2012年8月31日金曜日

ザ・ダークネスの新曲をどうぞ。



ケバいハード・ロックを妙な時代に振り回して、人気を博したザ・ダークネス。
解散していたらしいが、最近また活動を始めたらしく、話題になっている。
僕は当然の如くまったく関心が無かったのであるが、
たまたま観たPVが「あれ?こんなバンドだっけ?」と思ったので紹介。
なんかMIKAがパワー・ポップを展開している風で、
あんまりメタル臭を感じさせない。
あのデフォルメされた裏声も以前より馴染んで聞こえる。
お得意のクイーン的なコーラスも、とても聴きやすい。
PVアニメには過去のロック・アイコンが頻出して、ポップの諧謔性もバッチリ。
(最後の方、一瞬ケイン・ロバーツが出てきて笑いました)

もしかしたら以前のファンからしたら物足らないのかもしれないが、
僕はいいんじゃないかなーと思います。
因みにアルバムにはレディオヘッドのコテコテ・メタル風カヴァーあるそう。

2012年8月29日水曜日

ピーター・ブレグヴァドとアンディ・パートリッジの新曲。



30年もの交流がある二人の新曲。PVはサイレント映画風。
『Orpheus: The Lowdown』(2004年)以来となる新作『Gonwards』が10月に発売になるそうだ。

その名を見て、久し振りに「おっ」と思ったわけですが、
正直、真面目に追っかけてはいなかったので(90年代中盤までかな)、
ちょっと気後れしつつも拝聴しました。
感想ですが、やっぱり本質的なものは不変だな、と。
妥協なしの激渋路線ではあるが、
ブレグヴァドさんのソロ名盤群からちゃんと地続きな感じである。
その風貌はすっかり親父だけど、迸る知性は隠しようもない。
ポップなものに色気があった頃に若干未練はあるものの、
今はもうこれでいいのだろう。

いやぁ、久し振りに昔の作品を聴きたくなった。
今から聴こうかな。

2012年8月20日月曜日

あと一息。

録音は大詰めの時期に入ってきました。
先日は前作に参加してくれたフルートの聡子ちゃんの録音も敢行。
またいい感じになってます。
あとホーンも入れる予定。どんどん形になっていく。
既に数曲はエンジニアさんの元へ旅立っていったし、
あと一息というところだ。
みなさま、お楽しみに。


BGM:Love Zombies / The Monochrome Set

2012年8月17日金曜日

アニコレ、再び快進撃か。



アニマル・コレクティブの新曲ビデオが登場。
気持ち悪いぞ。
だけど、楽曲そのものはとてもいい。
極彩色で塗りたくられた変態ポップ。
今月初めに公開されていたのだが、これは僕にとってはサプライズだった。
勝手にまた前作の流れを継承したものになると思っていたのだが、
全く違った。
あの打ち込み路線はあそこで極めたと判断したのか、
はたまた動物的カンだけで行動しているのか、
とにかくガラリと変わっているのである。

ただ、やたらと躁状態なのは変わらず。
ものすごいエネルギー放射で、圧倒的なアーティスト・パワーを感じさせる。
他の曲はどんなコトになっているのだろう。
来月聴けるというニュー・アルバムが楽しみだ。

オフィシャル・サイト→こちら

2012年8月12日日曜日

これはもう餓鬼ですな。



NYブルックリン勢の中でも極北な存在であるライアーズの新曲ビデオ「Brats」。
これが狂気スレスレだった。
手足の動きはメチャクチャだし、遠近法も無視。
歪んだデジタル・ノイズまみれの出口なしの世界観。
楽曲はライアーズにしてはシンプルな作りだけど、
やってくれます。
危ない尖端を目の前でちらつかされてる感じです。
クリエイターはNYで活動しているイアン・チェンさん(→こちら

アルバムは6月に発売になっていて、まだSTEREOGUMで試聴できます(→こちら

オフィシャル・サイト→こちら

2012年8月10日金曜日

アフロ、でかし。



何を今さらというエントリーだけど、
エスペランサの今年出たアルバムが結構良くて、
寝る時にリラックスしながらよく聴いている。
なので、後半はあんまり記憶にないんだけど、
おそらく全体的にいい筈だ。
上の映像はアルバム冒頭に収録されている「Radio Song」のライブ・ヴァージョン。
ジュールス・ホーランドの「LATER」より。
ジャズ畑からのソウル解釈がとても気持ちいい。
歌いながらこのベースを弾くのはスゴイです。
まだ未見という方には「Black Gold」のPVもオススメしておきます(→こちら

2012年8月3日金曜日

The Harvest Years 1969-1974 / Kevin Ayers


今年出たケヴィン・エアーズの5枚組リイシューが安かったので買ってみた。
00年代以降のリマスター音源が採用されたソロ1st~5thに、
シングル曲、BBCライブ音源がアルバム毎に追加されている。
ハーヴェスト時代をまとめているようなタイトルだけど、
実はアイランド音源も含んでて、お得。
ブックレットは簡素で、曲目&クレジットがあるのみだけど、
個人的には問題なし。
これだけの音を廉価な仕様に詰め込んでくれただけでありがたい。

外からの見た目は普通の2枚組プラケース。
でも、中は6枚入るような仕組み(写真参照)。
実際は5枚組だから、1枚分CDを入れる場所が余っているんだけど、
まぁ、その辺は細かいこと気にすんなってトコでしょうか。

音は総じてユニーク。
曲や声がどうこう言う前に、人となりがポップで、
自由人な雰囲気が、音の隅々まで行き届いている感じ。
ゆるーい歌モノからアバンギャルドなプログレまで幅は広いけれど、
キャラの人懐っこさが部屋の空気に残る。

僕のように中途半端に集めていた人にはオススメのアイテムです。

2012年8月1日水曜日

Tame Impalaの新作『Lonerism』



何年か前にサマソニで観た時はあまり迫力を感じなかったので、
その後の動向もあまり気にしていなかったオーストラリアのサイケ・バンド、Tame Impalaだが、
最近各所で話題にのぼっているのを見て新しい曲をチェックしてみた。
そしたら、成る程なかなか良さげだったので、紹介。
10月に出る2ndアルバムからのリード曲だとのこと。
こういうだる~いシャッフル、今の時代に何の衒いもなくやっているのが素敵だ。
先に公開されていたドリーミーな「Apocalypse Dreams」も良かったので、
気になる方はどうぞ(→こちら)。
ミックスは1stに引き続きデイヴ・フリッドマン(働き者だ!)。

オフィシャル・サイト→こちら