2024年12月30日月曜日

2024、多分明日で終わる。


2024年、Spotifyで一番聴いていたのがデヴィッド・ボウイでした。
間違いなく『Rock 'n' Roll Star!』が出た影響だ。
2位はガイデッド・バイ・ヴォイシズでした。
新作をフィジカルで追わなくなった影響がモロに出てます。
今尚リリースしまくってるし、旧作も含めよく聴いていたのだろう。
(昨年のヨ・ラ・テンゴと同じパターンかな→こちら

CD、LP、Apple Musicなどなど、今年も他のメディアでもいっぱい音楽を聴いてきたので、
実質の1位は何か分からない。さてはて。
やっぱり今年もザッパかデッドなのか?
もしかしたら自分の最新デモ曲集かもしれんな。
スローペースながら作り続けて、その度にプレイバックしているので。

2025年一発目は、またあの企画をします。
今年も訪問していただいた皆様、ありがとうございました。
良いお年を。

2024年12月25日水曜日

Free Rock、マリオは万国共通です。


米国ボストンのジャム・バンドFree Rockの今年出た新作『FREE ROCK EXPRESS!』からのMV。
曲名はスラングで「絵空事」という意味だが、
パイプに引っ掛けて、間奏がマリオのあのフレーズだったりと、
楽しいことをやってます。
なんかメンバーみんな、PHISHとか好きそうな感じがするぞ。
ジャムの腕は時間を忘れさせるような陶酔感はないけれど(Spotifyに音源沢山あり)、
友達感覚な親しみ易さがあって好印象です。

Bandcamp:Free Band→こちら

2024年12月24日火曜日

EZEZEZ、タフにビートを刻む。


スペインとフランスにまたがるバスク地方出身で、
そのアイデンティティーを強みにしている4人組ポストパンク・バンドの新曲。
実際バスク語でも歌っているらしい(バンド名もバスク語でNo No No)。
リード楽器がベースになっていてJoy Divisionみたいだが、
根の明るさは隠しようもなく、仲間の息も合って後半ぐいぐい盛り上がってくる。
昨年出しているバンドのテーマ曲「EZEZEZ」も合わせてどうぞ(→Youtube)。

Bandcamp:EZEZEZ→こちら

2024年12月21日土曜日

Brent Caldwell-Hughes、この声に生まれてきたからには。


歌声がジョン・レノンとそっくりな豪州タスマニアのミュージシャン。
本人も自覚しているようで、ジョンのカヴァーをいくつかYouTubeに上げてます。
先月Bandcampでニュー・アルバムを発表しているけれど、
上記は来年出す新作からの楽曲みたい。

Bandcamp:Brent Caldwell-Hughes→こちら

2024年12月20日金曜日

Capitán Sunrise、スペイン歌謡ポップをどうぞ。


スペインのレーベル、Subterfuge Recordsは英米バンドとは一風違うユニークなバンドを発見できるので時々チェックしているのだが、上記も最近知ったもの。
マドリッドを拠点にしている男女バンドのキャプテン・サンライズ。
どこか郷愁をそそるダンサブル・歌謡ポップです。
女の子ヴォーカルが出てくると途端にネオアコっぽい青春共同体感が出てきますが、
基本的なスタンスはダサい。だが、より歌謡的なサビが強い昨年のシングル(→Youtube)なんかを聴くと、何故だかベルセバにも近い気がする。逆説的にベルセバは「ダサさ」の広い間口を巧妙に回避しているのが分かります。はい〜。
というわけで、見聞を広めたい人に一押ししておきます。

2024年12月18日水曜日

Justin Sconza、色彩を滲ませて。


今年も残りわずかとなったが、まだまだ聴き逃している良質ポップがあるんです。
上記は米シカゴの8トラック宅録SSW、ジャスティン・スコンザ。
ヴィンテージにこだわっている感じではなく、
日記のように曲を書きためる為のツールが8トラックで、
きっとそれをいつも身近に置いているのだろう。
今年5月に4th AL『Campfire』リリースしていて、キュートなメロディーが一杯。
ピンと来た人は是非どうぞ。サブスクにもあります。

Bandcamp:Justin Sconza→こちら

2024年12月17日火曜日

Dean & Britta and Sonic Boom、ホリデイ・アルバムより。


元ギャラクシー500〜ルナのディーン・ウェアハム絡みの最新MV。
先月に出たホリデイ・シーズン向けの作品より。
楽曲はランディ・ニューマン作で、これまでジョニー・マン・シンガーズ、ハーパース・ビザール、クロディーヌ・ロンジェetc.が取り上げてきたもの。
世俗と隔絶されたSONIC BOOMのミックスがいいですね。

Bandcamp:Dean & Britta and Sonic Boom→こちら

2024年12月14日土曜日

Justin Webb & The Noise、ローカルバンドをなめんなよ。


最高なビデオなので、ロック好きは必ず最後まで観ましょう。
米ナッシュビルのそこそこキャリアのあるミュージシャンが集まってできたバンド。
生演奏だけが持つ推進力を信じてるかのような演奏が熱い。
老人から子供までノリノリ。それ以上に崇高なものってあるか?
10月にデビュー・アルバム『Stupid Young』が出てます。

Bandcamp:Justin Webb & The Noise→こちら

2024年12月9日月曜日

Advance Base、凍てついてひりつく傑作。


先週リリースになったオーウェン・アシュワース(現在47歳)のソロ・プロジェクト、Advance Baseの6年振りのオリジナル新作『Horrible Occurrences』が期待通りの出来だった。
STEREOGUMでもアルバム・オブ・ウィークに選んでました。納得。
精神的な問題と向き合いながらも、曲を書くことがセラピーになっている、とBandcampのキャプションに書いてあったが、成程この穏やかさの裏でピリつく緊張感はそういうことなんだろうな、と。アザーサイドで様々な格闘があった上でのこの静寂感なのだ。
物悲しくも優しいエレピの音、物語を紡ぐ歌声、時々出てくるワンマン録音の打ち込み、
どれもがじわじわ心に染み込んでくる。全歌詞をきっちり吟味したいなぁ。

Bandcamp:Advance Base→こちら

2024年12月5日木曜日

Tunng、どこか懐かしい。


英ロンドンのフォークトロニカ、Tunng。
来年1月に出る8th最新AL『Love You All Over Again』からの先行MV。
寒い冬にぼんやり火でも見ながら聴いていたい音。
とてもいいです。

Bandcamp:Tunng→こちら

2024年12月3日火曜日

Luke Sital-Singh、追熟の男。


10年くらい前、Parlophoneからデビューした際には、英国メディアから絶賛されていたと記憶しているロンドン発のシンガー・ソングライター(現在36歳)の新曲。
来年2月に最新AL『Fool's Spring』を発表するとのこと。
フォーク系のしんみりする楽曲が得意な人だと思っていたが、
最近はいい具合にお洒落でポップ、新境地を感じさせる活動になっているのか。
後半のコーラス・ワークも抜群に美しく、気になる存在になりつつある。

Luke Sital-Singh:Bandcamp→こちら

2024年12月1日日曜日

The Unthanksのクリスマス・コンセプト作品。


ずっと前に紹介したことがあるThe Unthanks(→過去の記事)の最新作。
クリスマス・ソングと自作曲をメドレー形式につなげているコンセプチュアルな内容で、
そのクオリティーがめちゃくちゃ高い。
基本はピアノ中心だが、時折高まってくるアレンジも見事。
Mellow CandleやTudor Lodgeが好きな人は絶対に楽しめるので、
ブリティッシュ・フォーク好きの方は注目を。

The Unthanks:オフィシャル・サイト→こちら