポップへ転身。


現在はLA在住、ジョー・スティーヴンスのソロ・プロジェクト、
10月リリース予定の3作目『Pad』より。
Bandcamp(→こちら)のキャプションにはビーチ・ボーイズ、ヴァン・ダイク・パークス、ニルソン(『オブリオの不思議な旅』)、バート・バカラック、ステレオラブ、ザ・ハイラマズの名前が挙げられている。
確かにこれはうなずける。
それらのムードを自室であれやこれやとミックスしたマニアな感性が充満してます。
ちなみに2年前はNYでMBVそっくりなシューゲイザーをやってました(→YouTube)。
思い切った転身ぶりだが、根っこはステレオラブ・フォロワーなんだろうな。

2022年8月28日日曜日

Freedy Johnston、今でも健在です。


初めて聴いたのは『Can You Fly』(1992)だったかな。
あの頃から地道にこつこつマイペースに音楽やってるイメージだった。
そういう人だから何十年も続けて来られたのか。
こちらの新曲、シンプルで実にいい。エイミー・マンとの共演。
7年振りの10th新作『Back on the Road to You』は来月リリースとのこと。

2022年8月27日土曜日

The Speedways、曇り空パワー・ポップ。


のっけからザ・キンクス「Tired Of Waiting For You」のリフを取ってつけてある、
英ノッティンガムのパワー・ポップ・バンドThe Speedwaysの新曲。
(アバ「SOS」のカヴァーにも「Shake Some Action」を取ってつけてた人達)
からっとアメリカンな開放感が無くとも、
このもっさりした空気感に味を感じます。
11月にニュー・アルバムを出すそう。

2022年8月26日金曜日

The Mary Wallopers、前髪が気になりますが…


新しいアイリッシュ・フォーク・バンド。
今秋デビュー・アルバムを発表するそうです。
上記曲はアイリッシュでは比較的有名なジグ。
徐々に熱くなっていって、髪型が変なのも忘れさせてくれます。

2022年8月25日木曜日

The Uplifting Bell Ends、有閑南半球サウンド。


豪シドニーの5人組フォーク・ロック・バンドの、
9月末に出る5th新作『Super Giant IV』より。
どうやら連作アルバムになっているようだが、
タイトル考えるの面倒なだけじゃないの?と疑わしい所あり。
そういう感じのレイジー・リラックス・サウンドです。
楽曲の構造はツェッペリンの3rdのようだが、もっと弛緩しとる。
まるでゆるゆるの休暇中に制作したかのようだ。
MVではゴルフしてますが、誰もが競い合ってないのです。

2022年8月24日水曜日

Stephen Becker、現代美術的な。


米NYブルックリンの新人SSW。
10月にアルバムが出るそうで、そこからのトラック。
リズム・アプローチに相当こだわりを持っているようで、
面白くなりそうな存在だ。
ふわふわしたメロディーがいびつなビートに融和していてつるっとなめらか。
MOMAの壁にかかってそうな佇まい。
ダープロ以降の正統派ブルックリンだと認定したいな。

2022年8月17日水曜日

The Who、邦題は「燃える女」


今月リリースされたピート・タウンゼントのトリビュート作品より( TOWER  HMV )。
『Odds and Sods』収録ナンバー(1968年録音、『トミー』の原型が垣間見れる)を、
米国ニュージャージー出身のThe Anderson Counsilが演奏したもの。
原曲より明快なパワーポップ・アレンジになっていて、爽快な仕上がり。
メンバーは普通のおじさん達だが、ベーシストのガイコツ衣装を見れば分かるように、
実に愛があります。

2022年8月16日火曜日

Kiwi Jr.、王道へたれポップへの道。


カナダのトロント発の4人組Kiwi Jr.。過去の記事→こちら
リリースされたばかりの3rd新作『CHOPPER』より。
開き直ったへたれっぷりに清々しささえ漂う、素晴らしき楽曲だと思う。
サビの「So long, farewell, Julie Andrews」は合唱したいフレーズだな。

ついでだから、蛇足ネタ。
同じくサビでジュリー・アンドリュースの名前が歌われる、
スクイーズの「Electric Trains」→こちら

2022年8月15日月曜日

The F16s、欧米からも注目されてます。


今年で結成10年だというインドの4人組バンド。
MVを観れば分かるが、なかなかにフザけていて、調子こいた人達です。
欧米の影響下にある楽曲も程良くポップに出来ていて、
音楽の世界地図は縮まっているんだなと認識せざるを得ない。
Spotifyでも普通に聴けるので、興味を持った方はどうぞ。

Bandcamp:The F16s→こちら

2022年8月13日土曜日

Dungen、毎度タイトルが読めません。


スウェーデンの母国語で歌うサイケ・バンド、久々の新曲。
ドラムが無駄にやかましく、ひとりで情緒を逸脱していてナイス。
新作はMexican Summerより10月予定とのこと。

過去の記事→こちら

2022年8月11日木曜日

Ev Bird、ガラは悪いが、洗練の道をゆく。


途中でラップが出てくるようなポップソングがみんなこんな感じに自由な発想だったらいいのにな。
STEREOGUM経由で知ったカナダ・モントリオールのアーティスト。
数年前までは「Everett Bird」名義で、もっと混沌としたサウンドを鳴らしていたようだが、
去年辺りから垢抜けた方向性(ルックス以外)に移行してきた。
レーベルはRoyal Mountainで、10月リリース。今後に期待。

2022年8月10日水曜日

Pavement、再々結成ライブです。


これはいいですね。
ボブが横からいらんことを連発する、ペイヴメントらしさ全開のライブ。
キーボードにWild Flagのレベッカ・コール(ジャネット・ワイス由縁の人脈)が加わっていたり、スパイラルが完全におっさん体型になっていたり、若干の違いがあるものの、基本的には何も変わらないペイヴメントの良さがばっちり出てる。
27曲あるので、暇な時にじっくり観よう。

2022年8月8日月曜日

The Mountain Goats、歩みは止めません。


今月、新作『Bleed Out』をMERGEよりリリースするマウンテン・ゴーツ。
毎年のようにアルバムを発表しているが、どれも趣向を変えてきていて尊敬する。
しかも、自然体。今度はエレキがガツンと鳴ってる作品になるのかな。
(ピッチフォークによると60〜80'sのアクション映画にインスパイアされた楽曲群らしい)
ま、この天然な歌声は、僕にとっては癒やしなので、何が来てもウェルカムです。

