2021年3月30日火曜日

Silvertwin、ポップ好きは注目です。

 

英国ロンドンの男女5人組、Silvertwinの、この3月に正式リリースされた“ジェフ・リン直系”のナイスな1曲(1年前からPVは存在していた模様)。
Youtubeチャンネルにはアンドリュー・ゴールドを彷彿とさせるような楽曲もある。
このポップ・センスはきっと日本向き。きっと注目されるだろう。
リッケンバッカーのベースを弾きながら歌ってるのがリーダーなのかな。
でも、どの曲も鍵盤がメインになっている。面白い。

で、プロデュースがFoxygenのジョナサン・ラド。
コロナの影響もあろうが、もう録音済みだというデビュー・アルバム、
早くアナウンスされてほしいな。

2021年3月25日木曜日

Ramírez Exposure、スペインのポップ好き青年。


スペイン発、ヴィクター・ラミレスのプロジェクト、Ramirez Exposure。
1991年生まれということで現在30歳。
ビートルズやビーチ・ボーイズ、XTCなんかが好きなようで、
以前からザ・ポウジーズのKen Stringfellowや、
FOWのドラマーBrian Youngに参加協力してもらっているようだ。
「ここは悪魔のスペイン 未開の地 僕らは生まれるのが遅すぎた」と歌っているが、
今はネット時代。メールなんかで先輩に熱烈アプローチをかけたのであろうか。

個人的にはもうちょいガッツが欲しいところだが(パワーポップを期待し過ぎ)、
素直な曲作りは好印象を持った。他の曲も聴いてみたい。
2ndとなる新作『Exit Times』は5月リリース予定。

2021年3月23日火曜日

Velvet VisionのデビューEP。


米国ニューメキシコ州サンタフェ発、ベティ・テイラー嬢が、
パンデミック下で始めたプロジェクト。
以前はミネアポリスでDelilah Fangというバンドを組んでいたようだが、
そちらはギター・メインのドリーム・ポップでした。
こちらはエレ・ポップで、曲名どおりメロディーに春の陽気を感じさせてくれます。

2021年3月20日土曜日

Benedikt、ノルウェーの注目株。


以前、謎のアーティストとして取り上げたBenedikt(ベネディクト)→こちら
Hans Olavを中心としたプロジェクトだったようで、楽曲により参加人数は推移しているそう。9人という情報もあり。
来月2ndアルバム『Balcony Dream』がリリースされるということで、
上記PVが出てきた。女性コーラスも入る作り。
相変わらず、才能をびしばし感じる。
新世代フォーク好きは必ずチェックすべし。

2021年3月17日水曜日

Gruff Rhys、シャッフルは正義です。


近年も勢力的に活動しているスーパー・ファーリー・アニマルズのグリフ・リース。
自分としてはベック、WEEZERのリヴァース同様、同い歳のミュージシャンなので、
いつも注目しているのだが、この人の天性のメロ作りの巧さにはいつも感心する。
今回はバンドもので、上記先行曲はシャッフル。
SFAの「Golden Retriever」なんかを思い出すな。
ソロ通算7枚目となる新作『Seeking New Gods』は5月予定。
アルバム・コンセプトは説明を読んでもさっぱり分からないが(→amassさん)、
西欧人から見たら、アジアの名山は神秘的で魅力的なのかな。
(Akron/Familyにも似たようなテーマがあった)

前作の記事→こちら

2021年3月16日火曜日

Major Murphyの2ndが来月出ます。


ハーモニーを得意とするミシガン出身の男女4人組Major Murphy。
もっとソフトなバンドかと思っていたが、
この新曲はロックンロールなリフも織り交ぜたパワー・ポップ。
但し、一気に弾けるってメンタルでなく、
米国ロックの共通言語を踏みしめている、という形なので、
聴いた後に「憂い」がしっかり残っている。
気になった方はバンドのYouTubeチャンネルへ(→こちら

