英国トラッド・フォーク界のレジェンド、スティーライ・スパンが1971年に世に出した名盤で、
『Please See The King』というタイトルのものがある。
ブックレットに書いてあったその名前の由来が好きだ。
元になった楽曲は上に貼り付けた「The King」。
無伴奏のウェールズの伝承歌で、「キング」とはその土地で冬を象徴する小鳥ミソサザイ(→
日本野鳥の会)のことである。
クリスマスを終えた12日後、宗教行事でミソサザイは捕まえられ殺される。
長い冬を終わらせるために。
死んだミソサザイは、花飾りの着いた木箱に入れられ、各家を回る。
その際、玄関先でお布施として金品を要求されたという。
その合い言葉が『Please See The King(王を見てやって下さい)』。
今年もよろしくお願いいたします。
(インフルエンザからは順調に快復しています)