2022年8月6日土曜日

Maple Mars、青くはないが、これもパワーポップ。


米国LAのパワー・ポップ・バンドの先月リリースとなった10年振りの新作より。
Bandcamp→こちら
安定した演奏から伸びやかなフィーリングが滲み出ている。
アルバムにははっちゃけた曲やらサイケな曲まで色々あるが、
どれも分別ある大人の余裕が感じられる。
これもひとつの「等身大」ロックてことで。

2022年8月4日木曜日

Louis Coleの新曲です。


サンダーキャット、フライング・ロータス周辺が好きな人にはお馴染みのドラマー/SSWの新曲(プロフィールを知りたい方はこのLiveが最高です)。
絶妙なピッチの揺らぎが切なく響く新世代の「I'm Not In Love」的なバラードになっていて、
後半の転調の畳み掛けが名曲誕生のオーラを湛えている。
まだまだ進化していきそうな才能ですな。

2022年7月30日土曜日

Matilda Mann、着実に成長してます。


英国ロンドンのSSWの新曲。
今までも何度か記事にしかけていたのだが(声がすごくいいので)、
ワンランク上の楽曲を期待しているうちに取り上げ損なっていた。
が、これは秀逸。芯の強い表現力がベタすれすれな旋律を包み込み、
まばゆい仕上がりとなっている。
ポップな作風もあったけど、やはりこういうフォーク路線が似合ってると思う。
そろそろデビュー・アルバム、出してもいいんじゃないか。

2022年7月27日水曜日

Mo Troperの新曲来ました。


アーティスト写真を見たらちょっと太ってますね。
米ポートランドのSSWの新曲。
やはり主眼がソングライティングに向かっていて、好きです。
PVは気色悪いが、メロディーは可愛い。
ざらっとしたノイズがのっているが、アナログ自宅録音だろうか。
消そうと思えば消せるノイズを消してないということは、
そういうコンセプトということだろう。
ニュー・アルバムは15曲入りで31分。
タイトルはずばり『MTV』で、9月リリース。

過去の記事→こちら

2022年7月25日月曜日

Bob Dylan、新訳の世界。


5月からYouTubeで公開されているボブ・ディラン「デビュー60周年」新訳シリーズ。
楽曲がちょいちょい追加されていってます。
上の「Chimes of Freedom」はブルース・スプリングスティーンもカヴァーした名曲で、
僕もかなりのお気に入り。新訳は小難しい所もあるが、新鮮。
平易な言葉で訳してもずしっと来るのがディランだし、そもそも訳詩に正解はないので、
色んなアプローチとして楽しむのがいいのかも。

SONY:ボブ・ディランOfficial Pageの記事→こちら

2022年7月21日木曜日

Robyn Hitchcock、元気な新曲です。


10月に出るというニューアルバム『Shufflemania』からの先行曲。
ソフト・ボーイズで世に出てきて45年。すっかり髪は白くなったが、
やってることが変わってないのがすごい。
聴いて一発でわかる個性も流石としか言いようがない。

久々にロビン・ヒッチコックを聴いて嬉しくなったので、
僕が学生の頃に好きだった「Flesh Number One (Beatle Dennis)」も貼っておきましょうか。
REMのピーター・バックが12弦ギター、SQUEEZEのグレン・ティルブルックがコーラスで参加した名曲です。

2022年7月14日木曜日

The Boys With The Perpetual Nervousness、ギタポの申し子。


スペイン人とスコットランド人が組んだデュオ・プロジェクト。
バンド名はフィーリーズ1st収録曲が由縁。
どこを取ってもギタポ愛にまみれていて、上記新曲はずばりTFC路線。
PVは思いっきり手抜きしてますね。

Bandcamp→こちら
過去に取り上げたTFC憧憬バンド→こちら

2022年7月12日火曜日

故Charles Stepneyの70年代発掘デモ。


CHESSレーベル出身、60〜70年代にかけてソウル界の裏方にいたチャールズ・ステップニー(享年45)の秘蔵自宅録音集が出るらしい。
上の曲はアース・ウィンド&ファイヤーに提供した名曲のインスト・デモ。
その質感にぐっと来る。元祖マニー・マークみたいです。
ミニー・リパートン1stの華麗なアレンジも出来ちゃう才人であるが、
こういうパーソナルなデモの方が現代でも通じる感覚があるというのが面白い。

Bandcamp:Charles Stepney→こちら

2022年7月5日火曜日

Healing Potpourri、夏はソフトロックで逃避。


米サンフランシスコ発、Simi Sohotaのプロジェクト。
今年8月に新作『Paradise』が出るらしく、そこからのカット。
往年のA&Mっぽいアレンジが涼しげで、何も考えずぼうっとできます。
こういうソフトロック/MOR路線は2000年の前作(参照YouTube:Think About Us
あたりから顕著になってきている模様。

2022年7月1日金曜日

Tyler Bernhardt、心の旅を記録する男。


「I Like To Be Alone」とはド直球なインドア・ポップっぷり。
米コネチカット州のSSW。調べたら2007年から断続的に作品を発表している様子。
去年は『Once Upon A Hill』というジャズ作品も出していて、かなりの実力者っぽいのだが、
如何せん基本マインドが「内向き」なんでしょう。
精神の勾配に導かれ、こういう音に帰結するのかもしれない。
シンパシーを感じます。
最新作『Makeshift Troubadour』は6月リリース。

2022年6月28日火曜日

Julian Lage、ブリージーですな。


まだ6月なのに暑くてたまらない。
そういう時は何にも考えず、こういう音に浸っていたい。
米国LAの天才ジャズ・ギタリスト、ブルーノート第2弾アルバムより。
WILCOのネルス・クラインとも意欲的なデュオ作を出していた人だが、
ジャズの堅苦しさを微塵も感じさせないのが素敵。
そこはかとないアメリカーナな風情も心地好い。
ふにゃあってなります。

2022年6月26日日曜日

Quality Used Cars、オルタナ・フォークの真髄。


最初の歌い出し…というか独白からぐっときた1曲。
時々声が裏返るのも最高だが、途中からレナード・コーエンみたいに女性コーラスが入ってきて、ストーリーテリングにドキュメント以上の高揚感が表出してくる。
豪州メルボルン発、フランシス・テイトを中心とする男女5人組。
どこを目指しているのかは分からないが、だらけていてぐだぐだで大好きです。
去年出ている1st『Good Days/Bad Days』も今回初めて聴いたが、
ふにゃふにゃで素晴らしかった。

