2020年6月30日火曜日

Devendra Banhartの新曲。



70'sのルー・リード、ケヴィン・エアーズ、カエターノ・ヴェローソあたりの充実度を思わせるデヴェンドラ・バンハートの新曲。来月リリースのEPより。
昨年のアルバム『MA』のジャケが動画には出ているけど、収録はされてません。
アルバム録音には間に合わなかった曲らしく、追加EPという形になった模様。
歌後半にはビーチ・ボーイズ「Surfin USA」のフレーズが出てきたり、
自由を謳歌してますね。

2020年6月29日月曜日

Dovesの新曲。



英国マンチェスターのダヴズ、名前を久し振りに見たと思ったら、
11年振りに復活とのことで。
トニー・アレンのビートをサンプリングしているそう。
MVはCGアニメーション。どことなくC・ノーラン監督『インセプション』(2010)っぽい空想都市。誰かの脳内で永遠に複製されていそうな孤独感、閉塞感が出ている。
コロナ禍の影響もあるそうで、確かにそんな気分が伝わってくる映像だ。

2020年6月26日金曜日

プリンスのリイシュー、いよいよ本丸へ。『SIGN 'O' THE TIMES』!



ここ数日噂になってたが、遂に公式発表。
『サイン・オブ・ザ・タイムズ』のスーパー・デラックス・エディション。
詳しくは→amassさん

9月発売。CD&DVD9枚組で未発表曲満載。
未発表といっても本気で作っていたアルバム用なので(この当時お蔵入りアルバムが少なくとも3つある)クオリティは間違いない。
これは絶対にスルーできないお宝だろう。
国内盤、あんまり高価にならないよう祈りたい。

追記:無事国内盤ゲットして聴きまくってます。未発表音源をじっくり楽しんだ後に、本編Disc1、2に戻ると「感動が倍増」現象には参りました。
10代の頃の甘酸っぱい想い出が薄れてしまうのは難点だが、
もうこれは一生聴き続けろってことだな。

2020年6月24日水曜日

J.S.オンダラに注目。



ケニア出身の新人フォーク・シンガー、J.S.オンダラ。現在27歳。
昨年、アルバム『Tales of America』でデビュー。
これから知名度を上げていこうというタイミングで、見事ザ・ルミニアーズのツアー・サポートをゲット・・・したと思ったら新型コロナのパンデミックの影響ですべて中止に。
でも、ロックダウンにインスピレーションを受けて新曲を書き出したら止まらなくなって、
もう2ndが完成してしまったらしい。
タイトルは『Folk N' Roll, Vol 1: Tales of Isolation』で8月リリース。
アコギとハーモニカさえあれば、フォークシンガーはこれができる。
10分を超える「Ballad Of Nana Doline」(→こちら)、痺れるのでフォーク好きは是非。

因みに彼の音楽ルーツは90'sオルタナで、ボブ・ディランに衝撃を受けて今に至っているとのこと。男だけどトレイシー・チャップマンみたいな声でインパクト大ですな。

2020年6月22日月曜日

グリーン・ガートサイドの新曲。



スクリッティ・ポリッティのグリーンさんの新曲は、
アン・ブリッグスのカヴァー(原曲→こちら)。
少しエレポップ的な味付けをされたトラッドもの。
Rough Tradeから先週リリースされている。
カップリングの「Wishing well」も同じくアン・ブリッグス・カヴァー。
グリーンさん、パンクにはまる前はフェアポートとか聴いてるフォーク少年だったらしい。
初めて知ったよ。

2020年6月17日水曜日

Blitzen Trapperの新作。



10年振り(→過去記事)に取り上げるブリッツェン・トラッパー。
SUB POPから離れてからは触れる機会が少なくなったが、
久し振りに聴いたらやっぱり好きだな。
フォーク色はすっかり薄れて、ひねくれポップ度が上がっている。
先月発表された曲(→こちら)もレノン系な浮遊感あるコード進行で、ねじれまくり。
マニア心をくすぐります。
新作はYep Rocからで9月予定。
トラックリストの「Dead Billie Jean」という曲名が気になる。

2020年6月15日月曜日

頭につきつけるバナナガン。



豪メルボルンの5人組サイケ・バンド、Bananagun。
中心人物はトランペット、フルートまで演奏するギター/ヴォーカルのNick Van Bakel。
Bandcampのキャプションにはしょっちゅうムタンチスの名前が出てくるが、
まぁ確かに目標としているのは分かる。
「Mushroom Bomb(キノコ爆弾)」という曲名も確認できるデビュー・アルバムは、
もうすぐリリース予定。

2020年6月10日水曜日

ほんのちょっと加筆。



『牙に見えたよ、君のストロー』ページ、メモ欄に加筆。

僕の曲は冬に合うとよく言われるけど、今作は夏にも合います。
ということで季節はこれから。
サブスクで気に入ったら是非ともCD購入もよろしく!です。

2020年6月5日金曜日

プログレッシブなピアノトリオ。



アルメニア出身、現在32歳のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンの新曲。
ノンサッチから8月発売予定の9th(?)アルバムより。
メタル、フュージョン、エレクトロ、民族音楽を取り込みながらどんどん進化していってるようです。

この曲には必要なかったのかもしれませんが、
高速アドリブ・ソロが聴きたいという方は過去曲(2009年)へ。



後半の盛り上がりが粗野で強烈。まさしくジャズロックだ。
聴き比べると新曲の完成度の高さが分かるな。

2020年6月3日水曜日

アルゼンチンの才能、Banti。



南米アルゼンチン、コルドバ出身のアーティスト。
詳しくは→Musica TerraさんDisk Unionさんへ。
変拍子プログレ、南米フュージョン、ビートル遺伝子、
色んな要素が混在しつつ、爽やかにまとまっていて素敵です。
宣伝文には(ブラジル音楽の)ミナス系と書いてあるが、
確かに名盤『Clube Da Esquina』に近い雰囲気が少し出てます。

本国では2019年発表だが、世界初となる国内盤CDが最近出たそう。
Spotifyでも普通に聴けます。3曲目「Vuelve Amar」好きだなぁ。