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2017年12月31日日曜日
7.コックピットで怪気炎
僕の中の“ジミー・ペイジへの敬愛”が放出された、DGDGBDのアコギ・リフが連なるインスト。2015年作。曲展開は頭の中で作る。何度も脳内シミュレーションを経た上で、最終的にサンプラーとプロツールズで編集していく。タイトルはアイディアを書き留めているメモ・ファイルより引っ張り出した。深い詮索は無用です。特に意味はなくとも妙に曲調と馴染んでくる場合があって、その不思議をいつも楽しんでいる。
2017年12月26日火曜日
2017年12月21日木曜日
5.雪の結晶
メロディー自体は10年前にはあったけど、ちゃんと歌詞をのせたのは2015年。なんとなくだけど、東京では書けなかった歌詞。アコギはレギュラー・チューニング。普通は使わないようなコードを幾つか挟んでいる。メロトロンのサンプル音源を使い倒した今作、こういう白玉アレンジは元々すごく好きなので、やりがいがあった。ただし、心がけたのはシンプル・イズ・ベスト。やり過ぎないように。ビデオクリップは滋賀北部で積雪後に撮影。極寒だったのでリップシンクをささっと撮って退散、という適当な感じになってしまいました。ちなみに今回のアルバム・ジャケットはこのビデオ撮影の際に記録のために1枚だけ撮っていた写真を使った。クレジットは入れてないけど、その他ブックレットの写真はすべて徳永撮影です。カメラはα99と35mmの単焦点、そしてi-Phone6。
2017年12月19日火曜日
4.アイコンがいっぱい
今作は全曲打ち込みでリズムを作ったが、多くの曲でハイハットを抜いた。この曲もそうで、ズバリそこが聴き所。完全おまかせで弾いてもらった吉川君のベースともども、そのギリギリのタメを楽しんでもらえれば。ホーン類はほぼ自分の過去の音源から抜き出したサンプリング。音階もつけられるので、パズルのように組み立てた。そういやライターの土佐さんから「このアルバムは歌詞の繰り返しが多い」と指摘されたが、確かにそうで、意識はしてなかったが、多分打ち込みの反復と関係してるんだろうな。2013年作。
追記:
2017/12/20発売のミュージックマガジンにインタビュー載ります。
追記:
2017/12/20発売のミュージックマガジンにインタビュー載ります。
2017年12月16日土曜日
3.クロスカウンターズ
元々はチェルシーボロ用に書いた蔵出し曲で2001年作。その当時デモまで作ってメンバーに聴いてもらっていた。全然新曲じゃないっすね。アコギは2弦を1音下げてのEADGADで2capo。この歌詞でなんでこのタイトルなのか、今となってはもう思い出せません。でも、曲のフォルムと不思議と合致しているのでこのままに。全てを論理的に固めなくてもいいじゃないか、と思ってます。アコギがすごく良い音で録れたので、リード楽器はアコギ、と断言できる曲になってるな。
2017年12月14日木曜日
2.夢から醒めてこぶしを見る
2015年作。アコギはDADF#ADで1capo。これも昔のスケッチ録音から見つけ出され、自分内で換骨奪胎させた曲。調子のいい日はこういうスケッチをたくさん残しておくのが、自分の中では吉としている。1曲だけに掛かりきりになっていたら、その時間が逃げていってしまうので勿体無い。調子に乗ってあれこれと紡いでいたら、後で狙っても絶対に書けないようなフレーズが出てきたりしているので面白い。そして、こういうタイプの曲は、数ヶ月後、数年後にじわじわ力を出す。みなさまお楽しみに。演奏は完全にワンマン。間奏の変テコな音はギターで出してます。後奏部分は偶発的にできた変拍子。
2017年12月12日火曜日
1.理論値ブルース
発売から1週間。
友人から「全曲解説はいつやるの?」と言われたので今回もやってみることにします。
恒例になってしまったな。
期待している人が他にいるのか不安だが、いつも通り補足情報をメインに書いていこう。