2022年6月25日土曜日

Cheekface、屈折してるけど日当たり良好。


ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの2nd『リンカーン』収録の名曲「Ana Ng」をカヴァーするという素敵なセンスを持っている米国LAの男女トリオ・バンドの新曲。
曲目は「募金活動」で、すっとぼけたビートと相俟って、なかなかに愉快さを呈してくれている。
ちゃんとテレヴィジョンやトーキング・ヘッズといったUSパンク所縁の素性も感じさせつつ、
西海岸らしいからっとした明るさがあるのがいいな。
今までは小粒な印象もあったが、ここらで弾けた傑作アルバムが登場してくるかも。

2022年6月24日金曜日

Jockstrap 、傑作デビュー・アルバムの予感。


ブラック・カントリー・ニュー・ロードのヴァイオリニスト、ジョージア・エラリーによるデュオ・プロジェクトのデビュー作が9月に出るらしく、早速先行曲を聴かせてもらったが、これまた規格外の才能っぷりが噴出していて、すごいなと感心してしまった。
クラシックの素養に、メロディーの触覚の感度が絡まっていき(J・ミッチェル、E・ジョンにインスピレーションされたらしいが、僕はS・ゲンスブールに似た匂いを感じた)エレクトロ成分が大胆に効果を上げていく構造。
BCNRの方はアイザック・ウッドが脱退してしまって残念だったが、
まだまだこの界隈からはワクワクさせてくれる音楽が出てきそうだ。

国内盤はボーナス・トラック付き→Disk Union

2022年6月23日木曜日

Affiliate Links、穏やかな攻撃性。


アフィリエイト・リンクスという人を喰った名前が先ずいいな。
カナダのトロントを拠点とするブラッドリー・デイヴィスのソロ・プロジェクト。
以前はFresh Snowというポストロック・バンドでギターを担当していたようで、
もう若くはないようだが、心機一転のソロがこういうアコースティック・ポップだとは。
往年のネオアコ好きをノックアウトしてくれますな。
9月にフルアルバムを予定しているそう。

2022年6月22日水曜日

Henry McIntyre、もっさりしてますが。


つなぎに長髪、歩き方も実にもっさりしてます、米国ボストンのSSW。
リタ・フォードの80'sスマッシュ・ヒット曲(→こちら)にメロディーがバッティングしている気もしますが、偶然でしょう。普通にいい曲です。
前のシングル「Starting Over」(→こちら)も衒いのない作風で好印象。
今後も垢抜けない方向でお願いします。

2022年6月21日火曜日

Pete Yornの新曲。


人気のインディー・ポップDay Wave(→YouTube)のジャクソン・フィリップスとがっつり組んで制作されている新作『Hawaii』より。
パンデミックの影響下で書かれた楽曲が多いようで、
ハワイというタイトル・ワードは自由で開かれたイメージを象徴するもので、
最終的にそういう地点に到達したい、というニュアンスらしい。
PVを観るかぎりきな臭くて、ハワイにはとても遠いみたいだけど。
最後のリフレインは力強く響いてくる。

2022年6月16日木曜日

Rise Againstの新曲PVが良い。


メロコア系の人気バンド、Rise Againstの新曲が傑出したPVの出来も含めて、
素晴らしい。
昨年に新作アルバムをリリースしているようだが、
今年春以降の世界情勢を受け、どうしても出したかった新曲という位置付けだろうか。
アメリカ的なマッチョさに全ては賛成できないが、
自身を鼓舞する思いがしっかり音楽に投影されているのはぐっと来ますね。

2022年6月15日水曜日

Skyway ManとAndy Jenkinsが組んだ。


以前にも取り上げたことがあるSkyway Man(→こちら)が、
Andy JenkinsとコラボしたEPを出すらしく、そこからの1曲。
アンディさんはマシュー・E・ホワイトと繋がりが深いし、
こちらの録音もしっかりSpacebomb Studiosということで、
まぁ、その界隈の良質なヴィンテージ・サウンドになってます。
楽曲も往年のG・ハリスンを思い起こさせるようなメロディーで、素敵。
マシューさんの新作にはがっかりした僕ですが、
やっぱり彼の周りのサークルからは目が離せません。

2022年6月12日日曜日

Michael Rault、ビートリッシュは不滅です。


アンディ・シャウフ以降のデリケート・ポップですな。
カナダのモントリオール発、現在は米国LAを拠点とする現在30歳のSSWの、
堂々と自身の名前を冠した2ndアルバムより。
今週リリースされたので、気に入りそうな人はサブスクでどうぞ。
地味っちゃ地味だけど、いい趣味してるのでニヤニヤ楽しめます。

2022年6月4日土曜日

Yotam Ben Horin、偏見がないか試される。


イスラエルの哀愁系パンク・バンドUseless IDの中心人物の最新ソロ『Young Forever』の冒頭曲。
これが極上メロディーを湛えた弾き語り。
このPVの作り、見た目で出てくる楽曲じゃないよなぁ。
美メロ好きな人は偏見なしに聴いてほしい。
ちなみにパンク好きからは日和ったと見られ、無視されている模様。
既にリリース済みなので、サブスクで検索してみよう。
アルバム・タイトル曲も苦み走った青春ギター・ポップで気に入ってます。

2022年6月3日金曜日

Tim Bernardes、生まれて生きて死ぬ。


ブラジル・サンパウロ発、オ・テルノのメンバーでもあるSSWチン・ベルナンデス。
1stソロは2017年発売ですごく評判だったが、オ・テルノの2019年作を挟み、
今月に2ndソロ『MIL COISAS INVISIVEIS』が今月出るらしく、上記がその冒頭曲。
ソウルフルな裏声コーラスがたまりません。
今作も完成までほぼ独りで作っているようで、才気をまったりと爆発させていそう。
カエターノがよく引き合いに出される人だが、確かにこのロマンチシズムは後継者っぽいです。
芳醇な音の鳴り、こだわりにも通ずるものがある。

