2021年5月2日日曜日

転調にくすぐられて その⑦

最終回。おつきあいありがとうございました。今回はやさぐれ編。
僕が勝手に命名している「やさぐれ転調」というジャンルです。

Dirty Old Town / The Pogues (1985)
カヴァー曲だが、アレンジで転調採用。イントロ、歌、そして間奏、それぞれキーが違う。

Neat Neat Neat / The Damned (1977)
パンク好きに言っても響かないかもしれないが、これもG#→Aの転調だと解釈。大好き。

Muswell Hillbilly / The Kinks(1971)
ミドルエイトに移ったと見せかけて、実は転調したテーマだったというやさぐれ具合。
2分5秒あたり。単純なコード進行でもこういう名曲を生み出せるレイ・デイヴィスは天才。

Under The Bridge / Red Hot Chilli Peppers (1991)

暴言を吐くと、まとまってない転調。だからこそ、この混沌とした所在無さげな独特のムードが出ている。これぞ「やさぐれ転調」です。