2016年9月9日金曜日

シャーリー・コリンズ、81歳、奇跡の復活。



これは驚いた。シャーリー・コリンズ、81歳、奇跡の復活。
Dominoより11月にニュー・アルバムが出るという。
声は完全に婆さんになっているが、我慢してじっくり耳を傾けていると、
だんだん味わい深いものが伝わってくる。
これはサン・ハウスやスリーピー・ジョン・エステス、ミシシッピ・ジョン・ハートなんかの「じじい枯れブルース」の素晴らしさに近いんじゃないか。
「ばばあ枯れトラッド」とでも呼ぼうか。
思えば、昔からこの人の歌にはどこかばばあ的な要素はあったから、
この変化は容易に受け入れられる。
そして、変わらないものも確かにある。節々で聴き取れる。
こういうものが聴けるとは思ってもみなかった。

↓「スウィート・イングランド」(1959年)