オ・テルノに関しては沢田太陽さんのMainstreamの記事へ→こちら

2022年6月2日木曜日

Snow Ellet、ベッドルーム“EMO”ポップ。


ナードなルックスをしている米国シカゴの新人Snow Ellet。
たっぷりエモパンクからの影響を受けつつ、基本は打ち込みです。
デビュー・アルバムはまだ先みたい。
EPの楽曲がサブスクで聴けるが(キュアー「Boys Don't Cry」カヴァーも有り)、
どれもなよっとしていて、大袈裟に風呂敷を広げることもなく、好ましい。

2022年5月30日月曜日

Fonteyn、ポップ・マニアをくすぐる才媛登場。


Disk Unionさんのキャプションには「マーゴ・ガーヤン/ローラ・ニーロ/トッド・ラングレン好き卒倒必至 ! 」。反応せざるを得ない殺し文句だ。
70年代の甘いSSW感覚が好きな人にはたまらない英国出身の新人さん。
7月下旬にデビュー・アルバム『Trip The Light Fantastic』が出るそう。
ダンテ・エレファンテさんといい(→こちら)、BORN LOSERSはやってくれますね。

Bandcamp:Fonteyn→こちら

2022年5月25日水曜日

Tony Molinaの新曲。


以前も取り上げたトニーさん(→こちら)の新曲。
3年振りとなる新作『IN THE FADE』が8月に出るそう。
上記曲も1分24秒であるが、アルバムは14曲で18分らしい。
相変わらず短いスタイルは堅持してます。
インディーポップ好きは是非。

2022年5月19日木曜日

Caelo、爽やかアコースティック・ポップ。


オーストラリアのタスマニア島出身のアベ・パーソンズのプロジェクト。
詳しいことは何も分からないが、これがデビュー曲。
可愛らしく微笑ましい出来映えだと思うが、ハイプ要素が皆無で、注目されている様子もなし。
日本で知っているのも、今このブログで知った人ぐらいだろうか。
ちなみに僕はこちらの記事(→BACKSEAT MAFIA)で知りました。

2022年5月18日水曜日

Foyer Red、冴えたアートロック。


NYブルックリン発、エラナ・リオーダン率いる新人バンド。
昨年デビューEPを出していて、その時は3人組だったようだが、
上記の新曲では5人組になっている。
バラバラに分解したアレンジを無造作に並べたような作りが面白く、
音作りもかっこいいなぁと思って調べたら、
パーケイ・コーツ等と仕事をしているジョナサン・シェンケが関わっていて、
成程と思った。
エラナ嬢の声も魅力あるし、これから出るであろうフル・アルバムに期待。

2022年5月16日月曜日

Jack Broadbent、最近のお気に入り。


英国のブルース・フィーリング溢れるギタリスト/SSW、ジャック・ブロードベント。
僕は『NO DEPRESSION』のSpotifyプレイリストで知りました。
シンプル極まりない編成でスワンプな味わいを醸しまくるアルバム、
すごくいいので、好きそうな人は是非検索してみてくだされ。
洒落た曲(→YouTube)もいい感じにはまってる。
それにしてもエエ声しとるなぁ。

2022年5月15日日曜日

Will Wood、映像作家でもあるそうだ。


初めて知った米国のアーティスト。
こういう曲調だから今回は僕の琴線に引っかかったが、
本来は鍵盤奏者で、毎回色々と作風が変わっている人のようだ。
というのも彼は映像クリエイターでもあるらしく、
その世界観を元に音楽性も変わっていくらしい。
ふむ。

2022年5月14日土曜日

Bartees Strange、渋くなる。


前作まではイケイケで何でもありなインディー・ロックを奏でる黒人さんというイメージだったが、(唐突にギター・ポップも出してたな→こちら
この新曲はジョージ・フロイド事件を取り扱っていることもあり、
ぐっと真面目な社会派に。
心の奥底からふつふつと沸き上がる感情を抑えて歌っていて、じんわり来ます。
絶対にこっちのオーセンティックな路線の方がいいと思う。
7月に4AD移籍しての新作アルバム『Farm to Table』が出るそう。
さて、全容はどうなっているか。

2022年5月13日金曜日

ストーンズのエル・モカンボ。




本日、ストーンズの伝説のライブが公式リリースになった。
1977年、カナダのトロントでの収容300人のシークレット・ギグ。
先行曲で悪い予感しかしてなかったのだが、
こういう空間をいじったミックスには乗り切れん。
僕が好きなエル・モカンボのいい所がごっそり削がれてるミックス。
逆にここまでやってくれると、すっきり割り切れるけど。

2022年5月12日木曜日

Voxtrotの初期音源集。


最近再結成したというVoxtrotが初期音源集(2005〜06年頃)を出しました。
これが当時「期待の新人」として聴いた感覚と全然違う聴こえ方がして、
個人的には新しい発見があった。
米国南部テキサス出身なのに、その土地柄に合わないUKっぽさとゆるさが、
今はとても良く響く。
あの頃はアークティック・モンキーズ以降のUKバンド隆盛にあやかった人達がUSからも出てきたのか(レーベルもベガーズだった)ぐらいにしか思っていなかった。
大変失礼しました。
新しい音源にも期待だ。

2022年5月9日月曜日

Kibrom Birhaneのデビュー作。


エチオピア出身のジャズ鍵盤奏者カブロン・ベリャナのデビュー作『Here And There』より。
現在は米国LAでカマシ・ワシントン周辺で活動しているそうだ。
アフリカンなルーツを求道しつつも、
伝統的というより突飛なサウンドにはみ出している所が面白い。
上に貼った曲は混沌とした変拍子でプログレ風味があるのに、
ビート自体は土着的なゆるさがあり、ほのぼのしている。
本当に不思議な志向です。
このまま頭の中で渦巻く音楽を自由に放出していって欲しいな。
詳しくはディスク・ユニオンへ→こちら

Bandcamp→こちら

2022年5月3日火曜日

2022.5.3(火、祝)at渋谷Spotify O-nest<ELEKIBASS x 徳永憲>

出演:ELEKIBASS、徳永憲

コロナの行動制限がなかったGW。『今バリアしてたもん』リリースを機にワイキキがセッティングしてくれたイベント、無事開催されました。
東京では2年半振り。僕の演奏はエレキギターの弾き語りで(初出し曲多め)、
後半はエレキベースとのバンドセットもあり。
エレキベースは相変わらず楽しいし(ホーン・アレンジもしてくれた)、
お客さんは優しいし、いいイベントになったと思います。
来てくれた皆様、ありがとうございます。