2021年3月15日月曜日

Teenage Fanclub、新作は来月末。


コロナの為に発売延期になっている『Endless Arcade』、
先行曲が昨年から順次出ているが、個人的にはこの曲が一番好きだなぁ。
ジェラルド・ラヴ脱退後でも気負わず創作している感じが伝わってくる。
新加入のユーロス・チャイルズが書くTFC楽曲も実は期待していたんだが、
今回は無いようだ。
まぁ、そのへんも自然に任せてくれると、こちらはワクワクするし、
バンドも活性化すると思うのだが。

2021年3月13日土曜日

MOCCA、可愛いです。


インドネシア発の4人組MOCCA (モカ) 、国内盤『DAY BY DAY』が来週リリースとのこと。
誰も傷つけないインディー・ポップで、これは癒やされそう。
随分初々しいが、結成は1999年とある。
もうベテランじゃないっすか。
この清涼感をキープしているのはすごい。

ちなみにライナーノーツ担当の松本さんはレコ屋時代の同僚です。
もう10年以上前に「今、東南アジアのネオアコがいいんです!」と目をキラキラさせて言ってたのを思い出す。
みんな音楽が大好きで、今でも身を焦がしているようだ。

2021年3月10日水曜日

明日で東日本大震災が起きて10年。

何かしらの尾を引いての10年だけど、
あれからずっと持続した状態なので逆に馴れてしまって、
忘れてしまっている細やかな事があるかもしれない。
今日はそれを思い返す日にしたい。

2011年3月の当ブログ→こちら

2021年3月7日日曜日

Silk Sonic、これはやられた。


ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのユニット、Silk Sonic。
知名度を利用するため、アーティスト名は併記されていて、ややこしい。
70sな甘茶ソウルを全面に出した結託感と、軽やかさの対比が絶妙で、
これは2021年の現在、ぐっと来ます。
Bメロへの展開がハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツの「If You Don’t Know Me By Now」っぽいのが鳥肌もの。
大ヒットしてほしいなぁ。
アルバムは今年後半に控えてるそうです。

Anderson .Paak:過去の記事→こちら

2021年3月6日土曜日

Unschooling、クールなアート・パンク。


フランス発のポスト・パンク4人組。
ロックを分解して、その部品を複製して順番に並べたようなサウンド。
でも、でたらめでなく、ちゃんとデザインされていて面白い。
ライブ映像も良かったので(→こちら)地力があるバンドなのは間違いない。
デビュー・アルバムは2019年に出ていて、チェックしたらば、
そちらはマス・ロック色が濃く、まだまだ発展途上なのかもしれないけど。
来月に新しいEPがHowlin Bananaからリリースされるとのこと。

2021年3月5日金曜日

Fruit Bats、今作も盤石。


本日発売、2年振りの新作『The Pet Parade』。
冒頭から6分半のタイトル・トラックで引き込まれます。
Bonny Light Horsemanの充実を引き継いだプロダクション、経験値が随所で効いていて、
独自のフォークスタイルが円熟の域に入りつつあるのを感じる。
集中力高くエモーショナルに凝縮された世界なんだけど、
力んだように聞こえないところがエリック・D・ジョンソンらしさ。
先行曲「The Balcony」「Holy Rose」もアルバムの中で鳴った方が意図が伝わってきて、
いいなぁ。じっくり楽しみます。

2021年3月2日火曜日

Hollow Handのビートルズ・カヴァー。


数年前に取り上げたHollow Hand(以前の記事→こちら)が突如アップした、
ビートルズ・カヴァー。
やっぱりこの音作りや肌触り、好きだ。
最近は同郷のホリー・マクヴィのサポートをやっていたようだが、
早くオリジナル新曲も聴きたいな。

2021年3月1日月曜日

Antonio Neves(アントニオ・ネヴィス)名前覚えとこう。


Musica Terraさんで知った作品。
ブラジリアン・ジャズ最新型とのことだが、
ラテン・パーカッションの使い方など自由な気風が行き渡っていて、
確かにこれは素晴らしい。
20名以上の参加者がいる中、アントニオさんはドラム、トロンボーン、編曲を担当。
今月リリースの2nd『A Pegada Agora É Essa (The Sway Now)』は、
もうサブスクでも聴けるが、めくるめくファンキー音絵巻で圧倒されます。