▼
2019年6月28日金曜日
ブーツィー・コリンズのお宝音源。
JBと別れPファンク勢と合流する前に兄のキャットフィッシュと組んでいたバンドの未発表音源がリリースされるそうな。
上記曲はシングルでは発売されていたもの。
「スパイ大作戦」を拝借していてご機嫌なファンキー・チューンです。
基本スタイルはJB'sを踏襲してます。
それ以外にアルバム用に録音していたそうで、全9曲。
お宝ですな。
詳しくはRollin Stone誌サイトへ(→こちら)
2019年6月27日木曜日
これは来る。名盤がやって来る。
アラバマ・シェイクスのブリタニーさんの初ソロ音源がめちゃくちゃ良い。
4年前の『Sound & Color』が出た時もその飛躍っぷりに驚いたが、
今回はさらに進化をしている。
サイド・プロジェクトはどちらかというとオールド・ウェイブな方向性だったが、
まさかこういう形になるとは。
アルバム・タイトルは『Jaime』で、これはブリタニーさんの姉の名前だそうだ。
そのお姉さんは十代の時に癌で亡くなったらしい。
上の動画の写真は、その二人の幼少期のものだろう。
そういうパーソナルな内容だからソロ作となったのだろうが、
バンドの枠を取っ払ったこともあり、音作りがかなり攻めていて素晴らしいかぎり。
自由で、次に何が飛び出すか分からない感覚があり、スリリング。
この感じだとアルバム全体が凄いことになっていることは間違いない。
そして、この空気感、ディアンジェロの『Voodoo』を想起させるのだ。
9月のリリースが待ち遠しい!!
2019年6月26日水曜日
ローレンス・アラビア、脱力ダンディーポップ。
80'sポップな音像に脱力しつつも、要所でメロディー・センスが光っている。
Niche Musicで知ったニュージーランドの一人ユニット。
名前は『アラビアのロレンス』若しくはローレンス・オリヴィエをもじっているのだろうか。
この似非ダンディー感は絶対に狙っている。
ヴァン・ダイク・パークスが参加しているのも面白い(ネット上での交流から発展したらしい)。
bandcampで他の曲も容易に聴けるので、興味のある方はどうぞ。
2019年6月22日土曜日
SPOONの新曲。
誰でも簡単にサブスクでプレイリストを作れるこの時代にベスト・アルバム。
バンド的に区切りを付けたかったのか、ファンに意識付けをしたかったのか、
ともあれインディー・ロック・バンドとしては珍しい企画だ。
スプーンの21世紀以降の楽曲を集めたリリース。
1stやメジャーから出した2ndの楽曲は含まれない。
新曲のために買うかどうか悩ましい選択だが、国内盤は対訳つきで1490円(税抜)と安価です。
個人的には「シスター・ジャック」「ミステリー・ゾーン」あたりは入れて欲しかったが、まぁ、全ファンを納得させるのは難しいだろうな。
01. I Turn My Camera On (『Gimme Fiction』2005)
02. Do You (『They Want My Soul』2014)
03. Don't You Evah (『Ga Ga Ga Ga Ga』2007)
04. Inside Out (『They Want My Soul』2014)
05. The Way We Get By (『Kill the Moonlight』2002)
06. The Underdog (『Ga Ga Ga Ga Ga』2007)
07. Hot Thoughts (『Hot Thoughts』2017)
08. I Summon You (『Gimme Fiction』2005)
09. Rent I Pay (『They Want My Soul』2014)
10. You Got Yr Cherry Bomb (『Ga Ga Ga Ga Ga』2007)
11. Got Nuffin (『Transference』2010)
12. Everything Hits At Once (『Girls Can Tell』2001)
13. No Bullets Spent (new song)
2019年6月20日木曜日
兄弟バンド、Remo Drive。
米国ミネソタ出身の兄弟バンド、レモ・ドライヴ。
西海岸のエピタフと契約して先月出した2nd作からのPV。
元々はエモ系だったようだが、バイオを読んだら今回の制作前にキラーズ、アーケイド・ファイア、B・スプリングスティーンらのタイムレスなアルバムを探索した、と。
売れる気満々で、大変よろしい。
こういうバンドが売れたら僕も嬉しい。
例えばビリー・アイリッシュは「今この瞬間」の為に音楽に打ち込んでいる感じがするが、
彼らはそうじゃなくタイムレスな音楽を作り出したいという情熱を原動力にしているということか。
どちらも正しいと思う。
2019年6月18日火曜日
Julian Leal、初めて知った。
海外サイトDangerous Mindで紹介されていて知ったイリノイ州発のパワー・ポッパー。
上記曲は1985年の自主制作デビュー・アルバム、1曲目。
シンセの鳴りが時代を感じさせるが、曲自体はとてもいい。胸踊る。