1.今バリアしてたもん
2.低迷
3.肘鉄
4.紐
5.サンビーム
6.キュレーター
7.目に映る明るい夜
8.0ポイント〜メザセ!メザセ!
9.思いつめちゃいけない
10.信じるに値しない男
(encole)
・読書のポーズ
・だから僕は眠るのか

8〜10 with ELEKIBASS(参照:カメダくんのブログ→こちら

2022年4月29日金曜日

『今バリアしてたもん』サブスク解禁。



お待たせしました。
ニューアルバム、サブスク解禁になりました。
めんどくさいのでリンクは張りませんが、探せばある筈です。
過去作も含めどんどん聴いてくださいな。

2年以上空いた東京ライブももうすぐです。
会場のコロナ対策→こちら
よろしくどうぞ。

2022年4月27日水曜日

Andrew Weiss and Friends、正統派なメロディー使い。


米国ニューヨークを拠点とするシンガー・ソングライター。
本人はパワー・ポップを標榜しているそうで、それだけで応援したくなります。
ニュー・アルバムは6月予定で、タイトルは『Sunglass & Ash』。
ジャケットではアナログ機材に囲まれてご満悦です(Amazon→こちら)。

2022年4月26日火曜日

Gus Englehorn、ほっとけないキャラです。


頭のネジがはずれた、カナダはモントリオール出身のSSWガス・エングルホーン。
ラリっているのか天然なのか不明だが、やばい魅力をぷんぷんさせていて、
目が離せません。やっぱりこういう人がシーンにいないと面白くない。
今月末に2ndアルバム『Dungeon Master』を出すそう。
「ダンジョン・マスター」というネーミングにして、ジャケットが最高なことになってます。
(画像→タワレコ

2022年4月23日土曜日

Gag Salon、おもろい奴らだ。


nichemusicさんで知った(→こちら)英国ロンドンの尖った新人ポップ・バンド。
ギャグ・サロンってネーミングがいいな。
音もひしゃげたギターのソリッドなカッティング一発で気に入りました。
後先考えずアイディアを試しまくっているのも潔いし、
ふざけたユーモア感覚も楽しい。
デビュー・アルバムはまだまだ先みたいだけど、
楽しみに待っておこう。

2022年4月21日木曜日

もう2週間をきりました。

2022年5月3日 (火・祝)
出演者: ELEKIBASS、徳永憲
開場 16:30 / 開演 17:00

いつのまにか2週間を切ってますね。
徳永は日々、選曲を考えながら準備してます。
エレキベースも共演用にリハしてくれているみたい。
さて、どうなることか。
夕方からのライブなので、お時間お間違えなく。

前売りチケットの取り置きメールもありがとうございます。
当日まで受け付けますので、ぎりぎりでも大丈夫です。
tokunaga_ken_mail@yahoo.co.jp
※名前、枚数だけでOK。

2022年4月17日日曜日

Fantastic Negritoの新作に期待大。


6月に出るというFantastic Negrito(54歳!)の新作『White Jesus Black Problems』からの先行曲がどれもカッコイイ。
ブルースの枠を大きく逸脱していくエネルギーにやられる。
なんだこれは。
フリーキーな見た目以上に音楽そのものが超個性的で、実に素晴らしい。
平凡な音楽に満足している層にはまったく相手されないのかもしれないが、
こういう本物のアーティストがバカ売れしてくれる世の中になって欲しい。

2022年4月16日土曜日

Shake Some Action!、サヴァイブしてます。


「Shake Some Action」と言えばFlamin' Grooviesのパワーポップ名曲なのだが、
それをそのままバンド名にしたシアトル出身の4人組。
デビューは2007年で、その界隈の中ではそれなりに知られた存在なのかな。
今月新作を出したそうです。

Bandcamp→こちら

2022年4月15日金曜日

Anyway Gang、カナダのスーパーグループ。


SLOAN、TOKYO POLICE CLUB、Holleradoなど、
カナダのベテラン・ミュージシャンらが集まった4人組。
彼らの新曲が、青春一直線なパワー・ポップ。
強いて言うなら解散したHollerado(過去記事→こちら)の音楽性に近いか。
5月に2nd『Still Anyways』が出るそうです。
1stは聴いてなかったので、このあとチェックしてみます。

Bandcamp:Anyway Gang→こちら

2022年4月11日月曜日

Sjunne Ferger、名前を読めません。


芽瑠璃堂さんのサイトで知った(→こちら)アーティスト。
全然現代でも通じる個性的なサウンドで、
少しブライアン・イーノの歌の感触もあり、
XTCのキッチュさやブルー・ナイルの浪漫も感じたりで、気に入りました。
スウェーデン出身のドラマーが1984年に放ったエレポップ。
LP再発もいいが、CD再発もしてほしいぞ(ジャケはオリジナルに戻して)。
一応YouTubeやSpotifyで全曲聴けます。

2022年4月7日木曜日

The Rebutlesという名前だそうです。


昨年秋に取り上げた英国ロンドンのパワー・ポッパーNick Frater(→こちら)が、
ビートルズのパロディーで遊んでます。
もちろんあの曲に似てますが、
それよりラトルズの「Get Up And Go」の方がもっと似ている。
この痒いところに手が届かない感がたまりません。

Bandcamp→こちら

2022年4月1日金曜日

“ELEKIBASS x 徳永憲” 明日より発売。

2022年5月3日 (火・)
出演者: ELEKIBASS、徳永憲
開場 16:30 / 開演 17:00
前売入場券:¥3,000 +1drink ¥600
当日入場券:¥3,500 +1drink ¥600

【チケット情報】e+(4月2日 午前10時〜)

入場順は「e+」が優先となりますが、当HP/ブログでも「前売りチケットの取り置き」を受け付けます(4月2日 午前10時〜)。

tokunaga_ken_mail@yahoo.co.jp

メール件名:5/3ネスト予約、メール本文:お名前と枚数だけでOKです。
料金のお支払いはライブ当日の入場時となります。
コロナ禍は続きます。気をつけてお越しくださいませ。

【注意事項】
※規模縮小の為、入場者数に限りがございます。
※予定枚数に到達した場合、当日券の販売は行いません。
※本公演は着席(全席自由)の公演となります。
※小学生以上の方はチケットが必要となります。なお16歳未満の方につきましては保護者の同伴が必要となります。
※未就学児のお子様をお連れのお客様は入場時に未就学児であることの各証明書が必要となります。
【新型コロナウイルス対策】
※会場内では常時マスクをご着用下さい。
※こまめに手指の消毒を行って下さい。
※体温が37.5℃以上のお客様は入場をご遠慮ください。
※大声や歓声を禁止させていただきます。

2022年3月25日金曜日

Mikiki、インタビュー。

https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/31372

タワレコ系のサイト、Mikikiさんでのインタビューが公開になってます。
しっかりした文量あるので、楽しんでもらえるかと。
アルバム、どうっすか?
曲いっぱいあるので、じわじわ聴いていってくださいね。

2022年3月23日水曜日

本日発売!

