おばあちゃん家の裏庭の木で珍しいカブトムシやクワガタをいっぱいつかまえる。
手に持っていたジップロックにそいつらを詰めるのだが、
ぐいぐいツノをおったててジップロックをこじ開けようとするカブトムシ達。
一緒にいた子どもたちはカブトムシには興味がなく、周りで竹とんぼで遊んでいる。
ついにジップロックから逃げたカブトムシが木の洞穴に逃げ込む。
あとをついていくと、木の洞穴の中は神社だった。
祠には希少なカブトムシが神として何匹も鎮座していて、
御神木の中に入ってしまったのか、と気づいた僕は、
この木は絶対にカブトムシ・マニアに知られちゃいけない、と思う。