2025年7月31日木曜日

Selector Dub Narcotic、脳汁沁みだすインディー・ファンク。


K Recordsの首領キャルヴィン・ジョンソンがトラックメイカーSmoke M2D6と組んだアッパーなダンス・ユニットが突如復活。
今月2曲を発表していて、どちらもハイセンスに狂っていて、かっこいい。
9月にアルバムを出すようだが、後半4曲が前半4曲のインストという変則的なトラックリストだった。本当にアルバム?
どちらにせよ、これが誰に刺さるのか謎ではあるが、
僕は昔からこの人好きなので、笑顔で楽しめた。
もう1曲の方のオートチューンVoはファン必聴でしょう。
重低音をブンブン鳴らしてるヤンキーの車が流してくれたら最高なんだけど。

Bandcamp:Selector Dub Narcotic→こちら

2025年7月29日火曜日

Spotifyリンク備忘録:C86シリーズ



















英NME誌が1986年にメール・オーダーで発売した伝説のカセット・コンピ『C86』から派生したシリーズ。フィジカルと違う簡易版含む。シーンの重要曲はなくとも、その亜流にこそ時代の空気が詰め込まれており。

Discogs:C86→こちら
Wikipedia:C86→こちら

2025年7月28日月曜日

2025年7月25日金曜日

Cloud Nothings、5年前のレア作を正式リリース。



先月最新作『Final Summer』をリリースしたばかりのクラウド・ナッシングスが、
コロナ禍にあった5年前にBandcampで発表していた2作品『The Black Hole Understands』『Life Is Only One Event』を突如解放し、正式リリース。

その時の記事→こちら

この2作品、耳に痛いゴリゴリ度が少なく柔和でぐっと来るので、うるさいノイズが好きじゃない人にはおすすめです。「The Mess Is Permanent」は「この町では息をするのもつらい」と吐露するこの時期ならではの佳曲。じわじわラストへ向けて高揚感が出てくるのが◎。
青春度の高い「Pattern Of This Place」も好きだなぁ。
最新作のことを書かないのも失礼なんで、シンセがキャッチーに鳴る「That Prince」(→YouTube)もおすすめしておきましょう。

その他過去の記事(古いよ)→こちら

2025年7月24日木曜日

The Cords、スコティッシュ・ポップ姉妹デュオ。


Bandcampのバンド紹介欄に「C86をまんま表現するDIYインディー・ポップ姉妹」と書いてました。それだけで応援したくなる新人、The Cords。
初ライブがヴァセリンズとの対バンらしいぞ。
9月にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムが出ます。

Bandcamp:The Cords→こちら

2025年7月23日水曜日

RIP Ozzy Osbourne


10代の頃、聴きまくったオジー。永遠に大好きです。
70〜80年代の楽曲のメロディ・メーカーの才能の爆発っぷりはいつ聴いても感嘆する。
そして、やっぱりランディ・ローズ時代が最高ですな。
安らかに。

2025年7月21日月曜日

Whitney、ルーフトップ・コンサート風で。


過去の記事→こちら

11月に出る新作『Small Talk』からの先行新曲。
コクのない軽くまろやかなザ・バンドみたいな演奏で、いいっす。
オーガニックなバンド・サウンド路線に戻ってくれているのかな。
そうだと嬉しい。

Bandcamp:Whitney→こちら

2025年7月19日土曜日

Tullycraft、日和ってません。


米シアトルの伝説的インディー・ポップ・バンド、Tullycraft。
8月に出る6年振りの新作『Shoot The Point』からの先行曲。
トランペットがキャッチーだったりしますが、基本は屈折した青春ポップ。
MVにはロバート・スミスや『Faith』のジャケも出てきます。
許可は取ってないだろうが、それでいいのです。

10年以上前の記事ですが→こちら
Bandcamp:Tullycraft→こちら

2025年7月16日水曜日

Girlatones、暑いのでネオアコ的な何かを。


豪メルボルン発、ジェシー・ウィリアムスを中心とするインディー・バンドの新曲。
素朴なジャングリー・ポップの節々に垣間見れるネオアコ臭がたまらないですね。
気に入った方には『Horn If You're Honky』(2020)に入っていた「Saddest Synth」という素晴らしい脱力ポップもおすすめしておきます(→YouTube)。

Bandcamp:Girlatones→こちら

2025年7月13日日曜日

Heatmiser、最終作『Mic City Sons』の30周年記念盤。


エリオット・スミスがソロ活動と並行しながら参加していたバンド、ヒートマイザー。
そのラスト・アルバムが今月ジャック・ホワイトのThird Man Recordsから拡大版リイシューLPとしてリリース予定。MVが発表されてます。
レコ屋で働いていた感覚で言うと、当時はほぼ無風のリリースでした。
2年前に出た未発表曲集『Music of Heatmiser』でのエリオットさんは、まだがなり唱法だったけれど、この頃になるとソロの世界と近くなっています。デモが楽しみ。

Bandcamp:Heatmiser→こちら

2025年7月10日木曜日

Graham Hunt、地下室よりポップの狼煙を上げる。


(下書きのまま放置してました。UPします)
米ウィスコンシン州出身のSSWグレアム・ハントの新作『Timeless World Forever』がSTEREOGUMのアルバム・オブ・ザ・ウィークに選ばれてます。
基本自分で録音、ミックスをしてきたDIYな人で、
そのスタイルは今も保持している模様。
上記、なかなかの名曲だと思います。

Bandcamp:Graham Hunt→こちら

2025年7月7日月曜日

Nó、現代流の街角クラブか。


ブラジルのミナス地方出身のいとこデュオ。
昨年発表されたデビュー・アルバム『Aproar』を遅ればせながら聴いていたところ、
(ネオアコ好きでまだ未聴の方は是非この曲を→YouTube
もう新作EP「calmo e urgente」が出てきました。
ずっと前に紹介したMoonsとも交流があるようで(→過去の記事)、
この曲はアラゴアス州出身のSSW、イタロ(Ítallo→Disk Union)とのコラボ。
こう繋がってくるか、という人脈が面白い。

2025年7月5日土曜日

Katie Gregson-MacLeod、草原で台風クラブごっこ。


2001年生まれ、英スコットランドのSSWの新EPより。
トラッド・フォーク好きにはたまらん歌唱が聴ける。
デビュー・アルバムはまだ先のようだが、
ソニーがしっかりバックアップしているので、
今後露出が増えていくことが予想されます。

Katie Gregson-MacLeod:Official Website→こちら

2025年7月4日金曜日

Jonathan Richman、脳がとけるカヴァーもあり。

 

現在74歳、ジョナサン・リッチマンの新作『Only Frozen Sky Anyway』が本日リリース。
前作に引き続き、盟友ジェリー・ハリソン(モダン・ラヴァーズ〜トーキング・ヘッズ)のプロデュース参加で、とことん贅肉を削いだ天然素材の核のみが味わえるベースレスな編成になってます。
3曲目には何でカヴァーしたのかその理由さえ溶けて無くなってしまったかのような、
ビージーズの脱力カヴァーもあります。
蒸し暑い常夏下で聴くと、本当にこの世のしがらみがどうでもよくなります。
上記は往年のモダン・ラヴァーズ・スタイルが楽しめる5曲目「The Dog Star」。
「That Older Girl」も同様で良かったです。

Bandcamp:Jonathan Richman→こちら