2024年9月30日月曜日

The Marley Woods、可愛い奴らがデビュー。


米セントルイス出身バンドのデビュー曲。
イントロからしてフィル・スペクター印全開で、楽しい連中だと予想される。
Bandcampの自己紹介にはサニー・サイケデリック・ロックバンドと書いてあった。
時流に流されず、いい曲をいっぱい生み出していって欲しい。

Bandcamp:The Marley Woods→こちら
Spotify:インスパイア・リスト→こちら

2024年9月23日月曜日

Chime Schoolのナイス・カヴァー。


英国インディー・ポップ紳士マーティン・ニューウェルが組んでいたThe Cleaners From Venusのトリビュート盤がDandy Boy Recordsより今月末に出るらしい。
上記は以前にも紹介した米サンフランシスコのChime School(→過去の記事)の先行曲。
(今夏2nd『The Boy Who Ran The Paisley Hotel,』を出したばかりです。)
原曲はへなちょこ打ち込みが目立っていた作風だったが、
ここではRIDEの「Twisterella」ばりのギター・ポップ意匠を借りての、
絶妙な翻案カヴァーを披露してくれてます。
メロディーの良さがよく分かるナイス・カヴァーですな。

Bandcamp:Chime School→こちら
Bandcamp:Dandy Boy Records→こちら
Bandcamp:The Cleaners From Venus→こちら

2024年9月19日木曜日

Regina Spektor、素の天才をどうぞ。


レジーナ・スペクターのワンテイクで録られた自主制作CD-R(2nd、2002)がボブ・ラドウィックによるリマスターで11月末に再発されるそう。これは期待大です。
ボブさんはこの企画の為に引退を一時撤回したらしい(!)。
オリジナルは当然持っていません。
上記は4th『Begin To Hope』にも収録されていた名曲「Samson」。
ストリングスなどは入ってないが、こちらの方が余所行きじゃない奔放で等身大の歌が聴けて素晴らしいです。

2024年9月18日水曜日

Leonard Charles、自由自在に我が道をゆく。


4年前に紹介したHIP HOPユニット、The Leonard Simpson Duo(→こちら)。
そのビートメイカー、レオナルド・チャールズ(aka ジェレミー・トイ、ニュージーランド出身)の新曲。
90年代に流行ったアブストラクト・ヒップホップかと思いきや、
クオンタイズされてない不揃いのビートに、右チャンネルの謎の3連シェイカーが常時重なってくるというアート性の強い作りで、のけぞりました。
昨年出したお洒落なEP(→Bandcamp)とはえらい違いだ。
過去にジェイ・ディラ『DONUTS』のトリビュート・カヴァー作を作ったことのある人だが、
さすがに攻めを忘れていなかった。うーん、カッコイイ。

Official Site:Leonard Charles→こちら

2024年9月17日火曜日

2nd Grade 、本日のジャングリーポップ。


短めのローファイ系パワーポップをつるべ撃ちする米フィラデルフィアの2nd Grade(小学2年生)、2ndと3rdは結構好きで、よく聴いてました。
4th新作『Scheduled Explosions』が来月出るそうで、上記はその先行曲。
間奏前の「フー!」が可愛い過ぎますね。
他の大半の楽曲は中心人物ピーター・ギルがほぼ一人で録音しているようで、
アルバム全貌はさて、どうなっているのか。

Bandcamp:2nd Grade→こちら

2024年9月14日土曜日

Daryll-Ann、復活新作出ました。


ブリットポップ隆盛期にオランダから登場したダリル・アン。
近年になって二人のソングライターが合流し、昨日とうとう20年振りのアルバムが出ました。
さすがにデビュー当初の青春感(→YouTube)は失われてもうオッサン化しているものの、
上記曲のサビのコーラスなんかに、これまでの航跡を確実に感じ取ることができます。
サブスクで簡単に聴けるので、名前を憶えている方は是非どうぞ。

Official Site:Jelle Paulusma→こちら
Bandcamp:Anne Soldaat→こちら

2024年9月13日金曜日

Sean Davis Newton、デビュー作が秋に登場。


カナダの寒冷都市エドモントン発、眼鏡SSWの新曲。
10月に出されるデビュー・アルバム『Bird Brain』からの先行曲。
真面目なキャラがちょっぴりラリっちゃったかのような変テコさが癖になる。
プロフィールを読むと、PAVEMENTが好きなようだが、どこか楽観的な空気になっている所は通じるものがあるかな。
飄々としたスタンスに人肌感あります。
アルバム、楽しみに待っとこう。

