2011年4月9日土曜日

顔に泣き笑いの年輪が。



今年62歳にしてデビューを飾ったソウル・シンガー、チャールズ・ブラッドリーのパフォーマンス。
60年代からタイプスリップして来たみたいな、どてらい顔つきとファッションだが、
れっきとした現代です。

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これが泣ける。後半は鳥肌もの。
地道に何十年も歌い続けてきた、本物の喉が聴ける。
その一発の咆哮に宿る様々な感情に気圧されてしまう。
これは単なる芸能としてソウルを歌っている歌声とは絶対に違う。
満たされない思いがとぐろを巻いて噴き出ているのが、実にいい。
ニューヨークを拠点にしているらしいが、音は往年のサザン・ソウルっぽい。
バックの白人メンバー達はマッスル・ショールズを目指している風だ。
話によるとチャールズさんは普段はずっと料理人として生計を立てていたらしいが、
この際、その料理も食べたいと思わせる歌声なのである。
激マズだったら面白いが、きっと美味いに違いない。

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狙いまくった古臭いサウンドに、ヒップホップ以降の編集感覚も取り入れられている。
人脈が繋がっているシャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングスも ↓ に載せておこう。