同時代にキャンディというバンドがいたが(カイル・ヴィンセント、ウィークエンドでファンファン!)、あの系統に近いのかな。
で、この自主制作盤が今年に入ってからHoZac Recordsから再発されたようだ。
そして、ご本人のYouTubeチャンネルには山程楽曲がアップされている。
パワー・ポップ・マニアなら好きな曲が見つかるかも。
2019年6月14日金曜日
ビル・キャラハンは僕にとっての癒し系です。
出会いはドラッグ・シティの名作コンピ『Hey Drag City』(1994)。
SMOG時代から時を経る毎に、どんどん好き度が増していくビル・キャラハン。
この声に完全に変化した『Knock Knock』(1999)からは全部名作と言っても過言ではない。
気分が沈んだ時、何度癒やされたことか。
で、ダブ作などあったが、実質6年振りの新作が本日ついにリリースとなった。
待っただけあって全20曲だ(前作は8曲)。
今作はアコースティック・ベースが聞こえてくるのが新基軸か。
歌詞がすごく良い人なので、対訳つきの国内盤があればいいのだが、
今回はないようだ。残念。自分でちまちま訳してみるか。
Tinariwenの新曲。
激渋だが、相変わらずめちゃくちゃカッコイイな。
乾ききった手拍子ひとつにも魂が宿っていて最高だ。
9月に8thアルバムがリリースされるとのこと。
前作の流れを汲んだ素晴らしい作品になっている予感が。
楽しみに待っておこう。
ついでなので、↓で前作にも収録された(キーが違う)曲のライブも紹介。
デイヴィー・グレアム、リチャード・トンプソン、ジミー・ペイジといったギタリストが好きだったら絶対に必聴のバンド。僕も最初教えてもらった時は驚いた。
飛ばさず最後まで聴いて欲しい。
2019年6月13日木曜日
2019年6月11日火曜日
追悼 ドクター・ジョン
先日ドクター・ジョンが亡くなったということで、アップ。
デビュー作(1968年)の1曲目。大傑作カヴァー・アルバム『ガンボ』(1972年)とは違う、
禍々しい呪術的な雰囲気であるが、これもまた素晴らしい。
例えばスライの『暴動』のようにそのアルバムでしか味わえない「空気感」があって、
時々無性に聴きたくなるのだ。
合掌。
過去の記事→こちら
2019年6月8日土曜日
Fruit Bats、やっぱり良いな。
MERGEに移籍したフルーツ・バッツの今月リリース予定の新作より。
現在公開されている曲、どれもタイプが違うんだけど、それぞれに良い。
さすが。
僕は特に上記のフォーク・スタイル曲に感銘を受けた。
下手なぽっと出の新人とは全然レベルが違う、才能の器の違いを見せつけてくれます。
米国ブログ系メディアからは70'sレトロなんて言葉が出ているが、
それだけじゃない有機的な音楽のコク、芯を捉えた表現発露の正しさみたいなもんがぐっと来る。
エリック・D・ジョンソン、40越えて円熟味が増して来てるか。
前回の記事→こちら
2019年6月6日木曜日
COVEY、ぐっと来ます。
イギリス生まれ、現在はNYブルックリンで活動しているトム・フリーマンのプロジェクト。Coveyは「(鳥などの)群れ」という意味みたいだが、それを独りで名乗ってます。
Pasteの記事によると影響を受けたのはニュートラル・ミルク・ホテル、ザ・スミス、ニック・ドレイクとのこと。確かにそれらに通じるぐっと来る内省さがあります。
エモいフォーク・ロックが好きな人はきっと大好きでしょう。
上記曲は先月リリースされた最新2nd『Some Cats Live, Some Cats Die』の2曲目。
レコード、カセットは出てるみたいだけど、CD発売は確認できない。
2019年6月3日月曜日
TFCの新曲ではありません。
世の中にはプリファブ・スプラウトのそっくりさん「Sproutless」、
ウィーザーのそっくりさん「ZERWEE」が確信犯的に存在するが、
どうやらこの人達はその類ではないようだ。どう聴いてもティーンエイジだが…。
若干締まりがないか。
スランバーランド・レコーズの7inchシングル・シリーズで出される米国ベイエイリアのバンド。
好きな人にとっては抵抗できようがない音。
2019年6月2日日曜日
ロッキー・エリクソンが亡くなる。
元13thフロア・エレベーターズのロッキー・エリクソンが71歳で亡くなったそうで、追悼。
その昔トリビュート盤でR.E.Mが取り上げていた上記曲を。
俺はゾンビと歩いた
俺はゾンビと歩いた
俺はゾンビと歩いた、昨晩
という歌詞を、何度も何度も繰り返す歌。
もしかしてこれは自分ももう既にゾンビになってるんじゃないかなー、
と僕は想像してました。
きっと毎晩毎晩、他のゾンビと一緒に歩き回ってるだけの歌なんだ、と。
ご冥福をお祈りします。
2019年6月1日土曜日
タヒチ80がアコースティック作を?
タヒチ80が今秋アコースティック・アルバムを出すのか、上記動画がアップされている。
曲は2nd収録の「1000 Times」。なつかしい(→元曲)。
あの華麗なストリングスがないのは淋しいけど、ちょっとテンポを落としたこのヴァージョンも悪くない。
そして17年も経ってるのに、グザヴィエの歌声には変化なし。
基本的にリメイク、リワーク作品は嫌いだけど、これはちょっと期待してもいいのか?