『今バリアしてたもん』本日発売です。
CDフィジカルのみ。配信は1ヶ月後です。

WEBレビュー→ANTENNA
拡散できる方、よろしくお願いします〜。

告知済みですが、ミュージック・マガジン4月号にもインタビューとレビューあり。
アーティスト写真は別カットが採用されてましたね。

2022年3月22日火曜日

新MV「ターゲットと呼ばれて」

https://youtu.be/NeOXsZ8NHK0 

明日、NEW ALBUM『今バリアしてたもん』発売です。
ということで新しいビデオ公開します。
リリックビデオだけど、少しばかりトリッキー。
「ターゲットと呼ばれて」という同じ題名の、
内容の違う詩を2つ同時に並べてます。
みんな、どんどん観ようね。

2022年3月21日月曜日

明日、新しいMV出します。

『今バリアしてたもん』追加セットを頼んだ人にはもう届いているようですね。
みなさん、聴きまくってください。
インタビューが載っているミュージックマガジン4月号、こちらも発売されました。
で、明日新しいMVをYouTubeにあげます。
発売は明後日!!

2022年3月18日金曜日

Mama's Gun、ソウルマナー全開。


英国の5人組白人ソウル・ポップ・バンド、ママズ・ガンの、
4月にリリースされる5枚目の新作『Cure The Jones』より。
マーヴィン・ゲイやらドラマティックスやら色々想起させてくれるキャッチーさ。
趣味を開けっ広げて、思い切りが良く、何よりやっているバンドが楽しげなのです。

2022年3月16日水曜日

ME REX、大好きなバンドになりそう。


T REXではありません。ME REX。男女4人組英国ロンドンのバンド。
上記新曲が良くて調べていたら、昨年リリースされていた52曲入り30分(約30秒の楽曲が数珠つなぎになっている)の実験的なデビュー・アルバムを発見。
これがまた良くて、僕の中で評価がうなぎのぼり中。
歌声の切ない「へたれ感」がじわじわ琴線を刺激してきます。
Los Campesinos!が出てきた頃を思い起こさせる高揚感もあり。
歌詞もひとくせあって、頼もしい。まだまだすごいものを作ってくれそうだ。
今後に注目。

2022年3月14日月曜日

Market、これがデビュー作。


アーティスト名と曲目で検索したら、デニムのバッグを扱ってるショップばかりヒットして、
どうにもならない。
レーベルのキャプションによると、レコーディング・エンジニアのネイト・メンデルゾーンが中心となっているNYブルックリン発のバンドらしい。
その名前を検索したらフランキー・コスモスやサム・エヴィアンetc.と関わりがあるようだ。
デビュー・アルバムのリリースは4月末とのこと。

2022年3月11日金曜日

トート、こんな感じ。




エクストラセットのトートバッグがうちに届いたので写真撮ってみました。
隣でグラハム・パーカーが「ええやん、それ」と言ってます。
リリースまでに2週間切りましたね。
あともう少し。

2022年3月9日水曜日

WANDERERS、やっぱり実力派です。


先月紹介した新人の(→こちら)、バンド・スタイルによるスタジオ・ライブ。
後半にはパワー・ポップな展開もあって、ハイブリッドなポップ感覚が頼もしい。
何でもありだけど、軽薄さはなく、胆力据わっている感じだ。
コロナ禍が去ったらライブ現場で大活躍しそうですな。

2022年3月7日月曜日

Regina Spektorの新曲。


久し振りの新曲。
相変わらず歌詞がいいし、じんわりインパクトを残してくれる。
しっかりソングライティングに向き合っているのが伝わってきます。
(偶然だろうが、今、ロシア出身の彼女が「Stay stay stay」と願うように歌っている…)

このインターネット時代、凡庸な女性SSWが溢れかえっているけれど、
レジーナさんレベルはなかなかいないよなぁ。
この高いクオリティーを長年に渡って保っているのは素晴らしい。
まさに才媛です。

2022年3月2日水曜日

発売まで3週間切りました。

ワイキキ・レコードによると「Extra Set」、しっかり注文頂いているみたいで、
皆様ありがとうございます。
嬉しいです。
まだまだ受け付けてますので、欲しい方はお早めにどうぞ!
後々になると、買いたくても買えなくなるアイテムです。
(何セット用意しているのか訊いてないが、そんなに沢山ではないはず。)
この機会に是非!
『惑わされたいEP』は『今バリアしてたもん』収録曲と同時期に同じテンションで録音していた楽曲群。
どうにかアルバムにねじこみたかったんだけど、個性が強いために入れられなかった。
全部しっかりとした歌ものです(インストとかじゃない)。
普通にいい曲あると思いますよ。

『今バリアしてたもん新聞』は今回の「Extra Set」の話が出てから大急ぎで執筆しました。
「全曲解説」は前作同様、書かずに済まそうと企んでいたのですが、書く羽目に。
曲解説がいやだ、とよくアーティストが言うじゃないですか。
あれは本当です。
でも、僕自身は好きなアーティストの本人解説が大好きなんですねー。
昔、キース・リチャーズが「ブラウンシュガー」のことを「あのリフ、ミックが作ったんだよねー」と言ってるのを読んだ時はイスから転げ落ちそうになったけど、ああいうことって本人だからこそ語れるもの。
僕自身が筋金入りの音楽マニアだからこそ、エゴや慢心を捨てて、
書かせてもらいました。お楽しみいただければ。

アルバム発売、もうすぐです。

2022年2月25日金曜日

出ました!『今バリアしてたもん』通販限定セット!!


