カルヴィン・ジョンソン率いるビート・ハプニング。
30周年でリマスター・ベスト、ということなんだが、
そういう謳い文句が似合わないこと甚だしい。
ヘロヘロのローファイ・ポップの元祖です。
曲順は時系列だし、『ジャンボリー』の冒頭3曲がそのまま収録されていたり、
と入門編として親切な作りだと思います。
しかし、初めて聴く人は初期の下手くそっぷりに腰を抜かすかもしれません。
なんで録り直さなかったのかと思うに違いありません。
でも、これが紛うことなきベスト・テイクなのです。
解せないなら、ベスト・ハプニングと考えよう。
「Bad Seeds」のイントロ(→
こちら)とか絶妙でしょ。