2006年11月10日金曜日

スリーエフ

さっきスリーエフというコンビニへ寄ったら、
そこのオーナーらしきおっさんが電話で悪態をついていた。
お客さんが並んでいようが、お構いなし。
偉そうな口調で
「で、最後まで保障するのか、しないのか、どっちなの?」
向こうの電話口の相手はセールスか何かの担当者だろう。
細かい説明らしきことを言い始めると
おっさんはさらに語気を強めて
「そんなことはいいの。最後まで保障するか、しないのか、どっちなのよ。それだけ言えばいいの」

その問答を10回くらい繰り返していた。
僕はそこで店を出た。
多分まだまだそこからもオッサンの厚顔無恥劇場は続いたのだろう。
自分の城、マイ・コンビニにおいて。
隣でレジ打ちをしていたバイト君は表情を失い、ただ黙々と仕事をしていた。
早くやめた方がいいよ、そんな店。
そのスリーエフはとても立地が良く、いつもお客さんがいる。
オーナーのおっさんは完全にそれに甘えているのだ。
明らかに自分から電話を切ればいい用件なのに、
自分の卑屈な不満を相手にぶつけてイイ気分になりたいが為に、
自分の尺度のみで会話を続けようとし、勝手に興奮していた。
僕はうしろからスリッパで殴りたくなった。

追記:数年後つぶれました。あの好立地でつぶれるとは…。