◆ オフィシャル通販限定セット販売 ◆
販売受付:本日 〜 2022.03.18 12:00までに注文いただいた場合、3月23日のCD発売日までに発送にてお届けの予定です。
(デザインなど確認できます)

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パターン①通販限定 Extra Set
・12th Album CD『今バリアしてたもん』
・未発表 CD 『惑わされていたいEP』
   TRACK LIST 01.惑わされていたい
          02.少し休まなけりゃ
          03.ショーウィンドー
          04.雨が降りだせば
・『今バリアしてたもん』イラスト・トートバッグ
・『スワン』『ねじまき』『今バリアしてたもん』
  3種 黒田硫黄イラスト7inchジャケットカード
・『今バリアしてたもん』クリアファイル
・「今バリアしてたもん新聞」
*その他おまけ特典有   価格6,200円(税込/送料込み)

パターン②通販限定 Extra Set マイナス1
・未発表 CD 『惑わされていたいEP』
   TRACK LIST 01.惑わされていたい
          02.少し休まなけりゃ
          03.ショーウィンドー
          04.雨が降りだせば
・『今バリアしてたもん』イラスト・トートバッグ
・『スワン』『ねじまき』『今バリアしてたもん』
  3種 黒田硫黄イラスト7inchジャケットカード
・『今バリアしてたもん』クリアファイル
・「今バリアしてたもん新聞」
*その他おまけ特典有   価格4,300円(税込/送料込み)
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ここ数年で最大の熱量でプレゼンします!
「徳永憲 ✕ 黒田硫黄」のコラボレーションがスペシャル・セットとして結実!
サブスクなどでの配信もわざわざ1ヶ月遅らせて、買って欲しいオーラ満開でいきます。
みなさん、少し値は張りますが、是非ご購入の検討を。
(売上はプロモーション費用に役立たせてもらいます!)

このセットでしか聴けない音源も含まれます。
グッズの単体発売の予定もありません。
「今バリアしてたもん新聞」ではコラム、全曲解説などを徳永が書き下ろしてます。
ぜひ!お早めに確保を!

そして、新しいMVが公開になりました。
徳永が今作ろうとしているMVが間に合わないと見るやいなや、
すかさずワイキキが隠れて作っていたMVを出してくれました(なんて気が利くんだ)。
ありがとう。

思いつめちゃいけない/徳永憲 (先行公開 第2弾)

肘鉄/徳永憲 (先行公開 第1弾)

最後に、戦争反対。

2022年2月23日水曜日

『今バリアしてたもん』リリース1ヶ月前!

少し前にほのめかした別仕様での販売ですが、
一両日中には情報公開できそうです。
まだ予約してなかった人はもうちょい待ってやってください。
(HMVなどで予約して取り消せない人用の仕様も用意する予定です)
お楽しみに。

2022年2月22日火曜日

Seth Swirsky、死ぬまでビートリッシュ。


パワー・ポップ・ファンを大喜びさせたThe Red Button(→こちら)の片割れ、
もう60歳を超えるセス・スワーキーの新曲。
ビートルズやザ・フーが好きな人はにんまりできるはず。
ちょっと音質悪いけど・・。

2022年2月17日木曜日

Mitch Davis、穏やかインドア・ポップ。


カナダ・モントリオールのマルチ・ミュージシャン、ミッチ・デイヴィス。
予定されている初アルバム『The Haunt』からの先行曲。
様々なポップスがなめらかにブレンドされていて、程よくソウルフルなのが良い。
先日のM Ross Perkinsもそうだが、この手の志向を持った人はクオリティー高いものを出してきますな。
気に入った方は昨年発表の「Bear The Cold」(→こちら)も是非。

2022年2月15日火曜日

The Bethsの新曲。


ニュージーランドの男女4人組The Bethsの新曲がチャーミング。
凝ったサビからタイトルコールを決めて間奏突入していく様が粋ですな。
曲の最後にAメロ帰ってくる感じもいい。
情報によると2月から4月まで米豪欧とみっちりツアーするみたい。
パンデミックに負けずに頑張ってます。

デビュー時の記事→こちら

2022年2月12日土曜日

Seabearの新曲が来た!


アイスランドのフォーク・ロック・バンド、Seabearの12年振りの新曲。
待たれていた3rdアルバム『In Another Life』がやっと4月に発売になる模様。
これは楽しみだぁ。2年前に発表されていた先行曲「Waterphone」は→こちら

2022年2月10日木曜日

The Davenports、めちゃくちゃオススメ。


パワーポップ系に強いThe Big Takeover(→こちら)でプレミア公開されている楽曲。
米国NYブルックリンのスコット・クラスによるプロジェクト。
元々Fountains Of Wayneのクリスとバンドをやっていたという人で、
MVを見ると確かに同世代だ。
派手さはないけど、メロディーを大切にしているのがひしひしと伝わってきて、
好きだとしか言いようがない。

2022年2月6日日曜日

続報:New Album『今バリアしてたもん』


ジャケ入稿など、慌ただしく進行しています。
ブックレットもいい仕上がりですよ。
ネット予約も始まっているようですが、
ここに来てスタッフ周りでデラックス仕様の話が出てきていて、
思案中です。
もう2ヶ月を切っているので、
発売できるのはワイキキのHPからの購入限定になる可能性大だが・・。
やるならアイテムとして強いものでないと。
しばし、続報をお待ちくだされ。

あと、発売前にもう1本MV出そうと思ってます。
まだ作ってませんがね。

2022年2月4日金曜日

Arny Margret、めちゃくちゃ寒そうなんですが。


アイスランド出身の新人女性フォークシンガー。
上記曲タイトルはアイスランド北部都市アークレイリを指している。
非常に地味ではあるが、その歌唱に内包されている世界観そのものが凛としていて、
有無を言わさぬ説得力がある。今後注目します。
現在制作中だというデビュー・アルバムを待ちたい。

2022年2月3日木曜日

Dante Matas、宅録主体の生活してます?


