2012年2月10日金曜日
トッド・ラングレンの才能に惚れ直す。
今月はトッドのボーナス・トラック付き高音質な紙ジャケ・リイシューが出てるんですね。
知らなかった。
去年出た『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』という本がめちゃくちゃ面白かったのだが、
(オースティン・パワーズでお馴染み、俳優のマイク・マイヤーズのお兄ちゃんが書いている)
あの本には別テイクとか、そういう類の曲はあまりないと書いてあったのだが、
意外と別ヴァージョンなども収録されているみたいで、興味津々だ。
(トッドはアナログ・リールを節約する為、要らないテイクは消すらしい。『Somewhere/Anywhere?』というレア・トラック集のライナーノーツにも同じようなことが書いてあった)
上の楽曲は2nd収録の名曲。
儚くて、美しい。
このアルバムの曲は何と初めてハマったマリファナの影響下にあった、とのこと。
前述の本に書いてあって、吃驚仰天した。
20年以上聴いてるけど、そんなこと思いもよらなかったよ。
他にもリヴ・タイラーの父になった経緯や、パティ・スミスとの友情、
ザ・バンドと反りが合わなかった話や、XTCの名盤『スカイラーキング』秘話などなど、
全項すらすらと読み進められる面白い本だったので、トッド好きにはオススメです。
ファンならもう読んでるか。
それにしても、本もCDも高いよな。
これでは新たな若いファンを開拓出来なさそうなのが、残念。
天才トッドの偉業はもっともっと知られて欲しいのだが。