2016年5月22日日曜日

速攻、注文しました。



なよっとしたカナダのSSWですが、実にいい。
どこを目指しているのかは知らないが、
自分の音楽の質の向上だけしか見ていないようで、素晴らしい。
(年々、スター願望が強い音楽ばっかり増えていて、うんざりなのです)
基本はAOR化する前の70年代シティ・ポップの優しい空気を閉じ込めた世界。
メロディー作りに長けているのに、派手なサビを避けているのは、
多分アルバム全体の空気感に配慮しているからだろう。
アルバムの流れで聴いていると、繊細さがじわじわ染み渡っていく。
全曲試聴→こちら
それでいて曲調は多彩だし、アレンジや音作りもオタクっぽくて面白い。
マシュー・E・ホワイトをより内省的にしたような慎ましさがたまらん。
これは愛聴していけそうだ。