カナダはトロントのマルチ・ミュージシャン、Dante Matasさん。
YouTubeで毎月新曲を出していくよとのこと。
確かに彼のチャンネル(→こちら)を見ると毎月更新されている。
言うは易しだが、実際やってみると大変だと思う。
曲は鍵盤をメインとした実直としたポップが多く、
もうちょっとパキッとエッジが立ってて欲しいところだが、嫌いじゃないです。

Bandcamp:Dante Matas→こちら

2022年2月2日水曜日

Wanderers、お洒落やん。


日本で受けそうなAOR具合と、パワーポップ風味がミックスされた、
オーストラリア発のポップ・デュオ、Wanderersです。
個人的にはポール・キャラック似の声質がたまらないポイント。
まだアルバムを出していない新人さんだけど、
COVID-19のパンデミックのせいで色々と計画が進まなかった模様。
確かにこれだけよく出来たポップだと、このご時勢での売り出し方に悩むところだな。
ま、僕にはどうでもいいけど。

2022年2月1日火曜日

Ex-Vöid、元からっぽという名のギタポ。


英国ウェールズ出身のJoanna Gruesomeの元メンバー2人からなるバンド。
前回のシングル(→こちら)は2019年だったので、それ以来の新曲。
スタイルはほぼ変わらず。
というか変わっちゃいけないお約束。
ギタポ大好きな永遠の少年少女(おっさんとおばさん)の胸を焦がしてなんぼ、の世界。
3月にはいよいよ初アルバム『Bigger Than Before』が出るそうだ。

Bandcamp:Ex-Vöid→こちら

2022年1月31日月曜日

Walter Martin、ここに来て一皮むける。


元ジョナサン・ファイヤー・イーター〜ウォークメン、鍵盤担当メンバーのソロ作。
インディー界の豪華なメンツをバックに従え、堂々としたストーリーテリング。
ほんわかした温かみのある作風だと思っていたが、がらりと変わっていて、渋い。
そして、ぐっと来る。
STEREOGUMの記事によると近年NYを離れ北部郊外へと移ったらしい。
後半にピアノが出てくる辺り、本当にカッコイイな。
2年ぶりとなる新作『The Bear』は3月末にリリース予定。

2022年1月28日金曜日

Toro y Moiのファンキーな新曲。


普段のふにゃっとした楽曲にはあまり惹かれないトロ・イ・モアさんですが、
この新曲の音数の少ないインドア・ファンク感は気に入りました。
スライの「サンキュー」〜プリンス〜BECKと継承されてきたスタイルで、
こういうのをさらっとやっちゃう素養があるんですね。
ニュー・アルバム『MAHAL』は4月に出るそうです。

2022年1月27日木曜日

Sad Park、泣きのEMO/パワー・ポップ。


米国LAのEMOバンド3人組。
ギター&ヴォーカルのグレアム・スティール君がいいキャラしていて微笑ましい。
上記MVでもライブ映像になる辺りから、眼鏡がずれて燃えたぎる様子が映し出されている。

Bandcamp:Sad Park→こちら

2022年1月21日金曜日

C'mon Tigre、かっこいいな。


イタリアのデュオ、C'mon Tigreの新曲。
アフリカンなギター・リフがいい感じに耳に引っかかる。
実験的だけど、肉体的なリズムの快感を求めている人達なんだと思う。

2022年1月19日水曜日

M Ross Perkinsの2ndに注目です。


オハイオ出身の世捨て人なルックスのサイケデリックSSW、M・ロス・パーキンス。
デビュー作は2016年に出ていて、そこから5年空けての2ndが3月に出るそう。
レーベルの紹介文にはニルソン、B・ウィルソン、C・ブランストーン、キンクスなんかの名前が並んでいて、まぁ言ってしまえば懐古趣味な音楽なんだけど、僕は好きです。
Spotifyで1stと比べて聴いたけど、やりたいことが洗練されてきていて成長を感じさせます。
アルバム早く聴きたいな。

2022年1月13日木曜日

本日情報解禁! New Album!『今バリアしてたもん』


今バリアしてたもん / 徳永憲
LABEL:Waikiki Record
品番:WAKRD-080
価格:2,500円(+消費税)
発売日:2022年3月23日

01.あたためたよ、ベンチ
02.今バリアしてたもん
03.恋のこむらがえり
04.君がそばにいる
05.肘鉄(→YouTube
06.紐
07.ひとくちちょうだい
08.ターゲットと呼ばれて
09.いくじなし
10.低迷
11.森で
12.思いつめちゃいけない
13.いつかふれる
14.因果律

通算12枚目となるフル・アルバム、発売の運びとなりました。
ありがとうございます。
コロナ禍で自宅待機していた頃に大量に録音した楽曲の中から14曲をセレクト。
これでもだいぶん削ったんだけど、自分史上、最多曲数収録アルバムになりました。
静かな弾き語り系の曲が多いけど、先行曲「肘鉄」みたいに作り込んだ曲もあり。
このしっとりしたメロディー重視な内容で、
ジャケを黒田さんに頼んだらタコが出てきました!
面白いから即採用したけど、歌詞に一切タコは出てきません。
14曲分歌詞を深く読み込んだらヒントがみつかるのか?
内ジャケもお楽しみに。リリースは3/23です。

2022年1月11日火曜日

Nile Marr、エヴァーグリーンな新曲。


2020年にデビュー・アルバムを出しているジョニー・マーの息子の、
最新シングル「How We Drift」のカップリング曲。
ナメられたくないのかリード曲の方は硬派な作りで、
こちらは爽やかギター・ポップ。
N・ヤングっぽいタイトルもいいし、こっちの方が胸躍りますな。

2022年1月9日日曜日

告知:今週中頃、チェックよろしく。


上記動画は、早く公表したい僕の逸る気持ちを表現したものです。
モノクローム・セットの高速エイトビート曲「Fat Fun」。
発表する内容とはまっっったく関係ありません!

2022年1月6日木曜日

Richard Hamilton、やる気ないけど、才能あり。


ジャングリーなギタポを専門に取り上げてるJANGLEPOPHUB(→こちら)で知った人。
キンクスっぽいリフに脱力したユニゾン・ヴォーカル、適当なハンドクラップが絡む、
最高に好みなギター・ポップ。
この曲は昨年末にリリースしていたようだが、露出はほぼゼロ。
検索しても同名異人ばかりで、埒が明かん。
UKっぽい音楽性だが、どうやら米国人のようです。

2022年1月1日土曜日

あけましておめでとうございます。


あけましておめでとうございます。
今年はニュー・アルバム出します。
情報は1月中旬にはびしっと出せるでしょう。
只今ジャケットなど、水面下で進行中です。
みなさま、もうしばらくお待ちを。
そして、今年もよろしくお願いいたします。