今から少しずつ書くので遅筆になるかも。
1.理論値ブルース
2015年作。アコギのチューニングはDADGAE。数年前に録音して忘れていたギターリフを蘇生させ発展させた曲。演奏はこのニュアンスを出すのが激ムズ。普通のプロでも僕のようにうまく弾けないだろう(ただし僕は普通のプロのようには弾けない)。バックはAKAIのMPCとプロツールズの編集によるもの。ウッドベースをお願いしている砂山さんは旧スザクの人脈で紹介してもらった。耳とセンスが良いという評判通りで、3Take送ってもらってバッチリOKでした。
友人から「全曲解説はいつやるの?」と言われたので今回もやってみることにします。
恒例になってしまったな。
期待している人が他にいるのか不安だが、いつも通り補足情報をメインに書いていこう。
今から少しずつ書くので遅筆になるかも。
1.理論値ブルース
2015年作。アコギのチューニングはDADGAE。数年前に録音して忘れていたギターリフを蘇生させ発展させた曲。演奏はこのニュアンスを出すのが激ムズ。普通のプロでも僕のようにうまく弾けないだろう(ただし僕は普通のプロのようには弾けない)。バックはAKAIのMPCとプロツールズの編集によるもの。ウッドベースをお願いしている砂山さんは旧スザクの人脈で紹介してもらった。耳とセンスが良いという評判通りで、3Take送ってもらってバッチリOKでした。
2017年12月5日火曜日
本日発売!
本日、ニュー・アルバム『信じるに値しない男』のフィジカル・リリース日です。
みなさま、お待たせしました。
やっとここまで辿り着けました。
毎回長い道のりだが、今回も長かった。
今回のはここ数作続いていたバンド録音とは違うベッドルーム作品。
特設ページの長文にも書いたけど、
ミックスまでやっているので「個」がよく出たアルバムになってると思います。
現在のトレンドから距離を取りつつ、というか他の誰からも距離を置いたこの感じ、
を肌で感じてもらえればいいかな、と。
制作中に思ったのが、機材やプラグインは金さえかければ誰でも導入できる。
でも、そこに依存するとみんな似た音になっていく。
個々の才能をそういったものでコーティングするのは勿体無いのではないか、と。
発火点が一番大事。
そう思いながら録音&ミックスしてました。
気に入ってくれるかな。
ぜひ!
今月発売のミュージック・マガジンにレビュー&広告載ってます。
そして、次号には記事も載る予定です。
2017年12月2日土曜日
2017.12.1(金)at六本木VARIT<DECEMBER'S CHILDREN EXTRA>
出演:沖ちづる、徳永憲
2年9ヶ月ぶり。重い腰を上げての弾き語りライブ。
呼んでくれたのはMoving Onさんで、前回と同じく沖さんとご一緒に。
色々気にかけてもらってありがたいです。
20年近く経ってもデビュー時の人脈で物事がこうやって動いていることに感慨を抱く。
なつかしい人にも沢山出会えて楽しかったな。
お客さんも一通り埋まって良かった。
後で聞いたらCDが「マジか!?」と驚くほど売れてました。
みなさんありがとう。どこかで聴いてもらえてると思うと嬉しいです。
新作もじっくり聴いてやってください。
セットリスト、記しておきます。
12は新作からで初披露。アンコール2曲目は沖ちづるとのセッション。
自分の曲をデュエット形式で歌うのは初めてで、めちゃくちゃ貴重な体験だった。
アイディアを出してくれた沖さんに感謝したい。
SETLIST
1.アンサンブルー
2.お先に失礼
3.気にしないで
4.コートを召しませ
5.メタルが好きだ
6.君ははぐれている
7.肩車の思い出がまた肩車をつくる
8.悲しみの君臨
9.ただ可憐なもの
10.暖かなもの
11.魂を救うだろう
12.クロスカウンターズ
13.7(セブン)
アンコール
・本屋の少女に
・いつまでも生きていたい(with 沖ちづる)
追記:ライブレポート出ました→BARKS