Bandcamp:Sean Davis Newton→こちら

2024年9月9日月曜日

Star Trip、“スペインのTFC”の異名を戴冠す。


Add To Wantlist(→こちら)で知ったスペインの4人組バンドStar Trip、
先月末に出た最新3rdの冒頭曲。
お聴きの通り、Teenage Fanclub大好きです、という音。
これはこれでアリなのです。
ポイントはスペイン語で歌っていること。
この何とも言えない締まりの無い妙味にハマれば、もうギタポ好事家と名乗ってもよかろうかと。
ほぼ全曲、あの手この手で「TFC印」をまさぐっているので、面白いっす。

Bandcamp:Star Trip→こちら

2024年9月8日日曜日

The Mellons、明朗で愉快な60's愛。


米ソルトレイク・シティーの4人組バンド。
他愛のない曲名にも表れているように60'sの無邪気さをヴァーチャル再現しようとしているかのような音楽性。
2022年にサイケ色たっぷりな1st『Introducing... The Mellons!』が出ていて、
昨年はビートルズっぽいシングル「Make Me Feel」(→こちら)を発表している。
おそらく2ndアルバムが準備されているのであろうが、まだアナウンスはなし。
だんだんポップになってきているので、期待大です。

Bandcamp:Earth Libraries→こちら

2024年9月7日土曜日

MJ Lenderman、最新作気に入りました。


WEDNESDAYで扇情的なギターを弾いているギタリストが自分で歌うソロ最新作『Manning Fireworks』(Anti- Records)。
ピッチフォークで高評価だったので聴いてみたら、確かに成る程。
フォーク/カントリー風味を自分のものにしていて、
ニール・ヤングみたく周りの空気を凛とさせる雰囲気を纏ってます。
情けない声は弱さよりも強さを感じさせる、そんな独特の風采があり。
Buck Meekほどへなちょこじゃないけど、有り様は通ずるものがあるな。
しばらく浸れそうです。

Bandcamp:MJ Lenderman→こちら
Bandcamp:Wednesday→こちら

2024年9月6日金曜日

Video Ageの新曲です。


過去の記事→こちら

米ナッシュビルのデュオ、Video Age。今週リリースになった新曲です。
派手な話題は振り向かないが、きらりと光るメロディー・センスは変わらず。
曲名にちなみ、MVはニューオリンズの伝説のレコード店(?)Euclid Recordsさんで撮られているそう。
引き続き、フォローしていきます。

Bandcamp:Video Age→こちら

2024年9月5日木曜日

The Innocence Mission、永遠のほっこり。


1986年結成だから、キャリアは相当長いイノセンス・ミッションです。
Brooklyn Veganの記事を読んで、現在も続けているのを知った。失礼。)
カレン・ペリスのソロ活動と並行しながら続けているようで、今もとてもいい感じだ。
イントロの鳴りだけで、新人とは違う懐の奥深さを見せつけてくれるし、
昔のかわいい声のイメージがほんのり残っているのもいい。
最近の動向には全く疎かったので、反省がてら近作も聴いてみることにします。
上記先行曲が入った新作『Midwinter Swimmers』は11月発売とのこと。

Bandcamp:The Innocence Mission→こちら

2024年9月1日日曜日

The Deals、USインディー・ナンパ大作戦。


米シカゴ発、ジョー・スイコネンを中心とするインディー・バンド。
3年前にデビュー・アルバムを出していて、今年になって新曲を順次発表している。
その最新曲のタイトルが「クラウド・ナッシングスのショーに僕と行かないか?」。
歌詞を追っていくと、結局の所デートしたい、キスしたい、だの動機は不純でした。
クラウド・ナッシングス、完全にダシにつかわれてます。
途中からペドロ・ザ・ライオン(?)に狙いを変えてるし・・。
まぁ、考えようによっちゃ現代版「サーティーン」と言えなくもないか(言えない)。
MVは目がチカチカするので、あまりお薦めしませんが、
楽曲自体はアンセム化必至の優れものだと思う。
リズム隊が入ってくるところ、萌えます。

Bandcamp:The Deals→こちら