2017年2月24日金曜日

SPOONの新曲です。



来月リリースの“マタドール復帰”新作9thアルバムより。
前に公開になっていた「Hot Thoughts」も野心的でカッコ良かったが、
こちらも流石のセンスです。
スプーン流のファンク解釈、そしてバンドとしてのプログレスも匂わせる作りで、
タイトルからはアル・グリーンが想起できたりするが、
しっかりと未来を見据えたサウンドになっているのが面白い。
前作に引き続きデイヴ・フリッドマンが絡んでいるようだけど、
全面プロデュースじゃなく、自分達で手綱は握った上での参画要請のよう。
そういったヴィジョンの明確さがスプーンの強みなんだろう。
アルバムに期待です!

以前のエントリー→こちら

2017年2月21日火曜日

シャドウ・バンドのデビュー作。



60'sサイケものです。フィラデルフィアを拠点とする新人バンド、Shadow Band。
今週末にメキシカン・サマーよりデビューLPを出すとのこと。
ミッドレイクをさらにマニアックにしたかのような音で、
あの時代特有のB級感まで再現しようとしています。
恐れ入ります。
先行曲はもうSpotifyで普通に聴けるので、お好きな方はどうぞ。

2017年2月17日金曜日

マイクがそこにあるなら、かぶりつけ。



Thee Oh Sees、怒涛のライブ動画です。
やはりこの熱量の放出はたまりません。
メンバーが入れ替わっても、相変わらずのカッコ良さだ。
愚直に全身全霊でロックする、その素晴らしさを伝える。

過去の記事→こちら こちら

2017年2月13日月曜日

時代を変えていくラッパーです。



昨年末、大方の予想通りベスト・アルバム界隈を賑やかせていたチャンス・ザ・ラッパーが、
ここに来てMV出してきました。ゴスペルちっくな良曲です。
CDやLPを作ってないのでPV:プロモーション(販売促進ビデオ)でなく、
あえてMV:ミュージック(音楽ビデオ)と書かせてもらいました。
無料配信のみ。探せばそこらじゅうで聴けます。
オフィシャル・サイトには堂々と「Now Available Everywhre」の文字が(→こちら)。

僕はSpotifyでNxWorriesやD'Angeloなんかと並べて聴いてます。
実に素晴らしいです。
この才能は無料でなくとも大成功したと思うけど、
この人にとってはこの形態でのリリース自体に意味があるのだろうな。
レコード会社やそれを広告媒体にしている雑誌なんか、おいてけぼり。
CDで聴きたい僕のようなオッサンも若干のおいてけぼり感が。

2017年2月7日火曜日

Fionn Regan、真夜中の運転は気をつけよう。



前にフィオン・リーガン書いたのいつだっけ、と調べたら10年前だった(→こちら)。
時が経つのがはやすぎる!

というわけでこのPV。
真夜中、車を走らせているだけの内容だけど、観ていられる。
コーエン兄弟の映画『インサイド・ルーウィン・デイビス/名もなき男の歌』にもこういうシーンがあったが、次の瞬間にも何かが起こりそうで目を離せないんだよな。
フィオンさんは最近音沙汰がなかったように思うが、
4月に新作を出すとのこと。このうら寂しい歌声が帰ってきます。

2017年2月6日月曜日

ドミニクのデビュー作です。



今月デビュー・アルバムが出るフィラデルフィアを拠点に活動するDominic。
いくつかのバンドを経験したあとソロ活動に移ったらしいが、
この曲の音はガラクタなバンド感でいっぱいだ。
スーパーチャンクあたりを髣髴とさせるパワー・ポップ。
所属レーベルのLame-Oがそういうカラーだもんな。
でも、Spotifyで聴いたら、他の曲はソロ・アーティストっぽいトーンでした。
気になる方はどうぞ。


2017年2月3日金曜日

ファーザー・ジョン・ミスティの新作は4月



これはグッとくる。
凄く良かったので、改めて前作を聴いてみたのだが(Youtubeでフル試聴あります)、
聴こえ方が変わっていた。
世捨て人っぽいイメージを持っていたのは誤解だったのかも。
それくらいこれはパワフルな曲だ。
この達観具合と底知れぬエモーション、二律背反しそうなものだが、
ぐいぐいと迫ってくる。
説明し難いものに突き動かされていく音楽は正しく、的を得ているものだ。
そういう表現者の本能を感じさせてくれることが嬉しい。
新作にはかなり期待できるのではないか。

2017年2月2日木曜日

VULFPECKの最新動画



国内盤が3月に出ることになったVULFPECK。
相変わらずYoutubeでは次々と動画がアップされ続けています。
今回上がっていたのはビートルズ・カヴァー。
ドラムになんとバーナード・パーディー(77歳)を迎えたライブ演奏。
スティーリー・ダンの「バビロン・シスターズ」が大好きな僕としては、
このゆったりと刻まれるビートだけで笑顔になってしまいます。
(注:パディーズ・シャッフルと呼ばれる有名なビート)
特に工夫のないカヴァーでも、人柄だけで最後まで聴かせます。
VULFPECK、また一株上げましたね。
前回の記事→こちら